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( ゚д゚ )は夢を見るようです
1
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:50:40 ID:wcr5KQnk0
( ゚д゚ )ハァ
( ゚д゚ )「今日も疲れたな……体中クタクタだ。さっさと寝てしまおう」
( ゚д゚ )「それに飯も食ったし、風呂にも入ったし、歯も磨いたし寝る準備は万端」
( ゚д゚ )「むしろ寝ないでどうする!日曜に干したばっかのふかふかおふとんだ!」
( ゚д゚ )「今は堪能すべきおふとんタイム……」バサァ モフゥ
( -д- )「……………」
(*-д- )(これこれ。この全身を包み込むような感覚……そして温もり……)
(*-д- )(電気を点けっぱなしで寝るなど邪道!寝る時は部屋を真っ暗にして静寂を楽しむものだ)
(*-д- )(今夜はいい夢が見られそうだぞ……おやすみなさーい……)
2
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:51:36 ID:zHFte2p60
おやスヤァ
3
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:52:12 ID:wcr5KQnk0
―――――
――――――………
( -д- )
( ゚д゚ )パチッ
( ゚д゚ )(ここは……車の中か?)
"(゚д゚ )
( ゚д゚)"
( ゚д゚ )(そしてあたり一面には霧かかった森……いや、他人の家の庭か)
( ゚д゚ )(しかし古そうな一軒家だな。白塗りの壁と霧が合わさってなんだか不気味な感じだ)
(;゚д゚ )(……正直怖い)
(´・ω・`)「目が覚めたようだね」ヌルッ
(;゚д゚ )そ「ぽ わ ぱ ら ぺ !?!?」
4
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:52:48 ID:wcr5KQnk0
(´・ω・`)「安心してくれ。僕は君の味方さ」
(;゚д゚ )「は、はぁ……」
(;゚д゚ )「それでここはどこなんですか?」
(´・ω・`)「山梨県」
(;゚д゚ )「山梨!?なんでまた!」
(´・ω・`)「さあ」
(;゚д゚ )「さあって……無責任な」
5
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:53:49 ID:wcr5KQnk0
( ゚д゚ )「あ、今何時ですか?」
(´・ω・`)「ちょうど7時30分になったばかりだね」
(;゚д゚ )「もうそんな時間なんですか!?会社に遅刻してしまう!」
(;゚д゚ )「あー……すいません、大変厚かましいお願いなんですけど最寄りまで送ってもらえませんかね……」
(´・ω・`)「……僕も早くここから脱出して戻りたいんだ。でもね」
6
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:55:12 ID:wcr5KQnk0
(´・ω・`)b「僕は運転免許を持っていないんだ!!!」ドーン!!
(;゚д゚)「な、なんだってぇ――――!?!?」
(´-ω-`)「そう、無免許なんだ。それで僕はここから出られないのさ」
(;゚д゚ )「そんな……車だけあったって運転免許が無ければ意味がないじゃないですか!」
(´・ω・`)「君は運転免許を持っているのかい?」
( ゚д゚ )「いえ……」
(´・ω・`)「そうか……」
7
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:55:51 ID:wcr5KQnk0
( ゚д゚ )(このままだと遅刻は確定だ……)
( ゚д゚ )(むしろ家に帰れるのかさえ怪しい……)
( ゚д゚ )(どうしたらいいんだ……)
( ゚д゚ )!
( ゚д゚ )「ダッシュボードに紙とペンってありますか?」
(´・ω・`)「探してごらん」
( ゚д゚ )ガサゴソ
( ゚д゚ )「あ、あった……!」
( ゚д゚)Ф" キュッキュッ
(´・ω・`)「一体何をするつもいだい」
( ゚д゚)Ф"「運転免許が無ければ……」
8
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:57:11 ID:wcr5KQnk0
( ゚д゚ )つ□「この場で作っちゃえばいいんですよ!!!」
(;´・ω・`)!!!
(;´・ω・`)「なるほど!その手があったのか!君は天才だ!」
( ゚д゚ )「そんなに褒めないでください。ただのしがないサラリーマンですよ」
(´・ω・`)「きっと君は部長になれるさ……ありがとう、これで運転が出来るような気がするよ」
( ゚д゚ )「名も知らぬ人……!」
(´・ω・`)「……もたもたはしてられない!タイムリミットはもうすぐだ!」
(´・ω・`)「エンジンはここでいいんだね!?」
( ゚д゚ )「はい!」
(´・ω・`)「アクセルを踏むんだね!?」
( ゚д゚ )「はい!」
(´・ω・`)「では出発だ!」ブロロロロ……
9
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:57:42 ID:wcr5KQnk0
(´・ω・`)
( ゚д゚ )
( -д- )(ふぅ。ひとまず助かった)
( ゚д゚ )(後は遅刻しないように進んでくれれば……)
( ゚д゚ )「初めてなのに運転お上手ですね」
(´・ω・`)「ああ。最初はどうなるかと思ったけど安心して運転ができるよ。これも君のおかげだ」
(*゚д゚ )「そんなに言われると嬉しいですねぇ……」
10
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:58:26 ID:wcr5KQnk0
(;゚д゚)そ「ってあ―――っ!!最初の難関、急カーブですよ!!」
(;´・ω・`)「くっ……!まさかこんな所で行く手を阻まれるとはね!」
(;´・ω・`)「だがこの運転免許を習得した僕に怖いものなんてないさ!この急カーブも曲がってみせようじゃないか!」
(;´・ω・`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」キィィィィィ
(;゚д゚)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
―――――
―――――――……
11
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 22:59:35 ID:wcr5KQnk0
チュンチュン……
( -д- )
( -д゚ )「ぬあ……」パチッ
( ゚д゚ )「もう朝か……まずは洗面所に行かなくては」
((( ゚д゚) フラフラ
((( ゚д゚)(しかし変な夢を見たな。手書きの運転免許って何だよ)
(((( ゚д゚)(ていうか俺運転免許持ってるし。あの場で言えばよかっただろ)
( ゚д゚ )「……ま、夢は夢。現実は現実だ」
( ゚д゚ )「顔洗って支度して、会社に行くか」
第一夢:車 おわり
12
:
同志名無しさん
:2016/03/20(日) 23:29:19 ID:ST3R8zZU0
乙
じわじわくる
13
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 00:14:00 ID:ugP9fC7c0
くっそ面白そうなの出してきやがって紅白前なのに
14
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:14:23 ID:3qKPxMVI0
( ゚д゚ )「うーん……」
( ゚д゚ )「いい夢を見るつもりだったんだが果たして昨日のはいい夢と言っていいのか?」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「少なくともアレはいい夢ではないな。うむ」
( ゚д゚ )「現実世界で苦しい思いをしてるのだからせめて夢くらい楽しいことや美しい景色をだな……」
( ゚д゚ )「…………」
( ゚д゚ )「気分転換に反対側で寝てみるか……よいしょっと……」モゾモゾ
( ゚д゚ )(上下場所を変えたのにワクワク感が出るのは何故だろう)
( -д- )(きっと夢もドキドキのワクワクなのが見れるぞ……おやすみなさーい)
15
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:15:37 ID:3qKPxMVI0
―――――
――――――………
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )(今、俺は他人の庭に居る。昨日と同じ展開だが違う場所だ)
( ゚д゚ )(空には雲一つない青空が広がり柔らかな風の感覚、綺麗に手入れされた花壇)
( ゚д゚ )(そして目の前にはオシャレな洋風の一軒家。白いレースのカーテンがお上品!)
( ゚д゚ )(つまり、これらをまとめて思いつく先はただ一つ!)
(*゚д゚ )(とってもいい夢!)
16
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:16:24 ID:3qKPxMVI0
(*゚д゚ )(そうだよ!こういう夢が見たかったんだ!)
(*゚д゚ )(今日は早く目が覚めないでおくれよ〜。せっかくこんないい景色なんだから)
( ゚д゚ )(あ)
( ゚д゚ )(よく見たらドア半開きだ。これは中に入れってことなのか?)
(*゚д゚ )(こんないい家に招待されて入らない人間がどこに居る!)
(*゚д゚ )(あわよくば紅茶とクッキーまでご馳走してもらって)
(*゚д゚ )「おっじゃましまーす」ギィィ……
17
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:19:19 ID:3qKPxMVI0
(;゚д゚ )
(;゚д゚ )(なんか思ってたのと違う)
(;゚д゚ )(妙に部屋が荒れてないか?壊れた椅子や机が散乱してるし……しかも和室?)
(;゚д゚)o"ゲホゴホ
(;゚д゚ )(おまけにホコリっぽい。庭の手入れするなら部屋の掃除もしとけよ……)
(;゚д゚ )(と、とりあえず部屋にあがろう)
( ゚д゚ )「よいしょ……二度目のおじゃまします」
((( ゚д゚)(思ったより広くはないな……)
((( ゚д゚)(これだったら人を探す手間が省けるな。よし)
((( ゚д゚)「誰かいませんかー?」
ガタッ
(゚д゚ )(……居間の方か)
(゚д゚ )))) テクテク
18
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:22:02 ID:3qKPxMVI0
( ゚д゚ )(うわ……この部屋が一番酷いな。ソファーもボロボロだし、紙も散らばってる)
( ゚д゚ )(あれ……?)
川川川)
( ゚д゚ )(女だ。髪が異様に長いな。白いワンピースを着込んでいる)
川川川)"カタッ
( ゚д゚ )(お、こっちに気がついたらしい)
川 ゚ 々゚))"グルンッ
(;゚д゚ )(!!!)
(;゚д゚ )(く……首だけ回ってきやがった……フクロウかこいつ……)
(;゚д゚ )(手足も長いし……髪だけじゃ飽き足らず手足も伸ばしたのか!ダルシムかよ!)
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「あは」
(; д )そ
(; д )(やばい……早くここから逃げなきゃ……!!)グググ
19
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:22:50 ID:3qKPxMVI0
:(; д ):(……ってチクショウ!!体が動かない!!こんな時に金縛りだなんてホラーのお約束じゃねぇか!!)
:(; д ):(あーもう!目が覚めないでくれって思ってた数分前の俺を殴りたいよ!!)
川 ゚ 々゚)
:(; д ):(しかもじっとり近づきやがって……来るなら走ってこいよ!嫌だけど!)
:(; д ):(クソ!動け、動け、動け……!)
川 ゚ 々゚)「あ、あ、はは」
(( (#゚д゚ ) ))「どりゃあ!!」
川 ゚ 々゚)「うあ」
(#゚д゚ )(動いた!今のうちに……)
(゚д゚#)三三三三「うっおっじゃましましたああああああああああああああああああ!!!」
川 ゚ 々゚)「!?」
(゚д゚#)三三三三「二度と来るかヴァ―――――カッ!!」
―――――
―――――――……
20
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:25:56 ID:3qKPxMVI0
(;゚д゚ )「ハッ!!」
(;゚д゚ )「…………」
(;-д- )(……なんて夢見てんだ。とんだトラップハウスじゃないか)
(;-д- )(しかもドキドキな夢みたいって思ったけどワクワクがねぇよ!!心臓ドキドキしかねぇよ!!)
(;-д- )(クソ……朝っぱらからこんなの見て気分もへこむ……会社行きたくないなぁ)
(゚д-;)ミ(おまけにまだ外も薄暗いし……)クルッ
川 ゚ 々゚) (゚д゚ )
川 ゚ 々゚) (゚д゚ )
川 ゚ 々゚) ( ゚д゚ )
川 ゚ 々゚)「あは」
(゚д゚;)「ぎ………」
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」
第二夢:女 おわり
21
:
同志名無しさん
:2016/03/21(月) 22:53:24 ID:/CY2.a9Y0
まじかよ
22
:
同志名無しさん
:2016/03/22(火) 00:31:29 ID:IDFyhXqo0
おつ
そのまま同棲しちゃえよ
23
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 20:57:29 ID:/BTjrmAM0
( ゚д゚ )(結局あの後気絶して、時間通りに起きれたのはいいとしよう)
( ゚д゚ )(……が、テーブルの上に出来立ての朝飯があったのは何故?)
( ゚д゚ )(メニューは納豆、たくあん、味噌汁、ほうれん草のおひたし、焼き魚とご飯。典型的な日本の朝飯だ)
( ゚д゚ )(しかも冷蔵庫にあった食品がいくつか無くなってた。勝手に人ん家の冷蔵庫を漁るんじゃない)
( ゚д゚ )(そして帰宅後。テーブルの上には筑前煮がタッパーに詰まっていた)
( ゚д゚ )(横には『レンジでチンして食べてください。くるうより』と乾いた血で書かれてた紙切れ)
( ゚д゚ )(せめてボールペン使えよ……)
( ゚д゚ )(……とまぁ、冗談はさておき。これらをまとめると)
( ゚д゚ )(あのダルシム女は和食が得意!以上!)
( ゚д゚ )「…………」
24
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 20:58:37 ID:/BTjrmAM0
(;゚д゚ )「じゃねぇよ!!」
(;゚д゚ )「なんで夢に出てきたダルシム女が俺の飯作ってくれてるんだよ!!怖いよ!!」
(;゚д゚ )「何なの!?押しかけ女房なの!?ヤダよ俺やたら手足の長い女性なんてタイプじゃないもん!!」
(;゚д゚ )「おまけに料理うめぇしさ!!最初毒物やら虫やら人肉入ってるとか思ってたけど普通に美味しいよ!!」
(;゚д゚ )「後俺は赤味噌の味噌汁が好きでええええええええええええええええす!!」
<ダンッ
(゚д゚;)「アッごめんなさいお隣さんうるさくしてごめんなさい」
(゚д゚;)「………寝るか」
25
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 20:59:47 ID:/BTjrmAM0
( -д- )(よーく考えてみろ俺、怖いのは幽霊や妖怪じゃなく人間関係だと)
( -д- )(特に女性が怖いんだよ……グループで一人抜けたらヒソヒソだよ……上っ面だけニコニコとか怖いよ……怪人百面相かよ……)
(;-д- )(考えたら胃が痛くなってきた。やめとこ)
( -д- )(おやすみ世界……)
26
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:00:28 ID:/BTjrmAM0
―――――
――――――………
ザァー……
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「雨、だな」
( ゚д゚ )「湿気も感じないし臭いも感じられない。まぁ夢だし」
( ゚д゚ )(ちゃっかり右腕にはビニール傘。これで濡れなくて済むから安心安心)
( ゚д゚ )(……にしても今日の夢はやけにモノクロ世界だな。雨雲のせいか?)
