若葉「提督はずっと坊主だ」
提督「言ってくれるな……なんで今日に限って釣れないかねぇ」
若葉「場所を変えないのか？」
提督「釣りは気長にやるもんだと思ってる。忍耐よ、忍耐」
若葉「耐えるのは悪くない」
提督「お前がそう言うと素直に受け取れないな……」
若葉「？」
提督「いや、なんでもない。失言だった」
若葉「そうか」ﾋﾞﾝｯ
若葉「また来たぞ」ﾊﾞｼｬｯ
提督「カワハギか。なんかフグ類が増えてるな……？ 深海棲艦の影響か？」
若葉「今日はフグ刺しがいい」ﾁｬｯ
提督「鳳翔に頼みに行くか。若葉はもう引き上げるのか」
若葉「釣りは止めるが、まだここに居たい……だめか？」
提督「ダメなわけないだろ。まぁ見てるんだな、俺が爆釣する様を」
若葉「期待している」ｽｸｯ
提督「？」
若葉「よし」ﾄｻｯ
提督「っと。こっちに座るならそう言ってくれ」
若葉「邪魔か？」
提督「いんや、大丈夫だ。お前こそ足の間に座るのなんて窮屈だろうに」
若葉「これがいいんだ」
提督「そうかい」ﾋﾞﾝｯ
若葉「来たぞ」
提督「……若葉効果かね」ﾊﾞｼｬｯ
若葉「褒めてもらっても構わない」
提督「さすが若葉だ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
若葉「ん」ｽﾘｽﾘ
…………
提督「結局フグばっかだったな……大漁大漁」
提督「日も沈み始めたし、そろそろ帰るか」
若葉「………………」
提督「若葉？ 帰るぞ？」
若葉「……ｽ-……ｽ-……」
提督「寝ちまってる。ずっと静かだとは思ってたが、仕方ないか」ﾖｲｼｮ
若葉「ん……」
提督「そっと……そーっと……」ｶﾞｼｬｯ
提督「釣具オッケー、クーラーボックスオーケー。後は若葉を背負って、と」
提督「かぁーっ、重たい！ けど……まぁ悪くない重みだ」ｽﾀｽﾀ
若葉「…………」ｷﾞｭｯ
提督「……？ 気のせいか……」
若葉（背負われるのは――悪くない、な）
若葉「馬鹿！！！！！！提督それは毒があるんだぞ！！！！！（ながら手掴みで取り上げる）」
提督「えっ！…ってお前も触って…」
若葉「提督に何かあったらどうする！！！！体を大切にしろ馬鹿！！！（マジギレ）」
提督「えぇ…（困惑）」
成功 赤
バルタン星人かな？
セミ兄貴夏過ぎたぞ