■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

でもお前ら大宮勇に手コキされながら

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 02:26:38 0ENSBgCo
射精するのを必死に我慢してるところに「あら? もう出ちゃうの……早漏ね」なんて囁かれたら
ドでかい一発かますでしょ?


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 02:34:09 EWHmUjAs
当たり前だよなぁ?


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 02:35:25 4WdOKCTM
なんで我慢する必要なんてあるんですか(正論)


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 02:36:32 v40AXj02
勇ねぇすき甘えたいけど甘えさせてくれない姉すき


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 02:42:00 0ENSBgCo
勇「あら? もう勃ってるの?」
勇「ギンギンねぇ……もう。触っただけで汁出さないでったら」
勇「まだ本番はこれからでしょ?」

勇「今日は三分間、我慢してね?」
勇「その前にイッちゃったら……お仕置きだから」
勇「何をするのかって? ふふっ、内緒」


ヌッ!


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 03:45:08 0ENSBgCo
勇「……手だけじゃ満足しなくなってきたのかしら」
勇「最近、何だか欲求不満な気がするわね……どうする?」
勇「口? 足? いつも耐えてるご褒美に、どっちか選ばせてあげるわ」

勇「……足がいいの? ふーん」
勇「何か、って? いや、Mなのねぇ、って思って……」
勇「ふふっ、ごめんなさい。イジワル言い過ぎたわね」

勇「どうする? ソックスは履いたままがいい?」
勇「それとも素足? ……どっちでもいいの?」
勇「それじゃ……履いたまましちゃおっかな」
勇「あっ。汚れるでしょうから、洗濯させてね」
勇「うちの妹たちにバレたら面倒だし……」


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 03:55:46 v40AXj02
ヌッ!


8 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 03:59:33 0ENSBgCo
勇「……ん」
勇「何だか、これ……足が変な感じね」
勇「あなたより私の方が興奮してるかも……」
勇「あっ、やば……顔が火照ってきちゃった」
勇「あなたのせいよ、もう」

勇「……も、もう、出るの?」
勇「そ、それじゃ、特別……もう、出していいわ」
勇「こ、このままじゃ私の方がおかしく、なっちゃいそう、だから……」

勇「……んっ!」
勇「……ベタベタするわね」
勇「なにこの感じ……凄い変な気分」

勇「洗濯、してくれるわよね?」
勇「それじゃ、ついでにシャワーでも浴びてこようかしら」
勇「……一緒に入る? ふふっ」

勇「――本番はお預け。ね?」


9 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:10:11 0ENSBgCo
勇「……どうしたの? チラチラ見て」
勇「私が身体洗ってるの、そんな興奮する?」
勇「まぁ、一応モデルだし体型には気を遣ってるけど……そんなにエッチかしら?」
勇「あっ。あなたがエッチなのね。どれだけ欲求不満なのかしら」

勇「……どうする? また手でしてあげましょうか?」
勇「ふふっ、冗談よ。もう、私も疲れちゃったし」
勇「ね? 湯船、空けてくれる? 私も一緒に入りたいから」

勇「……気持ちいいわね」
勇「ああいうのをした後に入るお風呂は格別ね。たまらないわ」
勇「……あなたのはいつも大きくなってるけど、性欲たまりすぎじゃない?」
勇「えいっ」ツンッ
勇「ふふっ、ピクッてなったわ。かわいい」クスクス


10 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:26:34 0ENSBgCo
勇「……本番?」
勇「ダメなのよ、本番は。ほら、一回しちゃうと歩き方とかでバレちゃうわけ」
勇「実際、そうして仕事を落としていった人たちもいたの。だから、お預け」

勇「……でも、それじゃいつまでも出来ないわよね」
勇「うーん、困ったわ。何か手はないかしら」
勇「……あなたの隣、空けといてくれる?」
勇「そうしたら、いつか私がモデルを引退したら、思い切り出来そうだし」

勇「ね? 考えておいてね?」
勇「……今すぐにしたい? もう」

勇「それは、私も同じに決まってるじゃない――」


11 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:33:11 zGubcvro
ヌヌヌッ!


12 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:40:22 0ENSBgCo
勇「ただいまー」
忍「お帰りなさい、お姉ちゃん!」
アリス「イサミ、お帰り!」
勇「ありがと、二人とも」

忍「……あれ? お姉ちゃん、お風呂入ってきたんですか?」
アリス「あっ、ホントだ。いい匂い」
勇「ま、まぁね。たまには温泉もいいかなって」
忍「温泉ですか……いいですねぇ」

勇「それじゃ私、部屋に行くわね」
勇「しばらく入らないでくれると嬉しいわ」
アリス「あっ、うん! 分かったよ!」
勇「ふふっ、アリスはいい子ね」

――

勇「……はぁ」
勇「まだまだ私はごまかすのがヘタね……どう思う?」
勇「え? バレたらバレたでいいって……あ、あなたね」
勇「私たちの関係は内緒なんだから。バレたら週刊誌とかにすっぱ抜かれちゃうわよ」
勇「そうしたら、もう……付き合えないのよ?」

勇「……ごめんなさい。暗い話になっちゃったわね」
勇「それじゃまた明日、学校で。バイバイ」ピッ

勇「……」
勇(やば、変な気分になってきちゃった……)
勇(あーあ、私も――)

勇「あのヘンタイさんに当てられてるのかしらね……」クチュッ


13 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:44:56 0ENSBgCo
ネタが尽きた気がする……
深夜にこんな変態なもの書いてたら(煩悩面で)頭おかしなるで


14 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:49:05 i5TfD4z6
>>13
乙シャス!
深夜に神スレに出会えた事に感謝


15 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 04:57:03 0ENSBgCo
勇「……」
湊(←勇の友人)「勇? どうかしたの?」
勇「ああ、湊。いや、何でもないわ」
湊「ふーん……そういえば、また表紙飾ってたね。やっぱ凄い」
勇「まぁ、一応トップモデル目指してるしね」
湊「……何かその割には暗くない?」
勇「そ、そんなこと――」

湊「あっ、おはよー」
勇「……!」
湊「あっ。勇が表紙のヤツ、買ったんだ。いいよねー」
勇「……お、おはよう」
勇「もうすぐ授業、始まっちゃうわよ? 早く席に行ったほうがいいんじゃない?」
湊「えー? 勇、何かノリ悪くない?」
勇「そんなことないわよ。ほら、先生も来るし。ね?」

湊「……勇、あの男子に妙に冷たくない?」
勇「そ、そんなこと……ないわよ」
湊「ふーん……?」
勇「……」

勇(――まずいわね)
勇(昨日のこととか思い出すと、顔が真っ赤になるのが堪えきれなそうで危なかった……)
勇(はぁ……学校じゃ近づかないように、ってルールを決めたのが私だとはいえ)

勇「これじゃ、色々キツいわね……」ボソッ
教師「大宮? 何かあったのか?」
勇「い、いや。なんでもない、です……」
勇(声に出てた……!)カァァ


16 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 05:02:23 0ENSBgCo
勇「……はぁ」
勇(中庭も屋上も、カップルばっかり……)
勇(イチャイチャして羨ましいわ、ホント……)

湊「カップル多いね―……羨ましー」
勇「そ、そうね」
湊「勇、絶対モテそうなのに何で彼氏とかいないんだろね?」
勇「まあ、告白されたことはあるけど断っちゃうのよねぇ……」
湊「さすが理想が高いね!」
勇「そ、そうなのかしら……」

勇「……!」
勇(やば……目の前に彼が……)
勇(というか、何で女子と一緒に歩いてるのよ……フクザツじゃない)
湊「……あれもカップルかなぁ」
勇「そ、それはないんじゃないかしら」
湊「え? 勇、何だか焦ってない?」
勇「そ、そんなことないわよ」
湊「ふーん……?」
勇(……ごまかしきれてるのか心配になってきたわね)


17 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 05:14:25 0ENSBgCo

――

勇「……ねぇ。今日、昼休みに一緒に歩いてた女子、誰なの?」
勇「同じ委員会の子? ふーん……」
勇「可愛かったわねー。身長も低めだし、あなたとお似合いっぽく見えたわ」
勇「羨ましいわね」

勇「……べ、別にヤキモチなんて焼いてないわよ」
勇「た、ただ。寂しくなっちゃっただけ」
勇「学校で大っぴらに付き合えてるカップルが羨ましいだけよ……」

勇「……っ!?」
勇「い、いきなりキスしないでよ……もう」
勇「……押し倒してもいいか? い、いちいち聞かないでよ、もう」

勇「……い、いい? 本番はなしだからね?」
勇「あくまで、その……ぜ、前戯まで、だから」
勇「い、言ってるそばから服を脱がせないでよ! もう……」

勇「――ね?」
勇「私も……あなたの服、脱がせてもいい?」


18 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 05:46:57 03iAka9o
いいゾ〜これ


19 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 06:04:15 0ENSBgCo
勇「……い、一応、下着には気を遣ってるけど」
勇「ど、どう? ……可愛い? あ、ありがと」
勇「黒が似合うって言われると、何だかフクザツね……ほら。何だかSっぽいじゃない」
勇「……わかってるわよ。『だってSじゃん』とか言いたいんでしょ?」

勇「……んっ」
勇「い、いきなり胸は……あっ……ちょっとキツイ、わよ?」
勇「何で、男子って……みんな、胸が好き、なの?」
勇「そうじゃない男子もいる、って……ホントかしら」
勇「あなたを見てると……ひぅっ……そうは思えないんだけど」

勇「んんっ!」
勇「……イクのが早い? あ、あなたには言われたくないわよ」
勇「早漏じゃないの。今日も早漏治療してあげましょうか?」
勇「え? その前に……下を弄りたい?」
勇「……」

勇「い、いいわよ」
勇「た、ただし! その……ゆ、指を突っ込んで膜を破ったりしないように」
勇「そうしたらもう……私たちも終わりなんだから」

勇「――優しくする?」
勇「……ありがと」


20 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 07:53:48 N6utuHtU
ヌッ!(一番搾り)