( ゚д゚ )「とりあえず真っ直ぐ歩いてみよう」
27
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:01:07 ID:/BTjrmAM0
テクテク
( ゚д゚ )(コンクリートの壁しかないな。それに何本か電柱が立ってるだけ)
( ゚д゚ )(せめて目印になるものとか欲しいが……ん?)
川川川)
( ゚д゚ )(なんか落ちてる)
(;゚д゚ )(……ってまたダルシム女みたいな展開になるんじゃないよな?)ヒョイ
川 'A`)
( ゚д゚ )
(;゚д゚ )(うわぁ)
28
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:02:16 ID:/BTjrmAM0
(;゚д゚ )(なんつーか……まぁ……)
川 'A`)
(;゚д゚ )(コメントしづらい顔してんなぁ)
川 'A`)
( -д- )(俺には日本人形を集める趣味なんかないし、いい人に拾われろよ……)
( ゚д゚ )スタスタ
「……ってよ」
( ゚д゚)"「あ?」
「……え……って……」
川#'A`)「拾えっつってんだよおおおおおおおお!!」
(;゚д゚)そ「ぎゃあああああああやっぱこうなる展開いいいいいいいいい!!」
―――――
―――――――……
29
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:02:49 ID:/BTjrmAM0
(;゚д゚ )そ「ハッ!!」
ζ(゚ー゚*ζ「どうしたの?」
(;゚д゚ )「デ、デレさん?どうしてここに……」
ζ(゚ー゚*ζ「どうしてって……久々に会おうって前から話してじゃない」
ζ(^ー^*ζ「おかしなミルナ君」クスクス
( ゚д゚ )「は、ははは……」
ζ(゚ー゚*ζ「それでね。前から紹介したい子が居たんだ」
( ゚д゚ )「紹介したい人?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!今取り出すから待ってて」ゴソゴソ
30
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:03:29 ID:/BTjrmAM0
川 'A`)とζ(゚ー゚*ζ「じゃーん!!素直ドクールちゃんです!」
(;゚д゚ )そ「!?」
ζ(゚ー゚*ζ「えへへー、可愛いでしょ」
(;゚д゚ )「ア、ハイ。ソウデスネ……」
ζ(゚ー゚*ζ「やっぱり分かってくれる!?」
ζ(゚ー゚*ζ「それでね、今日はミルナ君にも分かってもらいたくてドクールちゃんいっぱい呼んで来たんだ!」
( ゚д゚ )「へ?」
ζ(゚ー゚*ζ「みんなー出てきてー」
31
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:04:45 ID:/BTjrmAM0
(((川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`) ゾロゾロ
(((川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`) ゾロゾロ
(((川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`)川 'A`) ゾロゾロ
(;゚д゚ )「ふぉお!?」
ζ(゚ー゚*ζ「うふふ……やっぱ可愛いなぁ」
川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)
川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)
川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)川 '∀`)
(;゚д゚ )(お、おぞましすぎるだろ!)
川 '∀`)「なぁ」
(;゚д゚ )「……んだよ」
川 '∀`)「拾ってくれるよな?」
(;゚д゚ )「絶対に嫌だ!!!!!」
―――――
―――――――……
32
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 21:05:29 ID:/BTjrmAM0
( ゚д゚ ) パチッ
(;゚д゚ )(なんだこの二段オチの夢は……)
(;゚д゚ )「…………」
(;゚д゚ )(今までの経験上、振り返ったら横にあの人形が居そうだな)
(゚д゚ )彡(だーがそれぐらいで驚かないぞー。こちとらダルシム女で耐性がついて……)クルッ
川 ゚ 々゚) (゚д゚ )
川 ゚ 々゚)「あー」
(゚д゚;)「お前かよ!!」
川 ゚ 々゚)そ
第三夢:人形 おわり
33
:
同志名無しさん
:2016/03/23(水) 22:51:56 ID:C2gErKvk0
またホラーかよww
乙
34
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 00:23:28 ID:7mRu/s3A0
おつ
料理上手いならマシw
いつのまにかお風呂の準備までしてくれそうな雰囲気好き
次の夢も楽しみ
35
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:36:46 ID:D0VATIYs0
(,,^Д^)「夢ですか?」
( ゚д゚ )「夢」
(,,^Д^)「まぁ……よくそんなに毎日見れますね」
(;゚д゚ )「しかも二夜連続で怖い夢だぞ!?嫌がらせかよ!!」
(,;^Д^)「僕に言われましても……」
36
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:37:54 ID:D0VATIYs0
(,,^Д^)「でもアレじゃないですか。夢って記憶の整理とか神様のお告げとかあるじゃないですか」
( ゚д゚ )「神のお告げはともかく最近ホラー映画なんか見てないぞ」
(,,^Д^)「じゃあストレスですね」キッパリ
(;゚д゚ )「結果出すの早!」
(,,^Д^)「怖い夢を見るのはストレスが原因だと聞きますから。ミルナさんイライラすることが多いですか?」
( ゚д゚ )「イライラするって言うか……仕事中ほぼ無感情だからイライラもないな」
( ゚д゚ )「ふとした瞬間『あーこいつ死なないかなー』とか考えるぐらい」
(,,^Д^)「夢よりミルナさんの方が怖いじゃないですか」
( ゚д゚ )「えっ」
(,;^Д^)「真顔で『えっ』とか返されてもこっちがビックリしますよ!!」
( ゚д゚ )「オレ、コワク、ナイヨ?」
(,,^Д^)「カタコトで言わないでください……サイコパス溢れてますよ……」
(;゚д゚ )「サイコパス溢れてるって何だよ!!初めて聞いたよそんな言葉!!」
37
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:38:56 ID:D0VATIYs0
(,,^Д^)「ミルナさんってほぼ無表情な時多いのにツッコミだけは冴えてますよね。どうせなら一杯飲みに行きません?」
( ゚д゚ )「そういうタカラこそ愛想が良い癖に一言余計だよな。別にいいけど、電話だけさせてくれ」
(,,^Д^)「了解しました。……もしかして彼女さんですか?」ニヤニヤ
(;゚д゚ )「んな訳あるかバカ」
『もぉしもぉしぃ?』ガチャ
(;゚д゚ )(コイツ電話出れるんだ。ていうか普通に喋れるのか)
(;゚д゚ )「あ、オレオレ。俺なんだけど」
『……オレオレ詐欺?』
(;゚д゚ )「ちっげぇよ!毎朝起こしてきて俺の朝飯から晩飯まで作ってるだろお前は!人の声も忘れたか!」
(,,^Д^)(なん……だと……!?)
38
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:39:48 ID:D0VATIYs0
『ミル、ナくん』
(;゚д゚ )「そうそうミルナくんだよー。その前に俺の名前教えたっけー?」
『うふ、うふふふふ』
(;゚д゚ )「なーに笑ってるのかなー?」
『なぁんでもなぁい……』
( ゚д゚ )「なんだお前……今日はやけにテンション高いな……。それで今日は同僚と飲み行くから晩飯は用意しなくていいぞ」
『あい。……そ、だ。ミルナくん。テレビ……見、ていい?月9が見たい』
(;゚д゚ )(月9とか見るの!?)
(;゚д゚ )「お、おう……見てもいいぞ。だけど音量には気をつけろよ。お隣さんから壁ドンくるから」
『気をつける……じゃあ、はじまるる……き、る』ツーツーツー
39
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:40:24 ID:D0VATIYs0
( ゚д゚ )「てことでタカラ、電話終わったから早速……」
:(,, Д ):「………」プルプル
(;゚д゚ )「タカラ?」
(,#^Д^)「何ですか見せつけるようにイチャイチャしちゃって!自慢?自慢ですか!?」
(;゚д゚ )「自慢でもないしイチャイチャしてませんけど!?」
と(,#^Д^)「あーあー言い訳は聞きたくないですよー!もう今日はヤケです!行きますよ!」
((((゚д゚;>「お、おい!引きずるな!」ズルズル
40
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:42:16 ID:D0VATIYs0
―数時間後
(*;-д- )(……飲みすぎた)
(*;゚д゚ )(あの野郎……人の話聞かないでグチグチと……一回写真撮って送ったろか)
(*;゚д゚ )(おまけに凄く眠いし……普段酒なんか飲まない方だから余計……)
(*;゚д゚ )(あーもう酒くせぇ。シャワー浴びて寝るか)ガチャ
(*;゚д゚ )「ただいま……って部屋暗いな。電気ぐらい付けろ」カチッ
川 ;々;)
(;゚д゚ )そ「うおっびっくりしたァ!!」
(;゚д゚ )(な、なんで泣いてるんだコイツ……もしかして俺の帰りが遅くて泣いてるのか!?)
川 ;々;) モウイチドアナタノコトバカライッテホシイノ……>[TV]
(;゚д゚ )(あー……ドラマ見て泣いてるのか)
41
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:42:58 ID:D0VATIYs0
川 ;々;)
(;゚д゚ )「あ、あの……ただいま」
川 ;々;)そ
(;゚д゚ )そ
川;づ 々゚)"
川;゚ 々゚)つ― プツンッ>[TV]
)彡 ピャッ
(;゚д゚ )「逃げられた……」
( ゚д゚ )(毎朝人のこと起こしたり電話に対応する癖に人見知りだからなかなか顔出さねぇよな……常に居る状態でも嫌だけど)
( ゚д゚ )(……風呂入るか)
42
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:45:51 ID:D0VATIYs0
(*-д- ) ホカホカ
(*-д- )(風呂入ったら余計ふわふわしてきた……)
(*-д- )(酒臭いまま寝るのも嫌だし風呂入って正解だ……)
(*-д- )(あーもうねっむい……あったかいうちに布団入るか……)バサァ
(*-д- )(うへぇぽかぽかする……おやすミートパイ……)
43
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:47:38 ID:D0VATIYs0
―――――
――――――………
( ゚д゚ )。゚
( ゚д゚ )(今日は教室。ちょうど午後ってところか)
( ゚д゚ )(学校の夢なんて懐かしい気分を味わえるけど……)
( ゚д゚ )(水中ってどういうことなの)
(;゚д゚ )(え?おかしくない?なんで水没してんの?)
(´・_ゝ・`)。゚ ガバゴバボボボ
(;゚д゚ )(ほら!水中だから何言ってるか聞き取れないじゃん!よくそれで授業続ける気でいられるな教師!)
44
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:49:27 ID:D0VATIYs0
(´・_ゝ・`)。゚ ゴボッ コノガボボ モンダイ、スナオコタエロ
川 ゚ -゚)。゚ ハイ。コタエハガバボボホゴボッ
(;゚д゚ )(だから聞き取れねぇよ!!ゴボゴボうるせぇし!!おまけに髪の毛長いから昆布みたいなことになってるよ!!)
(;゚д゚ )(ハァ……久々にまともな夢かと思ったら全然まともじゃないし……)
( ゚д゚ )(……とか何とか言っても綺麗な夢だな。窓から太陽の光が入ってきてキラキラしてるし、教室のあちこちには小さな魚が泳いでるし)
( ゚д゚ )(水もエメラルドグリーンって言うのか?沖縄の海みたいで幻想的だ)
( ゚д゚ )。゚
( ゚д゚ )(そういやどうやって息してるんだろう)
45
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:50:27 ID:D0VATIYs0
( ゚д゚ )。゚「………」
(;゚д゚ )。゚「!?」ゴハァ
(; д )(し、しまったァ――――!!そこらへん意識したら息出来なくなってきた!!)
(; д )(バカか俺は!いつも肝心な所で自滅するハメに……)
(´・_ゝ・`)。゚
(;゚д゚ )(オイ、助けろ教師!生徒一人溺れかかってるぞ!こっち見ろ教師!)
(´・_ゝ・`)。゚
(#゚д゚ )(何無視してんだ教師!!訴えてやる!!教育委員会に訴えてやるか覚悟しとけよ教師ィ!!)
(; д )(…‥ていうかやば、本当に苦し……)
―――――
―――――――……
46
:
同志名無しさん
:2016/03/24(木) 21:50:57 ID:D0VATIYs0
(;゚д゚ )「ぶはぁ!!」
(;゚д゚ )ゼーゼー……
(;゚д゚ )(顔まで布団被ってたせいで窒息しかけたのか……死ぬかと思った……)
(;゚д゚ )(布団で窒息死とか洒落にならねぇよ……嫌だよそんな死因……)
(;-д- )(今度から気を付けよ)
第四夢:水底 おわり
47
:
同志名無しさん
:2016/03/25(金) 00:09:22 ID:jXZfjJm.0
おつ
48
:
同志名無しさん
:2016/03/26(土) 19:21:02 ID:i/O./4zc0
乙
俺も棺桶に入れられて燃やされる夢見たけど窒息死する夢ほんと怖い
やっぱりホラーなのか……?
49
:
同志名無しさん
:2016/03/26(土) 21:56:31 ID:JkADf1W.0
おつ
途中まではいい夢だったのにミルナ残念
50
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:03:24 ID:XIbmM7I.0
( ゚д゚ )「うーむ……」
( ゚д゚ )「現在時刻21時15分。寝るには中途半端だな」
( ゚д゚ )「まぁたまには早く寝ることも悪くない、が」
(;゚д゚ )(この前見た夢のせいで寝るのが若干怖い……夢でも現実でも溺死ENDなんて洒落にならん!)
(;゚д゚ )(完全にミミックだよ!人間を死へと誘う魔性のお布団だよ!心地よい永眠を貴方に!)
