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【四部マスSS】虫取り(ハンティング)に行こう!
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サマーシーズン到来!毎年杜王町では7月1日に『海開き』『川開き』が行われ、町の観光収入の約7割がこれからの2カ月に集中します。この時期のこの町にはお楽しみがいっぱいです。ですがお楽しみのためにはお金がいるわけで『あの3人』はその問題に直面していました・・・
仗助「チクショォ〜!せっかくのサマーシーズンだってのに金が全然ねぇぜッ!」
億泰「この前の宝くじであてた金も全部オフクロさんにとられちまったんだってなァ〜。でも俺にタカンないでね」
仗助「億泰ッ!いや億泰様ッ!そこを何とかお願いしますッ!」
康一「仗助君・・・億泰君が困ってるじゃあないか、お金がないならこの夏に『バイト』してみるってのはどう?」
億泰「『バイト』かァ〜、でもせっかくの夏がバイトで消えるってのはカンベンだよなァ〜」
仗助「『バイトで金を得る』『夏を楽しむ』両方やらなくちゃあならないってのが辛いとこだぜ・・・」
康一「あとで3人でできるバイトでも探そうか」
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30分で…5万!
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サマーシーズン到来おじさんすき
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仗助「ウ〜〜ム、どうにも割のいい『バイト』ってのなかなかないもんだなァ〜」
億泰「大体俺ら高1だからなァ〜やれることも限られてくるぜェ〜」
康一「う〜ん、夏季限定でもうちょっと探してみるか・・・ン?これなんていいんじゃない?」
仗助「どれどれ?」
億泰「『カブトムシやクワガタの販売』・・・なんだこれ?」
康一「都会にはあまり森がないからカブトムシやクワガタを見たことないなんて人もいるんだよ。そういう人たちが買うんだって」
仗助「そういや昔『オオクワガタ』が取れたら100万で売れるとか言ってたな・・・」
億泰「なにィーッ!!仗助ッ!康一ッ!今すぐ行くぞッ!」
仗助「『昔』って言っただろ・・・今はそこまで高値はつかねぇよ」
康一「でもちょっとした小遣い稼ぎにはなりそうだね。大きいサイズなら1万はするらしいよ」
億泰「なるほど・・・ヨシッ!決まりだな!」
仗助「あぁッ!サマーシーズンのための『小遣い稼ぎ』は!」
康一「『虫取り』に決定だね!」
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莉嘉回かな?
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【杜王町郊外の森・早朝】
仗助「サァ〜〜ッて、やってきたぜッ!」
億泰「えらい気合入ってんなァ〜」
仗助「当たり前だぜッ!今回の『ハンティング』の成果に俺の夏がバラ色になるかがかかってるんだからなッ!」
康一「まだ入り口なのにそんなに力んでたらバテちゃうよ・・・森の中は涼しいといっても夏なんだから」
億泰「オッ?康一お前いったい何もってんだ?」
康一「ああこれ?持ってきた『虫よけスプレー』だよ。森に入るんならこれがないとね。あとはみんなで虫取りに行くって言ったら母さんがお弁当を作ってくれたんだ」
億泰「オォー!おまえんちの母ちゃん優しいなァ〜うらやましいぜッ!」
仗助「オイッ!とっとと中にはいろうぜッ!虫の活動時間は短いんだからなッ!」
康一「わかったよ、そしたら入る前に『スプレー』をかけるね」
シュゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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億泰「ところでよォ〜カブトムシやクワガタって森のどこで取れるんだ?」
仗助「『クヌギ』とかの樹液がでる樹に集まるらしいぜ」
康一「まずはその樹を見つけないとね」
【数十分後】
仗助「オッ!あれだぜッ!『クヌギ』の樹だッ!」
康一「へぇ〜あそこに生えているのが大体そうなの?よくすぐ分かったね」