21 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 08:17:38 0ENSBgCo
勇「……んっ」
勇「ど、どうして……あっ……弱いとこ、触って」
勇「ひぅっ……だ、ダメ……もう」

勇「んんっ!」
勇「……」
勇「……早漏なのはお互い様? あなた気にしてたの?」
勇「あ、あなたがイジワルだから悪いのよ。もう」

勇「……凄く大きくなってるわね」
勇「や、やっぱり入れたいの? ……聞くまでもないかもね」
勇「でも、ダメよ? そういうのはお預け」
勇「あなたの家に来るのだって気を遣うんだから……誰かにバレたらそれだけで大事よ」

勇「――この辺りに週刊誌の人とかいないかしら」
勇「まあ、大丈夫だと思うけどね。一応」
勇「……悲しいわね」

勇「もしもバレたら面白おかしく書き立てられて」
勇「あなたと一緒にいることなんて――」

勇「……!」
勇「い、いきなり撫でないでよ。もう」
勇「あ、あと、いきなりギュッてするのもダメ。恥ずかしいじゃない……」
勇「――でも」

勇「ありがとね」ニコッ

勇「さて、と。それじゃ……早漏矯正してあげましょうか」
勇「今日は疲れちゃったから手でするわね。……ホントは口がいい?」
勇「もう。口でしたら性病のリスクが上がるのよ?」
勇「うろ覚えだけど……でも、まぁ」

勇「――あなたとなら、構わないかもね」クスッ


22 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 08:43:42 L/vzd8sc
んほおおおお


23 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 09:12:56 0ENSBgCo
何となく書き綴っていたら続いていました
勇姉がエロいのが悪い
次書いたらきっと陽子とかも登場する、かも


24 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 09:36:04 03iAka9o
やりますねぇ!


25 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 13:16:35 gTWMkvO6
ああ^〜


26 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 13:24:46 UX8/AEFs
あんなどこか気怠げながらも攻めっ気のある声でこんなこと言われてシゴかれたら我慢できないんだよなあ…


27 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/18(土) 16:32:27 Jiju/PUA
^〜


28 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 01:08:46 6nFH5cN2
勇「……あー、撮影疲れた」
勇「麦茶、くれる? ふふっ、ありがと」
勇「あっ、料理するの? 手伝おっか?」
勇「……え、えっと。卵くらいは割れるわよ? 一応」
勇「目玉焼き焦がすレベルだけど……知ってる? そ、そうよね」

勇「女子力、って何なのかしら……」
勇「あなたみたいに料理が出来る方が珍しいと思うわ」
勇「それじゃ、私は味見係ってことで」

勇「あっ。出来たの? それじゃ、あーん……っと」
勇「……あのね。私、実はちょっぴり欲求不満なの」
勇「撮影疲れて、色んなこと考えてたんだけど……その中にあなたもいたりしたのよ」
勇「と、いうわけで」

勇「それ――口移しでくれない?」

勇「なーんて。冗談よ、じょうだ……って、本気?」
勇「……」
勇「わ、私から言ったことだし、しょうがないわね。うん」
勇「そ、それじゃ」

勇「キス、して――」

勇「……」カァァ
勇「どうだった? って……あ、味なんて分からなかったわよ」
勇「今度は普通に食べさせて……ごめんなさい」
勇「はぁ……あなたをからかって遊べなくなっちゃって寂しいわ」


29 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:03:04 4W1x5.7k
玉も竿もでけぇなお前(褒めて伸ばす)


30 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:05:39 6nFH5cN2
勇「でもまぁ、お布団の上なら私の勝ちよね」
勇「どうしたの? そんなに顔赤くしちゃって……出すの我慢してるの?」
勇「ふふっ、可愛い……」クスッ

勇「……ね? 私ね、今日湊と一緒にクレープ食べたの」
勇「それと差し入れで、マカロンとかも食べちゃって……それで」

勇「さっき、あなたの料理食べたの。この意味、分かる?」

勇「……あと三十秒耐えられたら」
勇「特別に……口でしてあげても、いいわよ?」
勇「甘い気分になれるかも、なんてね」

勇「……ん。よく我慢できました」
勇「すごいわ、ビクビクしててもう限界そう……一回、出しちゃう?」
勇「え? 我慢する? ……ふふっ、それじゃ」

勇「――いただきます」クスッ


31 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:16:54 L.SrM0ns
もう始まってる!


32 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:18:48 6nFH5cN2
勇「……んっ」
勇(変な味……)クチュクチュ
勇(イカ臭い? っていうのかしら……でも)

勇(彼のものだと思うと……)
勇(何だか……頭がポーッとしちゃう、ような)クチュクチュ

勇「……ひゃっ!?」
勇「も、もう出ちゃったの? ……って、ずっと我慢してたし、しょうがないわよね」

勇「どう? 甘かった?」
勇「私はおいしかったわよ? ……い、言ってて恥ずかしくなるけど」カァァ
勇「あーあ。口の中、あなたのでいっぱい。……ね?」

勇「口移し、してもいい?」
勇「さっきのお返し、ってことで……ダメ、かしら?」モジモジ
勇「……おかしいわね」

勇「――あなたといると、私が私じゃなくなっちゃうみたい」クスッ


33 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:30:20 6nFH5cN2
勇「……あのね」
勇「今日、家族も居候の子も、みんな留守にするの」
勇「泊まっていっても、いい?」
勇「明日、休みだし……どう、かしら?」

勇「……いい? ふふっ、ありがと」
勇「それじゃお風呂入って、寝る準備しないとね」
勇「……一緒に入る? って、聞くまでもなさそうね」
勇「二回戦、してもいいけど……あなたがもつかしら?」クスッ

――

勇「それじゃ、おやすみ」
勇「ベッドに二人でちょうどいいわね……嬉しい」
勇「なかなか泊まる機会、ないものね」

勇「――えいっ」
勇「ふふっ、たまには私から隙アリってしてみたかったの」
勇「どう? ほっぺたにキスって……気持ちいい?」

勇「……」
勇「何となく、あなたが考えてること、分かる気がするわ」
勇「……本番、したいんでしょ?」

勇「何で分かるのかって? ……私も同じだから」
勇「ずっとあなたと一緒にいたいし、こうして一緒に時間を過ごしてると――」

勇「あなたのことが好きでたまらなくなっちゃうから」
勇「離れたくなくて、ね……どうしても」

勇「……もう。だからいきなり、ギュッてするのはダメよ?」
勇「まぁ、乗っかっちゃってる私も私だけど……」
勇「――ね?」

勇「ずっと、こうしていましょうね。約束よ?」
勇「え? 約束する必要もない? ……もう、あなたったら」


34 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 02:31:10 6nFH5cN2
多分、一旦ここまでかと
オチが見えずに困ってます
(ドロドロになったりとかは)ないです
幸せなオチを模索していきたいです


35 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 04:03:32 KDUtnIdU
あぁ^〜
もっと続けて、どうぞ


36 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 19:43:03 2EMLCWno
これも一種の射精管理か


37 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 19:47:30 oRtnu0pg
こんなエロいお姉ちゃんと毎日エッチできる鬼畜こけしが羨ましい


38 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 23:08:17 6nFH5cN2

――

勇「……ん」
勇「朝、ね……起きなきゃ」
勇「ほら。早く起きて?」
勇「一応、余裕は見込んでるけど早目に帰らないとマズいんだから……」
勇「もうっ。早く起きないと」

勇「――朝から大きくしてる、そこを弄るわよ?」

勇「……あら? 返事なし?」
勇「いや。目は覚めてるわね。なに、朝からしてほしいの?」
勇「え、えぇ……冗談だったのに」

勇「い、一度言った手前、するわよ」カァァ
勇「どうせ、そうしないと……朝ご飯作ってくれないんでしょ?」
勇「……はぁ」

勇「どうして……あなたみたいなヘンタイな人を好きになったのかしらね?」クスッ


39 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 23:09:13 6nFH5cN2
勇「……ふっ」
勇「もう。まだ、息を吹きかけただけじゃない」
勇「それなのに……もう、汁がたっぷり出てるわね」
勇「わ、私まで変な気分になってきたじゃないの……」クチュッ

勇「……あ、朝は口が汚いのよ? 知ってた?」
勇「この前、バラエティで見たの。だから」
勇「手で、ね? 衛生的でしょ?」

勇「わ、わかったわよ。ホントの理由言うから」
勇「も、もし。口でなんてして、その……」

勇「嵌まり込んじゃって、時間が掛かったら……家族にバレちゃうかもしれないから」
勇「だから――」モジモジ


40 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/19(日) 23:10:13 6nFH5cN2
勇「……!」
勇「い、言ったそばからキスしないでよ。もうっ」
勇「え? 舌入れてないからセーフ? ……あ、あのねぇ」

勇「――もう、いいわ」
勇「ゆっくり、あなたのそれ……弄り倒してあげちゃうから」
勇「覚悟してね?」クスッ

――

勇「……」
勇「あ、あのね……ど、どうして、私の胸まで弄るの?」
勇「え? 朝からたってたのはどっちも同じ? な、なに言ってるのよ……」
勇「……ああ、そうよ。興奮してたの。悪い?」
勇「もうっ……んっ……だ、だから」ビクッ

勇「さっきの言葉……ひぅっ……取り消す、から」
勇「あっ……優しく、して、ね?」


41 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 01:47:45 g8f6C5CI
勇「……」チュンチュン
勇「…………どうしよう」
勇「もうお昼じゃない! どれだけ朝からお盛んなの?」
勇「本番抜きでここまでする、って……わ、私たち一体、どうしちゃったのかしら?」

勇「……だ、大丈夫なはずよ」
勇「まだ、お母さんも忍もアリスも帰ってないはず、だから」
勇「一応、友達の家に泊まるとしか言ってないから大丈夫だと思うけど……うちの親、あんまり干渉してくる方でもないし」

勇「――でも」
勇「いい? とりあえず……家までは付いてきちゃダメよ?」
勇「私がシャワーでにおいとか落としたら、私が帰るのを見送って? それだけでいいから」
勇「ん、ありがと。それじゃ私、シャワー入ってくるわね――」

