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【SS】向日葵「私の太陽は」【鬱注意】
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・ゆるゆりSSです
・アニメ1、2期の団地設定を借用します。これが苦手な方、また鬱・胸糞がそもそも無理な方は見るのをお控えください
・描写は想像です。間違ってるところはお許しください。
それでもよければどうぞ
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櫻子「ねー向日葵。そういえばなんでそんな言葉遣いなんだっけ?気がついてたらなってたよなー」
向日葵「えーっと、それは…」
私が世間でお嬢様言葉を使うようになったのは私が自我を持ち始めた頃からですわ。幼い頃は櫻子とは普通に話してましたが途中からそれも許されなくなりましたの…
少し寒気がしてきましたわ…
あれは、まだ私が大きな家にいて、本物のお嬢様のころ
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良いワケねーだろハゲ
消えろ
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>>3
えぇ…(困惑)
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落としたほうがいいなら未完成で終了します
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>>5
落とすかどうかはAILEくんが判断するし気にせず投稿して大丈夫なんじゃないですかね?
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書いて書いてー
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皆さんありがとうございます
投稿速度遅いかもですが許してください
あとAILEくん、荒れるようならすぐ落としてもかまわないです
ではどうぞ
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向日葵父「向日葵、お前は〇〇家の娘なんだ。恥のないよう振る舞いなさい。」
向日葵「…はい、お父様」
小さい頃から父と話す時には跪く。こうしつけられた。私は出来の悪い子だからお父様に従わないといけないらしい。それでも認めてほしいからがんばりましたわ
私立の幼稚園に合格した時はたまに褒めてくれましたわね。
ですが、そこでは他の子たちと私との差が歴然と出ていましたわ。
向日葵「お父様。どうしてあの子と遊んじゃいけませんの?」
向日葵父「あいつはお前をダメにする。友人はきちんと選べ!」
私は自分が好きな子といるという当たり前のことができないことも、父の教えと受けとめてきましたわ。ただ一人の子を除いては
櫻子「ですわだって〜。変なの。でもかわいいね!」
櫻子と私は腐れ縁ですわ。
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櫻子「ねえねえ、名前なんて言うの?」
向日葵「古谷向日葵ですわ」
櫻子「ならひまちゃんだね!」
向日葵「ひまちゃん?」
櫻子「私は櫻子。さーちゃん!」
向日葵「…ええ、宜しくお願いしますわ。」
私は父の友人の子どもとは違うおバカで純粋な笑顔に癒されましたの
櫻子「ねえねえ、ひまちゃんはランドセル楽しみ?」
向日葵「そ、そうですわね…」
もうすぐお別れかも、なんて言えませんでしたわ
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向日葵父「あそこはやっぱり質の悪い子どもも多かったか…。向日葵。小学校はここにいけ」
父は小学校も指定してきましたわ。最近あそこは父の会社の息がかかっていたともわかりましたわね。それでも世間ではいわゆるお嬢様校として有名でしたわ。
向日葵「え…ですがみんなと…」
向日葵父「なんだと!?あのクソガキ共に影響されたのか?」
向日葵「いえ、ここにしますから許してください」
私は学校を押し付けられたことはあんまり辛くありませんでしたわ。それよりもあの子と離れたくない、その一心がありましたの。
ですが父は怒ると何をしでかすかわかりませんわ。私は受験勉強に励みましたわ。
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ですが、努力でも叶わないことはありますわね
向日葵「うう…頭痛い…」
向日葵母「大変!すごい熱!仕方ないから公立の方に…」
向日葵父「だめだ!受けにいけ。落ちたらタダじゃおかないからな!」
向日葵母「あなた!向日葵はもう充分がんばってます!だから…」
向日葵父「うるせえ!俺に恥をかかせるな女の癖に!」バシッ
向日葵「やめてください!受けに行きますから手を止めてください!」
父は気に入らないことがあればよく母を叩いていましたわ。ですが母も父の社会的地位を気にして耐え忍んでましたの。
私もがんばったつもりでしたわ。ですが、こんな調子で受験しても結果はお察しですわね
向日葵「申し訳ございませんでした…」
向日葵父「…向日葵、後で来い」
殺される。幼心ながらそう思いましたわね
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向日葵父「お前!俺は世間様の笑い者だ!今まで育ててやったぶんの金返せ!邪魔なんだよ!」バシンバシン
肌の一部が紫に変わる。鈍痛を感じながら私は許しをこうしかできませんでしたわ。
向日葵父「ちっ、もういい。お前なんて降ろさせればよかった」
中絶の意味は当時分かりませんでしたが、ひどいことを言われたとは自覚していましたわ。
こうして鬱々とした気分のまま小学校に入学しましたの。
でも、そこにはあの子がいましたわ。
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櫻子「あれ?ひまちゃん!なんでここにいるの?」
向日葵「実は落ちてしまいまして」
櫻子「へへーん、『私はお嬢様ですのよ?』なんていったのに?」
向日葵「なっ、ひどいですわさーちゃん」
櫻子「ま、よくないけど私はうれしいよ。ひまちゃんと一緒になれて」
向日葵「えっ////私は別にうれしくなんてありませんわ/////」
この頃から友達とは別な感情を持ってたのかもしれませんわね。それから下らない喧嘩も始まりましたわ。