仗助「当たり前だぜッ!今日のために家にあった『昆虫図鑑』を読みあさったんだからなッ!」
億泰「ヨォ〜〜ッシ、さっそく『ハンティング』を始めるぜェ〜!」
康一「あれ?ちょっと待って二人とも。『クヌギ』に何か変なものがぶら下がってるよ」
仗助「ん〜〜?・・・本当だ。ありゃいったいなんだ?」
億泰「ここからじゃよくわからねぇな、もっと近くによってみるか」
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【クヌギの木々】
康一「なにこれ・・・『袋』?」
仗助「オォッ!いるぜェ〜!この袋に大量の『虫』が寄りついてやがるッ!」
億泰「クワガタやカブトムシもいるぜェ〜!」
仗助「よく見たらそこらじゅうの樹にぶら下がってるじゃあねえかッ!よ〜しありったけをこの虫かごに詰めて・・・」
???「コラーッ!その『仕掛け』はアタシが仕掛けたものだよっ!」
康一「うわぁッ!だ・・・誰だッ!」
莉嘉「そんなに驚かなくてもいーじゃん!傷ついちゃうなぁもう!」
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康一「えっと・・・ごめんなさい。ところで『仕掛け』って何?」
莉嘉「『仕掛け』ってそりゃカブトムシとかを捕まえるためのものに決まってるじゃん」
仗助「捕まえるため?カブトムシは『クヌギ』の樹液に寄って来るんじゃないか?」
莉嘉「それだけじゃ足んないよ!全部の『クヌギ』が樹液を出してるとは限らないし、ホンのちょっとだけで虫が寄ってこないこともあるんだから!」
億泰「ホォ〜〜で、この『仕掛け』ってのはいったいなんだ?」
莉嘉「これはねーパンストみたいな網の袋の中にバナナを入れたものに焼酎をかけたものだよっ!これを前の日の夜からぶら下げておくといっぱい虫が寄ってくるの!パンストはお姉ちゃんがもういらないって捨てるものをつかったんだ!」
康一「そうなんだ。あっ、自己紹介がまだだったね。僕は『広瀬康一』っていうんだ。ぶどうヶ丘高校に通う高校1年生なんだ」
莉嘉「えぇー!?高校生だったの!?そんな身長で!?」
康一「そ・・・そんな風に思われてたなんて傷ついちゃうなぁ・・・」
莉嘉「あぁー、その、ごめんなさい・・・」
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億泰「俺は『虹村億泰』、俺も康一と同じ高校に通ってるんだぜェ〜」
仗助「俺は『東方仗助』、俺も同じ高1だ。さっきはワリイな、お前の『仕掛け』と知らないで横取りしそうになっちまって」
莉嘉「ううん、わかってくれたんならいいよ!アタシは『城ヶ崎莉嘉』中学一年生だよっ!この町には最近来たんだ!」
康一「へぇー、最近この町に引っ越ししてきたの?」
莉嘉「違うよ!リカはねー『アイドル』なんだ!お仕事でこの町に来てるんだよー」
億泰「『アイドル』ぅ〜?つうとテレビに出て歌ったり踊ったりするのか?」
莉嘉「うん!この町に来てまだ少ししかしてないけどいい町だね!特に『クヌギ』の樹が近くにあるのが!」
康一「莉嘉ちゃんは本当に虫が大好きなんだね」
莉嘉「うん!特に『カブトムシ』が一番好きなんだ!」
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好きなんだ…ココナッツ…
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お姉ちゃんのパンスト売ったほうが金になるんだよなぁ…
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>>12
莉嘉は金目当てじゃないだろ!
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康一「しかしかなりの数の『仕掛け』を作ったね、大変だったでしょ?」
莉嘉「うん、『仕掛け』を作ってもそもそも森に虫が少ないと効果が悪いからね、いっぱい作ってみたんだけどこの森には虫がいっぱいいるみたいだからもっと少なくてよかったね」
億泰「たしかにここから見える『仕掛け』全部にいろんな虫がいるぜェ〜入食いってやつだなッ!」
仗助「こんなにたくさんいたらよォ〜全部取りきれるのか?」
莉嘉「うーん・・・さすがに仕掛けを作りすぎたかな・・・全部は取れないや」
仗助(チャァ〜〜〜〜〜ンスッ!!)
