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勝鬨「何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?」【SS】
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遊矢「エクシーズモンスターはレベルを持たない。よって、効果は無効!」
ダーク・リベリオン「ガオー」
勝鬨「何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?」
遊矢「反逆のライトニング・ディスオベイ!」
勝鬨「うわああああああああああ〜ッ!」
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※このSSは勝鬨くんがエクシーズ召喚について学ぶだけのSSです、デュエル要素はありません
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勝鬨「エクシーズモンスターがレベルではなくランクを持っていることは知っていたが…詳しいことは知らなかった」
勝鬨「だいたいエクシーズやシンクロの情報はほとんどLDSの独占している状況でルールすら確認できないのに自分が頭悪い呼ばわりされるのは納得がいかないぞ…」
勝鬨「…」
勝鬨「いや、勝てなかったからと言って相手を恨んでいるようではデュエリスト失格」
勝鬨「次にエクシーズ使いと闘った時に今回のようなことがないようにエクシーズについて調べなければ…」
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勝鬨「ということで、今回は特別講師の先生を頼んでおいた…」
勝鬨「そろそろ予約の時間のはずだが…」
アストラル「君が、勝鬨勇雄くんだね?」
勝鬨「あなたが…」
アストラル「ああ、我々が」
遊馬「今回エクシーズについて説明しに来た特別講師だぜ!」
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アストラル「私はアストラル。アストラル世界のデュエリストだ、宜しく」
遊馬「オレは九十九遊馬、ハートランドのデュエリストだ!」
遊馬「こう見えてWDC(ワールドデュエルカーニバル)っていう大会で優勝したこともあるんだぜ!今日は宜しく頼むぜ!」
勝鬨「エクシーズについて学びたいんです、宜しくお願いします」ペコリ
遊馬「そう改まる事はないぜ!」
アストラル「ああ、特にそこにいる遊馬は最近エクシーズその他、デュエルモンスターズのゲームに関してルールを理解しているか曖昧な所があるからな、一緒に学んでもらう良い機会だ」
勝鬨「はい、分かりました」
勝鬨(ところでなんでこのアストラルっていう人?は全裸なんだ、寒くないのか…?)
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アストラル「まずは簡単にモンスターエクシーズ…いや、エクシーズモンスターについて説明しよう」
http://i.imgur.com/84oXTfq.jpg
アストラル「見て分かる通り、カードの枠が黒く、レベルの代わりにランクが星で表されている」
遊馬「他のカードと違ってイラスト欄の外に流星群や銀河みたいなデザインがあるのも特徴だな!模様が最高にかっこいいぜ!」
勝鬨「この『レベル4モンスター×2』という記載は…」
アストラル「そう、これは召喚にあたって素材としてレベル4のモンスターが2体必要なことを示している。所謂『召喚条件』というものだな。素材に属性・種族・カード名指定があることもあるが、そういうものは大抵見れば分かるようになっている」
http://i.imgur.com/VsAUZIS.jpg
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アストラル「応用編になるが、中には特殊な召喚ルールを内蔵していたり、召喚制限がかかっているエクシーズも存在する。テキストはよく確認することだ。」
http://i.imgur.com/tsxeIri.jpg
勝鬨「はい」
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勝鬨くんかわいい
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遊馬「中でもオレの切り札、《FNo.0 未来皇ホープ》は全てのエクシーズモンスターの中でも特殊な素材を要求しているぜ!」
http://i.imgur.com/LbMgN57.jpg
勝鬨「えっ…同じレベルのモンスターを利用して召喚するのがエクシーズモンスターなんじゃ…」
アストラル「そのカードは例外中の例外だと考えてくれ。だが基本的な事項に問題はないので気にする必要はない」
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アストラル「次にランクについて説明しよう」
勝鬨(やっと来たか…)
アストラル「ランクとは、エクシーズモンスターのみが有するステータスだ」
アストラル「エクシーズモンスターはレベルの代わりにランクを持っている。」
アストラル「そして、基本的に素材としたモンスターのレベルと同じランクを有する」
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勝鬨「ではレベルを参照する効果を使用するときはどうするんですか…?」
アストラル「『適用されない』が答えだ。レベルを持たないが故に《レベル制限B地区》や《強者の苦痛》による効果を一切受けず、《ザ・カリキュレーター》の攻撃力も変動しない」
遊馬「これでOCG界隈では一部のロックデッキは大打撃を受けたんだよな…」
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アストラル「ついでに言うとレベルを持たない為にシンクロ召喚のシンクロ素材にもできないし、儀式召喚のリリースにも使用できない」
アストラル「《ギブ&テイク》のような一連の効果処理の中にレベル変動の効果を持つカードもエクシーズモンスターに対しては使用できない」
アストラル「余談だが、アニメZEXALで登場した『ランクをレベルとして扱う効果』のカードは一切OCG化されていない。きっとランクとレベルを同時に扱おうとすると無理が生じるのだろう」
遊馬「最近は『レベルまたはランク』っていう表記のテキストも増えて来たけどなー」
勝鬨「自分の《覇勝星イダテン》の効果もそうして欲しかったぞ…」
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グラヴィティバインドくんも加えいれろ〜?
