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【ヤンデレSS】一ノ瀬志希「秘密のトワレ」【オリP】
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一ノ瀬志希「結婚したの?あたし以外の女と・・・」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1477415294/
↑のスレに触発されて書きました。よろしくお願いします。
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――清浄なる世界で君とこうなりたかった。
――あぁ、もう戻れない。ごめんね。
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あたしはトイレの個室に篭り、震える手で小瓶に入った液体にタブレットをひとつ放り込んで軽く揺らす。
そしてタブレットが溶け切ったのを確認すると、揮発した気体を鼻から一気に吸い込んだ。
鼻腔にわずかな痛みを感じた後、精神の高揚と、同時に全能感と多幸感が火花のように脳を駆け巡る。
怖いものなんて何もない、これから始まるライブだって失敗するはずがない、そう自分に言い聞かせた。
「…馬鹿みたい……」
しばらくそれに浸った後、苦笑いをしながら手の震えがなくなったのを確かめるように
手を握っては解くを繰り返しながらつぶやく。
いつからか、あたしはこんなものに頼らないと人前で自分を保てなくなっていた。
初めはおまじない程度に効果の弱いものを作って使っていたけど、どんどん効果の強いものを
求めるようになって今ではそこらに出回っている粗悪なドラッグと大差のない、用法を間違えれば
毒にしかならないものにまで手を出してしまっていた。
薬物の寛容性の怖さを十分理解しているはずの作る側の人間が、こんなありがちなスパイラルに
陥ってしまっている事が皮肉としか言いようがなくて笑うしかなかった。
優秀なサイエンティスト、ギフテッド、そして飄々として掴み所のないアイドル。
それがあたしの表向きの顔で、周りから求められる姿だった。
それを破綻なく演じ続けなければならないと思うほど、出来なければ見捨てられ、
みんなあたしから離れて行ってしまう気がして怖かった。
アイドルになる前は限界が来る前に失踪という形で逃げ出して、
こちらから全てをリセットする事が出来たけど、顔と名前を知られてしまった今はそうする事も叶わず、
求められる姿と一致していたはずの内面が少しずつ乖離していくのを役割という鎖で無理矢理に
繋ぎ止めるしかなかった。
また少し手が震え始めた。
気持ちを落ち着かせるように目を閉じて事務所のみんなの事を思い浮かべる。
アイドルのみんな、ちひろさん、トレーナーさん、そして――
彼の顔を思い浮かべて目を開いたら、もう手の震えは止まっていた。
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「お待たせ〜♪」
「おせーぞ志希! もう開演間際だぞ!」
あたしは極力“表の顔”で振る舞う。
ステージ裏で待ちぼうけを食らっていたであろう彼――あたしのプロデューサー――は
ピリピリしているみたいで、いつもより少し語気が強かった。
「にゃはは♪ ちょっと準備に時間掛かっちゃってさ〜」
悪びれもせずそう言い放って頭上のモニターに映る薄暗い画面をじっと見つめる。
「志希、緊張してんのか?」
「…まっさか〜、ムシャブルイってヤツだよ!」
彼の方に向き直り、努めて笑顔を作って答える。
「見かけによらず結構なビビリのくせによく言うよ。ホレ、不安があるならここで吐き出してけ」
彼が意地悪な笑顔を浮かべて私の心を見透かしたような軽口を叩くと、
あたしは視線をモニターへ戻してつぶやくように話し始めた。
「……そりゃあね。こんな規模のソロライブなんて初めてだし、今日はフレちゃんも
周子ちゃんも来れないしさ〜」
モニターに映る客席はありがたい事に満員御礼で、ファンのみんなは薄暗い中開演を今か今かと
待ちわびてくれている。これから数時間、これだけの数のファンの前で役割を演じ切らなくてはいけない。
それもたったひとりで。せめて特に仲の良いふたりが激励に来てくれれば気も楽になったのに、
今日に限って別の仕事が入ってそれも叶わなかった。
「上手くいかなかったらどうしよう、って思うとちょっと怖い……かもね♪」
おどけて言って彼の方に向き直ると、彼はさっきの意地悪な笑顔ではなく真面目な表情をしていて
少しドキリとした。
「志希、ちょっと手ェ出せ」
言葉の意図が分からず、あたしがおずおずと手を差し出すとぎゅっと彼は手を包むように握り
「俺の激励じゃ力不足かも知れねーけど……」と前置きをして話し始めた。
「怖いよな、俺だって怖い。だけど、怖いから失敗の可能性を考えてそれを無くすように努力をするんだ。
俺達は今日のために努力を重ねてきたよな?だから、きっと上手くいく。
ずっと見てきた俺が保証してやる。なんてったって、お前は俺の自慢のアイドルなんだからさ」
あたしに言っているのか自分に言い聞かせているのか分からない希望的観測。
なのになぜだか心に響いてくる。
その言葉と彼の手の暖かさに、心に巣くっていた不安と恐怖は薄らいでいった。
「……キミ、こんなセリフ吐いて恥ずかしくないのかな〜?」
気恥ずかしさを誤魔化すように軽口を叩くと、彼はパッと手を離してそっぽを向いてしまった。
少し赤い顔をして「何だよ人がせっかく……」とぶつぶつ愚痴っている彼の横顔に
心の中で「ありがとう」とつぶやいた。
会場にブザーが響き、開演アナウンスが流れると、ステージ裏に緊張が走った。
オープニングの立ち位置に着く直前、彼へ声を掛ける。
「さっきのキミの言葉、本当かどうかちゃんと見ててよね♪」
「ああ、任しとけ!」
彼はニカッと笑って答え、あたしの肩を軽く叩いてステージへ送り出した。
位置に着くと息を整えながら彼の言葉を思い出す。
あたし達は十分な努力をしてきた。後はそれを披露するだけでいい。
あたしの手を包み込んだ大きく力強い彼の手の暖かさを思い出す。
トイレで使ったあんなものよりも、ずっとあたしの不安を癒してくれた。
これから始まるあたしと、彼と、ファンのみんなが織り成すステージ。
もう頭の中には、全てが上手くいく姿しか思い浮かばなかった。
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光と音と熱狂が引き起こすケミストリー。その中であたしは歌い、踊り、扇動する。
客席はあたしの一挙手一投足に蠢き、リズムに合わせて色とりどりのサイリウムが揺れた。
この場の全てが噛み合った自分の実力以上のパフォーマンスに気分はトリップする。
芸事の世界でたまに耳にする“神が降りる”という感覚は、きっとこういう感じなんだろう。
思い通りに進む、都合のいい夢のようなステージに、神様なんて不確かなものを
信じていなかったあたしも、ほんの少しだけだけど、その存在を信じてしまいそうな程だった。
オープニングからアンコールまでの全ての演目をやり遂げ、足早にステージ裏で待つ彼の元へと向かう。
あれだけのステージをこなしたにも関わらず、ステージに降りた神様が
そのままあたしの身体に居座ったみたいに疲れは感じなかった。
そして、あたしの事を迎えに来ていた彼が目に入ると、あたしはギアをひとつ上げて彼の胸に飛び込んだ。
彼はあたしをぎゅっと抱きとめて「やったな」「凄かった」とたくさん褒めてくれて、
そうしている内に涙声になって「ありがとう」と繰り返すから、釣られてあたしまで泣いてしまった。
初めて感じた紛い物じゃない全能感と間近で感じる彼の体温と匂い。
今この場、この時に、あたしの肩を抱きしめる彼の左手に嵌められたリングの冷たさだけが異質で、
相応しくないように思えた。
-
――――――
――――?