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向日葵「お父様。100点取りましたわ。」
向日葵父「…ちっ。どうでもいい。おいお前!酒持ってこい!」
向日葵母「はい、ただいま」
父は私が落ちてからお昼からお酒を飲むようになりましたわ。そのせいで仕事の信頼も減っていったそうな。私には滅法関心がなくなってしまいましたわ。ですが、私には勉強する意味がありましたわ。父に代わる、より楽しい勉強が
櫻子「げっ…50点…。ひまちゃん頭いいんだね!」
向日葵「まあ、簡単ですわ。」
櫻子「ならさ、勉強教えてよ!ひまちゃんとならたのしくやれる気がする!」
こう言ってくれたので教えるためにがんばりましたわ。櫻子は結局勉強はできませんでしたが、その時間は楽しみにしてくれてましたの
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向日葵父「向日葵、お前のために投資した分、待ってやるから返せ。高校にはいかせねえよ。」
向日葵「…はい。」
父は会社もクビになり、再就職しましたがそこでもうまくいってませんでしたわ。ですがかつての贅沢なくらしが忘れられずに私たちの生活費を使い込んでましたの。それでお金が足りてませんでしたわ。
私もそれを理解して了承しましたの。まだ中学生になってないころですわね。
私は料理を作ることを始めましたわ。
ですがそれも楽しかったですわね
櫻子「うわー!これ向日葵が作ったの?食べていいの?」
向日葵「はい、宜しければ感想を聞かせてくださいな」
櫻子「うまっ!毎日向日葵のお菓子食べたい!」
向日葵(それってプロポー…////)
現実の光と影それぞれ体験しながら。間もなく中学生になるころ
悪夢がおきましたわ。
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向日葵(あれ?私のパンツが…)
妙な事が起きてる。下着が減ったり部屋に入られた跡があったり。
母に聞いても知らないとのこたえ。となると…
いいえ、下手なことをいって殴られるのは嫌ですわ。
そんな日、父に呼び出されましたわ。
向日葵父「向日葵、お前大きくなったな。」
父が私の頭をなでている。あっ、本当は愛されていたのですわね…
向日葵「はい…お父様のおかげで…」
向日葵父「こんなところもな」
父は私がコンプレックスにしている胸をいきなり触ってきた
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向日葵「嫌っ!」
向日葵父「うるせえ!お父様の言う事聞けねえのか!」
父が私の服をハサミで強引に切り裂く。
向日葵父「ほら、暴れると切れるぞ」
向日葵「うぅ…お母さん…さーちゃん…助けて…」
向日葵父「お父様が喜ばせてやるっていってんだろ!」
強烈な足蹴りが子宮に入る。激痛に悶えていると、甘い囁きがあった
向日葵父「いうこと聞けば大学いかせてやるよ。体で払え」
向日葵「そんな…たすけ…」
後はよく覚えてない。だが、私は確実に汚れた。そのまま死を待つだけになった。
父は事後、母が呼んだ警察に捕えられ、今はどこにいるかわからない
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母は父と正式に離婚した
聞くと父に仕事も辞めさせられ、新婚時代から暴力があったらしい。
私と母、それに楓は団地に移った。母の所得だけではこれが限界だ。
家はだいぶ薄暗い。こんなところ…と思いつつも地獄から解放された安心感のほうが大きかった。
母は忙しいので、元父に教えこまれた料理をする。買い物に出かけようとすると
会いたくて会いたくない人がいた
櫻子「あれ?向日葵?なんでうちの近くに」
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向日葵「え、ええ。実は最近引っ越したんですの」
もう正直に話すしかない。それで嫌われても仕方ないので
櫻子「ほんと?それならいつでも遊びにいけるじゃん!宿題見せて!」
全く…そんなところも好きですわよ
向日葵「来てもいいですが、文句は言わないでくださいな」
私はあえて自分の家に案内した。それで櫻子が私を切ってくれると信じて
向日葵「ここですわ。…ふふ、暗いでしょう。少しじめじめしてますわね」
櫻子「…向日葵」
それきた。
櫻子「向日葵しばらく入院してたじゃん。その時のこと話して」
いつもおバカな子がこんなに真剣になってる。
櫻子「この櫻子様に話せないのかこのバカ向日葵ー!」
向日葵「うっ…櫻子…さーちゃん…実は…」
櫻子「ひ、向日葵、言いすぎたごめん」
向日葵「そうではなくて…」
私は櫻子に甘えましたわ。これが最後かもしれませんわね
櫻子「…向日葵、気づけなくて悪かった!」
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櫻子「私も向日葵のためになんかするから!買い物いくんでしょ?私がいってくる!」
向日葵「ちょ、櫻子」
櫻子「ぜぇ…ぜぇ…。今戻ったぞ」
向日葵「櫻子、お塩を頼んだのにどうして砂糖なんですの?」
櫻子「あっ!ごめん!」
やっぱりいつもの櫻子ですわね。気がつくと泣くのをやめてクスクス笑っていた
向日葵「いいんですのよ、櫻子はそのままがいちばんですわ。」
櫻子「ほんとに?今までみたいに甘えてていいの?」
向日葵「ええ、あなたは私の太陽みたいな人ですわ。これからも私といてくださいな」
櫻子「うん!ならしゅくだ」
向日葵「だめ」
こうして今に至りますわ。
櫻子「…向日葵、もしかして変なこと思い出させた?」
向日葵「いいえ、強いて言うならあなたのお馬鹿なものを思い出していましたわ。」
櫻子「なんだと!このおっぱい!」
ギャーギャー対等に喧嘩する。好きな人とできるなら幸せですわ。
たぶん今日もうまく眠れない。そのせいで朝がきつい。櫻子には低血圧と伝えてますが、バレてるのかもしれませんわね。
それでも、触れないでいてくれるなら
ずっとそばにいてくれるなら
感謝ですわ、櫻子
終わり
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向日葵父が出所してくると思った
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NaNじぇいらしからぬまともな素晴らしいSSスレ
ちょっと泣きそう
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