オイゲン「んー、ドイツかぁ… 急にどうしたの？」
雷「最近ビスマルクさんが艦隊に入ってきたじゃない？ でもまだ日本にあまりなじめてないみたいなの…」
「だからね、私がドイツのこと勉強して仲良くしてあげようって思って！」
オイゲン「そっかー、ビスマルク姉さまにつくすことは全人類の義務だもんね！ダンケダンケ！」
「うーん、協力したいんだけど… 実は私ドイツのことってあまりわからないの…」
雷「え、そうなの？」
オイゲン「うん、艤装がドイツ製ってだけでね… 私、実は日本人なの」
●●「うん、学校も家も化け物の爆撃で全部燃えちゃったでしょ 使命感っていうのかな…」
「私が守らなきゃ、って思って えへへ、■■くんのことも私がまもってあげるから心配いらないよ！」
■■「●●、無理だけはしないでくれ お前に何かあったら俺は…」
●●「ありがとう■■くん でも、もう決めたの…」
オイゲン「それが艦娘になる前のことってほとんど覚えてなくって…」
「私ってね、あんまり適正が無かったのに無理言って艦娘にしてもらったんだって その副作用みたい…」
雷「家族や友達のこと、思い出せないのは辛いわね… でも心配しなくていいのよ、私がいるじゃない！」
オイゲン「ふふふ、そうね！ダンケダンケ！」
●●「本当ですか！？ 私艦娘になれるんですね！」
技術者「はい、ただし一つ問題があります…」
●●「問題？」
技術者「ええ、適正がでた艦が海外艦だったんです 国内の艦に比べまだ技術が未発達で記憶に障害が出る可能性が…」
●●「かまいません！私、お父さんとお母さんの仇をとりたいんです！」
オイゲン「そういえばあなた達が着てるその服、セーラー服だっけ？とても可愛いわよねぇ」
雷「ありがとう、良かったら着てみる？ オイゲンちゃんなら絶対似合うわよ」
オイゲン「んー、恥ずかしいからいいや！ でも…その服なんだかとっても懐かしいの…」
■■「ああ、リハビリは順調だし普通に生活するだけなら問題ない ただ以前のように繊細な作業は難しいらしい…」
●●「そんな！？それじゃ漫画はもう…」
■■「でも、俺はあきらめるつもりはない どれだけ時間がかかってもまた漫画を描いてみせる」
「だから●●、お前も生きるのをあきらめないでくれ… 家族が亡くなって悲しいのはわかる、でも自分を粗末にしないでくれ…」
「必ず生きて帰ってくるって約束してほしいんだ」
●●「■■くん…」
■■「なぁ、●● お前が艦娘になるなら、俺は…」
オイゲン「あ、アドミラールさん ちょっと昔のことを思い出しちゃって…」
「誰なんだろう…背が高くて、黒髪で短髪で、目つきは鋭いけどぼんやりしてて、とっても優しい人…」
提督「なぁ、書類の確認手伝ってもらえるか？」
オイゲン「はーい、あ！アドミラールさんまた書類に落書きしてるぅ… なんですかコレ？魚？」
提督「落書きじゃなくてリハビリなんだ、あとそれは鯉だな 可愛いだろ？」
オイゲン「うーん、よくわかんない！」
オイゲン「うーん、明日から普通の女の子に戻れるって言われても実感わかないなぁ…」
提督「なぁ、オイゲン明日からのことなんだが、その… 俺もまだ身体が十分じゃなくて誰かに側にいてもらいたいんだ」
「お前もたしか予定は無いんだろ、だからお前さえ良ければ… あれだ… 一緒に、暮らさないか…」
オイゲン「あ、アドミラールさん… それって…」
少し寂しいけど、ようやく本当の私達に戻れるんだね
だから、野崎くんおかえり
〜完〜
グンナイ提督
乙＾〜
いい話なのに千代ちゃんの妄想に見えちゃうヤバイヤバイ
最後の野崎くんおかえりは非日常から日常へおかえり、ってつもりで書いたので他意はないです…（小声）
ただ引用させてもらった野崎くんおかえりスレでは佐倉くんが野崎くんをクスリで昏睡させているため、この終わらせ方だと最期に昏睡レイプで話が終わったように読めてしまうことに今気付きました（無能）
完全に想定外ですけどホラーでもいいんじゃない（適当）
作者に解説させるようなこと書いて申し訳ない
オツシャス！
かわいい