――

勇「……」
勇「…………な、何で私たち、シャワーでもしてるのかしら?」
勇「お昼過ぎて夕方じゃない! 早く帰らなきゃ!」
勇「いい? 今度こそ見送ってね?」
勇「……わ、分かってるわよ。あなたにばかり当たってズルいわよね」

勇「――怖いの」ギュッ
勇「どこかで、別れることになっちゃうなんてこと思うと……」

勇「……大丈夫?」
勇「ふふっ、ありがと。根拠はないけど、あなたが言ってくれると安心するわ」
勇「さて、と――」

勇「それじゃ、帰るわね」
勇「大丈夫。夜になるまでみんな帰ってこないから、急いで帰れば……」
勇「……」ジーッ

勇「――また、学校でね」ニコッ


42 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 01:48:35 g8f6C5CI

――

勇「……」
湊「おはよー」
勇「お、おはよう……」
湊「勇、凄い疲れてない? 目の下にクマ出来ちゃってる気がするんだけど……」
勇「べ、別に、何かしてたってわけじゃ!」
湊「え?」
勇「……べ、勉強してたの。遅れを取り戻さないとダメだしね」
湊「あ、そっか。モデルとかで時々、早退しちゃうもんね」
勇「そ、そうなのよ……あはは」

勇(……危なかった)
勇(昨日、帰ってから……彼のことを考えてずっとしてたなんて、言えっこない、のに)クチュッ
勇(とにかく眠いし、恥ずかしいし……な、何だかネットリしてる気がするし)カァァ

湊「あっ、おはよー」
勇「!?」
湊「……何か眠そうだね? 何かあったの?」
勇「そ、そろそろ先生来るわよ! ほら、席に行きましょう?」
湊「……勇、ホントに彼に厳しいよね」
勇(まずい……まともに顔を見れない)カァァ
勇(向こうも顔逸らしてるし……ああ、私たちやっぱり)

勇「似た者同士、なのかしら……」ボソッ
教師「大宮ー? 何か言ったか?」
勇「い、いえ! なんでもない、です……」


43 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 01:49:09 g8f6C5CI
多分、一旦ここまで
二人は幸せな前戯をしまくって終了

本番要素はあるかどうか未確認です


44 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 01:51:59 WT.EEHSg
もっとつん成分強くてもよかった(わがまま)


45 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 02:03:49 g8f6C5CI
>>44
普段、学校ではツンツンしてる描写考えてます
どうしても二人きりだとイチャイチャになりがちですね…不思議ですねー…


46 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 02:20:18 RwC9zfTs
いいゾ〜これ


47 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 11:38:55 g8f6C5CI
勇「……ケホッ」
湊「あ、風邪?」
勇「い、いや? 違うけど……」

湊「あ。咳してるね」
勇「……そうね」
湊「男子でも風邪、流行ってるのかな?」
勇「さ、さあ? 関係ないし」
湊「……勇、モデル目指すなら男子のことも考えようよ」
勇「い、いや。別に嫌いとかそういうわけじゃ……」
湊「ふーん……」
勇「……」

ーー

勇「あなたのせいで、私が男子嫌いってことになってるじゃない……」
勇「これじゃ、モデル活動にも支障が……あっ、このシチュー美味しいわね。お代わりもらえる?」
勇「太るぞ、って……ごめんなさい。怒ってる?」

勇「はあ……別に勘違いされたままなのはいいけど」
勇「ほら。言い寄ってくる男子も減る、というか最近はゼロだし。おかげで」
勇「言い寄られたら断るの大変だものね」

勇「……もう。笑わないでよ」
勇「こっちは真剣なんだから。……そういえば風邪、大丈夫?」
勇「心配なのに近寄れなくてごめんね。だから」

勇「そのお詫びに」
勇「今日は……好きな方、選んでいいから」

勇「……足? もう」
勇「またソックスが汚れちゃうじゃない。舐めとってくれる?」
勇「……ご、ごめんなさい。冗談よ」カァァ


48 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 11:47:15 hRfEoY6U
もう始まってる!


49 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/20(月) 11:54:46 ZwA87oac
ヌッ!


50 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:01:56 IaLLHbq2
勇「……ん」
勇「もう、おっきくしてる……どれだけ興奮してるの?」
勇「というか、足で触ってても熱いんだけど……ホントに風邪とかじゃないの?」
勇「……大丈夫? 分かったわ」
勇「信じるわよ。だって――」

勇「学校じゃ、みんなに『嘘』ばっかりついてるものね」クスッ

勇「……えいっ」ピトッ
勇「こうやって足の指の間でまさぐるの……が……いい、んでしょ?」
勇「私も……んっ……気持ち、いい、から」
勇「すごい……ネットリ、してる」ピクッ

勇「……ガマン、してるの?」
勇「ふふっ……頑張って……ね」
勇「どれだけ……ひぅっ……耐えられる、かし、ら?」

勇「……んっ!」
勇「……いっぱい、出たわね」
勇「あーあ。もう……ソックスだけじゃなくて、スカートにまで届いたじゃない」
勇「後で洗濯、しなきゃ……」


51 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:02:48 IWMCnJPo
もう始まってる!


52 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:05:16 IaLLHbq2
勇「……え? 何で今、脱がないのかって?」
勇「……な、内緒っ」プイッ
勇「あ、あなたには関係な――きゃっ!?」

勇「い、いきなり押し倒さないでよ……もう」
勇「……ああ、もう。そうよ。下着の中、グチョグチョなの」
勇「脱いだら……い、糸、引いちゃうくらい」カァァ
勇「だ、だから――」

勇「恥ずかしい、から」
勇「あなたも服を脱いだら……私も脱ぐ、わ」
勇「おあいこ、ね」

――

勇「……あ、あんまり見ないでったら」
勇「やっぱり恥ずかしいのよ……もう」
勇「あなたと付き合う前、こんなことになるなんて……思ってもなかったのに」

勇「今じゃ、もう」
勇「あなたがいない時間なんて……考えたくもないし、考えられないんだもの」

勇「……んっ」
勇「……ぷはっ!」
勇「ディープキスなんて……欲求不満なのね」
勇「それだけ好き? ……そう」

勇「――あなたが相手で」
勇「ホントに……良かったわ」ニコッ


53 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:18:00 IaLLHbq2

――

勇「それじゃ、またね」
勇「ご飯、ありがとね。あと、その……お風呂も」
勇「お、思い出させないで。やっぱりお風呂ですると……余計に暑くなるんだから」カァァ

勇「……」キョロキョロ
勇「よしっ。誰もいないわね」
勇「一応、帽子とサングラスも確認、っと。うん」
勇「……」
勇「……何か言いたいんでしょ? 分かるわよ」

勇「だって――私も同じなんだから」

勇「それじゃねっ」
勇「……」

勇(――どこまで行っても)
勇(たとえば彼のに触れたり、彼のを舐めたり、私がそうしてもらったり……その繰り返し)
勇(そこそこ付き合ってから長いとはいえ……色々、思うことはあったりする)

勇「それでも――」
勇(ガマン、しなきゃ。でも)

勇(それは……いつまで?)


54 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:20:27 IWMCnJPo
あぁ^〜


55 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:20:58 dNn5mjLo
興奮する


56 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:41:45 IaLLHbq2

――

勇「……」

TV『この夏! 夏といえば〜? ……そう! 海ですよね〜!』
TV『デートで行くという方も多いのではないでしょうか? そこで――』

勇「……」
忍「アリス! 海ですよ、海!」
アリス「綺麗……行きたいなぁ」
忍「陽子ちゃんたちの都合があったら一緒に行きたいですね!」
アリス「うん!」

勇「……」
忍「……お姉ちゃん?」
勇「あっ。う、海。いいと思うわ、うん」
勇「楽しそうだもんね、みんな」
アリス「……イサミ、何か元気ない? 風邪?」
勇「う、ううん。ちょっと撮影が長引いて疲れただけよ」
忍「お姉ちゃん、時々帰り遅いですもんね……」
勇「……そうね。早く寝ないと」
勇「おやすみ」

アリス「……まだ10時前なのに」
忍「お姉ちゃんは早寝早起きで、私の憧れです!」
勇「……」


57 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:42:20 IaLLHbq2

――

勇「……」
湊「……カップル、多くなってきたね」
湊「そりゃ、高校最後の夏休みだからって受験もあるのに……勇?」
勇「あっ、ううん。何でもないわ」
湊「撮影、入れすぎじゃない? 大丈夫?」
勇「大丈夫よ。トップモデルを目指す身としては、こんな疲れ――」

湊「あっ、おはよ」
勇「……こん、な」
湊「カップル多くなってきたよねー。どう思う?」
湊「受験あるのに浮かれすぎ? ふーん……」
湊「ホントはモテたいとか? なんて、冗談だよ。冗談」クスッ

勇「……」
勇「……ホントはモテたいの?」
勇「ふーん……あなた、彼女いなさそうだものね。何となく」
湊「ちょっ!? い、勇!」
勇「何となく、よ。優しいだけじゃ――」
湊「勇!」
勇「……ごめんなさい。そろそろ予鈴よ」

湊「いくら何でも言い過ぎだよ」
勇「……」
湊「勇、そんなにあの男子が嫌なの? 他の男子とは明らかに――」
勇「湊」
湊「な、なに?」
勇「……ちょっと、保健室行ってくるわね」ガタッ
湊「えっ?」


58 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:42:42 IaLLHbq2


――保健室

勇「……」

――デートで行くという人も

――カップル多くなってきたね


――トップモデルを目指す身としては

勇「……」ウルッ
勇「あ、あれ? どうして……?」ゴシゴシ
勇「何で……?」

ガラッ

勇「……!」
勇「な、何で……体調悪いから?」
勇「そ、それなら向こうのベッド使ってったら。保健の先生に見られたら……え? 今、席を外したの?」
勇「……べ、別に泣いてないわよ。ただ、ホントに誰もいないなら」

ギュッ

勇「……せめて」
勇「抱きつか、せて――」グスッ


59 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:44:21 qu0xZGVE
http://ur0.biz/BM5u