仗助「そしたらだなァ〜〜俺たちにも『ハンティング』をさせてくれないかァ〜?」
莉嘉「へ?『はんてぃんぐ』?」
康一「仗助君、相手は中学生なんだから英語で言ってもわかんないよ。つまりね、僕たちも虫取りにきたんだから取りきれない分はわけてもらえないかな〜ってことだよ」
億泰「オォッ!そりゃあいいなッ!代わりといっちゃあなんだが康一の母ちゃんが作った弁当を分けるぜッ!」
莉嘉「お弁当があるの!?うんうん!いいよ!アタシがとりきれない分はお兄さん達がとっていいからお弁当分けて!」
康一「まったく億泰君強引なんだから・・・でも弁当もたくさんあるしみんなで食べたほうがきっとおいしいよね」
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姉ヶ崎のパンストにたかれるカブトムシくんうらやま死ゾ
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仗助「よぉ〜〜〜っし!そしたら『ハンティング』に行くぞォー!」
莉嘉「おおー!」
康一「あぁ莉嘉ちゃんちょっと待って、『虫よけスプレー』があるからかけてあげるよ」
莉嘉「平気だよ!アタシに悪い虫なんてよってこないから!」タッタッタッ
康一「あっ、行っちゃった・・・大丈夫かな・・・」
億泰「『悪い虫なんてよってこない』・・・なんか別の意味に聞こえてくるなァ〜」
仗助「何くだらないこと言ってんだお前はッ!まあおれたちは『虫よけスプレー』をしているんだから俺たちが近くにいれば寄ってこないだろう」
康一「『アイドル』なのに虫刺されを気にしないなんて・・・それに事前に虫よけをしているようには聞こえなかった・・・」
仗助「康一ィ〜、早くいこうぜェ〜」
康一「あっごめん、すぐいくよ!」
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案の定美嘉のパンストに変態が群がっているじゃあないか……
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【数時間後】
仗助「いやァ〜大量大量!かなりとれたな!」
億泰「オウ!『仕掛け』の効果はてきめんだな!カブトムシやクワガタ以外にもいろいろな虫がいて面白かったしよッ!」
康一「もうすぐお昼だね、そしたらどこか開けてる場所を探してご飯でも食べようか」
莉嘉「さんせーい!」
仗助「オッ、あの辺なんていいんじゃあないか?少しだけ日がさしてて気持ちよさそうだぜェ〜」
億泰「森の中は日が入らなくてジメジメしてたからな、ちょうどいいタイミングだなァ〜」
康一「じゃああそこにブルーシートを広げようか、そしたらみんなお茶とかお箸を出すの手伝って」
莉嘉「はーい!」
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カブトムシを操って戦わせそう
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タワーオブグレーは?と思ったけどアレはクワガタか
四部マスのスタンドどれも凝っててすぎだから期待するゾ(プレッシャー)
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仗助「この握り飯うめぇぜェ〜!」
億泰「卵焼きも最高だなッ!出汁がよく効いてるぜェ〜」
莉嘉「わぁー!タコさんウインナーだ!かわいいねー!」
康一「ははは・・・この年になってタコさんウインナーはちょっと恥ずかしいかな。お母さん張り切っちゃって」
億泰「いいじゃあねえかよォ〜!木漏れ日の中でこんなうまい飯が食えて俺は幸せだぜェ〜!」
莉嘉「カブトムシはたくさん捕まえられたし、お弁当は美味しいしサイコーだね!」
康一「デザートにレモンはちみつ漬けもあるからね。夏バテ予防にピッタリだって」
莉嘉「わーい!」
仗助「しっかし今時虫がすきな女の子ってのも珍しいよなァ〜」
莉嘉「うーんそうかなー?確かにクラスの友達はあんまり虫が好きって子はいないけど、カブトムシってカッコイイじゃん!」
億泰「そうだよなァ〜あの角がやっぱりいいよなッ!」
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り、莉嘉ちゃんのパンスト〜(爆死)
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億泰「それにしても仗助、『ハンティング』だなんて意気込んでたくせに『仕掛け』のこともしらねぇなんて笑っちまうぜッ!」
仗助「ウルセェッ!図鑑にゃそんな事書いてなかったんだよッ!」
康一「これから虫取するときはきちんと調べてから行かないとね」
莉嘉「お兄さんたちあんまりカブトムシのこと知らないんだね。結構な数のカブトムシやクワガタをとったけど育てられるの?」
仗助「いやァ〜これはだな『小遣い稼ぎ』なんだよ」
莉嘉「『小遣い稼ぎ』・・・?」
億泰「オウッ!なんでも大きなサイズのカブトムシやクワガタはいい値段で売れるらしいからなッ!これからのサマーシーズンに向けてたくさん売るぜェ〜」
康一「ちょっと二人ともッ!この子の前でそんなお金の話はしないでよッ!」
莉嘉「・・・・・・なに?・・・『売るために』その子たちを捕まえたってこと・・・?」
仗助「そ・・・そうだが・・・」
仗助(なんだァ〜?いきなりこいつの雰囲気がガラッと変わったぞ?)