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遊馬先生!
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クリアウィングもランク参照できれば良かったのに
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>>13
あれだけウザがられてたのが一瞬でゴミ扱いされるようになったのは可哀想でしたね…(KONMAI)
制限改訂で昔は規制されてたのが嘘みたいです
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アストラル「では、実際のエクシーズ召喚の手順について簡単に説明するぞ」
アストラル「フィールド上にエクシーズ素材となるべき同じレベルのモンスターを必要な数だけ用意」
アストラル「その後『エクシーズ召喚を行う』ということを宣言する」
勝鬨「つまりこれは…召喚ルールによるチェーンブロックを作らない特殊召喚なんですね」
アストラル「流石、呑み込みが早いな」
遊馬「チェーンブロック…?召喚ルール…?何だそりゃ」
アストラル「…。君は後で補講だ、遊馬」
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アストラル「続いて、素材となったモンスターをモンスターゾーンの上に重ねるようにして置く」
アストラル「このとき、置くモンスターゾーンの場所は自分が任意に決定できる」
遊馬「これが、オレ達が『オーバーレイ』『オーバーレイ・ネットワークを構築』って呼んでいる行為だな!」
遊馬「ちなみに『オーバーレイ』には『重ね合わせる』っていう意味があるんだぜ!」
アストラル「最後に、エクストラデッキから選択したエクシーズモンスターをそのモンスターの上に重ねる形で特殊召喚して『エクシーズ召喚』は完了する」
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アストラル「このようにエクシーズ召喚は、融合やシンクロとは異なり特定のカードを用いる必要が無く、同じレベルのモンスターを並べるだけで良いことから様々なデッキへの投入が見込まれる汎用性の高いカード群だ」
遊馬「つまりどんなデッキでもエクシーズ次第で活躍できる機会が生まれたってことだな!」
勝鬨(自分のデッキもせっかく同レベルの上級モンスターが揃えられるようになっていることだし、エクシーズをマスターしたいものだ)
アストラル「全く無関係なモンスター《X》・《Y》・《Z》であったとしてもレベルが同じなら呼び出せるモンスター、だから『Xyz(エクシーズ)モンスター』なのだ」
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アストラル「ただし一つ注意がある、エクシーズ召喚をするにあたってはモンスタートークンと裏側表示のカードはエクシーズ素材に使用できない」
遊馬「つまりはっきりとレベルが分かる状況でカードが『存在する』ってことが条件なんだぜ!」
勝鬨「では、罠モンスターのような本来モンスターではないカードもエクシーズ素材に使用できるのでしょうか?」
アストラル「ああ。その場合もフィールドのレベルを参照した上でエクシーズ召喚を行える」
勝鬨「成る程…」
アストラル「ちなみにその場合、罠モンスターとしての情報が失われる為に使えなくなっていた魔法&罠カードゾーンは再び使用可能になる」
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Xyzでエクシーズってネーミングセンスは秀逸
誰が考えたんだろうか
カズキング?
