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若葉「休日の使い方がわからない」
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提督「休日の使い方? 時間を持て余してるってことか?」
若葉「そうだ」
提督「自分の好きなことしたらいいじゃん」
若葉「…………無い」
提督「無いことなかろうよ。お前、鎮守府飼いの猫とよく遊んでるじゃないか」
若葉「もう少し有益な事がしたい」
提督「有益ねぇ……」
若葉「初霜に倣って自主訓練や、初春を真似て盆栽をしてみてもなんだか違う」
提督「子日は何してんだ」
若葉「ずっと寝ている」
提督「マジかあいつ。意外過ぎる」
若葉「なにかないだろうか?」
提督「そうだなぁ……取り敢えず色々と実践してみるかぁ」ガタッ
若葉「一緒に? いいのか?」
提督「おうよ。まぁ任せろ」
若葉「頼もしい」
……………………
若葉「こうだな」カンカン
提督「そうそう」
若葉「……よし、できたぞ」
提督「ほーう、初めてにしてはなかなかいい出来だな。なぁ夕張?」
夕張「そうですね。立派に本棚にして使えますよ! やるじゃない、若葉!」
若葉「開発みたいで楽しかった」
提督「物作りは面白いからな。よかったよかった」
夕張「いつでも工廠に来てくれていいからね!」
若葉「うむ!」
……………………
秋雲「構図はともかく色使いが統一感あって纏まってる。いい絵だと思うよー?」
若葉「どうやって直線を真っ直ぐ引いてるんだ……?」
秋雲「慣れだよ、慣れ。それ用の技法もあるんだけど……それよりさ、これだけ油絵いけるなら漫画のアシとかしてほしいんだけど……」
提督「秋雲ぉ……?」
秋雲「えー、若葉が良いなら別に良いでしょー?」
若葉「自分の絵に納得できない。手伝いなんて到底先の話だ」
提督「こだわり派だな……」
秋雲「職人気質だね、こりゃ」
……………………
若葉「いい匂いだ」
間宮「切り分けますね」ズッ
提督「絶対美味いだろこれ」
間宮「若葉ちゃん、きっと上達しますよ。ちょっぴり不器用な所もありますけど、真面目で向上心がありますから」
提督「包丁で指切るかと思ったからな……」
若葉「以後、気をつける」
間宮「はい、二人ともどうぞ!」
提督「いただきます。モグ……うめぇ!」
間宮「ふふ、美味しいです」モグモグ
若葉「悪くない。これを私が作ったんだな」モグモグ
間宮「ニューヨークチーズケーキは基本的に混ぜて焼くだけの簡単メニューよ。もし若葉ちゃんが他の物も作りたくなったら、ぜひまた来て頂戴ね?」
……………………
提督「日曜大工、絵、料理、弓道、ヨガ、ゲーム……一日でこんなもんか。どうだった?」
若葉「どれも悪くなかった」
提督「そうかそうか。まぁ、何も趣味は一つにしなきゃならん訳もない。興味を増やして暇な時にやりたいことやれば良いからな」
若葉「うむ」
提督「俺も暇な時はなんだかんだ読書か釣りか……たまに誰かとつるんだりするくらいだしなぁ。いい機会だったよ」
若葉「……提督。また今日みたいに私が暇な時は一緒に色々してくれるか?」
提督「んー? できる限りは俺も付き合うぞ」
若葉「そうか!」
提督「なんだ、お前一人で休日を使い潰す方法を探してたんじゃないのか?」
若葉「そうだ。でも、今日一日を通して分かったことがある」
提督「なんだよ?」
若葉「やはり提督と居る時が一番時間が流れるのが早い、という事だ」
提督「ったく……お前はほんっとにもう」ワシワシ
若葉「んぅ……ありがとう、提督」
提督「はいはい、どういたしまして」
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娘で相棒で戦友で嫁な若葉が大好きです
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ホモビ鑑賞が来るかと思った
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ああ^〜
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ああ^〜
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♥♥
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俺の心の傷がどんどん癒されていきますよ
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どっちも素直に好意を示すのホント好き
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