60 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:44:42 OtsmTVw.
素晴らしい神スレ


61 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:59:05 IaLLHbq2
勇「……ごめんね」
勇「教室で、あんな酷いこと言っちゃって……ホントにごめんね」
勇「ホントなら、私だってデートに行きたいし、教室でイチャイチャしてたいわよ」
勇「それなのに……私は自分の夢に、あなたを巻き込んでるわよね」

勇「体調崩したのも……私のせいでしょ?」
勇「……違う? 嘘つかないで」
勇「私が、あなたの顔を見て分からないと思ったの?」

勇「――もう、いいわ」
勇「保健の先生もいないんでしょ? それに……誰も来ないでしょうし」

勇「来て」
勇「ここで……しましょう?」
勇「よくある話じゃない。ドラマとかでも見たことあるし……ほら」

勇「もう、一緒に悲しむのはやめましょう?」


62 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 01:59:27 IaLLHbq2
勇「……え?」
勇「絶対、嫌だ、って……ど、どうして?」
勇「私の夢を邪魔したくない、って……り、理由になってないわよ」
勇「ホントはしたい、ってずっと前から言ってたじゃない」
勇「それなのに……」

勇「……ごめんなさい、おかしくなってたわ」
勇「そうよね。あなたならそう言うと思ってたわ」
勇「心のどこかで。思ってたのに……私が弱ってちゃいけないわよね」
勇「でも……あなたの体調だって、やっぱり悪そうよ」
勇「だから――」

勇「せめて……今のうちに」
勇「キス、しましょう?」

勇「――うん」
勇「これで充電完了、ってことで。先生が戻ってくる前に、向こうのベッドで寝てましょう」
勇「……あ、あの」モジモジ
勇「やっぱり……少しだけギュッてしてくれない?」カァァ
勇「ま、まだ間に合うから! ……もう、笑わないでよ」

勇「そんな顔されたら――ガマンできなくなっちゃうでしょ」


63 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 02:26:51 IaLLHbq2

――

勇「……とはいえ、やっぱりデートはしたいわね」
勇「うーん……どうしたらいいのかしら。あっ、今日はナポリタンね。ありがと」
勇「え? ケーキもあるの? ……スパゲティとケーキは相性がいい?」
勇「あー、たしかにあるわね。喫茶店とかで」

勇「で、これはグラス……って。こんなもの、あなたのお家にあったの?」
勇「……あなたのお父さんの持ち物? そ、それ、出しちゃいけないんじゃ」
勇「あと、このランチョンマットも……あなたのお母さんの手作り? 」
勇「い、いくら出張中で一人暮らしとはいえ、使っていいの?」

勇「――え? 何かあったら後で謝る?」
勇「……もう」

勇「そこまでして……雰囲気を出してくれようとしたの?」

勇「……な、泣いてないわよ」
勇「別に海や山、水族館とか映画館」
勇「色んな場所に行けなくても――」

勇「私は、あなたといられて……ホントに良かったわ」ニコッ


64 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 02:27:10 IaLLHbq2
勇「……随分、手が込んでるわね」
勇「いつもより気合いを入れた? ……たしかに」
勇「美味しそう。いただきます」

勇「――さて、と」
勇「こういうのは、外じゃ恥ずかしくて出来ないカップルも多いでしょうけど」
勇「家の中なら簡単よね。……はい」

勇「――あーん?」クスッ


65 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 02:28:30 IaLLHbq2
多分一旦ここまで
これもう(スレタイみたいなSっ気のある勇がどこに行ったのか)わかんねぇな

読んでくださる方に感謝


66 : 名前なんか必要ねぇんだよ!kPxBihO2 :2017/02/21(火) 02:41:12 ???
>>65
乙シャス!
まあ多少の路線変更もね?
Sっぽいのも余裕あったらオナシャス!


67 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 02:55:31 mQdVS23Q
イチャラブでもSでも好きだから続けて、どうぞ
ただし胸糞やNTRはやめちくり〜(クソザコメンタル)


68 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/21(火) 03:36:38 nAxgwP5Y
やっぱクール照れ攻めを…最高やな!(語彙力不足)


69 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:41:58 /7AOI/Kg
勇「……んっ!」ビクッ
勇「あーあ。私の手、グショグショ……どれだけ溜まってたの?」
勇「相変わらず濃いにおいねぇ。そんなに感じちゃった?」クスッ

勇「今日は時間制限とかそういうの無しなのはサービスだからね?」
勇「ホントなら……保健室でのあれこれもあるし、いつも通りやってもらおうと思ったけど」
勇「理由は二つあるの。一つ目に、あなたにも迷惑をかけてたし、学校でもキツく当たってたことがよく分かったから」
勇「でも、きっと……これからも、ああいう態度を取らないといけないから。そのお詫び」
勇「……分かってくれるの? ありがと」
勇「あなたが相手で、ホントに良かったわ――」ギュッ

勇「……さて、と」
勇「それじゃ、そろそろ……え、なに?」
勇「二つ目も聞きたい? ……な、内緒!」
勇「や、やっぱり恥ずかしくなったから……じゃ、ダメ?」

勇「――分かったわよ。言うから」
勇「いい……え、えっと。その」
勇「わ、私も……か、感じちゃってる、みたい、だから」カァァ

勇「分かる、でしょ?」クチュッ
勇「ね? 変な音、鳴ってるから」
勇「だから……あなたに偉そうなこと、言えないのよ」

勇「だ、だから! 特別に時間制限な――」


70 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:42:40 /7AOI/Kg
勇「……!」
勇「……ぷはっ!」
勇「もう、ここでキスなんて……後戻り、出来なくなるわよ?」
勇「……冗談だと思う?」

勇「私はもう、今ここで――あなたと繋がりたくてしょうがない、って言ったら」
勇「あなたは、どんな顔をするのかしら?」

勇「……なんて、ね。冗談よ」
勇「というわけで。ほら、私の方、いじってくれる?」
勇「もう……ガマンの限界っぽいから、ね」

――

勇「……」
勇(結局……今日もしなかった)
勇(正直、保健室でのあれこれもあったから危ないかな、と思ってたけど……やっぱり、隣で抱きしめてくれる彼に感謝しないといけないと思う)

勇(おあずけはいつまでか?)
勇(そんなの、私もそうだけど彼も気にして当然なのに、彼は何も言わないでいてくれた)
勇「……」
勇「えいっ」ギュッ
勇「なに、って……あなた、壊れそうじゃないの?」
勇「私は色々あって、もう壊れそうなんだけど……ほら、その。お、おあずけ、的な意味で」


71 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:43:10 /7AOI/Kg
勇「……え?」
勇「私のがずっと厳しいだろうから、って……そ、そんなこと」
勇「モデルもあるから? あ、あんなの流れ作業よ。うん」
勇「……そんなに疲れてるのに、って?」
勇「……ごめんなさい。意地、張ってたわ」

勇「――辛いの」ギュッ
勇「あなたと会えないのが辛い」
勇「色んな人に愛想笑いするのだって、ホントは辛いし……どっかで辞めたいって思ってるのかもしれない」
勇「でも、やっぱり……夢が捨てきれない私もいて」
勇「どうしたらいいんだろう、ってよく思うの」

勇「……どう、思う?」
勇「……言っていいのか、って?」
勇「そう、よね。最後に決めるのは私、だもんね」
勇「ごめんね、ワガママに付き合わせちゃって……」

勇「……え?」
勇「ずっと離れない? ……もう」
勇「ホントに――あなたが支えなのね」クスッ


72 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:43:43 /7AOI/Kg
勇「私もよ……ずっと一緒にいましょう?」
勇「……」
勇「あ、あなたね……こういう場面なんだから、少しは自重しなさいよ」カァァ
勇「な、何で大きくしちゃうのかしら……?」

勇「――はぁ」
勇「いい? あと一回よ?」
勇「そうしたら、それでおしまい。今日は帰るわ」
勇「そうしないと、収まりがつかないかもしれないし……だから」

勇「思い切り、あなたを感じさせて、ね?」ニコッ


73 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:44:53 /7AOI/Kg
(胸糞要素とかNTR要素とかは考えて)ないです
とりあえず今回で、今まで明かされなかった勇のモデルへの思いみたいなものに少し触れました
実際、相手がいたら葛藤するんじゃないかなという妄想です


74 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 02:51:54 DjHW29jQ
乙シャス!
思いのほか真面目な内容でいいゾ〜これ


75 : 名前なんか必要ねぇんだよ!nLW2+z9 :2017/02/25(土) 06:52:19 ???
興奮する


76 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 13:21:41 /7AOI/Kg
勇「……進路、ねえ」
湊「勇も進学だよね?」
勇「まあね。一応、推薦で考えてるわ」
湊「勇ならAOとかもアリだもんねー」
勇「そうね。少し、成績落ちちゃったし」
湊「どれどれ……そんなに悪くないじゃん」
勇「いや、まあ……」

湊「あっ。成績、どうだった?」
勇「……」ピクッ
湊「うわ、かなりいいね……これなら受験もいけそうだったり? 目標高そうだもんねー」
勇「……」
湊「勇に全教科で勝ってるし」
勇「!」
湊「い、勇? どうかした?」
勇「……い、いや。なんでもないわ」
勇「……」

ーー

勇「ふーん……全教科、私より上かぁ」
勇「凄いわねー。それじゃ……今日は4分耐えてみましょうか」
勇「大丈夫よ。ちょっぴり息を吹きかけたりするオプション付きで、だから。優秀なあなたならできるでしょ?」
勇「……ふふっ。ピクピクしてる。可愛い」クスッ

勇「……べ、別にムッとしてるわけじゃないわよ?」
勇「別に、テストが私よりずっと良かったからとか、湊と妙に仲良しだとか、それを見て私がどれだけ悶々としてたかとか、そんなの関係ないからね?」
勇「……い、今の全部なし。忘れて?」カァァ

勇「ど、どうしてそこで大きくなるの?」
勇「ホント、とんでもないヘンタイさんね。……え? 人のこと言えない?」
勇「……もう手加減なしでいくわよ? 覚悟してね?」