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これは『マツタケ』の時と同じ『パターン』ッ!
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スタンドは熊サイクロンジェット先生かな?(グラブル脳)
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莉嘉「・・・・・・許せないっ!!」
仗助「オワッ!?」
莉嘉「あんたたちは!カブトムシが『好き』なんじゃなく『お金』のために捕まえたのっ!そんなの許せないっ!」
康一「り、莉嘉ちゃん落ち着いてッ!莉嘉ちゃんの純粋な気持ちを傷つけたりして悪かったよ・・・」
莉嘉「うるさいうるさい!あんたたちなんかアタシの『ビートルズ』で懲らしめてやるっ!」バシュウ!
億泰「こ・・・これは『スタンド』!?人間の姿をしているのに頭だけが『カブトムシ』になっている『スタンド』が出てきやがったッ!」
莉嘉「へぇ・・・あんたたちにもこれが見えるんだね・・・なら容赦はいらないかなっ!」ズオウッ!
仗助「殴りかかりに来たってことは『近距離パワー型』かッ!ならば『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」バシュウ!
莉嘉「やぁーーー!!!」
仗助「ドララララララララララララァーッ!」
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ガキンッ!
莉嘉「うぅっ!」
仗助「どうやら『パワー』と『スピード』ともにこっちが上回っているみたいだなッ!」
康一「莉嘉ちゃん!僕たちは3人とも『スタンド使い』だ!それなりに経験もある!3対1じゃ勝ち目はないッ!落ち着いて話を聞いてくれッ!」
莉嘉「『3対1』?・・・そうじゃないよ」
億泰「アァ?この状況を見て何を言ってんだコラッ!」
莉嘉「『3対たくさん』だよっ!」
ジジジジジッ、カサカサカサ、ブーーーン、ブーーーン
億泰「な、なんだァ〜!いきなり大量の『虫』がッ!」
莉嘉「これがアタシの『ビートルズ』の能力!『虫を操ることができる』!」
康一「カナブンにアブにムカデにスズメバチに・・・と、とにかくたくさんいるよッ!」
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シール使いかと思ったらカブトムシか
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DTB2期にそんな能力者いたよな
あれゴキブリだったけど
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東方のリグルくんかな?
確かリグルくんもキックが得意な肉体派でしたね(適当)
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仗助「さ、さすがにこの数はマズイッ!康一ッ!お前の『エコーズ』で奴らを焼いたりできないかッ!」
康一「ダメだよ仗助君!こんな森の中で『ドジュー』って文字を使ったら火事になるかもしれないッ!」
億泰「『ザ・ハンド』で削り取ろうにもこんなにいたら虫を寄せてしまうかもしれねぇッ!」
莉嘉「さぁーて『勝ち目がない』のはそっちのほうじゃないかな?」
仗助「クソ・・・こうなったら承太郎さんから教えてもらったあの戦法をとるしかないか・・・」
康一「なんだって!承太郎さんから教えてもらったっていったいなんなの!?」
仗助「それはだな・・・」
莉嘉「おしゃべりはそこまでだよっ!虫たちよいけっ!」
仗助「『逃げる』ッ!」
億泰「オイオイ勿体つけたと思ったら『逃走』かよォ〜!」
康一「ウワァーン!いったいなんだこの戦法は!」
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そういやBTの最初の話は虫の話でしたね…
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Act2の音文字は精神に強烈な作用を与える能力ってだけだから実際に火はつかないんだよなあ
まあ、虫に精神があるとは思えんから使えないだろうけど
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>>33
シアハートアタック戦で『ドジュー』って文字の熱をシアハートアタックが感知していたから実際に熱いんじゃないですっけ?