―――希?
――志希? 起きてるか?
どこからか彼の声が聞こえる。
どうやら彼の運転するバンに乗り込んだ後、力尽きて知らぬ間に眠ってしまったらしい。
あれほど軽いと思っていた身体が嘘のように重くて、耐え難い眠気を感じる。
彼が何やら独り言のように私に語り掛けているようだけど、ほとんど頭に入って来ない。
申し訳なく思いながらも、睡魔に負けて意識を再び手放そうとした時、
――最後にこんなステージを見せてくれるなんて、もう思い残す事はないよ。
その言葉が耳に飛び込んできて意識が覚醒させられた。
彼は引き続きあたしに語り掛けているけど、今度は違う理由で言葉が入って来なかった。
彼はさっき“最後に”と言った。つまり、今回を最後にあたしのそばから離れて行ってしまうという事だ。
パパもママもあたしから離れて行って、ようやく出来た弱さを見せ合える人がまたいなくなってしまう。
どんな理由があるにせよ、それを受け入れる事は到底出来ない。
――どうにかして彼をあたしのそばに引き止めなければいけない。
――そのためなら、あたしは全てを捧げたって構わない。
――あたしはもう、彼がいないとあたしでいられない。
寝た振りをしたまま、疲れの消えた身体と妙に醒めた頭でそんな事を繰り返し考えていた。
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「志希、起きろ、着いたぞ」
あたしのマンションの地下駐車場にゆっくりとバンを停めた彼に声を掛けられ、
たった今目を覚ました振りをする。
「今日はお疲れ様、何度も言うけど最高のステージだったよ」
「うん、ありがとう……」
「はは、その様子だと本当に疲れてるみたいだな。明日からオフだからゆっくり休め」
「うん……」
彼が労いの言葉を掛けてくれるが、あたしは切り出さなければならない話の
きっかけが掴めなくて気の抜けたような返事ばかりしてしまう。
「……今後のあたしの活動ってどうなるの?」
苦し紛れに色々な意味に取れるジャブのような質問をぶつけてみる。
「どうだろうな、今夜これだけのパフォーマンスを観せたんだ、いい意味での方針転換はあるかもな」
彼は嬉しそうにあたしの今後を語り、言外に込めたあたしの聞きたい事には答えてくれない。
「まぁ、何にせよ全てはオフが明けてからだ。しっかり休んだ後に改めて――」
「その時! …その時に……キミはあたしのそばにいてくれるの?」
彼の言葉を遮って核心に触れる言葉を吐き出すと、彼の笑顔が一瞬崩れた。
「……どうしたんだ、急に」
「最後だなんて嘘だよね!? これからもずっと一緒にやって行けるんだよね!?」
あたしのまくし立てるような言葉に彼は笑顔の代わりに焦りと困惑が入り混じった表情を浮かべ
「起きてたのか……」とつぶやいた。
「ねぇ、嘘って言ってよ……これからもそばにいるって言ってよ……」
「……黙っていたのは済まない、謝るよ。だけど、もう決めた事なんだ。
後任には俺なんかよりもっとお前に相応しい優秀な――」
「そんなの必要ない! あたしはキミじゃないとダメなの! キミに一番近くで観ていて欲しいの!」
縋るように彼の腕にしがみついて懇願する。
駄々をこねる子どもみたいな、感情的で一方的な我儘なのは分かってる。
「事務所の意向って言うならあたしが上に掛け合うから!」
「そうじゃない。俺が会社を辞めるんだ」
「どうして!? “思い残す事はない”なんて言葉、未練のある人間の吐く台詞じゃない!
本当はまだこの仕事続けたいんでしょ!?」
「……済まない…………」
それでも、口を閉ざしてしまったら全てが終わってしまうような気がして、
自分の内側から溢れ続けるそれをぶつけ続けるしかなかった。
「お願い……あたしの事好きにしていいから……これからも一緒にいてよ……」
「志希……」
身体を好きにされても、軽い女だと思われても、卑怯者と思われても、
それで彼が思い留まってくれるのなら構わない。
彼があたしの方へ身体を寄せて手を優しく握る。それだけであたしは胸の鼓動が早まるのが分かった。
だけど――
「女の子がそんな事言っちゃダメだ、それに俺は嫁さんを裏切れない」
そう諭すように言って彼は優しくあたしの手を腕から引き離した。
どうやっても彼を引き止める事が叶わない事実にうつむくと、重力に引かれるままに涙がこぼれた。
彼はあたしの手を握ったまま「済まない」「許してくれ」と繰り返し許しを乞う。
あたしの全てを賭けた願いは受け入れられず、ただあたしと彼の距離よりも
ずっと近くにいる存在との繋がりの強さを見せ付けられただけに終った。
あたしの手を握る彼の左手のリングが、まるであたしを「哀れな女だ」と嘲笑うように
鈍く光っていた。
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あたしが泣き止んで再び静寂を取り戻した車内で、彼と上辺をなぞるような会話を重ねる。
「本当にこの業界に思い残す事はないの?」
「未練がないと言えば嘘になるけど、満足は出来たよ。志希、全部お前のお陰だ。ありがとう」
――お礼なんていらない。
「至らない所が多かっただろうに、よくこんな俺に付いてきてくれたと思うよ」
「ふふん♪ あたし人を見る目はあるからさ〜」
――キミじゃなければアイドルになんてならなかったし、キミがいないなら続ける意味もない。
「あたしの色仕掛けも通じなかったし、ホント奥さんの事好きなんだね」
「……ああ、俺には過ぎた嫁さんだと思うよ」
――あたしの方がキミのパートナーに相応しいのに。
「会社を辞めてどうするの?」
「嫁さんの実家の家業を継ぐ事になってるんだ」
――あの女はあたしから彼を男としてだけじゃなく、プロデューサーとしても奪うのか。
「……最後に正直に聞かせて? あたしの事、担当アイドルじゃなく女として見た事はあった?」
「…あ〜……まぁ、な。お前、スタイルいいくせに無防備すぎだ。お陰で何度もドキドキさせられたよ」
――嘘吐き」
彼の脇腹に晶葉ちゃんが護身用に持たせてくれたスタンガンを押し当ててトリガーを引くと、
彼の身体はビクンと跳ね、こちらに身体を預けるように倒れた。
彼の頭を胸に抱え、髪の毛に顔を埋めて胸いっぱいに匂いを吸い込むと、それだけで
絶頂を迎えてしまいそうだった。
「……引き止められないなら――」
――繋ぎ止めてしまえばいい。
もう返事をする者がいないはずの車内で、誰かがあたしのつぶやきにそう答えたのが聞こえた。
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ホモは文豪
支援(パンツを脱ぐ音葉)
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厚いカーテンを閉め切った薄暗い部屋の中には淫靡な匂いが立ち込めている。