( ゚д゚ )「………」
(;゚д゚ )そ(……ハッ!ま、まさか布団会社の陰謀……!?)
(;゚д゚ )(表向きは平凡なサラリーマンだが裏ではなんか……こう!世界を裏で操る闇の組織的な何かすごいやつの俺を狙って……!)
51
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:04:11 ID:XIbmM7I.0
( ゚д゚ )(ククク……だが甘かったな、布団会社よ。この俺を殺そうなんて60年早いわ!)
( ゚д゚ )「己を倒せるのは己のみ!!誰もこのミルナ様を倒すことなの出来ぬだぁ!!」
\( ゚д゚ )/「わーっはっはっはっはー!!!掛け布団を持ってこーい!!!」
<ドンドンッ
( ゚д゚ )「ごめんなさいごめんなさいうるさくしてごめんなさい」
( ゚д゚ )ハァ
( ゚д゚ )(……いい年して何してんだろう。さっさと寝よ)
(;゚д゚ )(でも寝るのに抵抗があるな……今日はソファーで寝るか)ボスンッ
(;-д- )(掛け布団も無し!ちと肌寒いけどこの時期ならまだ大丈夫なはず……おやすみなさい!)
゚ 々゚)"
と
(((川 ゚ 々゚)テクテク
52
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:04:52 ID:XIbmM7I.0
―――――
――――――………
( -д- )zzz
「おい、お前」
( -д- )zzz
「起きるニダ!」
(;゚д゚ )そ「いってぇ!」
<ヽ`∀´>「大きい声を出すな!奴らに見つかったらどうするニダ!」
(;゚д゚ )「や、奴?」
<ヽ`∀´>「何?お前、そんなことも分からんニダか?」
(;゚д゚ )(いや知ってる訳ねぇだろ!)
53
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:07:33 ID:XIbmM7I.0
<ヽ`∀´>「そのツラ。どうやら何も分かってないニダね!謝罪と賠償を要求するニダ!」
(;゚д゚ )(何でそうなるんだよ!)
(´・ω・`)っ「まぁ落ち着けよ。彼だってこんな状況じゃ逃げ出したくもなる」ポンッ
<ヽ`∀´>「ああん?そんなのコイツだけじゃないニダ。ウリ達全員がそうニダ」
(´・ω・`)「確かにそうだが、ここで争ったって何も解決しないぞ」
<ヽ`∀´>「……お前の意見も一理あるニダ。すまんかったニダ」
(;゚д゚ )(俺が知らないうちに話がグイグイ進んでく!夢って便利!)
(;゚д゚ )(……とりあえず何でもいいや。まずは状況を把握しよう)
( ゚д゚ )(俺含めて3人。薄暗いロッカールームに閉じこもってるのか)
( ゚д゚ )(さっき言ってた謝罪と賠償の人が言ってた"奴"さえ分かれば後はどうでもいいんだが……)
54
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:08:09 ID:XIbmM7I.0
(´・ω・`)「そこの君」ヌルッ
(;゚д゚ )「ひゃ、ひゃい!」
(´・ω・`)「安心してくれ。僕は君の味方さ」
(;゚д゚ )「そ、そっすか……」
(;゚д゚ )(……ってこの人つい先週夢に出てきた名も知らぬ人じゃん!無免許の人じゃん!)
(;゚д゚ )(何!?とうとう俺の夢でレギュラーキャラとして登場したの!?)
(´・ω・`)「……いつからこの惨劇が生まれたのだろうね」
(;゚д゚ )(いきなり語りだした!古参っぽいこと語りだした!)
(´・ω・`)「ゾンビが町から溢れ出し早数ヶ月。僕達に安息の地はないのだろうか」
( ゚д゚ )(なるほど、今回はゾンビの夢か。バイオなハザードなのか)
(´・ω・`)「……そんなこと君に言っても仕方ないね。でもいつか、また平和な日々を過ごせるように祈って……」
( ゚д゚ )(なんか今日は神父っぽいキャラだな!)
55
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:09:18 ID:XIbmM7I.0
<ヽ`∀´>「そろそろ別の場所に移動するニダ。皆、武器は持ったニダか!?」
(´・ω・`)「勿論」
( ><)「勿論だぜェ!!ヒャッハァ!!ゾンビ共は消毒だァ!!」
(;゚д゚ )(あれ、もう一人居たの!?顔とセリフが合ってないけど!?)
(´-ω-`)「……この時がやってきたようだね。出番だ、相棒」ジャキン
(;゚д゚ )(かっこいい!!名も知らぬ人かっこいい!!一番美味しい役取ってるよ!!)
<ヽ`∀´>「もう時間がないニダ!このアンデット共に我らキムチーズの強さを見せてやるニダ!」
(;゚д゚ )(匂いがキツそうなチーム名だな!……よし、ここは俺も武器を!)ガシッ
( ゚д゚ )←布団たたき
( ゚д゚ )
(;゚д゚ )「なんでええええええええええええええ!?」
―――――
―――――――……
56
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 22:10:25 ID:XIbmM7I.0
( -д- )
( ゚д゚ )パチリス
( ゚д゚ )(あれ、布団無しで寝たのにタオルケットかかってる)
( ゚д゚ )(どう考えてもこんなことする奴はくるうしか居ないけど)
( ゚д゚ )(後でちゃんとお礼を言っておくか)
(;゚д゚ )(……いつもに増してツッコミ所が多かったな……肝心のゾンビ一体も出てきてないし、話はポンポン進んで行くし)
(;゚д゚ )(それに他の奴ら拳銃とかなのに俺だけ布団たたきって納得出来るか!!!)
第五夢:ゾンビ おわり
57
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 23:33:13 ID:JVabS0ec0
おつ
更新されてて嬉しいよ
58
:
同志名無しさん
:2016/03/30(水) 23:40:40 ID:8XbbE25U0
おつ
布団たたきワロタ、布団のことを考えすぎたせいか。
だんだんくるうがかわいくみえてきたぞ……
59
:
同志名無しさん
:2016/04/09(土) 22:37:34 ID:83PBj2kE0
乙
まともな夢は見れんのか
60
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:36:57 ID:chGxhwk60
( д )「………」
( д )ボスンッ
(#゚д゚ )「……ちっくしょ〜っ!」
(#゚д゚ )「傘盗まれたよクソが!!」
(#゚д゚ )「帰り雨が止んでくれたしビニール傘だからいいけど?人の傘盗むって何だよバカ野郎!!」
(#゚д゚ )「普通に泥棒じゃねぇか!!バス来たと思ったら回送だし!!上司に叱られるし!!」
(#゚д゚ )「もぉ〜〜〜今日の占い5位だよ!?最下位とかじゃなくて5位だよ!?」
(#゚д゚ )「それなのにアンラッキーすぎるだろ!!そこそこでいいんだよ!!」
(#-д- )「ああもう!全人類犬のうんこ踏んじまえばいいんだぁ〜〜!!」ジタバタ
(#-д- )「…………」
( -д- )スヤァ
川 ゚ 々゚)そ(ねるんだ!)
川 ゚ 々゚)「…………」
川 ゚ 々゚)(さわいでた、けど。おとなりさんから……壁ドンない。多分おるすなんだ)
川 ゚ 々゚)(お仕事、おつかれさま。ゆっくりねてて)ファサァ
61
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:37:33 ID:chGxhwk60
―――――
―――――――……
( -д- )
( -д゚ )「ふんがっ」
∬´_ゝ`)「あら、起きた?それにしても怪物くんのフランケンシュタインみたいなセリフね」
(;゚д゚ )「あ、あの……誰ですか?」
∬´_ゝ`)「寝ぼけてるの?103号室の姉者よ」
(;゚д゚ )(103号室って確か空き部屋のような……)
∬´_ゝ`)「まぁいいわ。アンタに味見してもらいたのあるからちょっと待ってて」
( ゚д゚ )「は、はぁ」
62
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:38:11 ID:chGxhwk60
( ゚д゚ )(うーん……部屋がどうも俺の住んでるアパートじゃないし、別の場所っぽいなぁ)
( ゚д゚ )(いかにも女性の部屋!って感じなんだけど机の上に置かれてる紙の山や試験管が気になる……)
( ゚д゚ )(内装自体は綺麗なんだけど物が多いな。研究室とかそんな感じなんだろうか)
∬´_ゝ`)「お待たせ、持ってきたわ。早速味見ね」
( ゚д゚ )「……これは?」
∬´_ゝ`)「食べてからのお楽しみ。はい、あーんして」
(;*゚д゚ )そ「うぇぇ!?」
∬´_ゝ`)「いつもやってあげてるでしょ。あーん」
(;*-д- )(いつもやってるってどういうことだ……)アーン
63
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:38:46 ID:chGxhwk60
(;゚д゚ )「!?」
(; д )"ゲッホゴッホ
(; д )(なんだこれめっちゃすっぺぇ……例えるとしたらピクルスを10倍ぐらい酸っぱくした液体……)
(; д )(おまけになんか生臭いというか、腐りかけみたいな味する……口の中ビリビリしていてぇ)
∬´_ゝ`)「どう?」
(;゚д゚ )「なんですかこの液体……」
∬´_ゝ`)「マヨネーズ」
(;゚д゚ )「凄い酸っぱいのに!?」
∬´_ゝ`)「マヨネーズは酸っぱいわよ」
(;゚д゚ )「いや……あれもはやマヨネーズの酸っぱさ超えてますし……」
64
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:41:23 ID:chGxhwk60
∬´_ゝ`)「ったくゴタゴタうるさいわねぇ。次はこれ」チャプン
(;゚д゚ )(理不尽な)
(;゚д゚ )「……何ですかその白く濁った液体」
∬´_ゝ`)「石鹸水と塩を混ぜたものね」
(;゚д゚ )「最速食べ物でも無くなってる!」
∬´_ゝ`)「食べ物じゃなくて飲み物ね。それじゃあ口開けて」グイ
(;゚д゚ )「もがっ」
∬´_ゝ`)「歯、綺麗ね。抜き取って飾りたいけど……まぁダメよね」
(;゚д゚ )(結構力あるなこのおねーさん……!なんか怖いこと言うし、馬乗りだけど状況のせいで全く嬉しくねぇ!!)
∬´_ゝ`)「おかわりもあるからね」ドバドバ
(; д )(死ぬほど要らな……まずっ!しょっぱ!にがっ!)
―――――
―――――――……
65
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:42:54 ID:chGxhwk60
( ゚д゚ )パチッ
(;゚д゚ )(ふて寝してしまったけど……今までで一番嫌な夢だな……二番目は溺死寸前)
(;゚д゚ )(なんか口の中酸っぱい気がするし……うわ、涎垂れてた)ゴシゴシ
川 ゚ 々゚)〜♪
( ゚д゚ )(くるうが朝飯作ってる……ってことはまだ早朝だな)
( ゚д゚ )(……アイツ料理上手くて良かった。あのおねーさんだったら泣きながら荷造りする)
第六夢:液体 おわり
66
:
同志名無しさん
:2016/04/10(日) 21:45:58 ID:TJYWlP4I0
乙
すっかり同棲状態である
67
:
同志名無しさん
:2016/04/11(月) 00:19:11 ID:LyIWN4f.0
姉者koeee
68
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:08:56 ID:u86.T8M.0
ガタンゴトン
(,,^Д^)「で……ミルナさんの最近見た夢はなんですか?」
(;゚д゚ )「お前唐突にその話するよな。毎回」
(,,^Д^)「だってミルナさんの見る夢の話が毎日の楽しみなんですよ、僕」
(;-д- )「そんなもん楽しみにするなよなぁ。最近は綺麗なおねーさんに変な液体飲まされる夢見た」
(,;^Д^)「は!?何ですかその夢!滅茶苦茶ご褒美じゃないですか!」
(;゚д゚ )「馬鹿!声が大きい!」
69
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:09:57 ID:u86.T8M.0
(,;^Д^)「ととと……すいません。でもご褒美ですよそれ。そのまま続ければあっはんうっふんな展開に……」
( ゚д゚ )「ねーよ。馬乗りで酸っぱい液体飲まされた時点で新手の拷問だよ」
(,;^Д^)「ううううう馬乗りぃ!?!?」
(;゚д゚ )「だからお前は声がデカイ!」
70
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:10:31 ID:u86.T8M.0
(,,^Д^)「なんですかそれ。なんでそんなToLOVEるみたいな夢見るんですか」
( ゚д゚ )「お前の思考回路は男子中学生なの?」
(,,^Д^)「男はいつだってエロスの化身ですよ!竹やぶに落ちてるエロ本が雨に濡れてないか心配するモノなんです!」
( ゚д゚ )「もう何も突っ込まないぞ」
( ゚д゚ )「てことで俺ここだから。じゃあな」
(,,^Д^)「お疲れ様です。明日も聞かせてくださいねー」
( ゚д゚ )「見たらな」
71
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:11:05 ID:u86.T8M.0
――――
――――――
( ゚д゚ )ガチャ
( ゚д゚ )「ただいまー」
川 ゚ 々゚)「おかえりー。ご飯出来てるる」
( ゚д゚ )「おう。サンキュー」
川 ゚ 々゚)「今日は肉じゃがだから……じゃがいもいっぱい入れたた……くるうはテレビ見る作業に戻るる」
( ゚д゚ )「……お前テレビ好きだな」
川 *゚ 々゚)「うん」
((((川 *゚ 々゚)「続き続きー」テテテ
72
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:11:27 ID:u86.T8M.0
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )(なんで普通に会話してんだっけ……)
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )(腹減ったからどうでもいいか)
73
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:11:50 ID:u86.T8M.0
( ゚д゚ )モグモグ
川;゚ 々゚)ハラハラ ホカノサンニンノキケンガアブナイ!>[TV]
( ゚д゚ )(随分懐かしいのを見てるな……)
( ゚д゚ )モグモグ
( ゚д゚ )(……今日の晩飯からあげじゃなくてよかった)
74
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:12:27 ID:u86.T8M.0
―数十分後
川 *´ 々`)-3 ムフー
( ゚д゚ )(結局半分見てしまった……案外悪くないな……)
川* ゚ 々゚)つー ツギハコレー
(;゚д゚ )そ(まだ見るのかよ!?)