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いいゾ〜これ
AILEくんもエクシーズに対する偏見を無くして貰えるといいですね
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アニメ見てると現実でもオーバーレイネットワークを構築とかカオスエクシーズチェンジって言いたくなる
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AILEくんは親と故郷をエクシーズに滅ぼされてるからね、しょうがないね
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※罠モンスターについて
モンスター扱いになった罠モンスターは、コントローラーのモンスターカードゾーンに置かれますが、同時にそれまで罠モンスターを伏せていた魔法&罠カードゾーン一つを封鎖します。
(ただし魔法&罠カードゾーンには存在しない扱い)
ちなみに相手の罠モンスターのコントロールを得た場合、自分の魔法&罠カードゾーンが一つ封鎖されます。
罠モンスターを見る機会は少ないけどしっかりと覚えておこう!アストラルとの約束だぞ!
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※トークンについて
エクシーズの情報が出た当初は『素材にモンスタートークンも使えるんじゃね』的な予想がプレイヤーの間で勝手にされたりして、幻銃士の高騰事件なんかもありました
しかし結果はDTでも再録、使えないことも判明
買占めした人は悔しいでしょうねぇ
http://i.imgur.com/vK4DsJu.jpg
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アストラル「次にエクシーズ素材について説明していく」
勝鬨「はい」
遊馬「オレ達はエクシーズ素材を普段『ORU(オーバーレイ・ユニット)』って呼んでるんだぜ!カッコいいだろ!」
アストラル「エクシーズ素材に関するルールはこのゲームの中でも最も勘違いが起きやすいものだ、しっかりと学習すると良い」
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アストラル「ここでは『ORU』ではなく『エクシーズ素材』の呼称で統一するぞ」
アストラル「文字数が多くて読みにくくなると思うがOCGに併せた解説をするための取り組みだから我慢してほしい」
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シンクロを考案したのがカズキングなのは有名だけど
当初のシンクロは同じレベルのモンスターを素材にするエクシーズに近いものだったゾ
それをKONMAIさんサイドが壊れスギィ!ということで現在の形になったそうな
なお
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遊馬とアストラルが余裕で脳内再生できちゃう、ヤバイヤバイ・・・
他の主人公での召喚講座も見てみたいですね(無茶ブリ
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アストラル「第一に、エクシーズ素材になったモンスターは『フィールドから離れた』訳ではない」
アストラル「簡潔に言えば、『カードとして扱われなくなった』ことになる、ある種のカウンターのようなものになると解釈すると理解しやすい」
アストラル「トークンをエクシーズ素材に使用できないのは恐らくこれが理由だろう」
遊馬「ただし通常のカウンターとは違って、カード効果で裏側守備表示になったりしてもエクシーズ素材はエクシーズモンスターに重なったままなんだぜ!」
アストラル「相手にコントロールが移る場合も同様だ。エクシーズ素材はエクシーズモンスターがフィールドから離れない限り、墓地へ送られることはない」
遊馬「エクシーズ素材はエクシーズモンスターにとっての魂みたいなもんだからな!」
http://i.imgur.com/fAZWYw9.jpg
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>>26
懐かc
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>>30
遊星のシンクロ講座だと勝鬨くんがしゃぶり尽くされちゃう、ヤバいヤバい……
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アストラル「一般的に、エクシーズモンスターたちはエクシーズ素材を消費して効果を発動する…」
アストラル「つまり発動の為に墓地へ送る『コスト』としている」
遊馬「《交響魔人マエストローク》やアリトの 《BK 拘束蛮兵リードブロー》の身代わり効果みたいに『効果』として墓地へ送る例外があるけどな!」
http://i.imgur.com/M1xrUlF.jpg
遊馬「エクシーズ素材を使うのが『コスト』なのか『効果』なのかは重要なポイントだぜ!」
アストラル「特にシャドールを代表とする『効果によって墓地へ送られたときに発動する効果』を持つモンスター群をエクシーズ素材にするときは要注意だ」
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ガイアドラグーノ「一理無い」
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アストラル「エクシーズ素材を効果で取り除くエクシーズモンスターについては以下のURLを参照すると良い」
http://ocg.xpg.jp/search/search.fcgi
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>>35
クロノス教諭かな?
