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【新生俺能】キャラクター登録スレ Part.3
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キャタピラー
:2017/01/12(木) 21:55:09 ID:cbwcfUX2
*概要
本来はただただ圧倒的な力を持つだけの吸血鬼であり、当然ながらそれそのものが能力であった。
だが、成長し、幼子になった時点で並の吸血鬼以上の力を持っていた彼は恐れられ、彼が事件を起こしたことをきっかけに吸血鬼の集落を追い出された。
力のおかげで死にはしなかったものの、人にも同族にも迫害され、太陽を避けながら一人孤独に夜を行く彼の心にはいつしか「太陽のもとに出てみたい」という思いが芽生え始める。
最初は自分でも気づかない程度のものであったが、一人の男との出会いによってそれは決定的になった。
男は能力者であり、人を襲う化け物を狩ることを生業としていたため、一度は戦いになったが、彼自身にあまり戦意がなく、まるで自殺しようとしているかのように抵抗がないことを不審に思った人間が手を止め、戦いが終わる。
これまでの経緯と人が死ぬまで血を吸ったことがないということを知った男は自分の血を定期的にやるからもうほかの人間の血を吸うな、という話をもちかけてきた
あまり生きる気力のなかった彼は初めは戸惑ったもののそれを了承し、しばらくの間その男との生活が続いた
その男は間違いなく正義と呼ぶにふさわしい心を持っており、彼は徐々に感化されていき正義と人の世界に興味を持っていく
太陽のもとを歩きたいという思いがはっきりと自覚できるようになったとき、彼はその男に「化け物狩り」の手伝いを申し出る
男は驚いたもののそれを了承し、人と吸血鬼のコンビでの化け物狩りの日々が始まった。
そんな日々がしばらく続き、太陽の下を歩くための手段を彼が掴みかけたころに彼らはとある吸血鬼を狩ってほしいという依頼を受ける
吸血鬼が相手となれば日中に戦いを挑むのは当然であり、彼はその戦いについていくことができなかった
そして、夜になっても人間は戻ってくることはなかった
帰りが遅いことを不審に思った彼は、夜の中を全力で探し、ついには見つけた、否、見つけてしまった
吸血鬼ではなく、人間の手によって殺されようとしている男を
対象の吸血鬼は実は同郷であったものであり、操った人間を使って依頼主たちに、吸血鬼が男の仲間にいることを伝え、男は狩りに行ったふりをして吸血鬼を呼びに行ったのだと誑かしたのだ
初めて自分を受け入れてくれた存在にそんなことをされた彼は怒り狂い、最強の吸血鬼としての力で人とその吸血鬼を殺そうとしたときに、瀕死の男が今にも消えそうな声で人間たちに罪はないから、許してやってくれ、と言葉をこぼした
その言葉に驚いて一度は動きを止めたものの、いかに男自身の言葉でも受け入れることができなかった彼は再び暴れようとしたものの、その隙に人間は逃げ出していたため、追いかけようとする体を理性で抑え、男の応急処置を急いで始める。
が、しかし、どう見ても素人ではどうしようもない傷であり、男もそれを悟っていたのか手当を受けようとはせず、ただ言葉を紡いでいく
曰く、彼らは誑かされただけで罪はない、ここで彼らを許してやることができればきっとお前は誰からでも受け入れられるはずだ、と
男と長く一緒にいた彼には本当はそれが正しく、まさに正義であろうことは分かってはいたが、納得はできなかった
それを見た男が再び言葉を紡ごうとしたところで―――
―――響いた銃声が、言葉と男の命の火をかき消した
その音の主は紛れもなく先ほど逃げたはずの人間であり、拳銃があれば倒せると思ったのか複数人で拳銃を持っているのが伺えた
それを認識した瞬間に、彼は思った「こいつらを許すことが正義だというのなら、俺は正義じゃなくていい」と
結果、男の遺言を無視してしまう形で人も、吸血鬼も皆殺しにした彼は自分の手で作った男の墓標の前で一つの決心をした
―――「こんな奴らを許すことが正義なら俺は正義じゃなくていい、俺は悪逆非道を許す悪党でもなく、だれかを守り罪を憎んで人を許す正義でもなく、ただあらゆる悪を許さず潰す悪の敵になる」―――
夜が明け、朝日が昇ろうとした瞬間に、彼は自らの胸を貫き、あらゆる吸血鬼の核である心臓を抜き出した
そしてただひたすらに願った
「あらゆるものを打ち砕き、叩き潰す最強の一撃を」
「吸血鬼としてのすべてを込めた最強の力を」
「太陽の光のもとも、闇の中も、あらゆる悪を見逃さぬための新たな体を」
一歩間違えれば灰と消える賭けに、彼は勝った
半人半吸血鬼とも呼べる体になった彼は、人でなく、吸血鬼でなく、闇にも光にも溶け込めず、彷徨い続ける自分を見て自らに新たな名前をつけた
――ストレイド(迷い人)と―――
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