川* ゚ 々゚)ワクワク
( ゚д゚ )(しかも戦国大合戦……チョイスがいちいち古いなぁ)
75
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:13:19 ID:u86.T8M.0
ー更に数時間後
川 ; 々;)グスングスン
( ;д; )グスングスン
( ;д; )(ちくしょう……ちくしょう……ラストは知ってるけど何度見ても泣いちまう……)
( つд; )(おまけにもうこんな時間じゃねぇか……半分と一本分とはいえ時間食うな……面白かったからいいけど)
川 ; 々;)「もう寝るる?」
( ;д; )「ああ。もう俺は寝るぞ」
川 ; 々;)「じゃあ音量小さくするる……」
( ;д; )「まだまだ見るのかよ……」
76
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:13:41 ID:u86.T8M.0
( づд゚ )グシグシ
( ゚д゚ )「あーこれ絶対明日腫れるパターンだ……」
( ゚д゚ )「………」
( ゚д゚ )(子供の頃憧れだった押し入れに寝てもいいな)ガラッ
( ゚д゚ )モフゥ
( ゚д゚ )(あ、狭いけどいける。布団入れっぱなしだからよかったよかった)
( -д- )(それじゃあぐっない)
77
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:14:17 ID:u86.T8M.0
――――
――――――
( ゚д゚ )パチッ
( ゚д゚ )(押し入れの中だ……ちゃんと閉めたはずなのに隙間空いちゃってるな。まぁ夢だしいいか)
( ゚д゚ )(……?ここ俺の家じゃないな。また和室だし)ソロー
((((( ∵)
(;゚д゚ )そ「ひっ!!」
78
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:14:40 ID:u86.T8M.0
(;゚д゚ )(なんか居た!なんか居た!今までのより明らかにやばいのが居た!)
(;゚д゚ )(なんだあのBLAZBLUEに出てくるアラクネみたいな奴!帰れ!地下廃棄施設に帰れ!)
('A`)「お前も見たのか」コソッ
そ(゚д゚;)「!??!?!?!?」ビクビク
('A`)「なんで俺の方がリアクション大きいんだよ。泣いちゃうぞ」
(;゚д゚ )「す、すまん。つい……」
('A`)「まぁいい。慣れてるからな」
( ゚д゚ )(慣れてるんだ……)
79
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:15:14 ID:u86.T8M.0
('A`)「見ての通り化物だよ」
( ゚д゚ )「貴方が?」
('A`)「アイツが」
( ゚д゚ )「あ、はい」
('A`)「ここの屋敷にはアレが徘徊してんだよ……俺ともう一人居たんだがソイツ、目を離した隙に食われちまってよ……」
('A`)「それで押し入れに隠れたらお前が寝てたってことさ」
( ゚д゚ )「なるほど……」
80
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:15:54 ID:u86.T8M.0
('A`)「食われた奴は確かタカラっつー奴だったな。笑顔が特徴な好青年だよ」
(;゚д゚ )(俺の後輩――――――!!!)
('A`)「あいつァいい男だった……」
(;-д- )(すまんタカラ。明日何か昼飯奢ってやるから……」
81
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:16:19 ID:u86.T8M.0
クルクルクルリンッ( ∵ )彡
(;゚д゚ )そ
( ∵ )「見 つ け た 」
(;゚д゚ )「ちょちょちょ、ブサイクさん!見つかりましたよ!」
(;'A`)「な、なんだってー!?」
(;゚д゚ )「隙間から目が合って……」
(;'A`)「ちょいちょいちょい!!」
(;'A`)「あ、ていうか俺のことブサイクって言ったね!?傷ついちゃうぞマジで!!」
(;゚д゚ )「そんなこと言ってる場合じゃないだろブサイク!!」
82
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:17:32 ID:u86.T8M.0
( ∵ )「男とブサイク。男は美味そうだけどブサイクは不味そう」
(;'A`)「テメェもか!!!チクショウ!!俺はお前の弱点知ってるんだからな!!」
( ∵ )「う?」
(;゚д゚ )「それ先に言ってくださいよ!」
(;'A`)「今思い出したんだよ!アイツの弱点はお菓子だ!!お菓子を投げつけろ!!」
(;゚д゚ )「なんてメルヘンな弱点!!」
(;'A`)「オラ――――!!今はお菓子を投げつけろ――――!!!」
と彡
(;゚д゚)「もうどうでもいいや!!都合よくポケットにあった飴攻撃!!」
と彡
))::;∵ )「ぎうああああああああ!!」ジュウウウウウ
――――――
―――――――
83
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:17:57 ID:u86.T8M.0
( ゚д゚ )パッチリ
( ゚д゚ )(体痛い……案外体制がキツかったな……)
( ゚д゚ )(歴代最高クラスのバケモンが出たな。それにあのブサイクさんの顔どっかで……)
( ゚д゚ )(……会社行くか)ガラッ
84
:
同志名無しさん
:2016/04/24(日) 21:19:31 ID:u86.T8M.0
―会社
(,,^Д^)「あ、おはようございますミルナさん。今回の夢は?」
( ゚д゚ )「お前が捕食された」
(,;^Д^)そ「!?」
第七夢:押し入れ おわり
85
:
同志名無しさん
:2016/04/25(月) 01:33:04 ID:WpO3BIVQ0
お、きてる!
86
:
同志名無しさん
:2016/04/25(月) 23:21:13 ID:WpO3BIVQ0
('A`)「見ての通り化物だよ」
( ゚д゚ )「貴方が?」
('A`)「アイツが」
ここクッソワロタwwww
87
:
同志名無しさん
:2016/04/27(水) 00:42:34 ID:.IpRwsfs0
おつ
ほのぼのと笑えるところがたまらん
88
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:18:54 ID:ASs.tDYc0
( ゚д゚ )「あのさ、聞きたい事があるんだが」
川 ゚ 々゚)「ぬー?」
( ゚д゚ )「くるうって結局何者なの」
川 ゚ 々゚)「んー?あ、晩御飯」
( ゚д゚ )「サンキュー。今日はブリ大根か」
川*゚ 々゚)「くるうの大好物。ブリも大根もだいしゅき」
( ゚д゚ )「今が旬ではないけど……まぁ俺もブリ大根好きだからいいか」モグモグ
川 ゚ 々゚)「それで、くるうが何者かだよねね」
( ゚д゚ )「おう」
川 ゚ 々゚)「くるうの正体はね……」ズゴゴゴゴ
(;゚д゚ )モグモグ
89
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:19:17 ID:ASs.tDYc0
川 ゚ 々゚)「ぶっちゃけわかんない」
(;゚д゚ )「なんだそれ!」
川 ゚ 々゚)「だってくるうも分かんないもん。くるうってなんだろうねね。おばけ?」
(;-д- )「なんで疑問形なんだよ……」
(;゚д゚ )「後なんで俺の目の前に現れたり夢に出たりしたんだ?」
川 ゚ 々゚)「あちこちフラフラしてたらいつの間にかミルナ君のお家にたどり着いたた。夢に関してはくるうは夢の中に入れる力など持ってません」
(;゚д゚ )「そうなのか?でもあの時くるうが出てきて目が覚めたら目の前に居たんだぞ?」
川 ゚ 々゚)「くるうはうなされてるミルナ君をただ見守っていただけですす。目が覚めた瞬間気絶されたからお詫びとして朝ごはんを作りましたた」
川*゚ 々゚)「それより今日のブリ大根はくるうの力作なのでいっぱい食べてて!」
(;゚д゚ )(腑に落ちない……)モグモグ
90
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:19:42 ID:ASs.tDYc0
( ゚д゚ )「……今言うのもなんだが味しみてて美味しいな」
川*゚ 々゚)「でっしょー!!昨日から寝かせといたから大根もやわらかいしブリも小骨とか取ってあるから食べやすい様にしたんだ!」
( ゚д゚ )「毎回申し訳ないな。飯やら何やら」
川 ゚ 々゚)「んーん。くるうは家事が好きだからいいの。くるうが好きでやってるるの」
(;゚д゚ )「でもなぁ……次は俺が飯作るからいいよ」
川;゚ 々゚)「ミ、ミルナ君お料理できるるる……!?」
(;゚д゚ )「出来るよ!!何年一人暮らししてると思ってんだ!!」
川;゚ 々゚)「じゃあくるうのより美味しいの作ってくれるの期待してるるる」
(;゚д゚ )「それはちょっと難しいな……あ、ごちそうさん」
川 ゚ 々゚)「あい。食器お片づけ」ガチャ
91
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:21:31 ID:ASs.tDYc0
川 ゚ 々゚)〜♪←皿洗い中
( ゚д゚ )(夢に出てきてないなら夢に出てきたくるうは何なんだろうな……)
( ゚д゚ )(ていうか本人も"分からない"存在だし手足長いし)
( ゚д゚ )(……得体の知れない何かと一緒に暮らしてる訳だよなぁ俺)
( ゚д゚ )(何度も言うけど慣れって凄いよな。ゴキブリと一ヶ月暮らしたら慣れそうなものだし)
( ゚д゚ )(…………)
( ゚д゚ )(流石にゴキブリは無理だ。せめてアシダカグモにしよう。益虫だし。デカくて怖いけど)
( -д゚ )(……なんか色々考えたら眠くなってきたな……飯食ったし余計……)
( -д- )(30分……30分だけ仮眠する……おやすみ……)
92
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:22:13 ID:ASs.tDYc0
――――――
――――――――……
( -д- )
( ゚д゚ )パチッ
( ゚д゚ )「また夢か……もう息をするのと同じ様な気がするけど……」
( ゚д゚ )(でも今日の夢はいつもと違うな。人が賑わう街中ってのは無かったし)
((( ゚д゚)(ちょっと歩いてみよう)
93
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:24:20 ID:ASs.tDYc0
(;゚д゚ )
(;゚д゚ )(……ジャンクフードの店が多いな。アメリカかよ)
(;゚д゚ )(しかもなんか厳つい兄ちゃんとかチャラ男みたいなの多いし。別の場所行こ)
((( ゚д゚)テクテク
((( ゚д゚)(真っ直ぐ歩いているがなんだか人の気配も賑やかさも無くなってきた)
((( ゚д゚)(田舎町……って程じゃないんだけど妙な静けさというか、閉店しかない商店街みたいな)
((( ゚д゚)(パーキングエリアからこの先……が進めない。この先全部海だ)
94
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:26:05 ID:ASs.tDYc0
(;゚д゚ )「何というか……本当に今までにない感じの夢だな」
( ゚д゚ )(ちょうどいい風が吹いてるし、空は綺麗な青空だし、カモメが飛んでるし)
( -д- )(それに波の音が心地いい……幻想的までとは言わないけど不思議な世界観)
( ゚д゚ )「……ん?」
( ゚д゚ )"(自販機が二つあるな。波に打たれて所々海藻がくっついてるけど)
((( ゚д゚)テクテク
( ゚д゚ )「せっかくだから何か飲も……」
(;゚д゚ )「……つってもラムネしか売ってないな。嫌いではないが」
95
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:27:42 ID:ASs.tDYc0
( ゚д゚)σ ピッ
ガチャ ガコンッ
( ゚д゚ )ゴクゴク
( ゚д゚ )(美味い)
96
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:28:10 ID:ASs.tDYc0
( ゚д゚ )ゴクゴク
( ゚д゚ )(……なーんか都合いいんだよなぁ)
( ゚д゚ )(いつもならいい所で変なの出てきたりするのに)
(;゚д゚ )(また溺死ENDとか一番嫌だぞ……)
(;゚д゚ )(いや、溺死ENDに見せかけてカモメに食われるとか!?)
(;゚д゚ )(嫌ああああああ!!鳥葬ENDも嫌ああああああああ!!)
(;゚д゚ )「…………」
97
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:28:38 ID:ASs.tDYc0
(;゚д゚ )「……ホントに何もないの?」
(;゚д゚ )「ホントにホント?」
(;゚д゚ )「海の向こうにクラーケンとか出てこないよね?」
ザァー……
(;゚д゚ )「ホントに何にもないな……」
(;-д- )「嬉しいんだけど……なーんか緊張する……」
98
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 22:30:02 ID:ASs.tDYc0
――――――
――――――――……
( -д- )ムニャムニャ
( ゚д゚ )ハッ
(;゚д゚ )(久々に安全な夢見たけど経験上警戒してしまう……)
(;゚д゚ )(ていうか今何時だ)
(;゚д゚ )そ「うわっ!もう23時かよ!うたた寝レベルじゃないし!」
川 ゚ 々゚)「ミルナ君起きた。おはよう」
(;-д- )「……おはよう」
川 ゚ 々゚)「……お風呂入るる?」
(;゚д゚ )「入る」
第八夢:海とラムネ おわり
99
:
同志名無しさん
:2016/05/06(金) 23:10:42 ID:m0PNCtCw0
なんか夢と同じでくるうもパっと消えちゃうような気がしてならない
100
:
同志名無しさん
:2016/05/07(土) 00:51:35 ID:B/zOYbpw0
くるうの語尾が可愛すぎる
101
:
同志名無しさん
:2016/05/07(土) 03:52:38 ID:zJQubhJo0
おつ
アシダカグモは長いこといると愛着沸くレベル
見た目地味だから怖くないし、あいつらのおかげでゴキ減ってくれると思うとマジ助かる
くるうちゃんも妖怪説あるな
ミルナの夢見も何かしらあるのだろうか
102
:
同志名無しさん
:2016/05/07(土) 19:53:21 ID:TffM9Pdw0
くるうかわいいいいいいい
103
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:40:03 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚) ソワソワ
川 ゚ 々゚) ワソワソ
ガチャ
川 ゚ 々゚)!