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仗助「いいから走るんだッ!逃げながら策を考えればいいッ!」
康一「ハァ、ハァ、で、でも相手は『虫』なんだから僕たちの走るスピードなんかよりずっと速く飛んでくるよ!」
億泰「そ、そうだ康一!お前確か『虫よけスプレー』を持ってたなッ!あれで追っ払えるんじゃあないかッ!?」
康一「殺虫剤じゃあないんだからあんまり効かないと思うけど、とりあえずそれしかないッ!」
シュウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ブーーーン・・・・ジジジジ・・・・・
仗助「や、やった!虫たちがスプレーしたところを進めないでいるぜェ〜!」
康一「どうやら虫たちにムリヤリ命令を遂行させてるってわけじゃあなさそうだね・・・あくまで単純な命令を指示してるだけみたいだ」
億泰「フゥウ〜少し休憩しようぜ、全力疾走するのは疲れるぜ」
莉嘉「ふーん、そういえばあんたは『虫よけスプレー』を持ってたね」ブーン
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>>33
>虫には精神あるとは思えない
(そのせいでえらい難儀した覚え)ありますあります(食い気味)
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億泰「あれはッ!虫に自分をつかませてここまで飛んできたのかッ!」
莉嘉「森の中は虫たちがたくさんいるからね、みんなアタシの『味方』だよ。この森から『逃げる』なんて無理だよ」
ジジジジジジッ、カサカサカサカサッ、ブーーーーン
仗助「クソッ!また新たに虫が集まってきやがったッ!」
億泰「また『逃げる』のかよォ〜」
仗助「いいから走るんだッ!」
康一「ひぃい〜〜〜!」
タッタッタッ・・・
莉嘉「まったく・・・そんなことしても無駄なのに」
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ゴキブリって…腹にも脳があるんですよ(暗黒微笑)
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>>34
そこは謎だねぇ・・・
初登場時に無生物は対象にできない旨の発言を康一君自身が言ってるのに、
SHA戦でああいう風に使われたせいでAct2はスタンドの中でも特に変
まあ、精神を持つ対象に効果が及ぶんだから、スタンドによる熱感知能力にも干渉できるぐらいに判断してる
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康一「ふ、二人ともッ!悪いニュースがあるんだッ!」
億泰「『悪い』だとォ〜!?あんまり聞きたかネェ〜ゼッ!」
康一「さっきので『虫よけスプレー』の缶がカラになってしまったんだッ!リュックの中にも予備はないしもう虫たちを追い払うことができないッ!」
仗助「なんだと・・・そりゃマズイな・・・」
ブーーーーン・・・・ジジジジジ・・・・
億泰「また虫が近づいてきたぞッ!仗助どうするんだッ!」
仗助「・・・こっちだ!こっちに逃げるぞッ!」
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今更ですけど莉嘉ってカブトムシ以外の虫は大丈夫なんですかね?
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莉嘉「ふんふん、あいつらはあっちに逃げてるんだね」
莉嘉「アタシの『ビートルズ』は虫たちが大体どのあたりにいるのかがわかる。どんなに逃げても無駄だよ」
康一「仗助君ッ!いったい何をしてるのッ!」
仗助「いいから早く走るんだッ!」
億泰「ヤベェ・・・虫たちが寄ってくるぞッ!」
莉嘉「うん?虫たちの動きが『止まった』な?」
莉嘉「どうやら逃げ切れなかったようだね・・・最後は『ビートルズ』で直接叩くか・・・」
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莉嘉「確かこのあたりのはずだけど・・・よっと」シュタッ
ジジジジジッ!!ガサガサガサッ!!ブーンブーンブーン!!