汗、唾液、愛液、カウパー腺液……様々な匂いが混ざり合ったそれは天然の媚薬みたいに
あたしを高揚させる。その匂いを強く感じるために、あたしはベッドの上に横たえた彼の身体を
犬みたいにくまなく嗅ぎ、そして舐め回した。
彼は気絶したまま四肢をベッドのフレームにテープで固定されているのにも関わらず、
敏感な部分にあたしの舌が触れると、無意識に身をよじり、腰を動かした。
あたしを求めるようなその反応にたまらなく愛おしさを感じる。
より一層彼の匂いと味を楽しむために、一番匂いの強い彼の陰部に顔を近づけて大きく息を吸い込む。
「ふふ♥……すごい濃い匂い♥」
すでに力強く、腹筋に貼り付くように屹立した彼の陰茎はあたしの息が掛かるだけでピクピクと動いた。
手で優しく包むように触れて軽くキスをして、ゆっくりと下から上へと舌を這わせる。
亀頭に差し掛かったところで裏筋から陰茎と亀頭の段差をぐるりと舌先で撫でるように味わう。
そこから僅かに螺旋を描くように尿道口へ向かって上がっていく。
あたしは指で軽く亀頭を抑えて尿道口を広げるようにすると、優しく舌先をねじ込んだ。
「んっ……なんだかしょっぱい♥ でもクセになりそう♥」
アンモニア臭と生臭さが混じった独特の匂いに脳は蕩け、秘所に指を這わすと、
白衣がわりに羽織った彼のワイシャツ越しにも関わらず、恥ずかしいほど濡れて、
染みを作っているのが分かった。
「んふふ♥ まだ彼のを味わってるだけなのに♥」
その染みの上から割れ目に沿って指を動かしながら彼の亀頭を口に含む。
歯が当たって傷を付けてしまわないように優しく、舌で包むように触れて
頭をゆっくりと上下させるように動かすと陰茎はビクビクと動き、口の中で
亀頭がさらに膨張していくのが分かる。
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「……志希?……お前、俺に何をした……?」
苦しそうなほど充血したそれの絶頂ももうすぐだろうと大きな期待と少しの不安を抱えて
待ち構えていると彼が目を覚まし、怒りと悲しみの入り混じった表情であたしに問い掛けた。
あたしはぷはっと彼の亀頭から口を離して、手で優しくしごきながらとそれに答える。
「何って、どれの事? あたしがキミを気絶させた事? 今こうしてキミを縛り付けて身体を味わってる事?
それとも寝てる間にあたし特製の催淫剤と興奮剤を投与した事?」
「全部だ! …なぁ志希、今ならまだ間に合う。俺はお前を傷付けたくないんだ」
あたしは彼の陰茎をしごく手を止めて、彼に微笑み掛ける。
そして苛立ちをぶつけるように陰茎の根元をぎゅっと強く握り締めた。
つられて笑顔を浮かべていた彼の表情は苦痛に歪み、亀頭はさっきまでよりも充血して
パンパンに膨れあがる。
「やっぱりキミは嘘吐きだね。そうやって思いやるフリをして、人の好意を躱すんだ」
努めて淡々と話しながらと握った手を上下に動かすと、それに合わせて彼がうめき声を上げるが、
構わず乱暴にしごき続ける。
「それが却って人を傷付けるって事も本当は分かってるんでしょ?キミはずるいよ」
「そんな事、こんな方法を取った今のお前に言われたくない!」
「にゃはは♪ それはそうかもね〜」
彼の至極当然な言葉に吹き出すと、手を止めて、今度はカウパー腺液でベトベトになった亀頭を
優しく握り込み、捻りを加えながらそこだけを擦るように刺激し始めると、彼の腰がビクンと跳ねた。
「んふっ♥ ここキモチイイんでしょ? 知ってるよ♥」
「くっ……やめろ……」
手の動きに合わせてくちゅくちゅという音と彼のうめき声が部屋の中に響く。
彼はしばらく歯を食いしばり、あたしから与えられる快感に抗っていたけど、
遂にはあたしの手の中にびゅるっびゅるっと脈打つように暖かいものを吐き出した。
「にゃはっ♥ すごくエッチな匂い♥ ほら、量もこんなに出たよ♥」
彼を見つめながら手に放たれた精液を全て舐め取って口に含むとゆっくり口腔内で
転がすように味わった後飲み込んだ。
「……なぁ、もう満足したか? だったらテープ解いてくれよ」
彼は恥辱と敗北感の混ざった表情を隠すように逸らしてそうつぶやき、
その言葉、表情、仕草、彼の全てがあたしの支配欲を刺激した。
「だ・ぁ・め♥ それに――」
精液塗れになった亀頭を口に含むと彼は腰を引くように体をよじるが、体重を掛けて腰を押さえつけて
亀頭表面と尿道に残った精液を綺麗に舐め取り、吸い上げる。
「……キミのココはまだ全然満足してないみたいだし♥」
「それはお前の薬のせいだろ……さっきのだって無理矢理射精させられただけだ」
「うん、知ってる♪ 今までのはただのヘンタイごっこ♪ それなりに楽しかったけど、
攻めるのも飽きてきたし――」
あたしは彼の股の間から腰を上げると、秘所をそれに擦りつけるように彼の陰茎の上に跨って
「本番のこっちは、キミの意志で奪ってもらおうかな♥」
笑みを浮かべて彼を見下ろしながらそう宣言した。
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見下ろす彼の目は恐怖の色に染まり、口は「止めてくれ」「許してくれ」という懇願の言葉を繰り返す。
視線はあたしが手にしているペン型注射器に注がれ、身体は逃げ場を求めるようによじられている。
「輝く世界の魔法〜♪ あたしを好きになれ〜♪」
そう口ずさみながらリズムに合わせての中の薬液が混和するように注射器を振りながらふと思う。
本当にそんな魔法があったとして、今あたしの手にあるものと何が違うんだろう、と。
魔法がどういう仕組みで作用するのかは知らないけど、結局のところ、
何かしらの力で心を支配するという事に変わりはないんじゃないだろうか。
現に始めは強い抵抗の意思を見せていた彼も今は恐怖に支配されて従順になっている。
「志希……お願いだ、止めてくれ……」
今まで聞いた事のない彼の弱々しい声に我に帰る。
「動くと身体の中で針が折れるよ」
あたしはそれを無視して彼の脇腹に針を突き刺し、注射ボタンを押す。
注射器を引き抜くとぷっくりと血が丸く滲んできて、それを舐め取ると鉄と薬液の味がした。
「…お前……狂ってるよ……」
「サイエンティストなんてみんな後ろ暗い欲望の持ち主だよ? それで、これが本当のあたし。
……嫌いになった?」
「……ああ、大嫌いだよ」
「…にゃはは♪ 君は優しいね」
彼は忌々しげに顔を逸らしたけど、こうまでされてもあたしを嫌い切れていないみたいだった。
「じゃあ、始めよっか♪ キミとあたしの我慢比べ。キミが薬の効力が切れるまで耐えられるか、
その前にあたしの事を好きになるか♪」
「こんな事されて好きになんてなる訳ねぇだろ……」
「まぁまぁ、そうつれない事言わないで♪ ……あたしは今日知ったキミの弱々しいところも
怒ると怖いところも全部ひっくるめて好きだよ。だからキミもあたしの全部を知って