三川 ゚ 々゚)
104
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:41:53 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚)「おかえりんりん!!」
(*゚д゚ )「たっだいまぁ〜くるうちゃーん」
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「おさけくさい」プシュプシュ
(;゚д゚ )「ぶわっ!帰ってから早々人の顔面にファブリーズをかけるんじゃない!」
川 ゚ 々゚)「だってミルナくんおさけくさいもん。飲み会って聞いてたけどおさけくさいもん」
(;゚д゚ )「だからって顔にかけるなよくるうちゃん……」
川 ゚ 々゚)「きもちわるい」プシュプシュ
(;゚д゚ )「だーかーらーファブリーズはやめろっての!」
105
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:42:50 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚)ツーン
( ゚д゚ )「何?嫉妬してるの?俺が帰ってこなくて寂しいとか?」
川 ゚ 々゚)「違うもん」
(*゚д゚ )「んだよ拗ねちゃってさーこのこのー」
川;゚ 々゚)ゾワァ
川;゚ 々゚)「うゆぅ……酔っ払いミルナくん気持ちわるいよぉ……前はこんなんじゃなかったのにぃ……」
川;゚ 々゚)「とりあえず早く上がっててて!」
(*゚д゚ )「歩けない。運んで」
川;゚ 々゚)「しょうがないなぁ……あまえんぼさんめ……」
106
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:43:29 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚)「おいすまででいいかな」
(*゚д゚ )「おう」
(*゚д゚ )「くるうちゃーん」
川 ゚ 々゚)「なーにー」
(*゚д゚ )「お水」
川 ゚ 々゚)「あい」
107
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:43:57 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚)o"キュッキュッ
川 ゚ 々゚)つ凵 ダバー
川 ゚ 々゚)凵「………」
川 ゚ 々゚)凵(このままミルナくんのお顔にぶちまけたいけどガマンするるるる……)
108
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:44:23 ID:LjL9Bv260
川 ゚ 々゚)「あいお水」
(*゚д゚ )「あんがと」
(*゚д゚ )ゴクゴク
川 ゚ 々゚)「……お茶漬け食べるる?」
(*゚д゚ )「いや、腹は減ってない」
川 ゚ 々゚)「そう」
(*゚д゚ )「くるうちゃんは飯食ったのか?」
川 ゚ 々゚)「んーん。食べてないよよ」
(*-д- )「なんだよー俺なんかの帰り待ってないで先に食えばいいのに」
川 ゚ 々゚)「ミルナくん帰ってこないとくるうはご飯食べれないから」
109
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:45:01 ID:LjL9Bv260
(*゚д゚ )「その癖くるうちゃんあんまり飯食わねぇよなー」
川 ゚ 々゚)「そうだけどぉ……ご飯は一緒に食べるのが美味しいしぃ……」
川 ゚ 々゚)「第一くるうはあまりお腹空かないって言うかかかか」
川 ゚ 々゚)「ブリ大根が大好きでで」
川 ゚ 々゚)「………」
川 ゚ 々゚)「あれれれーなんだっけ。くるうの言いたい事さっぱりぴーだだ」
(*゚д゚ )「明日休みだからさ、その日は俺が飯作るよ」
川 ゚ 々゚)「ミルナくんの手料理……地味に期待してるるる……」
川 ゚ 々゚)「まずいの作ったら怒るよよ?」
(*゚д゚ )「安心しろ。月に数回しか料理は失敗しない」
川 ゚ 々゚)(不安だなぁ)
110
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:45:30 ID:LjL9Bv260
(*゚д゚ )「て事で明日に備えて俺は寝るぞー!おやすみー!」
川;゚ 々゚)「ちょちょちょ、お風呂は?」
( -д- )zzz
川 ゚ 々゚)「ねてるし」
111
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:46:17 ID:LjL9Bv260
――――――
――――――――……
( -д- )
(;゚д゚ )「ふがっ!」
/ ,' 3「おお、起きたか若いの」
(;゚д゚ )「あれ……ここどこ……後おじいさん誰……?」
/ ,' 3「ここはワシの家じゃ。お前さん空から落ちてきたもんでびっくりしたわい」
σ(;゚д゚ )「空!?そんなラピュタみたいな展開なのこれ!?」
/ ,' 3「何言ってるのかサッパリじゃが上を見てみろ」
( ゚д゚ )"「上……?」
112
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:48:34 ID:LjL9Bv260
( ゚д゚ )「一部だけ満天の星空が見えますねー」
( ゚д゚ )「あーちょうど穴の部分が人型だー」
/ ,' 3「今日は星が綺麗な夜でのーお月様も出てるんじゃ。人型はお前さんが落ちてきた時に空いた穴」
( ゚д゚ )「わーホントだきれーい……とってもシュールー」
113
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:49:08 ID:LjL9Bv260
(;゚д゚ )「じゃねぇぇぇぇよおおおおおおお!!」
/ ,' 3「うおなんじゃいきなり」
(;゚д゚ )「人様の家の天井破壊した上に空から落ちたってなんだよ!!意味分かんねぇよ!!」
(;゚д゚ )「あ、夢だから何でもアリか!わーいミルナくん納得☆」
/ ,' 3「最近の若いもんは色々と忙しい奴じゃのぉ……」
/ ,' 3「どれ、爺さんの暇つぶしに付き合わんかね?お茶と煎餅もあるぞ」
(;゚д゚ )「うぇ!?わざわざすいません……」
114
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:49:32 ID:LjL9Bv260
/ ,' 3「ふぉっふぉっふぉ。せっかくの客人におもてなしも出来ない爺さんではないぞ」
( ゚д゚ )「そうだおじいさん。部屋の明かりは付けないんですか?」
/ ,' 3「明かりなんか付けんでもお月様が照らしてくれるから問題はない。それと囲炉裏の明かりで十分じゃよ」
( ゚д゚ )(よく見たら囲炉裏あったな……スマホ突き刺さってるのが謎だけど)
/ ,' 3「さて若いの。よく見たらワシの孫に顔が似てるのぉ」
( ゚д゚ )「お孫さんが居るんですか」
/ ,' 3「うむ。もう最後に会ったのがあの子が5歳の頃じゃった……今も元気にしてるだろうか……」
( ゚д゚ )「あれ、会わないんですか?」
/ ,' 3「会わないんじゃなくてもう会えないんじゃ」
( ゚д゚ )(会えない……距離の話なのかそれとも……)
115
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:51:38 ID:LjL9Bv260
/ ,' 3「それでの……孫が可愛くて仕方ないんじゃ。ワシの顔見るたび『おじーちゃん』なんて付いて来ての」
/ ,' 3「あんまり可愛いもんだからちょいとそこにあるひょっとこのお面で脅かしたら予想以上に泣かれて」
(;゚д゚ )「あらま」
/ ,' 3「本当に申し訳なかったのぅ……婆さんにこっぴどく怒られるわ孫を泣かせるわで」
( ゚д゚ )「でもお孫さんの事大事にしてたんですね」
/ ,' 3「当たり前じゃ!ワシの宝物だったんじゃよ」
/ ,' 3「……ん?なんじゃ若いの。全然食っとらんじゃないか。もっとおたべ」
(;゚д゚ )「あ、ごめんなさい。お話聞くのに夢中になっちゃって」ポリポリ
( ゚д゚ )(……美味しいなこれ。懐かしい味がする)
( ゚д゚ )「あの、このおせんべい美味しいですね」
/ ,' 3「ワシも婆さんもこのせんべいが好きでのー今はもう歯が駄目で食えないが」
/ ,' 3「孫も好きでよく食べとったわい」
( ゚д゚ )(……あ)
116
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:52:32 ID:LjL9Bv260
( ゚д゚ )「思い出しました。俺も遠い昔、優しいお爺ちゃんが居たこと」
/ ,' 3「ほう」
( ゚д゚ )「もう顔も覚えてないけど……俺が小学校上がった頃に亡くなったもので」
/ ,' 3「それは気の毒に」
( ゚д゚ )「でも色々遊びに連れっててもらったことは覚えてます」
/ ,' 3「どんな所に?」
( ;д゚ )「……釣り堀に行って魚釣ったり、山に連れってってもらったり、遊園地とか動物園とか」
/ ,' 3「楽しかったかい?」
( ;д゚ )「……はい。大人になった今でも時々思い返すぐらいです」
117
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:55:07 ID:LjL9Bv260
( ;д゚ )「ご、ごめんんさい……話してたら涙と、止まらなくなって」
/ ,' 3「いいんじゃ。気にしとらんわい」
( ;д゚ )「さ、寂しいとか、悲しいとかじゃなくて……なんだろう」
( ;дと)「俺……おれ……」
/ ,' 3「………」
118
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:56:04 ID:LjL9Bv260
/ ,' 3「……やっぱり、やっぱりお前さんは」
( ;д゚ )
/ ,' 3「ワシの孫だったんだなぁ」
/ ,' 3「いやぁビックリしたわい。こんな形で孫に会えるとは」
( ;д; )
/ ,' 3「何年経っても変わらない」
/ ,' 3「大きくなったの、ミルナ」
( ;д; )「お、おじいちゃ、
――――――
――――――――……
119
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 21:56:40 ID:LjL9Bv260
チュンチュン……
川 -々-)
川 ゚ 々゚)そ「ふわっ!くるうもついつい寝てしまいましたたた!」
( )
川 ゚ 々゚)「ん……」
( ;д; )
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「ミルナくん、泣いてるる?」
第九夢:囲炉裏 おわり
120
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 22:23:58 ID:KfUirTpM0
いい夢だったな。乙。
121
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 22:46:24 ID:7NPMw4nU0
ほっこり
122
:
同志名無しさん
:2016/05/18(水) 23:24:41 ID:8mQaTavU0
くるうが可愛すぎんよ〜
123
:
同志名無しさん
:2016/05/19(木) 08:39:20 ID:y/I.4NI.0
こういう夢たまーーにみるからミルナの気持ちわかるなぁ……
乙乙
124
:
同志名無しさん
:2016/05/21(土) 18:52:57 ID:FSm0tv9Y0
一気に読んでしまった
面白いなーおつ
125
:
同志名無しさん
:2016/05/23(月) 18:41:54 ID:k9NN0Bqo0
こんなにかわいいくるう始めてみたかもしれない
126
:
同志名無しさん
:2016/05/27(金) 00:41:02 ID:cOCu8Whg0
しえん
http://m.imgur.com/PiKtM9Q
127
:
同志名無しさん
:2016/05/27(金) 08:49:43 ID:69cA8G.g0
かわいい
128
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 00:58:30 ID:KTX2RZf.0
いいなあ
129
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 07:21:41 ID:eB7unPa20
>>126
素敵な支援絵ありがとうございます。
くるうの髪の毛にショボンと車やドクール人形があるのが細かくていいですね
130
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 07:24:48 ID:eB7unPa20
今日の夜に十話投下予定(予定よりも早まる場合もあります)
131
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 09:59:20 ID:B2UKJsWY0
期待
132
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:24:23 ID:eB7unPa20
川 - 々-)"。゚
川 づ 々-)
川 ゚ 々゚)~~
川;゚ 々゚)ハッ
川;゚ 々゚)「………」
川 - 々-)"ウツラウツラ
( ゚д゚ )「くるうー飯出来たぞー」
川 ゚ 々゚)!
川 ゚ 々゚)「ごはん!」
133
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:24:52 ID:eB7unPa20
( ゚д゚ )「ちょっと失敗したけど味は平気だぞ」
川 ゚ 々゚)「しっぱい……」
(;゚д゚ )「少し玉ねぎが焦げたぐらいだからそんな嫌な顔すんなよ……」
川 ゚ 々゚)「おこげ……」
(;゚д゚ )「玉ねぎは少し焦げてる方が美味しいんだよ!食べる前から文句垂れるな!」
川 ゚ 々゚)「ぬー……」
134
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:25:12 ID:eB7unPa20
( ゚д゚ )「飯これくらいでいいか?」
川 ゚ 々゚)「大丈夫ですすす!」
( ゚д゚ )「お、おお。手ぇ長いと渡すの便利だな」
川*゚ 々゚)「えへぇ」
(;゚д゚ )「そこ喜んじゃうんだ!」
135
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:26:02 ID:eB7unPa20
( ゚д゚ )「よし、俺の分も準備出来た。それじゃあ」
川 ゚ 々゚)「おてて合わせてて?」
( ゚д゚ )「いただきます」
川 ゚ 々゚)「す!」
( ゚д゚ )モグモグ
川;゚ 々゚)う= ツンツン
(;゚д゚ )「まだ警戒してんのかよ……」
川;> 々<)パクッ
川;゚ 々゚)モシャモシャ
川 ゚ 々゚)「………」
136
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:26:27 ID:eB7unPa20
川*゚ 々゚)「おいしい!!」
川*゚ 々゚)「想像以上においしい!」モグモグ
(;゚д゚ )「なんかあんま嬉しくないけど口に合うなら良かった」
川*゚ 々゚)「キャベツシャキシャキ!玉ねぎ甘い!ネギも甘い!」
( ゚д゚ )「俺の家の野菜炒めはネギ入れたりするからなー。後は大体余り物ぶち込む」
川 ゚ 々゚)「あまりもの?」
( ゚д゚ )「焼肉の残りとかちくわとか」
川 ゚ 々゚)「へー。じゃあその日によって変わるんだだだ」
(;゚д゚ )「まぁ毎日野菜炒め食ってる訳じゃないが」
川 ゚ 々゚)「入れるお野菜変えても飽きちゃうよねね」
(;゚д゚ )「そりゃ毎日食ってればなぁ。俺ベジタリアンじゃないし」
川 ゚ 々゚)「そうしょくーうさぎー」モグモグ
( ゚д゚ )(ガリガリに細いから肉料理作ればよかったな……)
137
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:26:57 ID:eB7unPa20
―数十分後
川 *´ 々`)マンプクー
( ゚д゚ )「見事に完食だな」
川 *´ 々`)「おいひかったー……」
( ゚д゚ )(結構多めに作ったけど案外食えるもんだな)
( ゚д゚ )「そんじゃあ俺は風呂入るぞ」
川 ゚ 々゚)「食休みは?」
( ゚д゚ )「めんどい」
(((川 ゚ 々゚))))「えー食休みした方がいいよーごろごろーごろごろー」ゴロゴロ
(;゚д゚ )「逆にじっとした方がいいんじゃないか!?」
138
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:27:41 ID:eB7unPa20
川;゚ 々゚)「にゅう……横っ腹が痛い……」
(;゚д゚ )「ほれ言わんこっちゃない」
川;゚ 々゚)「くるうは大人しくお皿洗いしてまするるる……」
(;゚д゚ )「無理すんなよ……」
川 ゚ 々゚)「あ、ミルナくんお風呂上がったらくるうと遊ぼ!ゲームしよ!」
( ゚д゚ )「俺眠いから寝たい……」
川 ゚ 々゚)「えー!まだ早いじゃん!」
( ゚д゚ )「今日は眠いの!明日付き合ってやるから我慢してろ」
川 ゚ 々゚)「じゃあ約束」
( ゚д゚ )「はいはい。じゃあ俺は風呂入って寝るよ」
川 ゚ 々゚)「あーい」
139
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:28:43 ID:eB7unPa20
( -д- )「くぁ……」
( -д- )「今日は眠いデーだ……こういう時は無理に起きてないでさっさと寝る……」
<ショウリュウケン!ハドウケン!タツマキセンプウキャク!