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>>35
ジェムナイト・パール「おっそうだな」
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アストラル「繰り返すが、エクシーズ素材はフィールド上に存在するが、既にカードとしての情報は失われている扱いだ」
アストラル「墓地へ送られるまではエクシーズ素材として扱われるので、『カードとしてフィールド上から墓地へ送られた』ことを条件とする効果を発動できない」
遊馬「《ダンディライオン》や《エクリプス・ワイバーン》みたいな『このカードが墓地へ送られた』ことのみを条件としている効果は問題なく発動できるから混同しないように注意しようぜ」
アストラル「当然、エクシーズ素材として墓地へ送られたゴブリンゾンビの効果も発動しない」
http://i.imgur.com/T52YYww.jpg
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遊馬「海外ではしばらくエクシーズ素材が『カードとしてフィールド上に残存している』って扱いになっていたらしいぜ!」
遊馬「《輪廻天狗》や《クリッター》の効果をエクシーズ素材として使用した時も利用できるから便利だったらしいな」
アストラル「もちろん今はルールが変更され、『カードとして扱わない』ことになっている」
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勝鬨「カードとしての情報が失われているということは、《仕込みマシンガン》等を発動する場合にカードの数としてカウントされないんですね」
アストラル「そうなるな」
遊馬「エクシーズ素材そのものを除去するにはカードを破壊する効果じゃなくて、《スペース・サイクロン》みたいな特殊な効果を持つカードで取り除くしかないんだよな」
アストラル「あとは、素材となっているペンデュラムモンスターは既にペンデュラムカードとしての情報が失われているためにエクストラデッキではなく墓地へ送られることも地味ながら、覚えておくべきことだ」
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勝鬨「エクシーズ素材はその性質上、『墓地へすぐに送る事ができない』ことと『フィールドから墓地へ送られた』ことをトリガーとする効果を使えないのがデメリットのように思えるんですが…」
勝鬨「それだと、アドバンス召喚や融合召喚に分があるのではないでしょうか…?」
遊馬「えーと…それは…」
アストラル「確かにその通り。墓地が手札に並ぶ有用なリソースとして見られるこのゲームでは墓地へ送るスピードが重要視されている」
アストラル「その点、エクシーズは君の言った召喚法に加えシンクロ召喚とも比較し『遅い』ことが欠点だ」
アストラル「しかし、エクシーズ素材を『カード』として扱わないことと、その墓地へ送るスピードが遅いことは時としてメリットになりうる」
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アストラル「例えば《次元の裂け目》を使う場合、シンクロ素材などにされたモンスターはゲームから除外されてしまうがエクシーズ素材はモンスターとして扱われないのでしっかりと墓地へ行く…」
アストラル「つまり、自分だけメタを掻い潜った運用法が可能となる」
遊馬「エクシーズ召喚に特化させた【インフェルニティ】がサイドデッキにメタとして投入してたこともあるな」
アストラル「また、虚無空間の自壊条件を免れるのにも利用できる」
http://i.imgur.com/ZORSgzc.jpg
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なお、ルール整備が行き渡っていなかった海外版TCGでは、デスガイドからクリッターエクシーズでクリッターを取り除いてもサーチ効果が発動していた模様。
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アストラル「『墓地へ送るスピードが遅い』という欠点も、相手のカードをエクシーズ素材として奪う際には『相手のコントロール下へ返すスピードを遅らせる』という利点に成り得る」
アストラル「相手のモンスターをエクシーズ素材として奪うことのメリットはもう一つある…勝鬨君、分かるか?」
勝鬨「そうか…エクシーズ素材はカードとして扱われなくなる…だから『フィールドから離れた』ことをトリガーにして発動する効果を封印してしまうんですね」