莉嘉「フフッ、虫たちがあんなに喜んでたかってる。『カブトムシ』もいっぱいいるみたいでよかったね」
仗助「ああ、まさに『入食い』だぜ」
莉嘉「えっ!?」
康一「『エコーズAct.3』!」ズドン!
莉嘉「うぅっ!か、体が『重い』!」
億泰「よし『本体』の動きは封じたなッ!俺たちがいったん逃げたときも『虫たちが追わなくなってから』現れたから虫の動きはある程度把握していると思っていたぜェ〜」
億泰「そしてこれだけ虫が集まってるなら『ザ・ハンド』でまとめて削り取れる」
ガオン!ガオン!ガオン!ガオン!ガオン!
康一「自分たちの身を守るためとはいえ、虫だって生きてるんだから少し心が痛むよね・・・」
莉嘉「あ・・・あんたたちどうやって・・・」
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虫操るって無茶苦茶強くないですかね?
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仗助「あいつらには単純な命令しかできないんだろう?『虫よけスプレー』で簡単に動きを止められるあたりおそらく俺たちに『フェロモン』のようなものを付着させてそれを追わせたんだ」
仗助「だからよりよい『エサ』があればそっちに飛びつくってわけさ」
莉嘉「それはっ!アタシが作った『仕掛け』っ!」
億泰「逃げながらこいつを集めてたんだぜェ〜なかなか効果テキメンだな」
康一「それに僕らは逃げながら『虫よけスプレー』をもう一度自分たちにかけていたしね」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『康一「二人とも!もう一度虫よけスプレーをかけておくよ!僕たちの体にかけておいた方が効果があるかもしれないッ!」』シュウ~
『仗助「助かるぜ康一!」』
『康一「あれ・・・?もう中身がないぞッ!ふ、二人ともッ!悪いニュースがあるんだッ!」』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
康一「『虫を操る』っていっても『虫の本能』を無視してまでは命令できないみたいだね、今度こそ話を聞いてほしい。ぼくの『3 FREEZE』でまともに動けないはずだろう?」
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莉嘉のスタンド能力に既視感あると思ったらトミーロッドだこれ!
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莉嘉「うぅ・・・うるさいうるさい!この森にまだ虫たちはたくさんいるんだっ!アタシや『ビートルズ』が動けなくてもアタシの『味方』が何とかしてくれるっ!もう一度虫を呼び寄せてやるっ!」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・
仗助「クソッ!やっぱり『スタンド』を解除する気はないのかッ!ならぶん殴ってでも・・・!」
莉嘉「あ・・・あれ・・・?もしかしてこの『音』は・・・!」
ゴキブリ「カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・」
莉嘉「ニギャァアアアアアアアア!!!!ゴ・・・『ゴキブリ』!!『ゴキブリ』嫌あああああああああああ!!!!」
康一「うわぁっ!!き、気持ち悪い!」ダッ
億泰「おい康一!お前がそんなに離れたんじゃ『3 FREEZE』が解除されて・・・」
莉嘉「嫌あああああああああああああ!!!!」ダッダッダッダッダッダ!
ゴキブリ「カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・」
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仗助「おい・・・ゴキブリがあいつを追っていったぞ・・・」
康一「あまりのショックで『スタンド』が暴走して自分に『フェロモン』を付けたのかもしれないね・・・」
億泰「オゲェ〜、おぞましいぜェ〜。てかゴキブリって森にもいるんだなァ〜」
仗助「図鑑によるともともとゴキブリは森に生息して、一部が人間社会に適応したらしいぜ」
康一「と、とにかくこれで災難は去ったね・・・」
仗助「ああ・・・そうだな・・・」
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ダッダッダッダッダッダ
莉嘉「ひい、ひい、なんでアタシを追ってくるのよー!」
ゴキブリ「カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・」
莉嘉「ひい、ひい、あ、足がもう、キャッ!」
ゴキブリ「カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・」
莉嘉「い・・・嫌っ!寄ってこないでよ!なんでアタシの『ビートルズ』の命令を聞かないの!」
ゴキブリ「カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・」
莉嘉「嫌あああああああああああああ!!」
ドスン!ドスン!ドスン!
