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【SS】ミカ「私も恋愛をしてみたい」
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ミカ「というわけで、恋愛の指南書を買ったわけだけど」
ミカ「一体何をすればいいのか全くわからない……」
ミカ「カンテレを弾いてれば人が寄ってくるのかな?」ポロロン
ミカ「……いや。これじゃただの客引きだ」
ミカ「こういうのじゃないんだ。私がしたかった恋愛というものは、きっと……」
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由花子の中の人が能登でしたね・・・(危惧)
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じゃけん想い人を別荘に閉じ込めましょうね^〜
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何もしなくても大丈夫やろ
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恋愛とは無縁そうなのにちゃっかり興味あるだなんてやっぱミカはすげぇよ…
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ミカ「というわけで、何から始めればいいのか考えよう」
アキ「……あの。それ、私も付き合わないとダメ?」
ミカ「協力してくれるんじゃないのかい?」
アキ「い、いや、それはいいんだけど……何を協力すればいいの?」
ミカ「そうだな……まずは手頃な相手探しか」
アキ「……ミカ、今まで男子との関わりあった?」
ミカ「……」
ミカ「そういえばなかったな」
アキ「はぁ……」
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ここまでは女子高男子校のカースト低い地味なグループの日常
ついでにいうとアキとミッコは休日も一緒の仲でミカはラインをやってない寮生
ここからも女子高男子校のカースト低い地味なグループの日常
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実家にお見合いセッティングしてもらうしかありませんね
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アキは地味だけど結婚早そうなタイプだと思う
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ミカ「何にしても、まずは接点を見つけることからだろうね」
アキ「それ、私に手伝えるのかな……」
ミカ「そこはほら。何とかなるよ」
アキ「どこに接点があるんだっけ……」
ミカ「まぁ、アキが無理なら他の人に頼るのも手だね」
アキ「え? 誰、誰?」
ミカ「それはまぁ……恋愛経験が豊富そうな人とか」
アキ「あっ! 大洗の武部さんとか?」
ミカ「そういえば彼女はオシャレに気を遣っていたな……さて。連絡してみるか」
ミカ「……と思ったんだけど、やっぱりアキがやってくれないか?」
アキ「どうしてそこで私!?」
ミカ「い、いや……こういう電話苦手だし」
アキ「み、ミカ……」
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アキ「……しょうがないなぁ」
アキ「もしもし? 武部さん?」
沙織「あっ、アキさん? こんにちは!」
アキ「今ちょっと時間いい?」
沙織「なになに?」
アキ「いやー……ミカがモテたいらしいんだけど」
ミカ「わ、私はそこまでは言ってないんだけどな……」
沙織「そっか。モテたい、かぁ……」
沙織「あのね。自慢じゃないけど、私結構モテる方だよ!」
アキ「あっ、やっぱり」
沙織「今日もね。近所のおじさんたちと挨拶してきたの!」
アキ「……え?」
沙織「私が『こんにちは!』って言うと、向こうもそう返してくれるんだよ!」
沙織「いやー、最近モテちゃって困ってるんだよねぇ……」
アキ「あ、あの、それは……」
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ミカ「……近所のおじさん。それは恋愛対象になり得るのかな?」ポロロン
アキ「い、いや……えっと」
沙織「でね! この前なんておじさんからキャンディーもらって――」
アキ「あっ、ご、ごめんね武部さん。ちょっと用事入っちゃって……」
沙織「あっ、そうなの? それじゃ、またね!」
アキ「う、うん……」
ミカ「……役に立ったかい?」
アキ「……ダメみたいだね」
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