アストラル「そう。《E・HERO アブソルートZero》や《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などのフィールドを離れたときに強力な効果を発揮するモンスターを安心して除去する方法…」
アストラル「それが『エクシーズ素材に変換してしまう』というものだ」
遊馬「破壊も除外も介さない除去だから、シャークの《No.101 S・H・Ark Knight》の効果が恐ろしいとされる理由の一つだぜ!」
http://i.imgur.com/7BxAKQS.jpg
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アストラル「あとメタ的な話をするとエクシーズモンスターが意図的に自重したスペックにされた背景には、シンクロ召喚でゲームスピードが加速し、ソリティアが蔓延したことを反省があると憶測されている」
遊馬「…結果はお察しだけどな」
アストラル「エクシーズモンスターの性能を抑えても、それを出すためのデッキギミック自体の性能がおかしくなっていれば何の意味も無かったということだ…」
http://i.imgur.com/QvcKndl.jpg
勝鬨(さっきからこの人たちは何の話をしているのだろうか…)
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>>46
ミス
「蔓延したことを反省がある」ってなんだよ(哲学)
「蔓延したことの」でした、センセンシャル
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勝鬨「質問です、エクシーズ召喚を行うとき、それを無効にされた場合はエクシーズ素材の扱いはどうなるんでしょうか…?」
アストラル「ふむ…。遊馬、答えられるか?」
遊馬「え?えーと…既にオーバーレイ・ネットワークはちゃんと構築してるわけだから…『エクシーズ素材』として墓地に送られる…で…合ってるか?」
アストラル「ああ。君が正解とは珍しいな」
遊馬「よっしゃー!…って一言余計なんだよお前は!」
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アストラル「だが注意すべきことがある」
アストラル「召喚を無効にされたとき、エクシーズモンスターはまだ『エクシーズ素材を持っている』扱いではない為に《神の警告》等で破壊された《No.79 BK 新星のカイザー》の効果は発動できない」
アストラル「エクシーズモンスターがエクシーズ素材を有する段階は召喚に成功し、フィールドに存在するタイミングからだ」
アストラル「よって、エクシーズ素材をコストとして指定する《皇の波動》や《エクシーズ・ブロック》等のカードの発動も召喚成功までは発動出来ない」
http://i.imgur.com/olV1Jc2.jpg
勝鬨「既に『エクシーズ素材』という状態になっているのにコストとして使用できない…?」
アストラル「ここについては『そういうルールだから』としか解しようがないのだ」
遊馬「分かりにくいけどそこら辺はそういうものだと解釈するしかないんだよなー」
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アストラル「ここで、特殊なエクシーズ召喚に関して説明していこう」
アストラル「次のカード群を見て欲しい」
http://i.imgur.com/AYZxVv4.jpg
勝鬨「《RUM−アストラル・フォース》《伝説の預言者マーリン》《高等紋章術》…」
遊馬「これらの共通点は…」
アストラル「遊馬、ストップだ。勝鬨君、分かるか?」
勝鬨「カードの効果による『エクシーズ召喚』を可能としているカードですか?」
アストラル「正解だ」
遊馬「これぐらいならオレにも分かったぜ…」
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アストラル「問題はここからだ、《RUM》のように『エクシーズ召喚扱いで特殊召喚する』カードと他の『エクシーズ召喚を行う』カードの違いについて…分かるか?」
勝鬨「チェーンブロックの有無ですね」
アストラル「やはり君はエクシーズ以外の基礎的なルールに関しては熟知しているようだ」
遊馬「どういうことだよー?ここはオレには分からねえぞ」
勝鬨「モンスターの特殊召喚には二種類あります」
勝鬨「ルールによる特殊召喚、つまり『チェーンブロックを作らない』もの。そしてカードの効果による特殊召喚、『チェーンブロックを作る』特殊召喚…」
遊馬「なんか違うのか?」
アストラル「前者は《昇天の黒角笛》《ライオウ》などの『特殊召喚を無効にする効果』で阻止できるのに対して、後者はその『カード効果を無効にする効果』でなければ対応できない点が異なる」
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遊馬「???」
