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【SS】恋人、瑞鳳、卵焼き
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〜提督執務室・昼食時〜
瑞鳳(むぅー…)
鳳翔「提督、頬にご飯粒ついてますよ」
提督「あんまり飯が旨いんでな」
鳳翔「はい」ツマミッ
提督「あっ、すまん」
鳳翔「……えいっ」パクッ
提督「!? お、お前何を…」カァァ
鳳翔「ふふふ…確かに、今日のご飯は粒が立って美味しいですね」
瑞鳳(むぅー!!)バタバタ
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提督「絶妙な炊き加減の銀シャリ、ダシの効いた味噌汁、そしてこの卵焼き…俺も鳳翔みたいな娘を嫁にもらいたいもんだ」
鳳翔「嫁…って、まあ提督ったら」カァァ
提督「鳳翔…」
鳳翔「提督…」ミツメッ
瑞鳳「……ゴホンッ!」
提督「……あっ瑞鳳すまん、俺が呼んだのに忘れてたわ。飯食い終わったら今度のMO遠征について…」
瑞鳳「……提督のバカーッ!!」ダッ
ガチャ バン
提督「どこ行くんだ!?瑞鳳?ずいほーう!」
鳳翔「……」
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〜空母寮・祥鳳型居室〜
祥鳳「…フンッ…フンッ」ガチャガチャ
バタッ
瑞鳳「うわあぁぁん姉さあああん!」ダキッ
祥鳳「わっ!どうしたの瑞鳳!?提督のお用事は?」
瑞鳳「それが…」
カクカク シカジカ
祥鳳「なるほど…鳳翔さんはお料理上手ですものね」
瑞鳳「ヒグッ…ど、どうせ、わたしなんてっ、艦載機弄るくらいしか能が無いもん…」
祥鳳「瑞鳳…」
瑞鳳「提督のお嫁さんにはやっぱり…美味しい料理作れる人がふさわしいよね…」シクシク
祥鳳「瑞鳳」ガシッ
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大和、おまえの胸のごはんつぶをつまませろ
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瑞鳳「ふぇっ!?」
祥鳳「いい?瑞鳳、私たち艦娘にお料理なんて必要ないの。私たちに求められてるのは強さ、強さなのよ!」
瑞鳳「そ、そうだけど…」
祥鳳「はっきりいって私たち姉妹の女子力は壊滅的よ。自分で言うのもなんだけど救いようがないと思うわ。だけど、それが何だっていうの!女性の魅力はもっと他にもあると思うわ…例えばそう、肉体美」ガチャ
瑞鳳「これって…」
祥鳳「私は毎日この15キロダンベル左右50回、腹筋200回、ランニング5キロ、素振り100回を欠かさない。『オスッ!オスッ!』と気合いを込めながらお尻をギュッと引き締める。こうして鍛えあげられた私の肉体はゆるふわ女子の対極をなすいわば『ガチ女子』よ。瑞鳳も私とお揃いのこの着物を着て、肉体美を提督に見せつけてやれば提督もきっとあなたを即ベッドへーー」
瑞鳳「……」ガチャ
祥鳳「瑞鳳!?話の途中よっ、どこ行くの瑞鳳!ずいほーう!!」
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〜空母寮・廊下〜
瑞鳳「姉さんみたいになったらダメだ…」スタスタ
瑞鳳「誰かに料理を教わらなきゃ…できれば空母寮で、鳳翔さん以外の人に…きゃっ!?」ドン
??「ちょっとー!ダメじゃないよそ見して歩いてちゃ」
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瑞鳳「瑞鶴さんっ!ご、ごめんなさい…」
瑞鶴「ん、何よ?浮かない顔して。何か悩みごと?」
瑞鳳「いえ……いや、はい…悩みがあるんですけど…」
瑞鶴「ほんと!?」パァァ
瑞鳳「瑞鶴さ…きゃっ!?」
瑞鶴「そうならすぐ相談に来ればよかったのに…づほちゃんは私の妹みたいなもんなんだから…辛かったね、よしよし」ナデナデ
瑞鳳「ず、瑞鶴さん…」
瑞鶴「さん付けじゃなくて、『お姉ちゃん』って呼びなさい?」
瑞鳳「瑞鶴…お姉ちゃん」
瑞鶴「なあに?」ニコニコ
瑞鳳「あの…」
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〜空母寮・翔鶴姉妹居室〜
瑞鶴「料理かー…」