好きになって欲しいな」
あたしがそうつぶやくように言うと彼は突然の告白に呆気に取られたように一瞬こっちを見たけど、
大きく舌打ちをして再び顔を背けてしまった。
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ぴちゃぴちゃと水の滴るような音に合わせてと彼がうめき声を上げる。
あたしは彼が気絶している間に調べ上げた敏感な所を重点的に攻める。
場所によって舐めたり、吸ったり、爪の先で触れるか触れないかの強さで引っ掻いたり。
強くは行わず焦らすように、そして決して陰部には触れないように、
じっくり時間を掛けて行う。
「好き♥ 大好き♥」
彼の顔が近づいた時には必ずあたしの好意を口にした。
本心半分、聴覚からの刺激半分で口にし始めたそれは言葉にするにつれ
気持ちが溢れていっていつの間にか打算的な考えは消え去ってしまった。
「ねぇ……キス…して?」
秘所を彼の身体に擦り付けながら、紅潮し熱を持った顔に触れてキスをせがむ。
始めの内は拒んでいた彼も今はあたしを受け入れて自分から舌を絡めてくれるようになった。
「…ん♥ どう? あたしの事好きになってくれた?」
長く深いキスの後、彼の耳元でそう囁くと彼はコクコクと首を縦に振った。
「ああ……好きだ……だから、もっと、もっと……」
虚ろな目で吐き出されたその言葉にあたしはこれまで以上の深いキスで応える。
「嬉しい……あたしもキミの事大好きだよ♥ それじゃあもっとキモチイイ事いっぱいしようね♥」
ビリビリと右手のテープを剥がして拘束解くと、彼はワイシャツの隙間から手を入れて
乳房に触れてくる。
「んっ♥ キミ、おっぱい好きだよね♥ 前からよく盗み見してたし♥」
しばらくされるがままにさせた後、焦らされ続けて痛そうなほど怒張した彼の陰経に跨り
腰を前後に動かして愛液を擦りつけるようにして刺激する。
彼はあたしを求めて手を伸ばすけど、身体を起こせない状態では
触れる事は出来ず空を切り、彼は困惑した顔であたしを見つめている。
「残りのテープを外す前にお願いを聞いてくれる?」
「…ああ……だから早く――」
その問い掛けに、血走った目であたしの身体を舐めるように見回しながら彼はそう答えた。
あたしは笑顔を作ってお願いを口にする。
「…その左手の指輪……キミが外して捨てて?」
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ええぞ!ええぞ!
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彷徨うように空を切っていた彼の右手が止まった。
虚ろで興奮と快楽に染まっていた目は、代わりに戸惑いと絶望が入り混じった色が宿っている。
「な…何で……」
「意思を見せて? あの女じゃなく、あたしを選ぶってキミの意思を。…んっ♥ そうしてくれたら……
あっ♥ …あたしの全てをあげる♥」
亀頭をあたしの膣の入口に当てがい、挑発するように腰を上下に動かす。
あたしの敏感な部分が触れると電気が走ったような快感が走り、そのたびに言葉が途切れた。
触れ合うふたりの隠部は愛液なのかカウパー腺液なのかもう分からなくなった粘液で覆われ、
腰を動かすたびにくちゅくちゅと音を立てる。
彼は強く拳を握りしめていた右手を左手へと伸ばし、指輪へと手を掛ける。
指輪はゆっくりと、時折動きが止まったり元の場所へ戻ったりしながらも、
遂には左手から離れ、ベッドの脇から床へと落とされて転がっていく。
「あっ♥ ふふふ♥ それじゃあ全部テープ外してあげるね♥」
その言葉に彼反応せず、ベッドから力なく右手を下げ、指輪の転がっていった方向に
視線を向けていた。
「……これももう脱いじゃおう」
聞こえるようにそう言って羽織っていたワイシャツを脱ぎ捨てる。
その衣擦れの音に惹かれるように再びこっちに釘付けになった彼の視線に
あたしの心は暗い優越感で満たされる。
彼の顔に乳房を押し付けるように右手の拘束を、隠部を見せ付けるように
四つん這いになって両足の拘束をそれぞれ解く。
「あっ♥」
拘束が解けた瞬間、彼はあたしを組み伏せて貪るように乳房に吸い付き、前戯もなく挿入した。
破瓜の痛みと同時に膣内に大量の熱いものが注がれているのを感じる。
一度達したのにも関わらず、彼は硬度を保ったそれで引き続き乱暴に腰を打ち付ける。
「あはっ♥ 激しい♥ もっと♥ もっと、キミの好きなようにして♥」
あたしはその動きに合わせて、彼を求め、受け入れるように腰を振る。
今のあたしはきっと歪んだ優越感と征服感に染まった目をしているんだろう。
それがもたらす圧倒的な多幸感の前に破瓜の痛みさえも快感に感じる。
汗や血や精液や愛液の混じった隠微な匂い、腰がぶつかり合う音、あたしの嬌声、
出し入れする度にする、ぐちゅぐちゅという音、彼が涙声で漏らすあたしへの、
あるいは彼自身に向けた苛立ちや嫌悪や憎悪を込めた言葉が部屋の中を満たしていく。
彼の動きが早まり、再び達しようとしているのが分かる。
「キス♥ キスしながら一緒に♥」
あたしが全てを受け入れようと彼の腰に脚を絡め、キスをねだると、
彼はあたしに覆い被さり、口腔内を犯すような乱暴なキスをしながら果て、
それと同時にあたしも絶頂を迎えた。
膣が彼の子種を残さず搾り取ろうときゅうきゅうと収縮運動を繰り返している。
「……好き♥ 大好き♥」
果てた後、力尽きたかのようにのしかかる彼をぎゅっと抱きしめ、心からの気持ちを囁く。
「ちくしょう……くそっ……」
彼はそれには応えてくれず、涙を流し、呪詛のような言葉をつぶやいていた。
それでも繋がったままの彼の陰茎は未だ力強さと熱を帯びている。
「ねぇ、もっとキミの事教えて? いつものキミも、誰にも見せない内面も全部知りたいの」
そう耳元で囁いて、ぐずる子どもをあやすように彼の涙を拭い、優しく抱き締めて髪の毛を
手櫛で梳かしながら腕の中の弱々しい彼を守るように背に回した手に力を込めてぎゅっと抱き締めると、
彼はあたしに縋るように強く抱き付き、涙を流しながら「志希……志希……」と
うわ言のようにあたしの名前を繰り返しながら再びゆっくりと腰を動かし始める。
どんな形でも彼から求められているという事実に安らぎと幸福を感じていた。
あたしは自分の全てを捧げて、彼の全てを手に入れた。
たとえ一番欲しかったものは紛い物だと分かっていても、腕の中の彼の体温と匂いが本物なら
それで構わなかった。
-
交わっては気絶するように眠り、目を覚ましたらまた交わる、そんな風にお互いを求め続けた。
時間感覚はとっくに失われて、何時間、いや何日経ったのか分からない。
唯一、ベッドから見上げる窓を覆う厚いカーテンの隙間から差し込む光が、今が夜じゃない事を報せている。
あたし達が横たわるベッドのシーツは色んな液体が染み付いて、冷たく、不快で、