アストラル「具体的に言えば、《サイバー・ドラゴン》の召喚ルール効果やシンクロ召喚・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚が『チェーンブロックを作らない』分類」
アストラル「《ゾンビキャリア》や《死者蘇生》、融合召喚・儀式召喚などカード効果の発動によって行われる特殊召喚が『チェーンブロックを作る』分類になる」
遊馬「お、おう…」
遊馬(なんか分かったような…分からないような…)
勝鬨「今のテキストならばチェーンブロックを作るカードの大半が『発動する』と書かれているから、それで見分けると良いですね」
http://i.imgur.com/6l7rsTm.jpg
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ダムルグSSのチェーンの有無知らない人結構いますね
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チェーンブロックを作る・作らないとかいうコンマイ語が古代神官文字たる所以
嫌いだし好きじゃないよ
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>>53
最近のテキストでやっと明確になりましたね…
ここら辺のチェーンに乗る・乗らないは遊戯王初心者にとってトップクラスにめんどくさいルールだと思います
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勝鬨「この《RUM》っていうのは『エクシーズ召喚扱いで特殊召喚』する効果を持つカード、よってチェーンブロックを作らない特殊召喚にのみ対応している《昇天の黒角笛》を発動できない」
勝鬨「一方、他の『エクシーズ召喚を可能とする』カードら、つまり《マーリン》や《高等紋章術》のようなカードの効果処理直後には《黒角笛》を発動できる、そういうわけですね?」
遊馬「お、おう…なんとなく分かったぜ!」
アストラル(不安だ…)
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アストラル「ついでにエクシーズ召喚扱いで特殊召喚を行う効果を持つのは
RUM全般、《No.53 偽骸神 Heart−eartH》、《聖剣 EX−カリバーン》、《ドン・サウザンドの玉座》、《RDM−ヌメロン・フォール》《発条の巻き上げ》等のカード」
アストラル「そしてその効果処理としてエクシーズ召喚を行う(チェーンブロックを作らない)のは
《ゲイザー・シャーク》、《銀河暴竜》、《アーティファクトの解放》、《高等紋章術》
の四種類だ」
アストラル「珍しい効果群のカードだが、この際決闘者の諸君は調べておくのも悪くないかもしれない」
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アストラル「ちなみに通常のRUMとはテキストが異なり『X召喚する』とある《クイック・カオス》も同じ裁定になっているから注意しよう」
http://i.imgur.com/5DuZeJW.jpg
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アストラル「もう少し補足をしよう」
遊馬「次は『エクシーズ素材になったときに発動する効果』だな!」
遊馬(これならオレにも分かるぜ!)
勝鬨「エクシーズ素材にされることによって発動する効果があるのですか…?」
アストラル「ああ、そういった誘発効果も存在する」
遊馬「オレの《ガガガガール》やゴーシュの《H・C エクストラ・ソード》みたいなカードだぜ!」
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アストラル「テキストを読めば分かるが、あくまでこれらは『エクシーズモンスターに効果を付与する』効果だ」
http://i.imgur.com/0RG5lUU.jpg
遊馬「だからエクシーズモンスターが付与された効果を発動した時に《天罰》を喰らっちまうんだよなー」
アストラル「現在効果を持たないエクシーズモンスターは《ジェムナイト・パール》と《覚醒の勇士 ガガギゴ》の2体しかいない」
アストラル「しかしこれらのモンスターをエクシーズ召喚したとき、本来ならば回避できるはずの《天罰》や《デモンズ・チェーン》の効果を受けるようになってしまうので気を付けよう」
遊馬「逆に言えば、このポイントを覚えてさえいれば《エフェクト・ヴェーラー》とかで対策できるってことだな!」