莉嘉「え・・・?これは『レモン』・・・・?」
レモン(文字)『ジュワァ〜〜』
莉嘉「『レモン』から蒸気みたいなのが出てる・・・」
ゴキブリ「キィイ・・・」
莉嘉「ゴキブリが逃げてく・・・助かったの?」
仗助「どうやら間に合ったようだな・・・」
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莉嘉「なんで・・・?これはいったい・・・?」
億泰「さすがによォ〜年端もいかねぇ女の子が大量のゴキブリに追われてるってのはかわいそうだったんでなァ〜助けに来たってわけだ」
康一「ゴキブリは『柑橘系の香り』ってのを嫌うんだよ、即席の『虫よけスプレー』だね」
仗助「康一の母ちゃんが作ってくれた『レモンのはちみつ漬け』を『クレイジー・ダイヤモンド』でなおして材料別のレモンにまで戻し、それを康一の『エコーズAct.2』で果汁を周りに散布するように文字を張り付けたんだ」
莉嘉「そんな・・・アタシ、お兄さんたちにひどいことしたのに・・・」
仗助「まあもとはと言えば俺たちが『小遣い稼ぎ』しようとしてお前の純粋な虫取りに便乗したのが始まりだったしな。それに、何もあそこまでひどい目にあうこたぁねえー、さっきはそー思っただけよ」
莉嘉「・・・うぇえええええん!ごめんなさいいいいいいい!」
仗助「ほれ泣くな泣くな、アイドルなんだから『笑顔』でいてくれる方がうれしいぜ」
康一「僕らが捕まえた虫たちは全部逃がすよ、虫かごはお昼ご飯を食べたところに置いたまんまだから泣き止んだら行こうか?」
莉嘉「うん・・・!うん・・・!」
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やっぱり笑顔がナンバー1!
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【数日後】
仗助「はぁ〜〜あ、遊びたくても金がないぜェ〜」
億泰「あの時とれた『カブトムシ』と『クワガタ』があればそれなりの金になったと思うんだがなァ〜」
康一「『お金』のために捕まえたらまた莉嘉ちゃんが怒っちゃうよ。それにすんだことはしょうがないじゃあないか」
仗助「とはいえよォ〜〜やっぱりサマーシーズンに金がないってのはつらいぜェ〜〜〜はぁ〜〜〜〜〜〜」
億泰「そんなに溜息つくんじゃあねえよッ!しょうがねえなあ〜〜俺は宝くじの分があるしトニオさんのとこ奢ってやるよッ!」
仗助「マジかぁ!さすが億泰様ッ!」
康一「トニオさんのとこってイタリア料理店なんだよね、僕は初めて行くなぁ〜どんな味だろうなぁ〜」
億泰「トニオさんは天才だぜッ!康一も一度食べればそのすごさがゼッテェーわかるはずだ!」
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【トラサルディー】
億泰「オーーッス!トニオさんまた来たっスよォ〜!」チャリーン
トニオ「いらっしゃいマセ、さ!どうぞお席に」
莉嘉「あれ?お兄さんたち?」
仗助「莉嘉!?どうしてここに!?」
トニオ「それはワタシが『仕事』を依頼したからデス」
康一「『仕事』?いったい何をしたの?」
莉嘉「アタシの『ビートルズ』をつかってこの店の『ゴキブリ』をぜーんぶ外に追い出してやったの!」
トニオ「料理店では『ゴキブリ』というのは大敵デスからネ。衛生面はもちろんオ客サマも不快な思いをしてしまいマス。それにしてもリカさんの『ビートルズ』はスバラシイ!本来『ゴキブリ退治』はとても大変なんですがスグに終わらせてしまいまシタ。それも平和的に」
莉嘉「へっへーん!」
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このスタンド能力を日常のちょっとした所に活かす感じがすごく四部っぽくていいゾ〜
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トニオ「オ礼にコース料理をごちそうするところだったんデス。あなた方もチョウド来たから一度に作れマスので早く提供できると思いマス」
億泰「ヘェー!そりゃよかったな莉嘉!この人の料理は世界一だぜッ!」
莉嘉「そうなんだー!とっても楽しみ!」
仗助「しかしこの前は『ゴキブリ』に追われて叫んでいたのに成長したもんだな!」
康一「なんだか『ゴキブリ』が中心になって仲が良くなるなんて複雑だなぁ・・・」