瑞鳳「料理上手、とまでいかなくても、せめて提督に食べさせてあげられる得意料理が一品あればなぁって…」
瑞鶴「料理か…正直私も間宮ばっかで全然作らないからなあ…翔鶴姉は?」
翔鶴「昔はちょっと作ってたけど、人に教えるほど自信は…」
瑞鳳「艦娘ですもんね、わたしたち…」
翔鶴「確か龍驤さんが粉もの料理がすごく上手って聞いたことあるわ。相談してみたら?」
瑞鶴「粉ものって、お好み焼きとかたこ焼きでしょ?うーん、それってづほちゃんの言う料理とはちょっと違うんじゃないかな?」
翔鶴「そうねえ…となると、やっぱりあの人かしら」
瑞鳳「あの、鳳翔さんはちょっと…」
翔鶴「いえ、そうではなくて、もう一人いるのよ。お料理上手な空母娘が…」
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〜空母寮・一航戦居室前〜
瑞鶴「……あなたに用があるんじゃないんですけど」ゴゴゴ
加賀「赤城さんは今忙しいんです。出直してきてください」ゴゴゴ
瑞鶴「今日一航戦は非番じゃなかったですっけ」ゴゴゴゴ
加賀「はっきり言わせるのかしら?多忙な私たちの貴重なお休みを五航戦の子に割く余裕なんて無いと言ってるの」ゴゴゴゴ
瑞鶴「かわいい後輩がこうやって頭下げてるのに何ですかその態度は」ゴゴゴゴゴ
加賀「冗談はその練度だけにして頂戴。悔しかったら来月のスコアで私の半分でも取ることね」ゴゴゴゴゴ
瑞鳳「あ、あのっ!ケンカはダメです…」
加賀「……あら、こんにちは瑞鳳。どうかしましたか?」
瑞鶴「……私じゃなくて、づほちゃんが赤城さんに御用があるんですっ!」
加賀「…それならそうと早く言って頂戴。気のきかない子。」
瑞鶴「ハア?何ですってー!」ジタバタ
翔鶴「まあまあ」ガシッ
加賀「赤城さんはお昼寝しています。中に入りなさい」
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……
赤城「ふぁ〜あ…何の用かしら」
瑞鳳「赤城さん!わたしに、お料理を教えてくださいっ!」
赤城「お料理?私に?」
瑞鳳「翔鶴さんが言ってました。赤城さんは料理を食べるだけじゃなく、作るのも大得意だって」
加賀「赤城さんに頼むなんて、五航戦にしてはいい発想ね。その通り。赤城さんはその夜食の豊富なレパートリーと調理技術から、『食材庫スイーパー』『一人深夜食堂』『闇より出でし絶望』の異名を取り、主計班に恐れられる存在よ」
瑞鶴「それただ迷惑がられてるだけじゃ…」
加賀「お黙りなさい七面鳥。瑞鳳、赤城さんなら間違いないと思いますよ」
瑞鳳「お、お願いできませんか…?」ウルウル
赤城「もちろんよ。私で良ければ、お教えいたします」ニコッ
瑞鳳「ありがとうございます!」
赤城「…それで、お料理といっても色々あるけど、何を教わりたいの?」
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瑞鳳「まだ具体的には…手早く作れて提督にご馳走できて、その、女の子らしさをアピール出来るようなものを一品…」
赤城「そうね…わかったわ。今夜二三○○に食堂厨房までいらっしゃい。色々作ってみましょう」
加賀「よかったわね」
翔鶴「忙しいところ申し訳ありません赤城さん。づぼちゃんをよろしくお願いしますね」
瑞鶴「翔鶴姉、それ私のセリフー」ムッ
翔鶴「はいはいムクれないの。あ、そうね。瑞鶴も一緒に教えていただけないでしょうか?」
赤城「構わないですよ」
瑞鶴「……そうね。私も一緒に勉強しようかなあ。赤城さん、お願いします」
赤城「ええ。みんなでお料理の出来る大和撫子を目指しましょう!慢心してはダメよ?」
瑞鳳瑞鶴「「はい!」」
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〜時刻二三○○・食堂厨房〜
赤城「皆さん、割烹着よく似合ってますよ」
瑞鳳「初めて着ました…」
瑞鶴「私もです」
赤城「何事もまず形から入るのは意外と大事なことですよ。割烹着は厨房の礼装。食材たちに感謝を込めてきちんと着こなしましょう」
瑞鳳「はい!」
瑞鶴「……ところで、何で加賀さんまで来てるんですか?」ジトッ
加賀「五航戦の子が無礼なことをしないか見張るためよ」
瑞鶴「何ですって!」
加賀「シーッ、静かに。…それもありますが、主計班の人が来ないか見張らないといけませんから」
