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「感情共有機」(淫夢ネタSS)
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下北沢を中心に機械の進化が発達して機械の社会進行化が進み
キャンデーを36円で売る「飴を売り1号くん」や、
「資料まとめるくん(ちゃん)」という
欲しい資料のキーワードを入力すると、その資料を持ってきてくれる機械が作られた。
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最初はガバガバ機械で「住宅地図」を頼んでのに「世界地図」を持ってきたりと、
会社員たちはぶっ壊したいと思っただろうが、なにせすごい頑丈で
114,514tの衝撃を与えてもぶっ壊れない優れものだ。
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しかし製造者のKMRが必死に改良に改良を重ねて、まともな機械になった。
さらに「タブ検索」機能や、自分の名前とパスワードを打つと
今まで入れた資料の「履歴検索」が出来るようになった。
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星新一みたいな感じですね・・・
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そんな機械の発展社会のなか、ある一人の男が訪問販売をしていた。
ピ〜〜〜〜〜ン ポ〜〜〜〜ン!!(ねっとり)
遠野「はい?」
田所「こんにちは、私MUR株式会社の田所と申します」
遠野「え? 先輩!? ちょっと待ってください!!」
田所「え! 遠野!?」
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ガチャコ・・・コン
遠野「お久しぶりですね! 先輩!!」
その先輩と呼ばれた声高ガッチリ男は驚いた
田所「いやー、久しぶりだなー・・・遠野・・・」
田所「最期に立教大学を卒業して、810年だっけ・・・」
遠野「先輩大げさですよ 10年くらいですよ」
と爬虫類顔の男は笑いながら言った
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田所「今日は平日だけど、休みなん?」
遠野「いやー、僕のほうは仕事が機械がやっちゃって暇なんで
今、本を読んで暇を潰してたんですよ〜」
田所「くー!! うらやましいな〜 俺なんて、
MURさん、覚えてる? 一緒にいた1年上の迫真空手の先輩!
その人が社長やるっていうから、付いていったら歩兵役だぜー
後輩のKMRもきたんだけど、あいつは機械修理と機械製造の仕事でさー・・・」
と談笑していた
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遠野「ところで今日は何の用事で・・・」
田所「あっ、そうだ じつは今日、良い商品があってさー これこれ!」
田所「じゃーん! KMR特製の感動共有機〜(DREMN」
遠野「先輩、似てませんよ〜(ニッコリ」
遠野「それでその・・・きゅう・・・ゆ」
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田所「感動共有機っていうんだ」
田所「この機械のすごいところはな〜!
人の思った感情を共有できるっていうすばらしい機械なんだ!」
遠野「はぇ〜・・・なんだか分かりませんが、すごいですね・・・」
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田所「そうなんだよ! 例えばさ!
北海道に行ったことないのに、行かないほうが良いよ〜 時計塔とか大したことないし〜
って言われても、そんなん行ったことない人は分からないじゃん」
遠野「ああ〜 確かに・・・」
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田所「それに、京都たのしかったぜー! あれは絶対行くべきだよ!!
華厳の滝とかドゥワ〜!! て迫力あるし、金閣寺もきらきらきら〜って
美しかったしさー!! 行くべきだよ! って言われても凄さがわからないじゃん」
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田所「そこで、この感動共有機よ!
写真があればそこの町に行ったみたいに!
その行った人の手を機械に乗せてスイッチを入れて、ピーン!と音が鳴ったら
自分の手を乗せて、スイッチ入れたらはいOK!!
これで、お互いのコミュニケーションが上手く伝わる優れものさ〜」
遠野「おぉ・・・これはすっげぇ! マジですっげぇですね!!」
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時計台はマジにガッカリスポットらしいですね…
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田所「だろだろ! しかも、その記録を残せるから
いつでも、再生可能! 大きさも空気清浄機くらいで場所をとらない!」
遠野「おお! マジやべぇですね!!」
遠野「あ・・・でも、それなら誰かを憎い感情とかも残って
最悪犯罪とかしちゃったり・・・」
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田所「良いところに目をつけたな! 対策もバッチリだぜ!」
田所「こっちのほうで最初っから上限を設定していて
犯罪を犯さない、誰かを殴りたいほど憎い、といった感情は機械のほうで
排除してくれるんだよ」
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田所「今まで、機械を売ってきたけどそんなニュース一度も流れてなかったろ?」
遠野「はい、そうですね」
田所「スーパー完璧最強なマシンなんだが・・・
どうだろ・・・後輩に売るのは抵抗あるけど・・・」
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遠野「買います」
田所「え?」
遠野「買います! せっかく先輩と会えた感動を残したいですし、僕買いますよ!」
田所「本当か!? うぅ・・・すまない・・・遠野で810人目のお客さんだ・・・」
遠野「またまた、冗談ばかり〜!」
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その後、契約書にサインし俺は遠野との記録を「感情共有機」に記憶させ
連絡先を教えあった。
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田所「いやー、MURさんたちのおかげで俺もリッチマンだぜ〜」
俺は今、下北沢の1919階の超高級マンションに住んでいる
あれから、遠野に売った機械の故障もなく順調に稼動しているみたいだし
田所「良いこともして・・・お金も入る・・・
いやー、極楽極楽・・・」
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そうだ、この記憶を「感情共有機」に記録記録っと・・・
いつか、遠野を呼んで夜景を眺めながら
この感情を共有したいなー・・・
とうっとりしていると
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ピ〜〜〜〜〜〜ン プォ〜〜〜〜〜〜ン(ねっとりチャイム)
おや、誰だろう?
そう思いながら、玄関を開けると宅配屋(サイン確認役)と
宅配マシーン(荷物運び役)だった
俺は、サインをして
鞄にはいるほどのコンパクトな荷物をもらい、
包みを開けると差出人は遠野からだった
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藤子F先生のブラック短編にありそう
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包みの中を開けると、手紙が入っており中にはこう書かれていた
「この間は、素敵な機械をありが遠野(なんてね
機械を使いながら先輩の話をしたり、他の友達が来たときに
楽しかった思い出などを記録させていただいております
そうそう! KMRくんも家に遊びにきたことがあって、
会社での先輩の武勲話を聞かせていただきました!
やっぱ、先輩は頼りになりますね」
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田所「なんだよ、KMRのやろー・・・///」
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>素敵な機械をありが遠野(なんてね
ええ…
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あとですね、そんな素敵な先輩に僕からプレゼントがあります。
それは、感情忘却機です!
今まで、覚えていた他人からもらった記憶を忘れることが
出来る機械なんです!
僕、機械作りの仕事をしていまして、
上司に相談したらOKサイン貰って、作ってみたら見事に馬鹿売れしたんです!!
先輩にも味わって欲しくて送りました
よかったら感想を聞かせてください 遠野より」
・・・スーパー完璧なマシンにも欠点はあるみたいだ 終わり
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乙シャス!
揚げ足を取るわけではないけど
華厳の滝は京都じゃなかった希ガス
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オチがわからないゾ…(池沼)
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おち
遠野:感情共有機を楽しむ
↓
遠野:「(楽しいけど・・・この感情を完全に忘れた状態で、
感情共有機を使ったら、今よりもっと楽しいことが味わうことが出来るかもしれない)」
↓
作成
下手な文章+ぬわ疲になって、すみません許してください!!
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なんか哲学的…
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星新一かな?
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