勇「後で思い切り出していいから、ね?」


77 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 19:46:18 3SxRpUtU
いいゾ〜これ


78 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:53:51 /7AOI/Kg
勇「……そういえば、あなたどこの大学行きたいんだっけ?」
勇「……」
勇「ま、前に聞いたことがあるとはいえ、さすがにレベル高いとこ選んだわね」
勇「一応、目標は高くしといた方がいい? 一理あるけど、私じゃ手が届きそうにないわ……」

勇「……モデルとの両立って難しいわね」
勇「あ。でも、モデルでもあなたと同じか、それくらいのレベルのとこに行ってる人もいたっけ……」
勇「頭の出来が違うんだと思うけど」

勇「……これから一緒に勉強するか、って?」
勇「……」
勇「少し、考えさせて」
勇「あなたの邪魔になったらいけないし。それに――」

勇「そろそろ私も、色んなことを決めないとダメかもしれないから」

――

勇「……」
勇(け、結局、あんな会話の後でもしすぎちゃった……)カァァ
勇(そろそろ真剣に考えないといけないのに……このままじゃ、いつまで経っても動けないから)
勇「……よしっ」
勇(気を取り直して……まずは)
勇「お母さんと、話し合いね――」


79 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:54:26 /7AOI/Kg

――

勇「……」

忍「あ、お姉ちゃん。お母さんと何かお話ししてたんですか?」
勇「あ、ああ、忍。大丈夫よ、うん」
アリス「……イサミ、何だか顔色悪い?」
勇「もう、アリスったら。特に問題ないわよ?」
アリス「ならいいんだけど……」

勇「それじゃ私、部屋で友達と電話するからね」
忍「あっ、はい! 分かりました!」
アリス「……やっぱり、何だかフラフラしてるね」
忍「最近、帰りも遅いですし……モデル、そんなに大変なんでしょうか」
アリス「でも、モデルってかっこいいよね……憧れちゃうなぁ」
勇「……」

勇(憧れちゃう、か……)
勇(そういえば、私も最初は……)

――

勇「そんな気持ちから始めたのよね……」
勇「憧れの芸能人とか、あなたにだっているんじゃない?」
勇「そういう人に近づきたかったし、私もなりたかった。だから、スカウトされた時は嬉しかったわ」
勇「でも……色んな意味で、大変な世界で」
勇「気付いたら私は、何をしたいのか分からなくなってたのかも、ね」


80 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:54:58 /7AOI/Kg
勇「……何でこんな話をしてるのか、って?」
勇「いい? いつも、妹たちにバレないように声絞ってるけど……今回は特別よ?」

勇「私ね」

勇「――モデルを辞めようかな、って思ってるの」

勇「……何も言わないのね」
勇「何となく、そう言いそうだったから? ……静かに聞いてくれて嬉しいわ」
勇「慌てられたらどうしよう、って思ってたから」

勇「トップモデルを目指す、とか、憧れの誰かになりたい、とか」
勇「そういう気持ちを持ってたのは確かだし、正直、今だってあるわ」
勇「でも……それとプライベート、どっちが大事なんだろうって」
勇「プライベート……色々あるけど」

勇「――あなたに気を遣ったり気を遣わせずに、自然体でいたいの」

勇「もう、傷つけたくないのよ」
勇「このままの関係じゃ、きっとお互い傷ついたまま、だから」

勇「……お母さんとも話したわ。そういうことも考えてる、って」
勇「そうしたらね。『そうなのね』って言われたの」
勇「私、何となく分かっちゃった」

勇「お母さん、きっと……相手はともかく、私が誰かと『そういうこと』になってるって」
勇「どこかで感づいてるのかも、って」


81 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:55:20 /7AOI/Kg
勇「まあ、何も言わないでいてくれたけどね」
勇「でも……中途半端なまま、あなたと一緒にいるのは正直、私も限界だし」
勇「あなただって態度には出さないけど実際、かなり傷ついたりしてるんじゃない?」
勇「この前の保健室でのことだってあるし」

勇「――まだ、この話は決まったわけじゃないわ」
勇「ただ……そういう可能性もあるかもしれない、ってこと」
勇「そして、きっと……あなたと一緒にいるのを決めてる以上」

勇「私は、この選択を採ると思うから」
勇「一応の報告、ってことで」

勇「……長電話になっちゃって、ごめんね」
勇「……」
勇「ホントなら今すぐにでも、あなたの近くに行きたいわ」
勇「ずっと抱きついてキスして、ベッドの上で寝転がって一晩中話して」
勇「泣いたり怒ったりするかもしれないけど……それでも」

勇「ずっと、一緒にいたい――」
勇「そう思うのは、今の立場のままじゃ贅沢だと思うから」

勇「……そろそろ、切るわね」
勇「また明日、学校でね。それじゃ」
勇「……え?」

勇「あ、あなたも家に来たい、の?」

勇「だ、ダメよ。……分かってる?」
勇「あなたにしては珍しいわね。そういうこと、口に出すタイプじゃないはずなのに」
勇「……もう」

勇「気を利かせすぎよ――」


82 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:55:49 /7AOI/Kg

――

アリス「……何かイサミの部屋から音がしない?」
忍「そうですね……何かあったんでしょうか?」
忍「でも、聞き耳を立てたりするのはダメですし、私たちも部屋に戻りましょうか」
アリス「そうだね。イサミ、大丈夫かな……」

――

勇「……そ、それじゃねっ」ピッ
勇「……」
勇(声、ガマンできなかった……)カァァ


83 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/25(土) 21:57:01 /7AOI/Kg
一旦ここまでかも
とりあえずの方向性が決まった感があるので、このまま一応のおしまいまで続けたいと思います
「(エロい描写がないのは)違うだろ?」と思ったので出来る限り書きたいですね


84 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/02/26(日) 04:37:06 nNA3Lgf2
もう終わってた!
毎日乙シャス!


85 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 03:50:29 KT/TI7v2
勇「……え? 公式、間違ってる?」
勇「あっ、ホント……はぁ。これじゃ、志望校には遠いわね」
勇「モデル辞めるとしたら、AOとか使えなくなっちゃうし……ああ、遅れを取り戻さないと」

勇「……あっ」コツン
勇「ご、ごめんなさい。手、当たっちゃったわね」
勇「……」

勇「ね、ねぇ?」
勇「勉強、ちょっと疲れちゃったし……その」モジモジ
勇「し、しない……?」カァァ

勇「――んっ!」
勇「そ、そこ、は……だ、ダメ、よ」
勇「感じちゃって、困る、でしょ……?」
勇「ひぅっ……あっ。そ、その、上の方は舐めちゃ――」

勇「んんっ!」ビクンッ
勇「……つ、疲れたわね」
勇「ね? 抱きついていい?」
勇「……うん、よしっ。充電、完了」ギュッ

勇「……ダメね」
勇「学校のカップルだって、この時期の行為は自重してるのに……」
勇「わ、私たちの場合は、寸止めだから余計にキツいわね……」

勇「……ね?」
勇「私、もう……辞める方に気持ちが行っちゃってるわ」
勇「それで、本当にいいのかしら……?」


86 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 03:50:56 KT/TI7v2
勇「――私の選んだ道なら応援する?」
勇「……ありがとね」
勇「あなたのそういう言葉で、私がどれだけ救われてるか……分からないでしょうね」クスッ

勇「……トップモデルの夢」
勇「その夢、今も捨てきれてないけど……それでも」

勇「――その夢よりも大事な夢が、見つかっちゃったのかも、ね」
勇「え? 何かって? ……分かってるくせに」

勇「……浮気しちゃ、ダメよ?」
勇「そうしたら、手と足と口で思い切り責めちゃうからね?」
勇「それでそれで……」カァァ
勇「こ、ここまでっ!」

勇「……シャワー、浴びましょうか」
勇「……」
勇「考えてみたら、シャワーでにおいを落としても、もうきっとお母さんにはバレてるのよね」
勇「でも、それでもいいかな」

勇「もしもの時は――責任、取ってくれるんでしょ?」ニコッ


87 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 03:51:46 KT/TI7v2
なんやかんやで終盤だと思います
番外編みたいなあれこれは未定です
もはや完全にイチャラブ(たまにSな勇姉)になりましたけど、いいのやら……


88 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 05:47:37 eKIBBomU
ああ^〜


89 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 06:07:25 CkpLNEt2
ヌッ!


90 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 12:34:25 cY2BjLVk
好きに書けばいいと思うゾ


91 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/02(木) 13:47:13 5S32R726
ホワピカって知ってるか?
芸能人とかも使って流行ってるんだが
かなり白い歯になるし、口臭いのも治ったぞ!