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アストラル「最初の方で少し紹介したがエクシーズモンスターの中には『場のエクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できる』ものもいるし、先ほどの《RUM》(ランクアップマジック)のようにそれを可能とする効果を持つカードも存在する」
アストラル「ではここで問題だ。この方法によるエクシーズ召喚をした場合、既に素材となっているモンスターの『エクシーズ素材になったときに発動する効果』は発動できるかできないか?」
勝鬨「そのカードを『素材としてエクシーズ召喚』を行ったわけじゃないから、『できない』が正解ですね」
アストラル「その通り。新たに素材になったのはエクシーズモンスターのみだから、既に『素材としている』モンスターの効果は発動しない」
遊馬「ここらへんは日本語の問題だな!」
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遊馬「エクシーズの講義を一通りっていうとだいたいこんな感じかな?」
アストラル「そうだな。基本をざっとおさらいすると
・エクシーズモンスターについて
・ランクについて
・エクシーズ素材について
・エクシーズ召喚を行わせるカード、エクシーズ召喚扱いで特殊召喚を行うカード
・エクシーズ素材とすることで発動する効果について
という風になる」
アストラル「このうち分からないことがあれば、いくらでも質問に答えよう」
遊馬「まあ、あんたは最初から結構OCGのルールについて分かってたみたいだし、そんなに不安はないだろうけどな!」
勝鬨「はい、一通りのことは理解できたと思います」
アストラル(私はむしろ遊馬が不安になったが…後でルールをしっかり叩き込まねば)
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勝鬨「しかし…折角こうして学べたのに、自分はエクシーズ召喚を行えない…それが少し残念です」
アストラル「遊馬、例の物を渡してやれ」
遊馬「ああ!このデッキを使ってくれ!」
勝鬨「!?…これは炎…星?」
遊馬「ああ!あんたの塾にピッタリなデッキを探したら丁度こういうカードがあったんだ!」
アストラル「君の塾名にも冠されている梁山泊というのは小説『水滸伝』の舞台となった大沼沢のことだ」
アストラル「そしてその炎星というテーマは『水滸伝』をモチーフとしたカード群、正に君の為にあると言っても過言ではない」
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遊馬「折角エクシーズをマスターしたのに、扱えなきゃ勿体無いからな!」
勝鬨「…忝い!」ペコリ
遊馬「良いってことだぜ!デュエルを通じればみんな仲間だ!そのうちオレともデュエルしてくれよな!」
遊馬「アンタもプロを目指してるって言うし、エクシーズを使って色んな人を魅了してやってくれ!」
勝鬨「は、はい!」
遊馬「かっとビング!!それは勇気を持って一歩踏み出すこと!
かっとビング!! それはどんなピンチでも決して諦めないこと!
かっとビング!!! それはあらゆる困難にチャレンジすること!」
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遊馬・アストラル「「かっとビングだ!勝鬨くん!」」
遊馬「デュエルを楽しもうぜ!」
アストラル「その先に、勝利の方程式はある!」
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後日談
勝鬨「《勇炎星−エンショウ》を召喚!」
勝鬨「更に自分は《炎舞−「天枢」》の効果により、続けて《雄炎星−スネイリン》を召喚!」
ニコ「おーっと出た!勝鬨選手の炎星と炎舞の華麗なる連携!場に同じレベルのモンスターを揃えて行くぅ!」
勝鬨「《エンショウ》の効果で《「天枢」》を墓地に送り、お前の場の伏せカードを破壊!」
勝鬨「更に《スネイリン》の効果発動!炎舞が墓地へ送られたことにより《炎舞−「天セン」》をデッキから自分の場にセット!」
勝鬨「更にレベル4、《エンショウ》と《スネイリン》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
勝鬨「エクシーズ召喚!」
勝鬨「現れろ!ランク4!《魁炎星王−ソウコ》!」
ニコ「決まったぁ!勝鬨選手のエクシーズ召喚!着実に攻めていく必勝パターンに会場は大盛り上がり!これぞ勝利の方程式だ!」
勝鬨(かっとビングだ!自分!)
終わり
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ペロッ!
これはエクシーズの説明を通して勝鬨にデュエルを楽しむ心を取り戻そうとする
遊馬先生のカウンセリングだ!