赤城「というわけで、さっそく作るわよ。今夜はまずお手本として私が作るのを見ててちょうだい」
加賀「赤城さん、材料をこちらに用意したわ」ザッ
瑞鳳「す、すごい量…」
瑞鶴「満漢全席でも出来そうな量ね…」
赤城「断言してしまうと、料理の真髄はボリュームです。女性の私がそう思うのだから、男性の提督の胃袋を掴みたいのならボリュームを重視することが最重要だと思います。……それでは始めましょうか」ウデマクリッ
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……
赤城「……」カッカッカッカッカザクザクザクザクザク
瑞鳳「ものすごく早い包丁さばき…!魚がものの数秒で三枚におろされていく…!」
瑞鶴「全然目で追えない…!」
赤城「次にこれを使います」
瑞鳳「それって…赤城さんの飛行甲板!?」
赤城「たくさんの食材に一気に火を通すにはこれが最適なんです。甲板を火をかけます」カチッ
瑞鶴「飛行甲板をフライパン代わりに!?」
赤城「ふふ、よく暖まるんですよこれ………甲板…火…うっ、頭の中で何かが」ガクガク
加賀「まずい、赤城さんが暗黒面に堕ちます。背中をさすってください」
瑞鶴「戻ってきてくださーい」サスサス
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赤城「ハッ!?ご、ごめんなさいね。…よく甲板を熱したところで登場するのがこのゼロ・オイル」
瑞鳳「それ航空燃料じゃ…」
赤城「これをまんべんなくたっぷりかけます。そして甲板がいい具合に火に包まれたところで……一気に焼き上げるッ!」ジャアアアア
加賀「中華料理の極意『炒(ジャー)』を完璧にマスターしている…赤城さん、流石ね」ガッツポ
瑞鶴「すごい迫力…」
赤城「この勢いでどんどん作りますよ。よく見ててくださいね」
瑞鳳「は、はい!」
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〜30分後〜
赤城「上々ね」ドヤッ
瑞鶴「すごい…!和・洋・中合わせて30品目がこのスピードで…!」
瑞鳳「しかもそれぞれすごく量が多い」
赤城「本当はイタリアンやトルコ料理も作りたかったのだけど…さ、好きなものから召し上がれ」
瑞鳳瑞鶴「「いただきまーす!」」
瑞鳳「このエビチリ…海老のプリプリした食感とソースが絶妙にマッチしてる!」
瑞鶴「このステーキの焼き加減…まさにミディアム・レア!飛行甲板でこんな料理が出来るなんて、翔鶴姉に教えてあげなきゃ…」
加賀「やりました。」モグモグ
瑞鶴「あんたは何もしてないじゃない」
瑞鳳「……これは」
赤城「なに?卵焼きがどうかした?」
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瑞鳳「美味しい…美味しいです!」
赤城「卵焼きはね、シンプルだけどお出汁、調味料、そして何よりも焼き加減で大きく味が変わる奥深い料理、そして日本の食卓と母性の代表よ」
瑞鳳「!!」
赤城「……卵焼き、挑戦する?」
瑞鳳「はい!決めました、わたし、卵焼きをマスターしたいです!」
赤城「卵焼きね…それはいいのだけれど」
瑞鳳「何か問題が?」
赤城「問題というより…私も卵焼きは正直完璧に自信があるわけじゃないの。卵焼きはすごく繊細な料理だから、私のスタイルじゃどうしてもムラが出るし…」
瑞鳳「そんな…どうしよう」
??「随分楽しそうなことをしてますね」
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赤城「まあ!?」
瑞鳳「ほ、鳳翔さん!」
瑞鶴「いつの間に!?」
鳳翔「主計の方からガツンと言ってくださいと頼まれまして、食料庫から隠れて見てました」
赤城「ほ、鳳翔さん、あの、その…」
鳳翔「すごい手際ね。今度赤城さんにも炊き出し手伝ってもらおうかしら」
赤城「ありがとうございます…」
鳳翔「でも、みんなの食料を勝手に使ったり、大事な飛行甲板を料理道具に使うのはいけませんよ。特に、貴女はみんなのお手本になる子なんですから、しっかりしてもらわないと困ります」
赤城「…ごめんなさい」シュン
加賀「面目ないです…」
鳳翔「分かってくれたらいいんです。それより、お料理を教えてたんですか?」
赤城「はい、この二人に」
鳳翔「まあ、瑞鶴ちゃんと瑞鳳ちゃん…でも嬉しいわ。うちの女の子たちはあんまりお料理しないから…今度私もご一緒していいでしょうか?」