<ヌワァ ヌワァ ヌワァ ヌワァ……
<You win!
(;-д- )(うるせぇ……)
――――――
――――――――……
140
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:29:25 ID:eB7unPa20
( ゚д゚ )「………」
( >д゚ )(また和室っていうか縁側だ。太陽が眩しいなぁ)
( ゚д゚ )(そして庭には朝顔……という事は夏か。夢だからか気温や土臭さは感じないな)
"(゚д゚ )チラッ
(゚д゚;)(な、なんか部屋が異様に暗いな。日陰とかじゃなくて真っ暗で何も見えん)
(゚д゚;)「………」
141
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:29:46 ID:eB7unPa20
(;゚д゚ )(不気味だから庭の方ずっと見てよ)
(;>д< )「……ってぬおっ!暗い所見てたから目が……!」
ニャーン
(;>д゚ )(ニャ、ニャーン)
( ФωФ)ミャーオ
(;゚д゚ )(猫だ。いつの間にか膝の上に)
( ゚д゚ )つ「………」
( ФωФ)"スンスン
( Фω+)スリスリ
( ゚д゚ )(意外となつっこい)
( ゚д゚ )づナデナデ
( +ω+)ゴロゴロ
(*゚д゚ )(可愛い)
142
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:30:26 ID:eB7unPa20
(*゚д゚ )づナデナデ
( +ω+)
( +ω+)「もうちょっと下」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「声渋いな……」
( +ω+)「下だと言っておる」
( ゚д゚ )「うわ……一気に可愛さ失せた……」ナデナデ
( +ω+)「もうちょい下……そう、そこであるな。もっと撫でろ」
143
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:30:51 ID:eB7unPa20
( ゚д゚ )づ ナデナデ
( +ω+)「ついでに尻尾の付け根の方を軽く叩くように……」
( ゚д゚ )ポンポン
(*+ω+)「あ”〜〜〜〜」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )(可愛くない)
144
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:31:12 ID:eB7unPa20
( ФωФ)「……よし。満足であるぞ。これ以上ポンポンしたら噛む」
(;゚д゚ )「理不尽な」
( ФωФ)「それが猫という生き物である。どれ、娘が来るまで暇を潰させてもらうぞ」
( ゚д゚ )「お前主人居るのな」
( ФωФ)「主人ではない。ただの娘だ」
( ФωФ)「してお前……さっきから焦げ臭いぞ」
( ゚д゚ )「さっき料理焦がした」
( ФωФ)「危ないな。火の元はキチンとしないと火事の元になるぞ」
( ゚д゚ )「なんで猫なんかに心配されなきゃならないんだ。気をつけるけどさ」
145
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:31:42 ID:eB7unPa20
( ФωФ)「うむ。後お前ん家なんか妙なの居るだろ」
( ゚д゚ )「家事全般こなす変なのが居るな」
( ФωФ)「警戒しないのか。得体の知れない化物かもしれぬぞ」
( ゚д゚ )「確かに手足長い時点で化物だけどさ……何週間も同居してると目が慣れてくるから」
( ФωФ)「危機感の無い男だな」
( ゚д゚ )「飯まで作ってもらってるからさ」
( ФωФ)「………」
146
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:33:12 ID:eB7unPa20
( ФωФ)
( ゚д゚ )「お?突然立ち上がってどうした?」
『ロマネスク』
( ФωФ)ミャーオ
(((ξ゚⊿゚)ξ「見つけた。帰るよ」
( ゚д゚ )(……さっき言ってた飼い主か。夏なのに肌白いなぁ)
( ФωФ)ニャー
( ゚д゚ )(カマトトぶるなおっさん猫)
147
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:33:44 ID:eB7unPa20
ξ゚⊿゚)ξ"
ξ゚⊿゚)ξ「あれ……」
( ゚д゚ )(最近の小学生は金髪なのか。麦わら帽子とワンピースがよく似合う子だ)
ξ゚⊿゚)ξ「貴方ロマネスクと遊んでくれたんだ。ありがとね」
( ゚д゚ )「少しだけ……」
ξ゚⊿゚)ξ「そうだ、お礼に……」
( -д゚ )(お礼……ていうかだんだん目が……)
ξ゚⊿゚)ξ「―――――……」
148
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:34:04 ID:eB7unPa20
――――――
――――――――……
( -д- )
( ゚д゚ )パチッ
( ゚д゚ )(あの猫可愛くねぇな……見た目はいいけど声が……)
川 ゚ 々゚)
( ゚д゚ )「くるう」
川*゚ 々゚)「あ、起きた!くるうとゲームして遊ぼ!」
(;゚д゚ )「寝起きで!?」
第十夢:縁側と猫 おわり
149
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:36:38 ID:oUscrdMw0
乙乙
クルウが可愛いすぎるんだが
150
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 20:46:18 ID:EzHHVloY0
乙
くるうに触れてきたか
151
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 21:00:07 ID:lR1q3EGM0
不思議な同居生活イイネ
152
:
同志名無しさん
:2016/05/29(日) 23:56:56 ID:drlxRD.c0
くるうは本当に可愛い
153
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:03:17 ID:1QpLGQH.0
<デッデデデデデレレレッン♪
川*゚ 々゚)-3「くるう負けないんだかららら!」
( ゚д゚ )「この前格ゲーやってたからゲーム慣れしてるのは何となく分かったが出来るか?」
川*゚ 々゚)「うん!昔よく遊んでましたたた!」
(;゚д゚ )(やってたんだ)
川 ゚ 々゚)「うーん……まずはどんなマシンに乗ろうかなななー」
154
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:03:48 ID:1QpLGQH.0
( ゚д゚ )「くるうは何が好きよ」
川 ゚ 々゚)「くるうはねーロケットスターが好きー」
川*゚ 々゚)「チャージ貯めてビューン!って走るのが気持ちいい!サラマンダーよりずっとはやい!」
( ゚д゚ )「ロケットスターか……確かにあれは面白いよな。あ、ルインズみっけ」
川 ゚ 々゚)「ルインズは苦手ー……上手く使えない……」
(;゚д゚ )「うわ、火事イベントだ。せめてダイナブレイドとかメテオにしてくれよ」
川 ゚ 々゚)「ぬー……」
155
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:04:08 ID:1QpLGQH.0
( ゚д゚ )(火事と言えばこの前見た夢を思い出すなぁ。あの可愛くない猫)
( ゚д゚ )"チラッ
( ゚д゚ )(……?くるうのワンピース、少し汚れてる?)
( ゚д゚ )(汚れてるっつーかスカートの部分がボロボロだな。ちぎった痕というかあれは……)
川*゚ 々゚)「くるうちゃんフィーバータイムきましたたぁ!!」
(;゚д゚ )そ「なっ!いつの間に!」
川*゚ 々゚)「ふふん!ハイドラのパーツをちまちまと集めていたのですよ!」
(;゚д゚ )「ちっくしょー……昔友達と喧嘩した原因!」
156
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:04:43 ID:1QpLGQH.0
<ピーッ!
川 ゚ 々゚)「およ、ちょうど終わりましたた」
(;゚д゚ )「ほとんど何も出来てねぇや」
川 ゚ 々゚)「しかもVSデデデときましたた」
(;゚д゚ )「うわぁ」
157
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:05:04 ID:1QpLGQH.0
川 ゚ 々゚)「うりゃりゃりゃー!!ハイドラスピンアターック!!」
( ゚д゚ )「デデデ戦は大体デビルスターで倒したなぁ」
( ゚д゚ )「あ、死んだ」
川 ゚ 々゚)「はやっ!!はやややっ!!」
(;゚д゚ )「ロクに強化出来てないだけだから!別に俺が下手な訳じゃないから!」
川 ゚ 々゚)ジトー
(;゚д゚ )「その疑いの眼差しやめろ!傷つくわ!」
158
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:05:43 ID:1QpLGQH.0
―――
――――
川*゚ 々゚)-3「ったはー!楽しかったたー!」
( ゚д゚ )「俺は疲れたー……」
川 ゚ 々゚)「ぬ。今何時だったっけ?」
( ゚д゚ )「もうすぐ日付変わるよ……久々にこんなゲームしたな……」
川 ゚ 々゚)「じゃあお休みしなきゃ駄目だねね。ゲームは一日一時間!」
(;゚д゚ )「一時間以上経ってるんだけどな……どっこいしょ」スクッ
(;゚д゚ )「いつつ……足痺れた……」
川 ゚ 々゚)「つっついていーい?」
(;゚д゚ )「やめろやめろ」
159
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:06:13 ID:1QpLGQH.0
(;-д- )(つっつくのやめろっつったのに結局つついてきやがった……くるうめ……)
( -д- )(ねっむい……今日はレース系の夢見そうだけど酔いそうだな)
(;-д- )(ていうかもう夢見る前提かよ)
(;-д- )(まぁいいや、おやすみ)
――――――
――――――――……
160
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:07:18 ID:1QpLGQH.0
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )パチパチ
( ゚д゚ )(駅前の本屋だ。所々コーヒーの匂いがするけど近くにカフェなんかあったけな……)
( ゚д゚ )(まぁいいか。ていうかなんで俺純文学コーナーなんかに居るんだ。普段そういうの読まないだろ)
( ゚д゚ )「…………」
( ゚д゚ )(普段読まない分夢で読んでおくか……)
161
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:07:53 ID:1QpLGQH.0
( ゚д゚ )ペラペラ
(;゚д゚ )「うん?」
(;゚д゚ )(ほとんど滲んで読めないな……これは戻しておこう)ストン
( ゚д゚ )(それじゃあ隣のやつを)
( ゚д゚ )ペラペラ
(;゚д゚ )(これはこれで文字が崩れてて読めないし……なんか気持ち悪いな……)
(;゚д゚ )(うかつに触るのはやめとこ。よく見たらここら辺の本全部文字化けみたいになってんだな)
162
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:08:34 ID:1QpLGQH.0
( ・∀)
( ゚д゚ )(隣のかっこいい人は普通に読んでる……もしかして俺だけそう見えるのか?)
(;゚д゚ )(あ、今気づいたけどここの本屋店員が居ねぇ。会計できないだろこれじゃあ!)
( ^Д^)「おい、テメェ金持ってんのか?」
(;゚д゚ )(しかも突然のカツアゲ!?)
163
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:09:25 ID:1QpLGQH.0
(;゚д゚ )「い、いや……俺のポケットには洗濯してカピカピになったティッシュしか……」
( ^Д^)「いいからジャンプしてみろよ」
(;゚д゚ )ピョンピョン
(#^Д^)「金持ってねぇじゃねぇかよ!!」
(;゚д゚ )「持ってねぇつってんだよ!!」
164
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:09:54 ID:1QpLGQH.0
(#^Д^)「クソッ……舐めやがって……!ちょっとツラ貸せよ」
(;゚д゚)∩「ヒィィ理不尽すぎる!助けて店員さーん!」
(;゚д゚ )「……って店員居ないんだったここの本屋!」
(#^Д^)「表出て一文無しってのはねぇだろ」
(;-д- )(くっ……こうなったら……)
(;゚д゚ )「俺よりも隣のお兄さんとかがいいんじゃないですかねー!」
(;・∀・)そ
165
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:10:22 ID:1QpLGQH.0
(;゚д゚ )「いかにも金の匂いがしますし!俺なんかよりも福沢諭吉を懐に侍らせてますよ絶対!」
( ^Д^)「言われてみりゃぁ確かに……」
(;゚д゚ )(つ、釣れた!)
( ^Д^)「おいそこの兄ちゃん……金持ってんだろ?なぁ」ズイズイ
(;・∀・))))「あ、いや……その……」
(゚д゚;)三(そして俺は逃げぇぇぇる!!!)ダダダダ
――――――
――――――――……
166
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:10:54 ID:1QpLGQH.0
( ゚д゚ )パッチリツケマツゲ
( ゚д゚ )(なんか最高に理不尽な夢見たな……)
( ゚д゚ )(ねむい上になんか忘れてるような)
( ゚д゚ )
(;゚д゚ )(そうだ!じいちゃんの墓参りと引越しの事親に話さなきゃ!)
第十一夢:本屋 おわり
167
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 22:50:09 ID:Ch8Tz5kI0
追いついた乙
168
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 23:04:13 ID:0Qrb0D7w0
くるうちゃんどうしちゃったん?オジサンが塗ってあげるからそのワンピース貸しなさい
169
:
同志名無しさん
:2016/06/06(月) 23:34:38 ID:W/0poCqo0
その間くるうちゃんはオジサンと向こうで遊びにいきましょうねー
170
:
同志名無しさん
:2016/06/07(火) 23:45:39 ID:YUA3U66w0
エアライド懐かしい
171
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:12:13 ID:39Z83/XQ0
一気読みした、続き楽しみ
夢ってオチ付かずに目覚めたりするからモヤモヤするよね
172
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:27:30 ID:W/gNgSig0
ガタンゴトン
(;゚д゚ )(つ〜〜〜〜……)
(;゚д゚ )(かっれたぁ!!疲れたよ!!)