92 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 00:48:20 BxBcmn7U
勇「……」ズーン
湊「勇ー、模試の結果は……って、聞かないほうがいい?」
勇「た、大したことないわよ。大丈夫」
湊「ふーん……やっぱり、撮影が大変だったり?」
勇「……」
湊「勇?」
勇「あっ。そ、そうね。やっぱり撮影も影響してるのね、きっと」
湊「そっかー……やっぱり大変だね」
勇「……」

湊「……あっ。模試、どうだった?」
勇「!」
湊「どれどれ……うわ、凄い。この大学でA判定とか、なかなか出ないんじゃ」
湊「凄いねー」
勇「は、早く向こう行って! 私、ちょっと湊と話すことあるんだから!」
湊「ちょっ、勇!? ……って、あれ?」
湊「何だか今……あの男子、ちょっぴり笑ってた?」
勇「……!」カァァ


93 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 00:48:51 BxBcmn7U

――

勇「――五分」
勇「いい? 五分よ? 途中で出したら、容赦しないからね?」
勇「もし出しちゃったら、その時は……えっと」
勇「こ、これからは、靴下履いたまましてあげない、から……」

勇「……べ、別に慌ててないわよ」
勇「模試の結果も、湊にあなたが笑ってるのがバレたことも、なんにも」
勇「ふーん……A判定だったのね。それで、私がムキになってるの分かってて笑ってたのね」
勇「イジワルねぇ……ってくらいにしか思ってないんだから。だから――」

勇「――!」
勇「……もう」
勇「どうして突然キスしてくるのかしら……もう」カァァ
勇「あーあ。また、糸引いてる……激しすぎよ」

勇「……んっ」ピトッ
勇「それじゃ、本番。五分ね?」
勇「しっかり耐えてね? 色んなあれこれ、全部ぶつけちゃうんだから」
勇「手で上から下に擦るだけだから。五分くらい余裕よね?」
勇「……え? あなたが耐えたら、言うこと聞いてほしいって?」
勇「要件によるけど、何を――」

勇「……!」
勇「な、何でそれを今……?」
勇「これが終わったら勉強するから? ……だ、だからって、もう」カァァ
勇「――い、いい、わよ」

勇「それじゃ……しっかり、耐えてね?」


94 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 00:49:25 BxBcmn7U
勇「あっ……手、熱い……」
勇「何で……んっ……擦ってる私、が」
勇「こんなに……興奮、して――」

勇「んっ!」
勇「……きっちり五分。あーあ、これで罰は無しね」
勇「……いいわよ。あなたのお願い、聞いてあげる」

勇「大学受験が終わったら」
勇「――本番、しましょう?」

勇「……い、言っちゃった」カァァ
勇「も、もう! そんなこと言われなくても覚悟してたのに!」
勇「改めて言われると……もう、壊れそうになるじゃないの」

勇「……モデル活動のこと、まだお母さんとあなたにしかちゃんと言ってないの」
勇「湊にも、妹たちにも……心の準備ができてなくて」
勇「いつか言わないといけないけど――」


95 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 00:50:03 BxBcmn7U
勇「そうしたら」
勇「あなたとの関係……公言しても、いいのかしら?」ギュッ

勇「……もう」
勇「抱きつき返されたら……勉強、できないじゃない」ギュッ
勇「……泣いてるかって? うん、ちょっぴり」
勇「愛着があるのは本当で。それでも、迷いながら出した答えを信じられるのかも不安で」
勇「でも――」

勇「あなたがいれば」
勇「きっと、その『答え』を信じて進んでいけると思って……それが嬉しい、から」

勇「……さて!」
勇「ほら、シャワー浴びましょう? ……きょ、今日は二回戦みたいなこと無しよ」
勇「しっかり勉強しないと! ほら、模試の復習! 手伝ってくれるわよね?」
勇「……そんなに嬉しそうな顔、しないでよ。私まで嬉しくなっちゃうでしょ?」


96 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 01:15:00 BxBcmn7U

――

勇「た、ただいま……」フラフラ
忍「お、お姉ちゃん!? 大丈夫ですか!?」
アリス「イサミ、大丈夫!?」
勇「あ、ああ、大丈夫よ……ありがとう」
忍「そんなに受験、大変なんですか……?」
アリス「うう……怖くなってきたよ」
勇「い、いや、その……えっと」

忍母「まぁまぁ、二人とも。勇も疲れてるみたいだし、ゆっくりさせてあげましょう?」
忍母「お風呂、沸かしてあるけど……どうする?」
勇「あ、ありがと。その前に、お茶欲しいかな」
忍母「……そう。分かったわ」

忍母「忍、アリスちゃん。ちょっと席を外してくれる?」
忍母「勇、進路相談で込み入った話になりそうだから」
忍「あっ、わ、分かりました!」
アリス「イサミ、無理しちゃダメだよ?」


97 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 01:15:32 BxBcmn7U
忍母「……ホントは、お風呂に入る必要ないでしょ?」
勇「……もう、バレちゃってる?」
忍母「まぁ、ね。もう、シャワーとか浴びてきたんでしょ?」
勇「……」
忍母「……まぁ、勇が決めたことなら私は応援するわ」
忍母「勇の選んだ相手なら――間違いはないでしょうし」
勇「……もう、そこまでバレちゃってるんだ」

忍母「いずれ、相手のご両親にも挨拶しないとね」
勇「いや……彼のご両親、出張中とかでいないのよ」
忍母「あっ、そうなのね。……でも、それじゃ歯止めがききにくいんじゃない?」
勇「……だからといって、この家に彼を迎えるわけにもいかないし」
忍母「まぁ、それもそうだけど」

忍母「でも、勇。真面目な話」
忍母「相手の勉強の邪魔をしたり、足手まといになったらダメよ?」
勇「……分かってる。分かってるんだけど」
忍母「そこはもう、あなたたち若者の理性に期待するしかないんだからね?」
勇「……が、頑張る、から」

忍母「――ところで、勇? 今日、模試の結果が帰ってきたでしょう?」
勇「……」ピクッ
忍母「見せてちょうだい」
勇「……い、今まで放任主義っぽかったのに」
忍母「相手の子のためにも申し訳ないんだから。少しは厳しく言わせてもらうからね?」
勇「……い、一応、結果発表された後、彼と勉強したから」
忍母「ふーん……勉強だけの疲れじゃなさそうだけど?」
勇「お、お母さん!」カァァ

忍母「――何にせよ」
忍母「応援してるのは、本当なんだからね?」
勇「……」

勇「あ、ありがと」


98 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 01:16:43 BxBcmn7U
一旦ここまで
申し訳程度のS描写
なお、すぐに陥落する模様

ゴール地点らしいものも明示したので後は突っ走りたいと思います


99 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 01:25:14 SgXIHCyE
ヌッ!


100 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 01:25:37 0B6P0Drw
お前の更新を待ってたんだよ!


101 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:35:29 BxBcmn7U
勇「……はぁ。疲れた」
勇「あっ。ご飯、作ってくれてたの? ありがとね」
勇「はい、食事代。……モデルやめたら、こういう代金ってどうすればいいのかしら?」
勇「え? 決まってる?」

勇「――!」
勇「……け、結婚、って」カァァ
勇「あ、あなたね……た、ただでさえ疲れてる所に追い打ちは――あっ、おいしそう! いただきます」
勇「……」
勇「た、単純で悪かったわね」プイッ

勇「……と、とにかく! まだ、モデル辞めるって公言はしてないから」
勇「うちのお母さんとか、あなたくらいにしかしてない話なのよ? 一応、それっぽいことにおわせてるけど」
勇「こういう駆け引きも大事なのよ。先輩たちを見てるとね」

勇「……トップモデルの夢」
勇「諦めるって、何だかアレだけど……まぁ」

勇「あなたの作る料理を美味しく食べられる『夢』の方が」
勇「ずっと大きいかも、ね」クスッ

勇「……」
勇「い、今の忘れて?」カァァ
勇「いくらなんでも恥ずかしすぎるから……」


102 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:35:47 BxBcmn7U

――

勇「……んっ」
勇「……はぁ。また、糸引いちゃってる」
勇「あなた、キスがいつまでも深すぎるのよ。もう」
勇「え? 私も同じって……そ、そんなことは」
勇「ない、わよ。きっと」

勇「……膝枕、してくれる?」
勇「少し……そうね。30分くらい経ったら、起こしてくれる?」
勇「そうしたら、少しでも勉強したい、から……」

勇「……気を遣わせてごめんね」
勇「ホントなら、この時間もあなたは勉強したいでしょ?」
勇「……私のためならいい? あ、あなたは、もう」

勇「て、照れて眠れなくなっちゃったわ。罰として」
勇「あ、頭……撫でてくれる?」

勇「……」
勇「…………気持ちよすぎて、一時間以上寝ちゃいそうなんだけど?」カァァ


103 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:48:31 BxBcmn7U
勇「――30分ね!」
勇「さあ、勉強するわよ! これから家に帰るまでの一時間ちょっとでもしないとするとでは大違いだものね」
勇「早速、参考書を……って、あら?」

勇「な、何であなたが寝てるの!」
勇「……疲れた? そ、そうよね」
勇「考えてみたら勉強して、ご飯まで作ってくれてるんだものね……」
勇「……え、えっと」

勇「きょ、今日はもう……帰った方がいい、かしら?」
勇「……離れるのが寂しい、って。もう」
勇「それは、私も一緒よ――」

――

勇「……んっ」
勇「だ、だから……どうして……あっ……そこ」
勇「舐めて……ひぅっ……くる、の?」

勇「い、いい、けど……」
勇「今日は……んっ……とく、べつ」

勇「……ずっと、一緒」


104 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:48:50 BxBcmn7U
勇「んんっ!」ビクッ
勇「……」
勇「……胸といい、下の方といい、やりたい放題だったわね」
勇「余計に疲れちゃったじゃない。……でも」

勇「いいわ、別に」
勇「今日は恩返しでお仕置きとかもなし。……一緒に寝る?」クスッ

勇「……」
勇「…………って、これじゃダメじゃない!」
勇「早く帰らないと! 家族にバレちゃう……って。ああ、そっか」
勇「考えてみたら、お母さんにはもうバレてたのね。妹たちはともかく」

勇「……ね、ねぇ?」
勇「今から家に電話するわ。そうしたらお風呂に入ってから……そ、その」

勇「――近くで、添い寝してくれる?」カァァ
勇「……そ、そんなに嬉しそうな顔しないでよ。もう」
勇「照れるじゃない。……ありがと」


105 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:58:02 BxBcmn7U
勇「……た、ただいま」モジモジ
忍「あっ、お帰りなさいお姉ちゃん!」
アリス「イサミ、お帰り! 寂しかったよー」
勇「忍、アリス……ごめんね。友達の家で過ごしてたら、時間が経っちゃってて」
忍母「お疲れ様、勇」
勇「お、お母さん……」カァァ
忍「お姉ちゃん、熱ですか?」
アリス「イサミ、大丈夫?」
勇「な、何でもないわ。うん」
忍母「ふふっ」クスッ

――

勇「……まぁ、その。昨日はごめんなさい」
忍母「いいのよ? ……ちゃんと勉強してきた?」
勇「……」
忍母「……そういうことなら、付き合いは考えないとねぇ」
勇「だ、大丈夫! 今日はオフの日だから、しっかり勉強してくるから!」
忍母「勉強『してくる』、ね。今日も、行くの?」
勇「……ひ、一人じゃ、落ち着かなくて」カァァ


