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リレー小説まとめ
5
:
4
:2013/05/09(木) 16:41:20 ID:BG247Xds0
11642246 : ななしのよっしん :2013/05/09(木) 16:35:40 ID: uPZHbQUv8W
§第一章・第一節
午前中まで降っていた雨が上がり、空の色はは灰から青へと変わりつつある。まだ湿った空気と濡れた地面、そして雲の切れ間からさす陽射しの暖かさが私を包み込んだ。
…なんちゃって。
詩的な表現をしてみたけど、私には似合わないな、うん。慣れないことはするもんじゃない。
せっかく雨が上がったしどっか行こうかと思ってとりあえずに家を出た。でもやっぱりどこに行くかは決まらない。誰かに会ったらそのままそいつん家に上がり込もうかな、とか考えながらダラダラと道を歩く。
雨上がりの空気は清々しい。この独特の匂いは、わりと好きだ。
とはいえ、家を出て数十分全く出逢いがない。ちょっと淋しくなってきた。なんでさ?一人くらい居ろよ!
このまま誰にも会わなかったらどうしよう。せっかく外出したのに散歩だけして終わりってのもやだなあ。
この無計画さは反省しなければいけないかもしれない。
この際、誰かん家に押しかけちゃおうかな。むしろそっちのがいいかも。うん、我ながら名案だ。そうしよう。
足を止めてどこに行くか考える。にとちゃん家は…、あにーちゃんをあしらうのがめんどくさいかな。みたちゃんは今日は家族で出かけるって言ってたからダメだし、しとちゃんの家には行ったことないけど何となく入りたくないな。何があるかわからないし。あとは…、
「ひたなりさん、こんなとこで何してるの?」
「ひゃっ!?」
考え事をしていたせいで、ただ声をかけられただけなのに盛大に驚いてしまった。くだらないことを「名案だ」とか言って自画自賛していたことのバチがあたったのかも。
「わぁ、ごめん。驚かせて」
相手に謝らせてしまった。こっちが勝手に驚いただけなのに申し訳ない。
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