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若葉「提督も休憩か?」
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提督「若葉か。そういうお前も一服か?」
若葉「そうだ」
提督「なんでわざわざ喫煙スペースに来るかね」
若葉「煙草は吸えなくとも香りは嫌いじゃない」
提督「ほどほどにな。副流煙が艦娘に影響を与えるかどうかは定かじゃないが、分煙してる以上あまりよろしくない」
若葉「分かっている」
提督「ならいいが……」
若葉「提督、これを」
提督「いつも悪いな」ゴクッ
若葉「構わない」ゴクッ
提督「……うん。煙草吹かしながら珈琲飲んで海風にあたる……最高に気分が良い」
若葉「提督。お願いがある」
提督「珍しい。なんだ?」
若葉「私も煙草を吸ってみたい」
提督「やめとけやめとけ。体に悪いわ不味いわ煙いわで三重苦だ。女の子が吸うのは非常によくない」
若葉「一度だけでいい。今回だけで、後はやらない」
提督「ダメ」
若葉「では今から単艦でサーモン海に出撃する」
提督「仮にも上官を脅すなよ……わかった、一回だけだ。破ったら解体する」
若葉「ありがたい」
提督「ほい。えっと……しまった、火切らしたんだった。気取ってマッチなんか使ってるんじゃなかったな」
若葉「吸えないのか……」ショボン
提督「……! 若葉、ちょっと煙草咥えたままこっち向け」
若葉「こうか?」
提督「ん」ジュッ
若葉「ん…………げほっ」
提督「点いた点いた。大丈夫か?」
若葉「急に来たから驚いたぞ。どう吸えばいいんだ?」
提督「咥えたままゆっくり吸い込んでみろ」
若葉「すーっ……」
提督「で、吐く」
若葉「ふーっ……けほっ」
提督「初心者にはタールが重かったかもなぁ。不味いだろ?」
若葉「最悪だ。だが……悪くない」
提督「約束覚えてるよな?」
若葉「大丈夫だ」
提督「ならいい」プカ-
若葉「…………煙草は早いな」フゥ-
提督「まぁな」
若葉「…………」
提督「…………」
若葉「…………終わった」
提督「だな。いい時間だ、珈琲の残りを消化しつつ退散しましょうかね」
若葉「うむ」
提督「誰にも言うなよ? 特に真面目な連中に知れ渡ったら多目玉だ」
若葉「心配はいらない。貴重な体験だった」
提督「そうかぁ?」
若葉「提督とシガーキスをしたからな」
提督「ぶっ!! なんでそんな言葉知ってんだ!? 絶対に誰にも言うなよ!?」
若葉「?」
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こういうのでいいんだよこういうので
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銘柄はもちろん、わかばだ
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ああ^〜もう若葉好きになる〜
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あたられる海風ちゃんかわいそう
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おぉ〜ええやん!
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