そこへ新たなる脅威が忍び寄っていた。
ご存知、脅威的に円盤が売れなかった程高川島である。
失踪した女子高生らの通っていた音ノ木坂学院へ直角ベーランで乱入した程高川島は警備員を聖域披露で洗脳して引き返させ失踪した女子高生らのいた部室を覗くが、何者かに襲われ気絶してしまう。
気付いた程高川島は机に手首足首を縛り付けられ、肉切り包丁を持った恵体の女(18)に見下ろされていた。
程高川島に「私は髪に自信がある、出汁にしてくれ」と頼まれた恵体女は髪を切り鍋で煮込むが、出汁を飲んだ途端苦しみ出してしまう。
そう、これらは全て程高川島の計算内であり、程高川島は髪に経口摂取で作用する毒を塗っていたのである。
鋭く伸ばした爪で手首足首のロープを切った程高川島は大柄な骸を一瞥し地下室に火をつけて惨劇の舞台を去るが、火災発生をききつけ出動した消防車に轢かれ無事死亡した。
この件について故・Ｙさんは「食のモラルはグローバル化社会の課題の一つ。何をもって”野蛮”とするかは国によりますからね」とコメント、病院食のマズさに不満を抱きつつ息を引き取った。
なお、鎮火には間に合う模様