隣の彼に目をやれば、焦点の合わない目で虚空を見つめて何かをつぶやいている。
頰はこけ、目は落ち窪み、数時間、あるいは数日でここまで人相は変わるのかと思うほどだった。
ふいにインターホンが鳴った。
居留守を使ってやり過ごしていると、今度はドアをノックする音と、何かを呼び掛ける
知らない誰かの声がする。途切れ途切れに聞こえる言葉の中に「警察」という単語が聞こえた。
嵐が過ぎ去るのを待つように息を潜めていると、今度はドアのロックの開く音と、
そのすぐ後に開けようとしたドアにチェーンが引っ張られる鈍い音がした。
わずかに開いたドアの隙き間からあたしと彼の世界を壊す声がする。
慌ててベッドから降りると、ふらつく足取りで仕事用のバッグまで辿り着き、
取り出した液体の入った小瓶に残りのタブレットを全て混ぜ合わせる。
「もう誰にも渡さない……ずっと、ずっと一緒に……」
それが完全に混和するように小瓶を振りながら戻ったベッドの上の彼は、この状況でも
身動ぎ一つせずにいる。彼に寄り添い、慈しむように彼の頰に触れると、がさりという
乾き切った感触がした。額にキスをして触れた唇で感じる温度もひどく冷たい。
それでも彼は触れられ、キスをされると穏やかな微笑みを浮かべた。
さっきの小瓶の中の液体を全てを口に含み、彼に口付けて液体の半分を彼の口腔内に流し込むと、
彼は親鳥に餌を差し出された雛のように疑う素振りも見せず液体を飲み干した。
それを見たあたしは残った半分を同じように飲み込む。
彼の身体の上に覆い被さって全身で彼を感じるように抱き付くと、彼もそれに応えるように
あたしの背中に手を回し、抱き締め返してくれた。
少し驚いて彼の顔を窺うと、さっきと変わらずどこかを見つめていて、
抱き締め返してくれたのがただの無意識の反射だった事が少し寂しくて、悲しかった。
そのまま彼の顔をじっと見つめていると、また口をパクパクと動かし、何かをつぶやき始めた。
あたしは彼の声が聞きたくてそのつぶやきに耳を澄ます。
「……志希……好き…だ…った………ずっと……」
その絞り出したような掠れた声に思考が止まり、理解した時には涙が溢れて止まらず、
自分の声とは思えない悲鳴のような嗚咽が漏れた。
あたしが一番欲しかったものは手を伸ばせば触れられるところにあった。
それなのに、あたしはそれに気付かず本物を汚して、壊して、紛い物に変えてしまった。
彼が秘めていた想いを知って、これまで過ごした彼との記憶が今まで以上に色鮮やかで輝いて見える。
胸にあったはずの安らぎも幸福も、本物の眩いばかりの輝きの前にその醜さが露わになり、
悔恨と絶望へと姿を変えていった。
ぐしゃぐしゃになった顔で彼に口付けて、縋り付くように力一杯抱き締める。
――清浄なる世界で君とこうなりたかった。
しゃくり上げながら、お気に入りだった自分の歌のフレーズを口にする。
―― 、 。 。
その後に続くはずのフレーズは、思う事すら許されなくて。
自分の行動を取り消したいと願うほど、もう取り返しが付かないという事実を突き付けられる。
あれだけうるさかったあたしと彼の世界を壊す声はもう聞こえない。
誰かに壊されるよりずっと前に、あたしが自分で世界を壊してしまっていたと知った今では
もうそんなものどうでも良かった。
呼吸が遅く、浅くなっていく彼を見つめる涙で滲んだ視界も、意識も、暗く霞んでいく。
少しずつ、だけど確実にふたりの全てが失くなっていく。
それでも涙の味がした最後のキスと彼の最期の言葉だけは失くしてしまわないようにと
薄れていく意識の中で何度も何度も思い返していた。
【おわり】
-
指輪くん迫真の煽りがセクシー…エロイっ!
-
くぅ疲。
あんまり(う)っぽくならなくてごめんなさい。
ヤンデレとR-18は初めて書いたので描写がヌルくてごめんなさい。
ヤンデレは純愛だと思いました(小並感)
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悲しいなあ…
名作をありがとう
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CuPはホモ、ホモは文豪、はっきりわかんだね
アイドルやシチュエーションにアジャスト出来るオリPものはやっぱり魅力がありますね
公式のPでは引き出せないアイドルの魅力もあるからね、供給量が少ないから武志希とかも見たいんですが
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やはりホモは文豪
オツシャス!
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地の文もちゃんとしてるし凄いっすね…(感嘆)
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なんだこの名作!?(驚愕)
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志希にゃんメインの二次創作での王道を征く構成SSいいゾ〜これ!
指輪の描写好き
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哀しい名作だぁ...カンディル...(感涙)
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NaNじぇいってたまに文豪湧きますね
既婚Pと人気アイドルがヤク中になって心中とか週刊誌が面白がって書いたり憶測広がったりでプロダクション潰れそうだし
しきにゃんのファンが逆恨みしてPの妻の家やPの実家燃やすとかもしそう
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面白かった(小並感)
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悲しいなあ…だからこそだいすき
指輪くんの煽りほんとすき
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いいですね……これはいい
輝く世界の魔法のアイロニカルなところとか指輪捨てるところとか、頽廃的な感じがとてもいい
個人的な好みを言わせてもらえれば指輪捨てるシーンにはもうちょっとタメが欲しかったけどこれはこれで
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哀しいなぁ…
こんな文豪兄貴と名作を産み出すとかやっぱ秘密のトワレは名曲やなって…
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高い技量で王道を往く名作、誇らしくないの?