106 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 13:58:22 BxBcmn7U
忍母「……」
勇「な、なに?」
忍母「ううん」
忍母「いつも、忍たちと一緒にいる勇とは別人みたいで面白くて」クスッ
勇「お、お母さん!」カァァ

忍母「でも。今日こそ勉強してきなさいよ?」
忍母「あなたのせいで、相手の子に迷惑がかかったら申し訳ないもの」
勇「……が、頑張ってくる、から」

――

勇「それじゃ、行ってくるわね」
忍「お姉ちゃん、またお友達とお勉強ですか?」
勇「ええ、そうなの。相手も不安らしくて」
忍母「……」
勇「……だ、だから、えっと」
アリス「イサミ? 目が泳いでない?」
勇「と、とにかく行ってくるから!」

アリス「……何だか、最近のイサミ」
忍「はい。普段から綺麗ですけど、とても可愛いですよね」クスッ
忍母「……そうね」


107 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 14:22:00 BxBcmn7U
勇「……ふぅ」
勇「久しぶりに、こんなに真面目に勉強したわ……」
勇「いつも疲れてたものね……」

勇「……モデル、休んだほうが?」
勇「まぁ、考えたんだけどね……でも、これで最後だし」
勇「文武両道じゃないけど、どっちもやり遂げたら、少しは悔いも無くなって」
勇「あなたと気負いなく付き合えるかな、なんて……思ったりして」

勇「……ど、どうして、あなたといるとこういう言葉ばっかり出てくるのかしら?」カァァ
勇「本当に調子が狂いっぱなしよ」
勇「……ねぇ?」

勇「ギュッて、してくれない?」
勇「い、いや、その……たまに不安で」
勇「あなたの負担になってないか、とか、ほら。そういうことが――」

勇「……!」
勇「……ありがと」
勇「やっぱり……あなたに抱きつかれてると」
勇「不安もどこかに行っちゃう気がする……」

勇「――さ、さあ。勉強しましょう?」
勇「ほら。まだ、英単語帳もテキストも、ここまで残ってるし」
勇「……わ、私だって、我慢してるのよ。これでも、すごく」

勇「――終わってから」
勇「その……す、少しくらいしても、バチは当たらないわよね?」カァァ


108 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 14:31:12 BxBcmn7U

――

湊「凄いよ、勇! 判定上がったじゃない!」
勇「い、いや、それでもまだまだ……」
湊「え? 第一志望はさすがに厳しいかもしれないけど」
湊「勇、モデル続けるんなら、第二とか第三志望とかの方がいいんじゃない? 芸能人向けっぽいし」
勇「あ、あはは……まぁ、そうなんだけど」

湊「あっ、どうだった? ……って、やっぱりA判定かぁ」
湊「これ、もうほとんど合格決まったんじゃない?」
勇「……」
勇「ほら。私たち、模試の復習するんだから、あっち行って」
湊「あっ、もう勇! ……あれ、また笑ってない?」
勇「……」カァァ

――

勇「あなたのおかげで」
勇「私が……んっ……笑われちゃってる、じゃない……」
勇「だ、だから……これは罰、だか、ら」

勇「んんっ!」
勇「……む、胸で擦るのは、こっちも頭が変になっちゃいそうね」
勇「もう……あ、あなたも悪いのよ? そんなに気持ちよさそうな顔するんだから」

勇「――ごめんなさい。八つ当たりよね、こんなの」
勇「少し判定が上がっても、私は……あなたと同じ大学じゃないとダメだと思うから。もう、色んな意味で」
勇「だ、だから――」

勇「……い、いきなり撫でないでよ」
勇「そんな風にされたら……ちょっと泣いちゃうわよ?」


109 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 14:44:33 BxBcmn7U

――

勇「……こ、この問題は」
勇「ここを、こうして――」

勇「……」
勇(あっ、まずいかも……)
勇(これ、意識がなくな、って――)


勇「……ん」
勇「あ、あら? ベッドの中、って……」
勇「……」
勇(でも、隣には彼がいないし……どうしちゃったのかしら?)
勇(あ、あら? 頭がクラクラして……)

勇「……痛っ!」
勇(ず、頭痛……ま、まさか、これ)

勇「……あっ」
勇「お、お粥、って……ま、まさか、風邪?」
勇「咳、出ないのに……そういう風邪もある? た、たしかに熱はある、かも」

勇「……あ、あなた、どうやって調べたの?」
勇「……お、おでこをコツンって?」カァァ
勇「は、恥ずかしいからやめてったら! ……ゴホッ!」
勇「……ごめんなさい。やっぱり風邪ね、これ」

勇「……ああ」
勇「もう、受験まで時間ないのに……大丈夫なのかしら?」
勇「え? ずっと看病する、って……あ、あなたは勉強しててよ」
勇「……そんな気分に全然なれない、って。も、もう」

勇「――ありがと」
勇「風邪、治ったら……そ、その……き、キス、してくれる?」カァァ


110 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 14:59:47 BxBcmn7U

――

湊「勇、凄い! また判定上がってる!」
勇「あ、ありがと……」
湊「いいなぁ……塾とか通ってたっけ?」
勇「い、いや、その……家庭教師、というか何ていうか」
湊「家庭教師? 勇、凄い熱心だね……」
勇「あ、あはは……」

湊「これなら、第一志望受かれるんじゃない?」
勇「まぁ、頑張ってみるわ」
湊「……でも、いいの? そこ、堅い校風っぽいけど、モデルとかやり易いかなぁ?」
勇「……ま、まぁ、その辺りは大丈夫よ。きっと。ありがとね」
湊「勇がいいなら、それでいいけど……」
勇「……」

――

勇「……勉強、始める前に」
勇「一回、してくれない? お願いだから」
勇「い、色々、考えちゃって、溜まって大変なの……」カァァ

勇「――ねぇ?」
勇「あなたと一緒にいる時間、すごく楽しいけど」
勇「それが、いつか終わるのが怖いって言ったら――」

勇「……!」
勇「……ぷはっ!」
勇「あ、あなたはいつもそうよね」
勇「私が弱音を吐くことを許さないんだから。……だから」

勇「私は、あなたといたいって思うのよ――」

勇「……んっ」
勇「む、胸……そんな、好き?」
勇「ど、どうして……あっ……男子、は」
勇「胸が……そんなに、好き、なの?」

勇「んんっ!」
勇「……男子だから? り、理由になってないわよ。もう」
勇「……他の男子にも、私の胸とか注目されてるのかしら?」
勇「え? 胸だけじゃなくて普通に目立ってる?」
勇「……あなた、私から離れないでね。もう、あなた以外、考えられないんだから」


111 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:04:28 BxBcmn7U

――

勇「……」
勇「……はっ!」
勇「ま、まだ、寝ないわよ?」
勇「センター前に眠って、追い込み不足なんて笑えない、んだから……」
勇「……ね、寝そう」

ギュッ

勇「……え?」
勇「な、何で、後ろから……?」
勇「こうしてれば眠らないって……あ、あなたも勉強しないと」
勇「……ううん、ありがと」

勇「あなたが抱きついてくれてるうちに……勉強、頑張るわね」
勇「そうしたら――」

ギュッ

勇「……真正面から、あなたにちゃんと抱きつかせてね?」


112 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:13:05 BxBcmn7U

――

勇「……遂に、この日が来たわね」
勇「試験、終わったら……ここで待ち合わせて」
勇「後で一緒に帰りましょう?」
勇「大丈夫。……もう、ここまで一緒にあなたと過ごしてきてよく分かったもの」

勇「――あなたといることが」
勇「モデル業よりも、ずっと大事だってこと」

勇「今なら、そう言い切れるから」
勇「……行きましょう?」
勇「いい? 私は、あなたに教えてもらったことを全部ぶつけてくるわ」
勇「だから、あなたも――」

勇「絶対に、合格してね?」


――

勇「……」
勇(な、何であんな偉そうなこと言ってるの私は……!)カァァ
勇(そのセリフを言うべきなのは彼であって、私じゃ……あ、あら? 頭が回らなくなって――)

勇「……あっ」
勇(お守り……合格祈願の)
勇(彼と一緒に買いに行った、お守り――)

勇「……」ギュッ
勇(よしっ)

勇「行きましょう――」


113 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:22:04 BxBcmn7U

――

勇「……番号、あった?」
勇「良かったわね。……ね、ねぇ? 私の、見てくれない?」
勇「これなんだけど……あ、ある?」

勇「……な、無くても別にいいのよ?」
勇「無くてもあなたとは一緒だし、大学が別でも付き合えるし、一緒にいられないからって寂しすぎるわけじゃないし」
勇「だ、だから――え? あ、あった?」

勇「……」
勇「ね、ねぇ?」
勇「ギュッて、してもいい?」
勇「あ、あそこのカップルとかキスしてるけど……そ、そこまでの度胸は――」

勇「――!」
勇「……こ、こんなとこで不意打ちはダメでしょ! もう」
勇「……えいっ」

勇「お返し。いつもやられてばかりだったし」
勇「……え? 今度は抱きついてキスしたいって?」
勇「……いいわよ? それじゃ」

勇「――ずっと一緒、だからね?」


114 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:24:47 AFP3C1Y6
ヌッ!