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レベルとエクシーズだと同じパックのバウンサーとフォーカスフォースが明暗くっきりになってたなぁ…
アレは効果範囲も地味に違うけど
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更に後日談
???「オレは《アクセル・シンクロン》の効果発動!」
???「デッキから《クイック・シンクロン》を墓地へ送ることによりレベルをその分だけ下げる!」
???「これにより《アクセル・シンクロン》のレベルは1になる!」
勝鬨「何!?レベル5のモンスターのレベルを5つ下げたら0ではないのか!?」
おわれ
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ただしまたレベルが上がったときはマイナス1される模様
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∧r ニミー-...,,__ ィ
_/r==ュ ヽ: : :乂|_
`¨| | } !!: . ̄厂´ < 今度こそ終わりだよハルトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
/| L二ン ゙ {{⌒)、_
〃| '' リイ/´
___ ゝ-、 r' / ̄/
` ミ ` ─ト /|/ ~ /
\ _|::::::::::::ノ_/- ⌒ヽ
/⌒: : }:{::::::〈〉::/: : : : : : : : }
|┌┐ :\:::::/: : :/ ̄\ : :/
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>>69
勝鬨くんにその辺りテキスト説明した後にアルティマヤツィオルキン見せたら憤死しそう
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どこ行っても勝鬨くんがエクシーズのルール分かってないお馬鹿キャラ扱いされてて残念に思ったので勢いでSS書きました(激寒自分語り)
分かりやすいかどうかは分からないけど取りあえず勝鬨くんと一緒にエクシーズについて皆さんも理解を深めて頂ければ幸いです
融合召喚とかの方がルール意外と知られてないから十代主人公で書きたいけど、遊馬&アストラルの組み合わせが説明するのに本当に最適なキャラしてると書いてて思いました(小並)
抜けてるルールとか間違っている箇所とかあればご指摘願えれば有難いです
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>>69はTFでパートナーの遊星がやってたけど、公式ルールページ見るまではバグだと思ってました(小声)
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>>74
KONMAI語自体がバグみたいなものだからまあ、多少はね?
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面白かった(小並感)
次はユベルセットの十代が融合召喚を説明するお話がみたい(強欲な壺)
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>どこ行っても勝鬨くんがエクシーズのルール分かってないお馬鹿キャラ扱いされてて残念に思った
台詞に汎用性があるからおもちゃにされてるだけでネタにしてる人全員が馬鹿扱いしてるわけでは無いと思うんですけどね…
でも本当に馬鹿だと勘違いしてるホモガキも目につきます、ほんへ未視聴でネタから誤認識という弊害もあるでしょうが
特にこれに限らずキャラdis系のネタは取り扱い気をつけて欲しいですね、不快に思う人もいますから…僕も少なからず憤りを覚えます(半ギレ)
チームサティスファクションがガチの黒歴史だと思い込んでるホモガキ多くて草も生えない
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コンマイ語難しいからね
仕方ないね
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勝鬨くんまた登場して元気にこのポーズしてほしい
http://i.imgur.com/iqvzbvP.jpg
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>>76
勝鬨くんは融合マスターしてるだろ!いい加減にしろ!
僕もそんなssがみたいです(無謀な欲張り)
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>>79
受け継がれる荒ぶるバリアンのポーズ
http://i.imgur.com/i8cgmI0.jpg
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>>80
十代達のオーラでビクビクする姿が見たいので素良のつもりでした(半ギレ)
よくよく思い返すと、GX組って十代以外だとそこまで融合使ってる記憶が無いよね
化石融合?なんのこったよ(すっとぼけ)
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勝鬨くんは手札融合できる状況なのにしなかったから融合にはまだ慣れてない説
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融合はLDSが完全独占ってわけでもないんですね
わざと流したのかアカデミア辺りが一枚噛んでるのか
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http://i.imgur.com/9Ob8PUS.jpg
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>>83
素良くんも真澄ちゃんも不必要に召喚したりすることもあるからまあ、多少はね?
あれは場にモンスターを出して盛り上げようとする勝鬨くんなりのエンタメデュエルだったんだよ(真顔)
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>>83
原作だと融合は場のモンスターしか使えないからリスペクトじゃない?適当()
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ZEXALの再放送見て思ったけどエクシーズ素材に関する説明ってやっぱり難しいですね
「素材となったモンスターは墓地へ行かず、オーバーレイ・ユニットとなってモンスターエクシーズをサポートするんだ」
っていうあっさりチュートリアルでしたし
あとナンバーズの数字→オブジェ出現→オブジェ展開してモンスター出現の演出ぐうかっこいい
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エクシーズ素材が墓地に行くのはフィールドからではないって説明はなかなか難しい
海外では最初エクシーズ素材のクリッターも効果発動しててガイドクリッターリヴァ→兎帰還+ヴェーラーor増Gサーチとかやりたい放題だったし
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フィールドから離れず、かつフィールドではない場所から墓地へ送られるってこれもうわかんねぇな
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ZEXALはデュエルの演出が凄く良く映えるんだよなぁ
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