莉嘉「むー、バカにしてる?もう『ゴキブリ』なんかで『ビートルズ』の暴走はしないよ!しっかりと克服したもんね!」
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>>49
漏らしたのかと思ったゾ・・・
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トニオ「オヤ、それでは今度『ゴキブリ料理』でも振る舞ってみましょうカ?」
仗助「えっ?」
トニオ「そこらへんにいるゴキブリは食べることはできまセンが・・・食用として食べられるゴキブリというのもあるのデスヨ?」
億泰「えっ?」
トニオ「私は料理をもとめていろいろな国を旅してきマシタ。中にはゴキブリを『漢方薬』として使っている国もありマス」
康一「えっ?」
トニオ「私自身まだ食べたことはないのデスが・・・なんでもエビのような味と触感がするらしいデス」
莉嘉「えっ?」
トニオ「虫を食べるという文化自体はそう珍しいものではないデスしね、食料が不足している地域では重要な蛋白源デス。せっかくゴキブリで皆さん仲良くなれたようでしたらその記念にどうデショウか?」
四人「・・・・・・・・・・」
四人「嫌ああああああああああああああああ!!!!!!!!」
そして四人はきちんとしたイタリア料理を食べた・・・
スタンド名---『ビートルズ』
本体---城ヶ崎莉嘉(12歳)
【破壊力-B / スピード-B / 射程距離-D(フェロモンの射程B) / 持続力-B / 精密動作性-C / 成長性-D】
スタンドから『フェロモン』を出し、それにより虫を操ることができる。虫に対して下せる命令は単純で、『対象を追う』『対象を攻撃する』『対象を取り囲んで守る』といったものなどに限り、虫の『本能』や『走性』をあまりに無視した命令を下すことはできない。また『フェロモン』は『距離』や『ほかに虫を刺激するもの』によってその効果が減衰する。
【虫取り(ハンティング)に行こう!】END
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おつやで
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以上です。
途中で展開や能力がモロに見透かされていましたね・・・発想力が足りないってそれ一番言われてるから(戒め)
後書いててマツタケの四部マスにほんとクリソツだなと思ってました・・・マツタケ兄貴センセンシャル!
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物語がはじまり、きちんと終る
グレートに乙ですよこいつぁ…
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大量の虫が襲いかかってくるとか相手によっては最強のスタンドですねこれは…
オオスズメバチなら洒落にならない
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四部マスは環境依存のスタンドが多く出てきて面白いし、何より実に四部らしい
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莉嘉可愛かった
CPのスタンド持ちが出るのは初かな?
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すっげぇ面白かったゾ〜
ビートルズとかいう王道を征くスタンド名からクッソ厄介なスタンドすき、自分虫無理なんで絶対勝てない(確信)
>>29
あれはおぞましかったですね…
-
面白かった
能力バトルの嚆矢の忍法帖シリーズだと虫使い系忍者は、範囲内の敵を即死・腐敗させる自爆技や
あらゆる場所に潜り込んで両目と口を縫い合わせる蜘蛛使いとか
訳わからんレベルの強キャラ揃いだったからやはりヤバイ(再確認)
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お姉ちゃんのパンストが酸っぱい匂いさせてぶら下がってたら全国のPがぎっしり集まっちゃうんだよなあ
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