115 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:42:19 BxBcmn7U

 ――その後のちょっとした話。

 私は、モデルの契約を打ち切った。
 元々、そういう雰囲気は出してきたのが功を奏してか、支障なく終わったと思う。
 まあ、先輩たちみたいに追っかけとか熱心なファンが生まれる前にひっそりと引退したのが良かったのかもしれない。

 それでもマネージャーさんたちには随分、引き止められた。
「そのまま続けてればトップモデルも夢じゃない」とか。
 きっとお世辞じゃないのだと思う。その人は、今まで何人もモデルを見てきたことは知っていたから。
 
 でも私には、それよりも大事なことがあった。

 ドアベルを鳴らす。
 ドアが開く。
 室内からかぎ慣れた、とても心地のいいにおいがする。
 今日も私の好物を作って待ってくれていたらしい。

「……モデル活動とかも無いから、そんなに張り切ってくれなくても良かったのに」

 冗談半分、本気半分で私は言う。
 どうも彼は、私に関係すると本気になっちゃう気がするから。
 それでも、もちろんとても嬉しかった。


116 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:43:06 BxBcmn7U

 ――いつかのこと。
 私が勝手に、もうこの関係は無理なんじゃないか、と泣きながら打ち明けた時、彼も辛いだろうに私を受け入れてくれた。
 それどころか、ずっと優しくしてくれた。
 私は、そんな相手といられることを誇りにすら思う。

 だから、私はこう言う。

「……約束、してたわよね」

 きっと、顔は真っ赤だと思う。
 彼も、やっぱり赤い。当然かもしれない。

 だって、今から私が話すことは――

「ほ、本番の約束。……今日、しましょうか?」

 私たちが一緒にいるようになってから、ずっと先送りにされて、もしかしたら無くなっていたかもしれない、一種のおとぎ話。
 その幸せが今、目の前に現実として広がっていることが照れくさくて、だけどとても嬉しくて――

 私は返事を待つ前に、彼に思い切り抱きついた。


 おしまい


117 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 15:44:55 BxBcmn7U
ここまでです。
初体験の話、大学に入ってからのあれこれはスレが残ってたら書きたいと思います。
一発ネタで終わらせるつもりが、入れ込んで長くなりました。

原作の勇は大学生になってもモデルを続けていますがifストーリーということでオナシャス!
ありがとうございました。


118 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 21:00:11 oGaXpG0o
凄い良かったんで一気読みしました、さあセックスを


119 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/03/20(月) 21:09:23 AFP3C1Y6
やりますねぇ!


120 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/09(日) 01:04:04 L/In9D.g
勇「――サークルとか決めた?」
勇「考え中? そうよね……」
勇「私も決まらないの……あーあ。モデルやめちゃって、燃え尽きちゃったのかしら?」

勇「もう、いっそ入らないで、ずっと二人でいましょうか?」
勇「意外とアリだと思うんだけど、どう?」
勇「……せっかくだし、何かやりたい? い、一理あるわね」

勇「まあ、入るとしても緩い感じの所がいいと思うの」
勇「ほら。本気のサークルだと、あなたと一緒にいられる時間が……って、何で笑うの?」
勇「可愛いから、って……か、からかわないでってば」カァァ

勇「……」
勇(「本番の約束、しましょうか」なんて言いながら、私は直前で何だか怖くなってやめてしまった)
勇(彼は何も言わずに、笑って受け止めてくれた。自分のペースでいいから、と)
勇(その日も結局、その……か、彼のを弄って我慢してもらうという、高校時代と変わらないことをして終わりになった)
勇(申し訳ない気持ちもある。自分から言っておいて、先送りにするなんて、という意味で)

勇「……ねぇ?」
勇「そ、その……あ、あなたの家で、サークルのこととか履修のこととか話し合わない?」
勇「べ、別に、『したい』とかそういうわけじゃなくて! ……こ、声が大きい?」カァァ


121 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/09(日) 01:04:23 L/In9D.g

――

勇「……ん」
勇「ぷはっ! ……け、結局、キスしちゃったわね」
勇「あーあ。これじゃ、普段と変わらないじゃない……でも」
勇「――もう、いいわよ、ね?」モジモジ

勇「……ビクビクしてるわね」
勇「そんなに溜まってたの? ふふっ、やっぱり可愛い……」
勇「え? 私のほうが、って……そ、そんなこと言うとペース上げるわよ!」カァァ
勇「すぐに出しちゃダメだからね? だって――」

勇「そうしたら本番の時、困るもの」

勇「……」
勇「本番、いつでもいいって言ってくれたわね」
勇「だから私は――あなたに甘えさせてもらうわ」
勇「ありがとね。……だから」

勇「きょ、今日も、その……す、素股まででいい、かしら?」カァァ


122 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/09(日) 01:05:47 L/In9D.g
勇姉が素股とか言うと興奮する……興奮しない?
そんなこんなで、まだ本番には行けない模様
焦らしてすまんな

久々に書いたためかアイデアがなかなか思いつかず……
何か良い案がありましたらオナシャス!


123 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/09(日) 05:41:48 kFhUYgSI
お前の投稿を待ってたんだよ!


124 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/11(火) 21:34:56 OifEqCL2
文才ありますねぇ! 早く続きを書いてくれよ!(ビンビン)


125 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 00:33:56 WMg/jJFE
勇「……んっ!」
勇「そ、そこ……こす、っちゃ」
勇「だ、ダメ……よ」ビクッ

勇「ちょっ!? な、何で、おっきく……!?」
勇「だ、ダメ、なの、に――」

勇「んんっ!」ビクンッ
勇「……」
勇「あ、あのね。いくら、その……す、素股、だからって限度があるでしょ!」
勇「擦られてフクザツな気分になる感覚、あなたに分かる? 感じてるのになかなか、その……い、イけないのよ?」カァァ
勇「……ごめんなさい。今の、忘れて」

勇「……な、何で抱きしめるの?」
勇「可愛いから、って……り、理由になってないわよ」

勇「……お風呂」
勇「入ってから帰りたいんだけど……貸してくれる?」
勇「……」チラチラ
勇「い、一緒に入りたいなら……い、いいけど?」
勇「……分かりやすい? あ、あなたね!」カァァ


126 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 00:48:21 WMg/jJFE
勇「……」
勇「お、お風呂中も抱きしめるの……?」
勇「ま、まあ、いいけど。……嬉しいし」ボソッ
勇「な、なんでもないわよ! わ、笑わないで!」カァァ

勇「……はぁ」
勇「最近は、あなたにリードされっぱなしで私がリードできてないわ」
勇「そろそろ、私にリードさせてくれない?」

勇「……いつでもいい?」
勇「……」
勇「そ、そう言われると照れるわね……わ、笑わないでよ!」カァァ

勇「――決めたわ」
勇「いい? 今から、あなたの、その……な、何でおっきくしてるの!」
勇「そ、そこを擦るわ。そうね……4分、耐えて?」
勇「いい? 耐えないと、本番は……え? 5分でもいい?」
勇「……」
勇「そ、それじゃ申し訳ないから! いつまでも本番できないじゃない!」
勇「もうっ。それじゃ、少しでいいから耐えて……わ、笑わないでったら!」カァァ


127 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 00:59:28 WMg/jJFE
勇「……もう遅いから送る?」
勇「……」
勇「い、妹たちにバレちゃうじゃない! ……あっ、でも、もうモデル辞めたし」
勇「……い、いい、わよ」

勇「――そろそろ、うちの母親に挨拶してもらおうと思ってたし」
勇「……べ、別に、結婚とかそういうんじゃなくて!」カァァ

――

忍「お姉ちゃん、お帰りなさい! ……って、あれ?」
アリス「イサミ、そこの人は……?」
勇「……あっさりバレたわね」

忍母「まぁまぁ。勇を送ってくれたの? ありがとね」
忍母「お茶でも飲んでく? 用意できるけど……」
勇「お、お母さん!」

忍「……お姉ちゃん」
アリス「……イサミ」
勇「な、なに?」
忍「おめでとうございます」
アリス「おめでと!」
勇「ふ、二人とも!」
忍「私たちはお部屋に行ってましょうか」
アリス「そうだね!」

勇「……」カァァ
忍母「そうなのね。今日も勇と一緒にいたのね」
忍母「でも、学生だしちゃんと勉強も、ね?」
勇「お、お母さんも!」カァァ


128 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 01:09:33 WMg/jJFE
忍母「――勇。ちょっと席を外してくれる?」
勇「……う」
忍母「彼氏、いい人そうだし……二人きりで話したいの」
勇「……わ、分かったわ」
勇「で、でも! 終わったら、私の部屋に来ること!」
勇「それじゃっ!」
忍母「……可愛いでしょ?」クスッ
忍母「そう思う? やっぱり……」

忍母「……ありがとね」
忍母「勇、モデル活動とか色んな板挟みで悩んでたの」
忍母「でも……あなたは、それを助けてくれた。それは勇も認めることだと思うわ」
忍母「え? 勇が自分で解決した? ……勇は、あなたのことを心の底から頼りにしてたのよ?」
忍母「だから――って、ごめんなさい。喋りすぎね」

忍母「……出来たら」
忍母「あなたから勇への気持ちを教えてくれない?」
忍母「あっ、好きだってことは知ってるからいいわ。……そうね」

忍母「一緒にいて、勇の可愛いところとか――」

――

勇「……あっ。お、終わったのね」
勇「そ、それで……なに、話したの?」
勇「……な、何で、照れるのよ?」
勇「ど、どこまで、お母さんに教えたの……?」
勇「……だ、だから、照れないでよ」カァァ

――

忍「――お姉ちゃんたち、本当に仲良しですね」クスッ
アリス「そうだね! 見てて嬉しくなっちゃうなぁ……」
忍「……いつか、私の『お義兄さん』とかになるんでしょうか」
アリス「かもねっ」

――

忍母「……ふふっ」
忍母(若者は可愛いわねぇ……)
忍母(そういえば、勇から聞く限り料理が本当に上手だったっけ? ……今度、料理勝負とかいいかもね)クスッ


129 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 01:10:36 WMg/jJFE
多分、ここまで
結局、イチャラブになるしかないんやなって……
書いてて楽しいけど、これでいいんですかね?

リクエストはいつでも募集中です
大学での出来事とかも書きたいですね


130 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/15(土) 02:37:33 qjalwnnI
お前の投稿を待ってたんだよ!


131 : 転生MUGEN者ロア :2017/04/15(土) 04:15:52 ???
いいゾ^〜


132 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2018/04/07(土) 23:47:51 IfmeKN/A
なんだこのスレタイ!?と思ったらSSで草


133 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2019/01/13(日) 21:46:54 ZW0Zt1DQ
もう原作ではシノたちが大学生になりそう


134 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2020/06/20(土) 20:06:50 zh2rRcPY
もう続きはないんですかね・・・


■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■