赤城「あ、そうだ、鳳翔さんに!」
鳳翔「何か?」
赤城「鳳翔さん。瑞鳳ちゃんに卵焼きを教えてあげてください」
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瑞鳳「えっ!?」
赤城「卵焼きは鳳翔さんの料理の中でも特に絶品なものの一つ。私が教えるよりきっとタメになるわよ」
瑞鳳「で、でも…」
瑞鶴「そういえば、何で最初から鳳翔さんに頼まなかったの?」
加賀「空気を読みなさい」バシッ
瑞鶴「痛っ!?」
瑞鳳「…大丈夫です、自分で練習します」
赤城「どうして?」
瑞鳳「別に鳳翔さんのことが嫌いなんじゃなくて…むしろ好きなんですけど…」
瑞鳳「それでも、負けたくなかったんです。お昼に鳳翔さんが作った料理を美味しそうに食べる提督を見て、悔しくて、妬ましくて…こんな動機、浅ましいとは思うけど、鳳翔さんより美味しいものを作りたくて…だから」ウルウル
瑞鶴「づほちゃん…」
鳳翔「……」
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鳳翔「……素晴らしいじゃありませんか。瑞鳳ちゃんは、もう料理の一番大事なところをマスターしてるのね」
瑞鳳「え…?でもわたしまだ何も…」
鳳翔「いい?料理で一番大事なことは、それを美味しそうに食べる人の顔をよく思い浮かべることなの。大切な人に、もっと幸せになってほしいという思いそのもの。そのために工夫して、手間をかけて、美味しくなあれ、美味しくなあれって……月並みだけど、料理は愛情とはこういうことなの」
瑞鳳「愛、情…」
鳳翔「そう。その一番大事なことを分かってるあなたには、すでに私から教えることはありません。いっぱい練習すれば、きっと美味しい卵焼きが作れるようになるわ」
瑞鳳「鳳翔さん…わたし、わたし頑張ります!鳳翔さんに負けない、美味しい卵焼き作ってみせます!」
鳳翔「その意気よ。ライバルが出来て私も嬉しいわ。でも、何か行き詰まったり、アイデアが欲しいときは、いつでも私に相談してね?」
瑞鳳「はい!」
瑞鶴「やれやれ…でも、最後まで付き合うからね!鳳翔さんも赤城さんも提督もビックリするような卵焼き、作ろう!」
赤城「及ばずながら、私もいつでも相談に乗りますよ。もちろん味見もね」
加賀「ここは譲れません」
瑞鳳「皆さん…!……女瑞鳳、心を込めた美味しい卵焼き、マスターしてみせます!よろしくお願いします!!」
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ええ話やこれは・・・
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そして翌朝から、血の滲むような卵焼き作りの特訓が始まった。
♪ロッキーのテーマ
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祥鳳「ほらもっと速く走る!市場に出回る朝一番の美味しい卵を確保するんでしょ?気合い入れなさい気合い!」ダッダッ
瑞鳳「は…はい姉さんっ!」ダッダッ
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〜
瑞鳳「ま、また焦げちゃった…」
瑞鶴「うーん…火の入れ方が強すぎるんじゃないかなあ?」
赤城「失敗作処理は」モシャモシャ
加賀「一航戦にお任せを」パクパク
翔鶴「瑞鳳ちゃん?根詰めるのもいいけどちゃんと休まないとダメよ?お茶置いときますからね」
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〜
祥鳳「まずは素材の味を熟知するべきね!」
瑞鳳「素材の味かあ…」
祥鳳「生卵を直接飲んでみましょう。大丈夫、私も毎朝やってるわ!」
瑞鳳「なるほど…うん、分かった!ゴクッ…ゴクッ……う、うえええぇぇ」ダバー
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〜
瑞鳳「だし巻き卵…こんなにたくさんパターンがあるなんて…」パラッ
瑞鶴「書庫のレシピ本、全部借りてきたよ!あと鳳翔さんに頼んでメモも書いてきた」
瑞鳳「ありがとう…でも、そのメモは最後の手段にしたいんです。わたしオリジナルの卵焼きを作り上げなきゃ…!」フンスー
瑞鶴(づほちゃん…頑張って!)