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嫁さん視点の話とか見たいけどなぁ〜
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>>32
イントロだけ書いた。
-
一ノ瀬志希。
彼女は優秀なサイエンティストであり、ギフテッドと呼ばれるほどの才女であり、
そして、私の夫が最後に担当していたアイドルだった。
-
――今まで見てきた娘たちには悪いけど、正直言ってモノが違う。
――アイドルになったばかりなのに、もう自分が教える事がほとんどないくらいだ。
彼女がアイドルになりたての頃、よく彼はそんな風に彼女の事を語っていた。
彼は気付いていなかっただろうし、私も指摘はしなかったけれど、その時の彼はまるで
憧れのスーパースターについて語る子どものような、熱に浮かされた表情をしていたのを今でも覚えている。
けれど、彼女との付き合いが長くなるにつれ
――俺じゃもうこれ以上あいつの魅力を引き出せない。
――俺なんかより相応しい、もっと優秀なプロデューサーを付けてやりたい。
そう自分の不甲斐なさを嘆いたり弱音を吐く事が多くなった。
決して口には出さなかったけれど、彼はどこかのタイミングで自分が凡庸だと気付かされたんだろう。
過ぎた薬が毒であるように、彼女の非凡な才能は彼を蝕み、自信を打ち砕いた。
だからきっと、あれだけ天職だと言っていたプロデュース業を辞めて私の実家の家業を
継ぐと言ってくれたんだと思う。
失意の中でそれを決めたであろう彼には悪いけれど、不規則な生活にいつも疲れて見える彼の事が心配だったし、
何より家業を継いでくれればずっと一緒にいられると思うとそれだけで嬉しかった。
彼女のソロライブがプロデューサーとしての最後の仕事に決まってからの彼の入れ込みようは凄まじく、
徹夜、休日出勤、時には急に夜中に起き出して仕事に向かう事もあった。
それを窘めると「これが最後だからわがままを許してくれ」と申し訳なさそうに頭を下げられた。
「今回だけは目を瞑るけど、無理はしないで」と伝え、最後の仕事が成功するよう、
珍しい彼のわがままを私なりに支える事に決めた。
しばらく後になってから聞いた話だと、彼の最後の仕事は大成功を収めていたらしい。
そんな事、お祝いする事も労う事も出来なくなってから聞いてもただ辛いだけなのに。
-
彼はライブの後事務所へ連絡を入れたのを最後に連絡が取れなくなり、二日後、
担当していたアイドル、一ノ瀬志希のマンションの一室で家主と共に遺体で見つかった。
彼らの遺体からは違法薬物の使用と毒物を服用した形跡があったそうだ。
見つかった時の詳しい状況は誰も教えてはくれなかったけれど、その頑なに口を噤み続ける態度と
彼の左手から消えた指輪が雄弁に事実を語っていた。
要は、私は彼女に負けたのだ。
一緒に過ごす時間だけではなく、女性としての魅力でも負け、彼を奪われた。
けれど、彼はたとえ彼女に関係を迫られてもそれを受け入れたりはしないと確信出来る。
確かに彼女は私にはない魅力をたくさん持っている。
道を行く男性十人にどちらが魅力的かと尋ねれば、十人が彼女を選ぶだろう。
それでも彼は――心の内はどうあれ――夫婦という形を壊してまで関係を持ったりはしない。
私の知っている、頑固なほど曲がった事が嫌いで、不器用なほど実直だった彼なら。
もし彼女が何かしらの方法で望まない関係を彼に強要したのだとしたら、それは到底許す事は出来なかった。
【続かない】
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もう終わってる!
こんな文章書いてさ、誇らしく無いのかよ?
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正直めっちゃ好みな内容だからもっと読みたいけど
ただ流石にこれ以上は広げようが無さそう……
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復讐する相手も既にいないですしね……
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奥さんが異変に気付いて手遅れにならない前に乗り込むifとかは読んでみたいですね
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これだけきっちり出来上がってる作品だとそれで完結したら美しい気もするし
確かに派生版を見たい気もありますね
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勝手な妄想ですけど、奥さんの名前が「シキ」だったら最期のシーンの悲壮感が増しますね
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>>42
それやばい
今のままでも、最後志希がそれに気付いてもどっちも悲しい
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激重志希にゃんと独身Pが純愛する世界戦も見たいけどな俺もな〜
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>>42、>>43みたいなのを書きました。
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交わっては気絶するように眠り、目を覚ましたらまた交わる、そんな風にお互いを求め続けた。
時間感覚はとっくに失われて、何時間、いや何日経ったのか分からない。
唯一、ベッドから見上げる窓を覆う厚いカーテンの隙間から差し込む光が、今が夜じゃない事を報せている。
あたし達が横たわるベッドのシーツは色んな液体が染み付いて、冷たく、不快で、
隣の彼に目をやれば、焦点の合わない目で虚空を見つめて何かをつぶやいている。
頰はこけ、目は落ち窪み、数時間、あるいは数日でここまで人相は変わるのかと思うほどだった。
ふいにインターホンが鳴った。
居留守を使ってやり過ごしていると、今度はドアをノックする音と、何かを呼び掛ける
知らない誰かの声がする。途切れ途切れに聞こえる言葉の中に「警察」という単語が聞こえた。
嵐が過ぎ去るのを待つように息を潜めていると、今度はドアのロックの開く音と、
そのすぐ後に開けようとしたドアにチェーンが引っ張られる鈍い音がした。
わずかに開いたドアの隙き間からあたしと彼の世界を壊す声がする。
慌ててベッドから降りると、ふらつく足取りで仕事用のバッグまで辿り着き、
取り出した液体の入った小瓶に残りのタブレットを全て混ぜ合わせる。
「もう誰にも渡さない……ずっと、ずっと一緒に……」
それが完全に混和するように小瓶を振りながら戻ったベッドの上の彼は、この状況でも
身動ぎ一つせずにいる。彼に寄り添い、慈しむように彼の頰に触れると、がさりという
乾き切った感触がした。額にキスをして触れた唇で感じる温度もひどく冷たい。
それでも彼は触れられ、キスをされると穏やかな微笑みを浮かべた。
さっきの小瓶の中の液体を全てを口に含み、彼に口付けて液体の半分を彼の口腔内に流し込むと、
彼は親鳥に餌を差し出された雛のように疑う素振りも見せず液体を飲み干した。
それを見たあたしは残った半分を同じように飲み込む。
彼の身体の上に覆い被さって全身で彼を感じるように抱き付くと、彼もそれに応えるように
あたしの背中に手を回し、抱き締め返してくれた。
少し驚いて彼の顔を窺うと、さっきと変わらずどこかを見つめていて、
抱き締め返してくれたのがただの無意識の反射だった事に少し寂しくて、悲しかった。
そのまま彼の顔をじっと見つめていると、また口をパクパクと動かし、何かをつぶやき始めた。
あたしは最期に彼の声が聞きたくてそのつぶやきに耳を澄ます。
――ずっと……一緒、に……ず、っと………
掠れた声で途切れ途切れに繰り返されるその言葉に涙がこぼれそうだった。
こんな形になってしまったのに彼もあたしと同じ想いでいてくれていた。
腕に力を込めて、涙を拭うように彼の胸に顔を埋める。
好きな人に抱き締められながら同じ想いを抱いて最期の時を共に迎える事が出来るなんて、
今のあたしにとってこれ以上望みようのないほどの幸せだった。
-
――ずっと…一緒に……いて…やれる……これからは…………
心臓が貫かれたような気がした。
彼は、誰に言葉を掛けている?
彼の目は、誰を見ている?
彼の心の先は、どこに向いている?
