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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ 第三部
194
:
◆MgfCBKfMmo
:2016/06/25(土) 21:44:54 ID:XWtDTcAU0
o川*゚ー゚)o「いや、なんか面白いなって思って」
( ^ν^)「けっ」
口をすぼめるニュッ君に、キュートはそっと微笑んだ。
いつの間にかその足は力強く地面を踏みしめていた。
竹林を進む途中、虎に向かってキュートは頼んでみた。
師匠のところへ案内してほしい、と。
言葉は通じるはずだ、とはニュッ君のアドバイスだ。
たとえ人の姿を捨てたとしても、わかってくれれば導いてくれるだろう。
そんな期待が、虎の声の強まり方によって後押しされた。
進むとき、ある方向に進めば声が大きくなり、別の道へ進めば小さく鳴るか途絶えてしまう。
大きくなる方ばかりをえらんで、前へ前へと進んでいった。
鬱蒼と茂っていた道だが、声を頼りに進むと不思議と足はもつれることなかった。
キュートは師匠のことをニュッ君に話さなかった。
ニュッ君も特別に詮索しようとはしなかった。
会話はだいたいニュッ君の昔話や、ブーンとの旅の話で、それも大して続かずに黙っている時間が多くなった。
気まずい沈黙ではなく、ただ足を進めることだけに集中したくなったからとでもいうような、意識的な沈黙だ。
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