(;-д- )(なんでこんなヘトヘトになって家に帰らなきゃならんのだ……駅から家まで歩くのだるいよー坂だよー)
(;-д- )(まぁ座れただけ良かったけどさ……)
(;゚д゚ )(後なんかやり残した事あったっけなぁ)
(;゚д゚ )(うーん……)
(;゚д゚ )(じいちゃんの墓参りはもう済ませたし……引越しの荷造りくらいかぁ)
(;゚д゚ )(くるうに引越しの事伝えなきゃならんし……荷造り得意そうだなあいつなら)
173
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:28:13 ID:W/gNgSig0
( ゚д゚ )(………)
( ゚д゚ )(でも俺があの家を出て行ったらあいつはどうなるんだろうか)
( ゚д゚ )(いや、元々俺の家でもあるんだけど)
( ゚д゚ )(そのまま憑いてくるのかあっけなくその場を離れるのか……)
( ゚д゚ )
174
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:29:50 ID:nFvK2LNA0
お!
175
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:29:59 ID:W/gNgSig0
( ゚д゚ )(毎回思うけどなんで得体の知れない何かと仲良くなってるんだろうなぁ、俺)
( ゚д゚ )(勝手に人の家に住み着くわ飯作るわ掃除洗濯するわ映画鑑賞するわゲームの相手するわ)
( ゚д゚ )(あ、後俺のわらびもち食われた)
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )(まぁどうでもいいか。うん)
( ゚д゚ )(それより眠くなってきた……最寄り駅までまだまだだし仮眠とるかな……)
( -д- )(座ってる席が一番端で良かった。とりあえずおやすみ)
――――――
――――――――……
176
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:30:38 ID:W/gNgSig0
ガタンゴトン
( -д- )ムニャムニャ
( -д- )"カクン
『アテンションプリーズ、アテンションプリーズ』
(;-д゚ )そ
(;゚д゚ )(な、なんだ!?緊急停車か!?人身!?)
177
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:31:09 ID:W/gNgSig0
『本日は―――航空をご利用くださいまして誠にありがとうございます』
『この便は――航空―……―便………で、ございま……す』ザザッ
(;゚д゚ )(ひ、飛行機のアナウンス……?しかも音質悪っ!)
(;゚д゚ )(でも今乗ってるのって……)
ガタンゴトン
(;゚д゚ )(電車だよなぁ……)
178
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:31:54 ID:W/gNgSig0
『お座席にお座りになられているお客様は安全のためシートベルトをご着用ください』
(;゚д゚ )(シートベルトとかついてんの!?斬新な電車だな!)
(;゚д゚ )(……念のためつけとこう)カチャ
『それでは……――行き、まもなく発車となります』
(;゚д゚ )(結局どこに連れてかれるんだよこれ)
(;゚д゚ )(今気づいたけど乗客俺一人じゃん。嫌だよこんな新手のきさらぎ駅)
ガタンゴトンガタンゴトン
(;゚д゚ )(しかもだんだんスピード上がってない!?ねぇ!?)
179
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:32:38 ID:W/gNgSig0
ガタンゴトンガタンゴトン……
ガクン
ゴォー!!
(;゚д゚ )"(飛んだああああああ!!飛びやがったあああああ!!)
(;゚д゚ )(銀河鉄道999じゃあるまいし!!俺は星野鉄郎じゃねぇぞ!!)
(;゚д゚ )(ていうかこれどこまで飛んでいくんだああああああ!!!)
(;゚д゚ )(いやああああああメーテルううううううううううう!!!)
――――――
――――――――……
180
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:33:55 ID:W/gNgSig0
( -д- )"カクン
( -д- )ムニャムニャ
(;゚д゚ )そ ハッ
(;゚д゚ )(お、おお……夢か……夢だよな?)
(;゚д゚ )(うん。夢だ。いえーい自己解決)
(;゚д゚ )(……なんだこのテンション)
181
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:34:31 ID:W/gNgSig0
ガタンゴトン
(;゚д゚ )(普通に地上を走ってるし……うん、ここは現実さっきは夢!)
( ゚д゚ )(ていうか俺どのぐらい寝てたんだ……次何駅だ)
『次は〜終点〜終点〜』
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「やらかした」
第十二夢:電車 おわり
182
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:35:10 ID:W/gNgSig0
そろそろ最終回に近いです
183
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:55:45 ID:nFvK2LNA0
乙です。まじか・・・
184
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 21:58:08 ID:GEy0az3I0
この話がどう転ぶのか
乙
185
:
同志名無しさん
:2016/06/20(月) 22:21:17 ID:39Z83/XQ0
乙おつ!カキコして風呂入ってる間に更新きてて嬉しい
終わっちゃうの寂しいけど楽しみにしてます
186
:
同志名無しさん
:2016/06/21(火) 17:24:14 ID:v962H.Z60
最後まで楽しませてもらいます
187
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:14:21 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「くるう」
川 ゚ 々゚)「なーにー?」
( ゚д゚ )「俺今度引っ越すからさ、引越しの荷造り手伝ってくれないか?」
川 ゚ 々゚)
川 ゚ 々゚)「やだ」
(;゚д゚ )「………」
(;゚д゚ )「すまん。いきなり荷造りの手伝いだなんて押し付けがましいよな、忘れてくれ」
川 ゚ 々゚)「違う。くるうはミルナ君がお引越しするのやだって言ってるの」
188
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:17:21 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )「……しょうがないだろ。こっちだって都合があるんだからさ」
川 ゚ 々゚)「そうやってくるうを置いていくんだ。また置いてっちゃうんだ」
川 ゚ 々゚)「お留守番は出来るけど、帰ってこない人はきらい。だいっきらい」
川 ゚ 々゚)「きらいだもん………」
(;-д- )ハァ
189
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:02 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「じゃあ早速と言いたい所だが」
川 ゚ 々゚)「だが?」
( ゚д゚ )「今は夜遅くだし俺は眠いから明日からやろうと思います」
三川/゚ 々゚)/「ずこー」
( ゚д゚ )「今からやったら俺ダンボールに頭突っ込んで寝ちまうぞ……そんじゃおやすみ」
川 ゚ 々゚)「あ、ミルナ君。お引越しはいつ?」
( ゚д゚ )「二週間後」
川 ゚ 々゚)「間に合うの?」
( ゚д゚ )「物少ないからいけるいける」
川 ゚ 々゚)「ぬー……ギリギリギリス……じゃあおやすみ」
( ゚д゚ )「おー」
190
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:30 ID:MzPmMpMc0
( -д- )ボフンッ
( -д- )(長いようで短かったなー……ここの暮らしも)
( -д- )(残り二週間、おやすみ!)
――――――
――――――――……
191
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:19:57 ID:MzPmMpMc0
( -д- )
( -д゚ )
(;゚д゚ )「うわまぶしっ」
(;゚д゚ )(今回の夢はやけに眩しいな……と思ったけどここ外か)
( ゚д゚ )(ベンチ座ってうたた寝してた事になるのかな。見る感じ公園か)
ミーンミンミンミー ジー
( ゚д゚ )(セミうっせぇな……)
「ねぇ、そこのおじちゃん」
(゚д゚ )「ん?」
192
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:20:30 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「おじちゃん何してるの?」
( ゚д゚ )「おじちゃんじゃないぞーまだお兄さんだぞー」
o川*゚ー゚)o「じゃあ訂正しておにーさん!何してるの?」
( ゚д゚ )「んー……ただぼーっとしてた」
o川*゚ー゚)o「暇なの?」
( ゚д゚ )「今の所はな」
o川*゚ー゚)o「じゃあ一緒に水族館行こうよ!子供一人じゃ入れないからさ!」
( ゚д゚ )「それより君小学生だよね。親と一緒じゃないの?」
o川*゚ー゚)o「何言ってるのおにーさん。ここ私とおにーさんしか居ないよ」
193
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:20:50 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )
ミーンミンミンミー ジー
o川*゚ー゚)o「あ、でも水族館行けば人居るかなぁ」
ミーンミンミンミー ジージワジワ
(; д )
o川;*゚ー゚)o「……ってうわ、おにーさん顔色悪いよ?大丈夫?」
(; д )「セミ……うるさい……」
o川;*゚ー゚)o「確かにやかましいぐらい鳴いてるなぁ。涼みがてら水族館行こ?」
(;゚д゚ )「おう……」
194
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:21:17 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o"テクテク
( ゚д゚ )(……オレンジのワンピースとサンダル。前見た夢に出た子もそんなんだったな)テクテク
( ゚д゚ )「お名前何て言うの?」
o川*゚ー゚)o「キュート!」
( ゚д゚ )「キュートちゃんね」
o川*゚ー゚)o「うん!皆からキューちゃん、って言われてるからおにーさんもそう呼んで!」
( ゚д゚ )「じゃあそう呼ばせてもらうよ。一つ気になるんだけどさ」
o川*゚ー゚)o「なぁに?」
( ゚д゚ )「何でここ俺とキューちゃんしか居ないんだ?」
195
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:21:38 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o
o川*^ー^)o
o川*゚ー゚)o「おにーさん、水族館見えてきたよ!」
( ゚д゚ )(はぐらからせた……)
196
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:22:12 ID:MzPmMpMc0
(´・ω・`)「いらっしゃいませ」
o川*゚ヮ゚)o「いらっしゃいました!」
(´・ω・`)「いいねぇパパと一緒に水族館かい?」
o川*゚ヮ゚)o「パパもママも居ないけど、おにーさんと水族館に来たよ!」
(´・ω・`)「そうかい」
(´・ω・`)「ここの水族館は入場無料だよ。パンフレットは手前にあるからよかったらスタンプラリーもやっていってね」
( ゚д゚ )「どうも」
o川*゚ー゚)o「スタンプ集めるー」
(´・ω・`)「ではごゆっくり」
197
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:22:37 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )(出演三回になるとはな……あの無免許の人……)
( ゚д゚ )(て言うか館内誰も居ねぇ……)
o川*゚ー゚)o「ねぇねぇおにーさん!ナマコ触れるらしいよ!」
( ゚д゚ )「ん?あ、ホントだ。ふれあいコーナーだって」
o川*゚ー゚)o「わぁ……」
(;゚д゚ )(ナマコキモいな……触りたくない)
o川*゚ー゚)o「みてみてーナマコわしづかみー」
(;゚д゚ )「うわぁ。よくそんなの握れるな」
o川*゚3゚)o「ふにゃふにゃしてて面白いじゃーん。おにーさんビビリだなあ」
(;-д- )「ビビリで結構……俺はヒトデと戯れるから」
198
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:08 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )σ ツンツンツン
( ゚д゚ )「ヒトデって結構硬いんだな……」
(*゚д゚ )(面白い)
o川*゚ー゚)o「貴重な体験だねぇ」
(*゚д゚ )「そうだなー」
o川*゚ー゚)o「次はジンベイザメ見に行きたいな、私」
( ゚д゚ )「その前に手を洗わないとな」
o川*゚ー゚)o「はーい」
199
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:34 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)oジャバジャバ
( ゚д゚ )「ハンカチ持ってるか?」
o川*゚ー゚)o「持ってる!」
(;゚д゚ )(俺は持ってないが)
o川*゚ー゚)o「あ、スタンプラリー一個目みっけ!えいっ!」ギュッ
o川*゚ー゚)o「ヒトデスタンプー」
( ゚д゚ )「可愛いなスタンプ。俺も押しとこ」ギュッ
200
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:23:58 ID:MzPmMpMc0
( ゚д゚ )「さ、行くか。サメだっけ次」
o川*゚ー゚)o「うん!ジンベイザメ!」
( ゚д゚ )「あのでっかいやつか」
o川*゚ー゚)o「でっかいの!おにーさん早く早く!」タタタ
(;゚д゚ )「コラ!走るな!」
201
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:24:20 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o
(*゚д゚ )
o川*゚ー゚)o「ジンベイザメでっかーい……」
(*゚д゚ )「はくりょくまんてーん……」
o川*゚ー゚)o「周りに泳いでるおさかなもきれい……」
(*゚д゚ )「俺水族館行くと寿司が食べたくなる……」
o川*^ー^)o「あはは、何それ!おにーさんくいしんぼだなぁ」
(*゚д゚ )「タコも居る……たこ焼き食べたい……」
o川*^ー^)o「もー!食べちゃダメだよー!」
202
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:24:44 ID:MzPmMpMc0
(;゚д゚ )「つい夢中になってしまった……」
o川*゚ー゚)o「おにーさんずっと目ぇキラキラしてたもん。子供みたい」
( ゚д゚ )「俺だって子供の時代があったんだからな。そりゃ童心に戻る時もある」
o川*゚ー゚)o「大人って面白いねー」
( ゚д゚ )「キューちゃんもいずれ大人になったら、分かるよ」
o川*゚ー゚)o「そういうものかぁ……あ、私次はイルカショーみたい」
( ゚д゚ )「いいぞー」
203
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:06 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)oワクワク
( ゚д゚ )「結構前の席座れたな」
o川*゚ー゚)o「ね!この距離だったら水かかるかな!?」
( ゚д゚ )「かかると思うぞー」
o川*゚ー゚)o「やったぁ楽しみ!」
(;゚д゚ )「楽しみなのか……?」
o川*゚ー゚)o「だって楽しいじゃん水かかるの!夏だし!」
( ゚д゚ )「よく分らないなぁ」
o川*゚ー゚)o「おにーさん堅物ー。あ、始まるよ」
204
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:30 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ヮ゚)o
(*゚д゚ )
(*゚д゚ )(この年でも結構楽しめるんだな、イルカショー)
(*゚д゚ )(イルカ可愛いし、頭良いし、ペンギンも可愛い)
( ゚д゚ )(はー……水族館とか何年ぶりに来たんだろう)
( ゚д゚ )(……でもこれは夢なんだよな)
205
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:25:51 ID:MzPmMpMc0
o川*>ヮ<)o
( ゚д゚ )(……隣に居るこの子も、現実には居ないワケで)
( ゚д゚ )(………)
( ゚д゚ )(初めて夢を覚めたくないと思えてきた)
(;゚д゚ )そ「わぶっ!」ビシャア
o川*゚ー゚)o「あはは!びしょぬれー!」
(;゚д゚ )「結構な量ぶっかかってきたな……びっくりした……」
o川*゚ー゚)o「二人してびしょぬれだよーおもしろーい」
(;゚д゚ )「俺はおもしろくなーい……」
206
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:26:42 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「はー!イルカショー楽しかった!」
( ゚д゚ )「小学生以来だったなぁこういうの」
o川*゚ー゚)o「大人はイルカショー見ないの?」
( ゚д゚ )「水族館自体行かなくなるな」
o川*゚ー゚)o「えーそんなのつまんないの」
( ゚д゚ )「忙しいからな」
207
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:27:21 ID:MzPmMpMc0
o川*゚ー゚)o「大人ってお仕事大変だもんね」
( ゚д゚ )「ああ……次行きたい場所あるか?」
o川*゚ー゚)o「んーん。イルカショー見たら満足しちゃった」
(;゚д゚ )「早いな」
o川*゚ー゚)o「それじゃあ出口行こうか。もう夕方だし」
(;゚д゚ )「もうそんな時間なのか!?」
208
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:27:47 ID:MzPmMpMc0
カナカナカナカナ……
(;゚д゚ )(本当だもう夕方だ……)
o川*゚ー゚)o「暗くなる前に帰らなきゃ!おにーさん、今日はありがとうございました!」
( ゚д゚ )「おう。気をつけて帰れよ」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「……一人で帰れるのか?」
o川*゚ー゚)o「平気平気!こう見えてもタフなんですー」
( ゚д゚ )「俺とキューちゃん以外誰も居ないんだろ?ここ。水族館の従業員は除いてさ」
o川*゚ー゚)o
o川*゚‐゚)o
o川*^ー^)o「うん」
――――――
――――――――……
209
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:28:17 ID:MzPmMpMc0
( -д- )
( ゚д゚ )パッチリ
( ゚д゚ )(なーんかやけに長ったらしい夢見たな……水族館……)
( ゚д゚ )(ねむい……)
川 ゚ 々゚)「ミルナ君おはよー」
( ゚д゚ )「おはよう。三角巾だなんて珍しいな」
川*゚ 々゚)「そうそうミルナ君!張り切って荷造りしましょしょしょしょ!!ごーごー!!」
(;゚д゚ )「張り切りすぎだ」
第十三夢:水族館 おわり
210
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 21:32:07 ID:fqyLKCNQ0
かわゆす
211
:
同志名無しさん
:2016/07/24(日) 22:13:32 ID:f1kINP4M0
おつかわいい!
