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ショタ提督「あれ、不知火どこか出かけるの?」SS
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不知火「はい、本部の命令で鎮守府から数十キロほど離れた小さな漁村に捜査に行く予定になっています」
ショタ提督「捜査? 何か事件でもあったの?」
不知火「ここ数日小さな男の子が行方不明になる事件が続いてるそうです」
「現場には砲撃による破壊の痕があり深海棲艦が関わっている可能性が高いようですね」
ショタ提督「深海棲艦が… それなら僕も行くよ、それに早く解決するためには囮がいたほうが良いでしょ?」
不知火「そんな、それでは司令に危険が…」
ショタ提督「大丈夫、作戦があるんだ」
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不知火「到着した…じゃなくてしました、ここが愛宕村だ…です」
提督「静かな村だね、船もずっと放置されてるみたいだし人よりも海鳥の方が多いんじゃないかな…」
不知火「漁がさかんだった頃は賑っていたようですが深海棲艦の出現で漁が出来なくなりましたからね」
「そこに今回の事件ですから村にとっては致命的でしょう」
提督「村の人たちのためにも早く解決してあげないといけないね…」
不知火「ありました、ここが村長の家です まずはコチラで今回の事件の詳細を聞きましょう」
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村長「遠い所ようこそおいでくださいました、軍の方から連絡が来ています 提督さんと駆逐艦の不知火さんですね」
不知火「あら、村長と聞いて年配の男性を想像していましたが… まさかこんなに若い女性だとは…」
村長「元々は私の祖父が村長をしておりました、祖父が先月病気で亡くなったため私のような小娘が現在代理を務めております」
不知火「失礼なことを言ってしまいましたね、すいません」
村長「いいえ、こちらも軍の方が来ると聞いて大人の男性を想像していたのでおあいこですね」
「まさかこんなに可愛らしい方が来て下さるなんて、うふふ…」
提督「ハハ、見た目は頼りないかもしれませんが仕事はしっかりやらせてもらいますね」
「早速ですが事件について詳しく聞かせてください」
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不知火「なるほど… 現場には砲撃の痕跡と若い女の目撃着情報があったんですね…」
村長「ええ…村の者が言うには女の目が青白く光っていてとても人間とは思えなかったそうです…」
提督「たしかに深海棲艦の特徴と一致するね、そうなるとさらわれた子供達が心配だよ、早速捜査に入ろう」
不知火「了解しました、村長さん現場まで案内していただけますか?」
村長「はい、ですが今晩はもう遅いですし明日になさった方がよろしいのでは?」
提督「あ、もうこんな時間か… たしかに夜戦装備も持ってきてないし明日にした方が良さそうだね」
村長「それではせまい所ですが今晩は我が家に泊まっていって下さい、是非…」
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村長「それでは、私はお夕飯をご用意いたします お風呂は沸かしてありますのでゆっくりくつろいで下さいね」
不知火「一番風呂は司令におゆずりします、私には司令の入浴を守る義務があります」
提督「そう?良くわからないけどそれじゃあ先に入らせてもらうね」
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提督「あ〜いいふろ…」
「ちんじゅふだと大きいおふろだから小さいおふろってなんか新鮮だなぁ…」
不知火「そうですね、二人だとさすがにせまいでしょうか…」
提督「きみ… なんで普通に入ってくるのさ…」
不知火「何か落ち度でも?」
ショタ提督「おちどしかないよぉ… あ、変な所さわらないでって… くすぐったいよぉ…」
不知火「胸が熱いな!」
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もう始まってる!