あたし? それとも――――
悲鳴を上げて、彼の腕を振りほどいて飛び起きた。
「もう一度好きって言って…? 好きなのはあの女じゃなく、あたしだって……」
起き上がるだけで息切れのする身体で彼に縋り付き、何度も懇願をする。
だけど、彼はうわ言のように誰のためか分からないつぶやきを繰り返すだけであたしの名前を呼んではくれない。
「お願い……あたしを…あたしだけを見てよ……」
見下ろす彼の顔に溢れた涙が雨のように落ちて濡らしても、彼は穏やかな微笑みを浮かべたまま、
その奥の虚ろな目で見えない何かを追うように虚空を見つめている。
「嫌だ…ひとりに、しないで……ひとりはやだよ……」
息が切れ、ぐらりと世界が揺れて、身体を起こしている事もままならなくなる。
引力に引かれて彼の身体の上に倒れると、再び胸に顔を埋める形になった。
手に入れたと思っていた彼の全ては、ほとんどが紛い物ですらない誰かからの借り物で、
唯一手に入れたのは卑怯な手を使ってまで彼と身体を重ねたという事実だけ。
それすらも、彼があたしの向こうに誰かを透かし見ていたのなら、ただの自慰行為の代わりでしかない。
こんなに近くに彼がいるのに体温も匂いも曖昧で、まるで彼があたしの世界からいなくなってしまったみたいだった。
身体はぐるぐると回り続ける頭とは切り離されたみたいに、身動ぎする事も出来ない。
玄関からはひとり取り残されたあたしに呼び掛ける声がする。
あたしと彼の世界を壊す声だったそれが、知らない間にあたしに唯一残された何かとの繋がりになっていた。
暗く霞んだ視線の先に窓辺からの光を受けて光る物がある。
それが彼が外して、捨てて、転がった指輪だと分かった時には、もう目を逸らす事も叶わなかった。
強く目を瞑っても、霞の中で見た光は瞼に焼き付いて残像となり、どこまでもあたしを追いかける。
光は何も言わず、ただそこにあり続け、ただ輝いている、まるでこの輝きそのものが自分と彼の絆だと言うかのように。
その光が薄暗がりで出来たあたしの世界を照らして居場所を奪っていく。
あたしは残り全てを使って彼の残り香を辿っていく。
光から逃げ、暗がりから暗がりへ隠れるように、彷徨うように。
あの光の下に晒されてしまったら、溶けて消えてしまうような気がした。
彼のいる場所までもうすぐ。
遠目に見える彼は穏やかな微笑みを浮かべながら何かをつぶやいている。
――ありがとう……あいしてるよ、シキ。
彼のいる場所は、暖かく優しい光の差す美しい世界だった。
【おわり】
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なんか芸術的(恍惚)
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何故か分かりませんが勃起しました
抜いてきます
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すげぇ・・・すげえよ>>1・・・
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なんてすごいんだぁ…
ホモは文豪、CuPは本当にホモだってねまた一つ確信させていただきました
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素晴らしい
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これ以上悲しさを強めるのはやめろォ(建前)ナイスゥ(本音)
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やっぱり…報われないヤンデレを…最高やな
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ふっと思った事が採用され素晴らしい作品なるなんて、文豪様はなんて凄いんだぁ…(恍惚
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独りよがりを待ち受けてるのはやっぱ悲劇しかないんやなって…
お互いの気持ちが通じてハッピーエンドな二人(周りから見てハッピーとは言っていない)もないと俺の心が壊れちまうよ
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>>56
最初のエンディングはメリーバッドエンドだから(震え声)
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pixiv見てたらこれ投稿されててびっくり
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SS総合スレで話題になっていたけど、他所に転載するのはなるべく控えた方が…
本人じゃないなら尚更酷いですし
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本人じゃないんですかね?
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SS速報等はNGでpixivはOKって事になったんでしたっけ?
書いた本人なら節度を守れば大丈夫ですかね
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pixiv見て気付いたけど昔ちえりんが母親になったりするSS書いてたお兄さんか。
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オリP流行れ!
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なんか残ってたので分岐書いた
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――有名になっても、欲しいものは何でも買えるようなお金を稼いでも、それだけでは幸せにはなれない。
ホテルの屋上から眼下に見える街の灯りをぼんやりと眺めながら、使い古された言葉をつぶやく。
昔はただの綺麗事だと思っていたけど、今は本当にそうだと思える。
あたしが幸せだったと心から言える日々は、今よりも有名でなく、お金もそんなにあった訳じゃなかった。
戻れない日々を思い返しても胸が痛んで涙が溢れそうになるだけなのに、もうやめようと思うのに、
何度も同じ事をずっとずっと繰り返している。
周りよりも頭一つ抜け出たこのホテルの屋上からは、あのライブをやったアリーナも見えている。
つい昨日の事のようにも思えるし、もうずっと昔の事のようでもある。
――ショーアップされた、あたしのためだけの舞台。
――何かが降りたような自分の実力以上のパフォーマンス。
――群体のように一体となってあたしの一挙手一投足に揺れるサイリウム。
――そばにいてくれた彼。
今でも詳細に思い出せる"都合のいい夢"のようなステージ。
それから醒めたあたしを待っていたものは悪夢のような現実で、全てを掛けても覆す事が出来ない絶望だった。
-
休暇を終え、重い足を引きずりながら事務所に向かう。
休暇のはずなのに身体も心も休まらず、眠る事も食事を摂る事もほとんど出来なかった。
それでも「彼に会える」という事があたしを突き動かす。久々にお風呂に入って、お洒落もした。
あたしと彼のステージは様々な媒体に取り上げられ、世間の話題の中心になっている、らしい。
プロデューサーとして得た名声に、彼の心が揺らいでくれやしないかと淡い期待を抱いた。
事務所では会う人会う人に祝福と賛辞の言葉を掛けられた。
ある人は興奮した様子で、またある人は感極まった様子で。だけどどんな言葉も心に留まらずに
どこかへ抜け落ちていってしまった。
今は誰よりも彼に会いたいのに、邪魔をされているみたいで苛立ちが募る。
キョロキョロと事務所の中を見回すとちひろさんが助け舟を出してくれてプロデューサーが
ミーティング室で待っていると教えてくれた。
はやる気持ちを抑えて、あえてゆっくりと歩いて彼の元へ向かう。さっきまでよりもずっと足が軽い気がした。
ドアの前に立って深呼吸ひとつして、ドアノブを握ってもう一度。
意を決してドアを開けると彼が笑みを向けたが、すぐにそれが曇ってしまった。
「顔色ひどいぞ、大丈夫か?」
彼はひどく心配そうに声を掛けるけど、その原因が自分にあると分かっているからか、どこかバツの悪い表情も混じっていた。
「あたしがこんなになってるのは誰のせいだろうね……」
わざと意地悪をして暗いトーンでそう言うと彼は「うぐっ……」と言葉に詰まってしまった。
「…なんてね、冗談、冗談♪」
「志希……やめてくれよ……」
しばらくの気まずい沈黙の後、パッと表情を変えて明るく振る舞うと、彼はホッとしたのか少し笑顔になった。
苦笑いだったのかも知れないけど、あの日以来の久々の笑顔にあたしの心の澱も取れた気がした。
