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八神マキノ「甘いわね。けど、ほろ苦い」
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P「要するに美味いんだろ」
マキノ「味覚から理解して分類しただけよ。それが私にとって美味なのかそうでないのかは、まだ分からないでしょう?」
P「マキノはこういうの好きだから間違いない。それに、甘すぎるとも苦すぎるとも言ってないからな。お前は否定的なものには必ずネガティブな表現を入れる。前提として、まず初めにそれを客観的に評価した後ってのがあるんだが、お前はいまわざと最初に美味いと言わなかったんだ」
マキノ「貴方がそうやって捲し立てて喋るのは論理的に穴がある時ね」
P「お前がそうやって話題をずらそうとする時は図星の時だな」
マキノ「…………」
P「…………」
マキノ「……ふふ、今日は私の負けよ。美味しいわ、このウィスキーボンボン」
P「だろぉ? 俺も一粒っと」
マキノ「本当なら悔しく思うんでしょうけど……なぜかしら、嬉しいという気持ちもある」
P「なに、いきなり」
マキノ「なんとなく、ね。普段の貴方がいつもこれくらい思慮深く賢明ならって」
P「遠回しに馬鹿って言うのやめろ。傷つくから」
マキノ「ふふ……そうね。馬鹿よ、プロデューサーは」
P「そんなプロデューサーが担当で残念か?」
マキノ「いいえ。知っての通り、私は可能な限り情報を集積して解析しないとすまないタチなの」
P「それで解析から予測した行動や言動を取らない俺が不思議でしょうがないと」
マキノ「……」
P「どうしたよ」
マキノ「まさに、そういう所よね。どうして今、プロデューサーが私の言わんとすることが理解できたのか……時々貴方は恐ろしいほど聡明になる。普段は道化に甘んじてるみたいだと、疑惑の目を向けざるを得ない」
P「……担当アイドルのことだからなぁ」
マキノ「私を分かったつもり?」
P「いや全部は分からんでしょ。つーか分かるつもりないし」
マキノ「どうして?」
P「不快だろ。自分のことを隅々まで理解されたら」
マキノ「そうかしら? 私は知って欲しいと思うわ。私を相手取ってそんな事が可能なら――っ」
P「ほら、な」
マキノ「…………」
P「俺が今、お前の眼鏡を取ろうとしたらお前は避けた。つまりそういう事だ」
マキノ「段階、というものがあるでしょう。それに今のは、単に驚いてしまっただけよ」スッ
P「お前…………」
マキノ「そんなに驚くなんて……ふふ、実は想定内よ。そうね、この際正直に白状してしまうと、私は貴方の前で眼鏡を外せるくらいには気を許してるの」
P「…………」サワッ
マキノ「っ…………」
P「髪に触れるだけの信頼も勝ち得ていると」
マキノ「ええ。躊躇い無しに近づいてくるのは、意外だったけれど……ああいえ、分かっていたはずだわ」
P「ありがとう、よく分かった。俺は担当として誇れるくらいにはマキノをわかってるらしい。満足したよ」
マキノ「…………」
P「どうした、顔が近いんじゃないか? もういいだろ」
マキノ「今は眼鏡を外しているからこうしないと貴方がよく見えないの」
P「酒気にやられたな。水を注いで来てやる」
マキノ「いい機会だと思わない? お互いが、どこまで相手の事を理解して、許して、委ねているのか。それを測るのに」
P「お前は倫理には寛容だな」
マキノ「貴方も私も外見や年齢から見れば立派な大人よ。お互いの為に、この場で不要な一般的価値観と曖昧な常識は捨て置くべきだと思うわ」
P「そうか……そうだな」
マキノ「さあ、これから何が起きるのかしら。何をするのかしら。何を求められるのかしら……楽しみよ、予測できなくて」
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最高
続け
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毎コンマ立てろ
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毎秒立てろ
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syamuさんかと思った
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天才かよ
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八神は真夜中にイキイキする
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マキノンスレええぞ!ええぞ!
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スレタイでだいじっこを連想してしまった
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マキノさん引いたばっかりの僕にビンビン来ますよ!
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素晴らしい
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いいゾ〜これ
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マキノは下手したら奏や志希より気難しいからいかんともし難い
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出たわね
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マキノねえねかと
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そもそも本来は女の子の語尾である「わね」を見て
女口調のオッサンを先にイメージするのは控え目に言って異常だ
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そもそも女口調使ってるのもう今じゃ70代以上くらいしか使ってないような
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男色ディーノも使ってる
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この前浦沢直樹がNHKの番組でヤワラの時声優に「だわ」と言うのが恥ずかしいと言われたと言ってましたね
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AILEくんなんで落とさないの?(困惑)
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>>20
好みなんでしょ(適当)
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