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村長「随分長くお風呂に入られていたんですね、お二人とも顔が真っ赤ですよ」
不知火「ええ、これも任務ですから」
提督「帰ったら憲兵に言いつけてやる…」
村長「お食事の用意はこちらに、たくさん召し上がって下さいね」
不知火「うん、まあまあですね あ、おかわり下さい!」
提督「君食べすぎ、少しは遠慮しなよ… あれ…なんだか急に眠く…」
不知火「おかわり!司令こんな所で寝たら風引きますよ… って、私も眠くなってきた…」
村長「うふふ、おやすみなさい」
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提督「うーん…あれ、ここは?」
村長「あらあら、もう目が覚めたのねぇ♪」
提督「村長さん、何を? くっ、縛られて…動きが…」
愛宕「ぱんぱかぱーんっ♪♪」
提督「ひぃぃっ… あ、あたごぉ!?」
愛宕「そうよぉ、私が天国に連れて行ってあげる♪ まずは邪魔なズボンから脱ぎましょうね〜♪」
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提督「や、やめてよ… 愛宕は艦娘でしょ!海の平和を守るんでしょ!なんでこんなことするの?」
愛宕「艦娘って何? 私が覚えてるのは暗くて冷たい海の底の景色だけ… 一人ぼっちはもう嫌なの…」
愛宕「頭の中にね、一人男の子がいるのよ 顔はわからないけどアナタみたいに白い軍服を着ていつも困ったように笑う男の子」
重巡リ級「私はその男の子を捜さなくちゃいけないの、だからこうやって村の人間と入れ変わってまで探しているの…」
提督「そんな… 深海棲艦化してもう艦娘としての理性も記憶も…」
重巡リ級「ズボンの次はパンツね、それ!ぱんぱかぱーんっ♪♪」
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重巡リ級「え、何も付いてない?そんな…どういうこと…」
提督「うそついてごめんね、わたし本当はおんなのこなの」
重巡リ級「くそ、軍の奴らは確かに男の子の提督を派遣すると言っていたのに…」
幼女提督「たすけてぇ!しらぬいぃ!!」
不知火?「ん、ここは!? なんだこの縄は!?」
重巡リ級「無駄よ!駆逐艦程度の力ではその縄は切れないわ」
不知火?「ふん! なんだ、簡単に切れたぞ!」
重巡リ級「馬鹿な… お前本当に駆逐艦なのか…」
幼女提督「たすけてぇ!ながとぉ!!」
長門「ビッグ7の力、侮るなよ! 全主砲斉射!て――ッ!!」
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不知火「司令の作戦が成功しましたね」
ショタ提督「そうだね、幼女提督と長門さんに僕達のフリをして捜査してもらって正解だったよ…」
長門「私みたいにでかい駆逐艦がいるはずないんだがな、相手が艦娘としての記憶を無くしていたようで助かった…」
幼女提督「わたし、なれないむずかしいことばとかんじをたくさんつかってつかれちゃった」
長門「私も敬語で喋るのは疲れたな…」
ショタ提督「二人とも色々ありがとうね、今回の恩はいつか必ず返すよ」
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不知火「司令、今回の深海棲艦はやっぱり…」
ショタ提督「この鎮守府の愛宕は、夏の本土近海防衛で戦艦棲姫の砲撃から僕を庇って行方不明になった」
「あの村はこの鎮守府からも近いし間違いないだろうね…」
不知火「司令…」
ショタ提督「ごめん不知火、僕は先に休ませてもらうね」
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愛宕、君がいなくなって毎日泣いていたから涙はもう出ないみたいだ…
これ以上なく悲しいはずなのに…
涙は…
もう出ないよぉ…
〜完〜
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悲しいなぁ…
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胸が熱いな!が伏線だったとはたまげたなぁ
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長門が不知火の恰好してたかと思うと草生える
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イイハナシダヨナー?
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そういえば沈没した愛宕が怨念となり提督の精を狙う話がありましたねぇ…
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こ↑こ↓でのキャラ付けをうまく組み合わせた良作+114514点
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なんかいい話風にまとまって草
おつやで〜
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最後の決め台詞で涙不可避
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よし過程は書かれたな
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胸が熱いな…は伏線だったんすね^〜
お疲れナス!
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いいゾ〜これ
お疲れナス!
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幼女提督はいつも通りおいしく頂かれてるんですがそれは…
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力入れすぎだろ
NaNじぇい民なめんな
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