「今日は何をするの?」
「前に言った通り、新しい担当プロデューサーとの顔合わせと引き継ぎだ」
「ねぇ、本当に辞めちゃうの? あたし達のライブ、評判良くて話題になってるんでしょ?」
「……ああ、そうだな」
彼は短く返事をして黙り込んでしまった。
悔いはないと言い切ったあの時の晴れやかな表情ではなく、何かを押し殺したような無表情をしている。
「新しい人、優秀なプロデューサーなんだっけ? でもさ、キミももうその仲間入りしてるんじゃないの?」
「…………もう、無理なんだよ……」
「は? 無理って何が――」
長い沈黙の後ようやく絞り出された彼の言葉を問い詰めようとしたら、ドアをノックする音に遮られた。
「お、揃ってるな。悪いけど早速始めよう。今日は時間があんまりなくてな」
返事をする前に乱暴に開かれたドアの先に視線を向けると、偉ぶった品のない感じの男が立っていた。
煙草の臭いと付けすぎた安っぽい香水の混ざったひどい臭いがしている。
まさかあたしに値踏みをするような視線を向けている目の前のコレが彼の言う優秀なプロデューサーだと言うのか。
助けを求めるように彼に視線を送ると、あたしから顔を逸らして、ホッとした表情で手元の資料に視線を落としていた。
-
あたしの性格、向いている仕事、好きな事、苦手な事、これからの活動の方向性……彼は手元の資料を使って丁寧に説明をしていく。
彼の説明は的を得ていて、こんなにもあたしを理解してくれている事が少しこそばゆくて、すごく嬉しかった。
その説明を目の前の男は椅子にふんぞり返って聞き、時折茶化すように話を遮っては一人で笑っている。
不愉快だ。とてつもなく。
「――引き継ぎは以上です。……私のアイドルを、一ノ瀬志希をよろしくお願いします」
「ああ、わかった、わかった。任せとけ。後は志希と二人で話するから、もう行っていいぞ」
彼は頭を下げてそう言ったが、男は資料から顔も上げずにあしらうように返事をした。
「…はい。失礼します」
彼は必死に取り繕っていたが、食いしばった歯で咬筋は盛り上がり、拳は強く握られていた。
――待って。行かないで。
軽く頭を下げて退室しようとする彼のスーツの袖を掴もうとした指は空を切って、また、引き止める事が出来なかった。
「志希、よろしくな。俺の言う通りにしてればもっと売れっ子にしてやるからさ」
煙草臭い息を吐きかけられる事も、馴れ馴れしく話し掛けられる事も、名前で呼ばれる事すらも虫唾が走る。
「とりあえず今後はバラエティ中心で行くぞ、もっとメディアの露出を増やそう。後はグラビアとか――」
この男は彼の話を聞いていたんだろうか?バラエティもグラビアも苦手だと説明していたのに。
「あたし、どっちも苦手ですけど?」
「けどさぁ、折角『イイモノ』持ってるんだから生かさないのは勿体無いと思わないか?」
あたしの身体を舐めるように見回した後、視線が胸元で止まった。
小さく舌打ちをして睨みつけるとようやくその視線を外した。
「っと、悪い悪い。いや、スタイルとかルックスだけじゃなくてさ、キャラクターもバラエティ向きだと思うんだよ」
こいつはあたしが『周りが求める一ノ瀬志希』に沿うように自分をすり潰して、取り繕って、
演じ続けた姿を本当のあたしだと思っている。きっとそれ以外を知ろうとする気もないんだろう。
「あたし別に今のままでいいんですけど」
苛立ちを隠しもせず本心を吐き捨てた。
彼と一緒に形作ってきたあたしのままでいる事が彼に育てられたアイドルだという証明だと思うから。
それを聞いた男はわざとらしく煙草臭いため息をついた後、心底呆れるように口を開いた。
――それじゃこれまでと同じつまんねー仕事しか出来ないぞ?
-
怒りと暴力衝動に回想が途切れた。今思い出しても顔が熱くなる。
それを怒りを鎮めるために思わず寄りかかっていたフェンスを殴り付けた。
そう言われた後の事はあまりよく覚えていないけど、きっと怒りに我を忘れて大暴れでもしたんだろう。
それから何もかも捨てて飛び出して、逃げ続け、そして今は旅から旅の根無し草だ。
例のあの男は確かにプロデューサーとしては優秀だったようで、
私が失踪した事を「電撃引退」「天才・一ノ瀬志希らしさ」とポジティブに変換して最後に一稼ぎしたみたいだった。
おかげであのライブは『天才の最後のステージ』などと持て囃されて、あたし自身も『伝説のアイドル』とかなんとか
勝手に有名になっていて、失踪生活の大きな妨げになった。
ついでに、正式に辞めるの手続きをしていないからか、肖像権の関係なのか分からないけど、
あたしの銀行口座にはすごい金額が振り込まれていた。だけど、あたしはそんなものに興味はなくて、
“彼に育てられたアイドル”でいられるだけでよかったのに。
その騒動の余波なのか元プロデューサーである彼にも注目が集まって、ネットに小さなインタビュー記事が載っていた。
――他に見てきたアイドルには悪いけど、モノが違った。
――技術的に教えてやれる事はほとんど無かった。
――その上で自然と正しい努力も出来る、本当の才能の持ち主だった。
少しあたしを買い被り過ぎで、自己評価が低い気がしたけど、そんな風に思ってもらえていたのを知って嬉しかった。
だけど読み進めると、
――常に自分の考えの先に行っている彼女に、自分がただの凡人だと思い知らされた。
――いつの頃からか、もう自分では彼女の魅力を引き出せない事を悟った。
――自分にも才能があったら、もっと一緒に活動出来たのに、と今でも悔やむ時がある。
短くまとめた記事だから本当に彼が口にした事かは分からないけど、あの日の様子からすると、
ニュアンスは違うにしろ、きっと彼の本音なんだろう。
-
胸が痛くなって俯くと、眼下に見える街の灯りのひとつひとつがそれぞれの得た幸せのようで、
あたしが手に入れられなかったものを見せつけられているように思えてくる。
あたしのために頑張ってくれる彼の負担を減らしたくて、ただ彼に褒めてもらいたくて、
彼の思考をトレースして、彼が求め、思い描く姿を想像して先取りした。
それでうまく行っている思っていたし、実際彼も褒めてくれていた。
だけど、それが彼の自信を無くさせる事に繋がっていたなんて、思いもしなかった。
「……彼に言われる事だけやっていれば、"本当の才能"なんてない、普通のアイドルだったら、
…思考をトレース出来るほど彼を……好きにならなければ……もっと一緒にいられたのかな」
街の灯りが滲んでぼやけた。
あり得たかも知れない未来、だけど、あたしがあたしでいる限り、きっとあり得えない未来。
だからきっと、この結末は運命なんだろう。
すっと立ち上がって屋上の端まで歩を進める。吹き上げる風に髪が煽られた。
足元から覗き見た地上は目の眩むような高さで、思わず足がすくんだ。
視線を上げて滲んで見える街の灯りを眺める。涙を拭って、あのライブをやったアリーナをじっと見つめた。
――あたしがあたしのままで、愛した人に愛される……もし次があるのなら、そんな世界がいい。
そう強く祈って、目の前に彼の姿を浮かび上がらせると、その胸に飛び込むように一歩を踏み出した。
【おわり】
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終わりっ!閉廷っ!落として!
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あ〜
好き好き好きあーすき
涙が出るほど好き
目から射精できる
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曇らせの意思は滅びぬ!何度でもよみがえるさ!
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いいっすねこういうの
ゾクゾクする
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幸せな分岐はどこ...ここ?
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カナシイ…カナシイ…
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>>74
(書け)ないです
書いて……?
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元プロデューサーの次のアイドルは加奈ちゃんかな?
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ここから元Pが止めに来る分岐とかよさそうだけどこのスレでは志希ちゃんは曇らせたままがいいですかね…
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二回も涙汁を出した。
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