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〜
鳳翔「……あら、まだ厨房の電気がついてる」
ガチャ
鳳翔「瑞鳳ちゃ……あらまあ」
瑞鳳「スー…スー…」zzz
鳳翔「……全く、こんなにたくさん卵を割って。主計班にまたお詫びしておかないといけませんね」
瑞鳳「テイトク…ワタシノ…タマゴヤキ…」ムニャムニャ
鳳翔「風邪引きますよ」ファサ
鳳翔「ふふふ…」
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そして、およそ2ヶ月が経ったある日。
赤城「こ、これは…!」ピーン
瑞鳳「ど、どうでしょう…?」
赤城「滑らかかつジューシーな口触り…玉子のコクを活かしつつ甘く、それでいてしつこくない味付け…今まで食べたことない卵焼き…!」
加賀「やりましたね」
瑞鶴「何これ!?おいしーい!」
翔鶴「これは完成したんじゃない!?」
瑞鳳「…鳳翔さん」
鳳翔「……」モグモグ
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瑞鳳「……」ゴクリ
鳳翔「……ご馳走様でした」トン
瑞鳳「ど、どうでしょう?」
鳳翔「……完璧よ」ニッコリ
瑞鳳「やった!」パアァッ
鳳翔「喜ぶのはまだ早いわ。これをすぐに提督に持っていってあげなさい。一番食べさせてあげたかった、あなたの大切な人に。ね?」
瑞鳳「はい!」ダッ
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ガチャ タッタッタ…
瑞鶴「……まったく、あんなに急いで…子供みたいね」クスッ
翔鶴「違うわよ瑞鶴。あれが、恋する乙女よ」
赤城「それにしてもこれは本当に美味しい」パクパク
加賀「是非ともまた作ってもらいたいですね」モグモグ
鳳翔「はぁ、私が卵焼き作る機会が減りそうで少し寂しいわ。まだまだ精進しないといけませんね。でもーー」
おめでとう、瑞鳳ちゃん。
あなたの愛情は、きっと提督にも届くわ。
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ガチャ
瑞鳳「失礼します」
提督「おう瑞鳳、どうした?」
瑞鳳「わたし、卵焼き、焼いてみたの」
提督「卵焼き!?お前がか?」
瑞鳳「わたしの作った玉子焼き、……食べりゅ?」
ー完ー
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何だこの名作はたまげたなあ
瑞鳳ちゃんの可愛さとギャグとシリアスがよくまとまってて素晴らしい
114514810点
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祥鳳さんが行き遅れそうでヤバイヤバイ・・・
http://imgur.com/w36MaNY.jpg
うまそう
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たべりゅうううううううううううううう
オッツオッツ
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瑞鶴おねえちゃん可愛い
トントン更新されて待つことなく読めてよかったです
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http://imgur.com/17yPE4j.jpg
バトル展開にはなりませんでしたね
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変なリビドーバースト入れてごめんなさい
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>>31
ある意味足柄の上位互換だからね、仕方ないね
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ああ^〜健気なづほ可愛いんじゃ^〜
脳筋な祥鳳で草
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オツカレサマドスエ
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毎回毎回思うけど、瑞鳳の「たべりゅ?」は反則だろ。あざと可愛すぎる(語録無視)
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ああ^〜
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もつだぞ
づほちゃんもうまそうやなホンマ…
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ええSSやこれは…
飛行甲板炎上で草
また書いてくれよ〜頼むよ〜
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ちょっと前に読んだバカップルづほssも激甘だったゾ(ステマ)
でもここの玉子焼きも美味そうやなほんま…
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ところで瑞鳳の卵焼きキャラって何か由来あるのだろうか
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>>44
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25425906
はい
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>>45
あらあら、可愛らしい子ですね(白目)
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>>45
弾幕で草
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まだ残ってるってことはまとめるつもりなんですかね
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素晴らしい
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食べりゅ?(涙目)
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面白い
でも瑞鶴のが可愛いとはこれいかに
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