巴「なんじゃ、不満か？」
P「別に。巴が相手だと強いから長引くんだよなぁ」
巴「ハッキリせえ。ウチの前で言葉を濁すな」
P「要するに、仕事中にやるには不適切だってんだよ。片手間でやるのも失礼だしな」
巴「最初からそう言やええんじゃ。したら、片手間でも済む詰み将棋にしようや」
P「えぇ？ どっちが先手？」
巴「ウチに決まっとろうが」
P「誰が負け確定のゲームなんかするか」
巴「そうとも限らん。まあウチに暇を持て余させた時点でおどれの負けじゃ」ｶﾁｬｶﾁｬ
P「はぁ……わーったよ」
巴「…………よし、できた。ほれ」ﾊﾟﾁｯ
P「ん………………」ﾊﾟﾁｯ
巴「そういえば」ﾊﾟﾁｯ
P「ん？」
巴「近頃は固い仕事ばっかりで、ふわっとしたのは無いんやの」
P「…………まぁな」ﾊﾟﾁｯ
巴「だいたい、こがーに退屈させとるのはなんでじゃ。なんぞデカイ山でも控えとんのか？」ﾊﾟﾁｯ
P「察しがいいな。今度のイベントでお前にゃ白無垢着てもらうぞ」
巴「………………本気か？」
P「親には許可貰った」ﾊﾟﾁｯ
巴「かぁー！ ウチを行き遅れさせたいんかダボ！」ﾊﾟﾁｯ!!
P「仕事だからな。だいたい、そんなけなと言ったらうちの事務所は何人行き遅れると思ってんだ」ﾊﾟﾁｯ
巴「すばろーしぃ……ウチの気持ちの問題じゃボケ。まぁ、ヒラヒラしたドレスやのうて白無垢なんは流石プロデューサーじゃ」ﾊﾟﾁｯ
P「まぁ万が一お前が行き遅れたら俺が貰うから心配しなくていいぞ」ﾊﾟﾁｯ
巴「覚悟せえよコラ。絶対逃がさんからなおどれ」ﾊﾟﾁｯ
P「おう、元より逃げるつもりなんざ毛頭無いわ。ところで巴」
巴「ああ？」
P「これ何手詰めだ？」
巴「五手」
P「もう六手目だぞ」
巴「あ゛っ」
P「くっくっく……俺の勝ちだな。さぁ仕事仕事っと」
巴「クソッ、納得いかん！ もっかいじゃもっかい！」
お嬢が丸くなってる
緑色の事務員「お金」