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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ 第三部
82
:
◆MgfCBKfMmo
:2016/06/11(土) 21:46:33 ID:9ibHGYpc0
(´・_ゝ・`)「君の同級生は、ほとんど全員が外へ行った」
デミタスの話は、そこから始められた。
(´・_ゝ・`)「君の学年だけでは無い。君の前の学年も、そのまた前、私の年代だって、そうだ。
十四歳で義務教育が終われば、大人として認められる。
公式の場にどこでもいけるし、酒や煙草も認められる。
大人たちも、知り合いでもなければ大人として扱ってくる。平等に敬い、平等に貶す。
行動に責任を負わされる代わりに自由を手に入れる。
興味のある連中は、その自由を満喫するべく外へと出て行く」
デミタスは一旦言葉を切り、ふうと息を吐いてから、「私もその一人だった」と続けた。
(´・_ゝ・`)「ここにお店を開いたのは私の父だ。
父の体調が悪くなって、首都にいた私は出戻ってこの喫茶店を引き継いだ。
父は結局良くは直らなくて、私が帰郷してから三年後に死んだ。
後追いするように母も亡くなった。以来私は、このお店の店長となって働いた」
( ^ν^)「何の話だよ」
ニュッ君が露骨に睨んだが、デミタスは少し口を閉じただけで、怯まなかった。
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