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若葉「今日は良い天気だ」
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提督「そうだな。今日は秘書艦をよろしく頼むぞ……って」
若葉「なんだ?」
提督「朝っぱらから制服着崩してんじゃないよ、まったく……ほれ、こっち来い」
若葉「ん」
提督「…………」
若葉「提督?」
提督「お前寝てないな?」
若葉「二時間ほどしっかり寝た」
提督「二時間はしっかりとは言わんわバカタレ。どうりで髪の毛もいつもより跳ねてるはずだ」
若葉「任務に支障は無い。二十四時間、寝なくても大丈夫」
提督「な訳ないだろうが」ヒュッ
若葉「っ!」
提督「ほら反応が遅れた。夜更かしもほどほどにしとけよ。今日は無理せずに――」
若葉「寝れないんだ」
提督「あ?」
若葉「夜は、寝れない」
提督「……暗闇が怖いか」
若葉「分からない。ただ何もせずにいる夜は、無性に寝付けない」
提督「ふむ……ちょっと失礼」
ガチャッ ピッ
提督「……私だ。今日はいつ頃空く予定だ? ……メンテだよ。若葉が少しな。うん……ああ、分かった。じゃあそれで頼む」ガチャッ
若葉「私は病気なのか?」
提督「艦娘は人の病気にかからん。だが、体はともかく心はそうはいかなくてな。四六時中戦ってるんだ、少なからず病むこともある」
若葉「そうか……」
提督「心配しなさんな。そう深刻に構えることは無い。それはともかくとして、だ――寝るぞ」
若葉「えっ」
提督「診察時間まで寝ろ。どうせその調子じゃろくに執務も補佐できまい」
若葉「……すまない」
提督「謝ることはないぞ。誰にでもあることだ。執務室に仮眠用の布団置いててよかったわ」バサッ
提督「よっと」グイッ
若葉「!?」ドサッ
若葉「お、驚いたぞ!」
提督「あー悪い。細かいこたァ置いといて寝た寝た」
若葉「……どうして提督も一緒に?」
提督「人は母親の腕ん中が揺籃だったんだ。人肌があれば寝付きもよくなる」
若葉「母親の腕、か……」
提督「言わんとしていることは分かる。艦娘は確かに人のそれと違って最初から『完成』してるが、そこ以外は殆ど変わらないんだから大丈夫だろ」
若葉「……もう少し、寄ってほしい」
提督「ん」
若葉「提督は暖かい」
提督「お前が冷たいんだ」
若葉「もっと、寄ってくれ」
提督「ん」ギュッ
若葉「もっと」
提督「ん」ギュウッ
若葉「少し苦しいぞ――だが、悪くない」
提督「そうかい」ポンポン
若葉「…………提督」
提督「なんだ?」
若葉「………………」
提督「若葉?」
若葉「…………ス-……ス-……」
提督「寝たか……おやすみ、若葉」ナデナデ
若葉「ス-……ス-……ん、提督…………ス-」
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いいっすね…
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NaNじぇいで初めて平和な若葉を見た気がする
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こういうのがいいんだよこういうのが
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うおォン(興奮)
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やっぱり…プラトニックな…SSを…最高やな!
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ああ^〜
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若葉ほんとすき
二人で平和な生活送りたいけどなー俺もなー
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とんとんしてあげたい
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1476634937/
昨日のこれと一緒の人かな?
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すごくいい
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素晴らし菓子・・・
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ほぉーええやん、気に入ったわ
何話なん?
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素晴らしい
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