212
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 00:43:06 ID:pV8pvXEc0
おつおつ
なんか不思議で爽やかな夢だった
213
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 01:15:35 ID:OEtminJ60
>>188
と
>>189
の間何か抜けてる?
会話が噛み合ってない気がする
214
:
同志名無しさん
:2016/07/25(月) 01:32:49 ID:AkqfQ6Pg0
おつ
これまた良い夢
くるうは結局ついていけない感じなのかな
215
:
同志名無しさん
:2016/09/09(金) 08:17:42 ID:S9/pM.LA0
芋部のオチまでこの作品知らなかった
知ってよかった
216
:
同志名無しさん
:2016/09/10(土) 09:05:52 ID:Mwu8OsKs0
芋もオカルトもテンポ良くて好きだけど夢がいちばん好き
更新まってるよーー
217
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:33:44 ID:0o1x1qqM0
川*゚ 々゚)「たっははー!!やっと荷造り終わりましたたた!!」
(;゚д゚ )「つかれたー……」グッタリ
川 ゚ 々゚)「むう、ミルナ君根性なしなし……」
(;-д- )「くるうが体力バカなだけだろ……」
川 ゚ 々゚)
川#゚ 々゚)
218
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:34:27 ID:0o1x1qqM0
川#゚ 々゚)「くるうバカじゃないもん!天才だもん!!きてれつさいさまだもん!!」
(;゚д゚ )(既にその発言がバカっぽいんだがな)
( ゚д゚ )「はいはい天才天才」
川 ゚ 々゚)「適当にあしらってる感半端なすすすす……」
219
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:35:08 ID:0o1x1qqM0
( ゚д゚ )「しっかし明後日引越しとは時間が経つのは早いなぁ」
川 ゚ 々゚)「まさに光陰矢の如しだね!」
(;゚д゚ )「なっ……く、くるうの癖にそんな言葉を……」
川#゚ 々゚)ムスッ
川#゚ 々゚)「またバカにしたたた!!!ミルナ君きらい!!」
川#゚ 々゚)「もうご飯作ってあげないし寝てる間に耳なし芳一みたいにするるる!!」
(;゚д゚ )「やめろ!仕返しでそんな無駄な労力使うな!」
川#゚ 々゚)「あっかんべーこんべろべろばー」
(;゚д゚ )ハー……
220
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:35:39 ID:0o1x1qqM0
(;-д- )「あーもう俺が悪かったですよーごめんなさーい」
川 ゚ 々゚)「………」
(;゚д゚ )「………」
川 ゚ 々゚)「ぬぅ………」
(;゚д゚ )(適当に返しちまった……また怒るか……?)
川 ゚ 々゚)「………」ゴゴゴゴ
(;゚д゚ )ドキドキドキ
221
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:36:13 ID:0o1x1qqM0
川*゚ 々゚)b「ゆるす!!」
(;゚д゚ )(判定緩いな!!)
川*゚ 々゚)「ごめんなさい言われたらくるうのイライラどっかいっちゃったたた!」
川*^ 々^)「さっきはきらいなんて言ってごめんね!ミルナ君だいすきだよ!」
( ゚д゚ )「………おう」
222
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:36:44 ID:0o1x1qqM0
川 ゚ 々゚)「ミルナ君てれてる」
( ゚д゚ )「照れてない」
川 ゚ 々゚)「おみみあかい」
( ゚д゚ )「赤くない」
川 ゚ 々゚)「……あ、そういえば荷造りしてる時に押入れからえっちな本が」
( ゚д゚ )
(;*゚д゚ )
223
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:38:50 ID:0o1x1qqM0
川 ゚ 々゚)「かおまっか」
(;*゚д゚ )「赤くねぇし!!暑いだけだし!!」
川*゚ 々゚)「んふー、隠さなくてもいいのよーミルナ君もおとしごろごろだしー」
(;*゚д゚ )「だあああああああお前は俺の母ちゃんかあああああああ!!」
224
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:39:18 ID:0o1x1qqM0
(;*゚д゚ )9m「もう!もういい!俺は寝るからな!」
川*゚ 々゚)「おやすみすー」ニヤニヤ
(;*゚д゚ )「ニヤニヤすんな!やめろ!」
川*゚ 々゚)「……東京大学物語」
(;*゚д゚ )「おやすみ!!!!」
225
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:39:49 ID:0o1x1qqM0
(;*゚д゚ )(クッソクッソ……俺でも隠し場所忘れてたのに……)
(;*゚д゚ )(女の子に発見されるのが一番恥ずかしんだぞチクショウ!)
(;*-д- )(こうなったら寝て忘れよ!!寝よ!!)
―――――
――――――………
226
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:40:24 ID:0o1x1qqM0
( -д- )
( ゚д゚ )パチパチ
(;゚д゚ )(なんかすっげぇ見覚えのある場所なんだけど……)
(;゚д゚ )(空には雲一つない青空が広がり柔らかな風の感覚、綺麗に手入れされた花壇……)
(;゚д゚ )(そして目の前にはオシャレな洋風の一軒家……白いレースのカーテン……)
(;゚д゚ )「あ」
(;゚д゚ )(一番最初にくるうに会った場所だ!)
(;゚д゚ )(うっわぁうっわぁまさかの二回目)
(;゚д゚ )(しかもあの夢のくるうは……)
227
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:40:57 ID:0o1x1qqM0
――――
―――――
川 ゚ 々゚)「あは」
――――
―――――
(;゚д゚ )ゾワァ
(;゚д゚ )(俺のトラウマが蘇る……!あの姿はまさに暴走初号機!)
(;゚д゚ )(おまけにドア半開きじゃねぇかもうウェルカム状態じゃねぇか)
(;-д- )
228
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:42:12 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )っ「ええい!ままよ!お邪魔します!」バーン
(;゚д゚ )(……内装もそのままと来たか、またあのおぞましいくるう出てきたら嫌なんですけど……)
(;゚д゚ )(と、とりあえずまだ探索したことのない場所へ……)
ヒタ……ヒタ……
(;゚д゚ )「………!」
229
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:42:50 ID:0o1x1qqM0
ヒタ……ヒタ……
(;゚д゚ )(あ、足音……)
(;゚д゚ )(しかもこっちに向かって……)
ヒタ……ヒタ……ペト…
(;゚д゚ )(そこで立ち止まるな!あっち行け!)
カタン キィィ……
(;>д< )「っ!」
lw´- _-ノv「やあ」
(;゚д゚ )
230
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:43:29 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「誰だよ!!!」
lw´- _-ノv「お米を愛する素直でシュールなシューちゃんさ」
(;゚д゚ )「いや誰だよ!!!」
lw´- _-ノv「おにーさんこそ誰だよ。名を名乗ったら名乗り返すのが礼儀だろう」
(;゚д゚ )「……御手洗ミルナ」
lw´- _-ノv「おてあらいミルナ?」
(;゚д゚ )「みたらいだ!誰がトイレだ!」
lw´- _-ノv「ごめんごめん。珍しい苗字だねおにーさん。ラノベの主人公みたいだ」
lw´- _-ノv「まぁ僕ラノベなんか読んだことないけど!」
(;゚д゚ )(調子狂うなこいつ……)
231
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:44:04 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「それよりおにーさん、くるうの事を知りたいようだね」
(;゚д゚ )「!!!」
lw´- _-ノv「何で知ってるかって顔してるねねねね!ミルナ君!」
(;゚д゚ )「お、お前……まさか……」
lw´- _-ノv「ふっふっふっふーん……」
lw´- _-ノv「似てたでしょ今のモノマネ!優勝間違い無しだね!」
(;゚д゚ )「なっ……」
(;-д- )「間際らしいことすんなよ……」
lw´- _-ノv「てへへ」
232
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:44:33 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「しっかしおにーさんの夢って女の人ばかり出てくるね。飢えてるの?」
lw´- _-ノv「山梨にゾンビに人形、はたまた押入れに化物二匹かぁ。変なのばっか」
(;゚д゚ )「……何で俺の夢の内容なんか知ってんだ」
lw´- _-ノv「東京大学物語」
(;*゚д゚ )「やめろよおおおおおお!!!!忘れてたのにいいいいいいいいいいい!!!!」
233
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:45:04 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )ゼェゼェ
(;゚д゚ )「さ、さっきから無駄な話ばっかじゃなくて本題に入れよ……」
(((lw´- _-ノv「おーこめ!こーめこめ!ビタミンミネラル食物繊維!」テクテク
(;゚д゚ )「手ごわい!俺の夢の中で一番手ごわい奴だよお前!」
lw´- _-ノv「1998年2月18日午後21時32分」ピタッ
(;゚д゚ )「……は?」
234
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:45:37 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「東京都世田谷区の一軒家にて火災が発生」
lw´- _-ノv「火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が数名」
lw´- _-ノv「その遺体はこの家に住んでいた家族だと思われる」
lw´- _-ノv「被害者の名前は素直ヒート、素直モナー、素直シュール」
lw´- _-ノv「……そして素直くるう」
(;゚д゚ )「な、何の話だ……」
lw´- _-ノvっ― ピッ
235
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:46:19 ID:0o1x1qqM0
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
『被害者はこの家に住む家族だと思……』
『また、警察は火災の原因を調査し……』
lw´- _-ノv「これが君の知りたかった素直くるうの情報だワトソン君」
(;゚д゚ )「じゃあこの夢は何なんだよ……理解出来ねぇよ……」
236
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:46:47 ID:0o1x1qqM0
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
lw´- _-ノv「だから素直くるうの情報だってば」
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
lw´- _-ノv「素直くるうは火事で死んだ、死んだ後におぞましい化物になった」
『被害者はこの家に住む家族だと思……』
lw´- _-ノv「人に寄生して、人の夢を貪るおぞましい化物」
『また、警察は火災の原因を調査し……』
lw´- _-ノv「君、そうとう気に入られていたみたいだね。よく夢を見るし、餌にはもってこいって所かな」
『昨晩、東京都世田谷区の一軒家で火災が発生しました』
(; д )「…………」
237
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:47:25 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「まぁいいんじゃない、お互いに食料を提供し合って。一石二鳥」
『火は3時間後に消し止められたものの中には焼け焦げた遺体が四名発見され……』
lw´- _-ノv「それでも君はあの醜い化物と一緒に暮らしていけるのかい?」
(; д )「…………」
『被害者はこの家に住む家族d』プツッ
238
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:47:56 ID:0o1x1qqM0
(; д )「くるうが化物だからどうしたんだよ……」
(; д )「確かにあいつは手足長いし怖いしダルシム女だし」
(; д )「挙句の果てには人の目の前に現れて夢とは無関係とかわけのわからん事言うし」
(; д )「子供みたいでゲームとテレビが大好きな居候野郎だけどよ……」
(;゚д゚ )「それでもあいつは優しい女の子だ!!くるうの悪口は俺が許さないぞ!!」
(;゚д゚ )「だから……!」
lw´- _-ノv「残念タイムアップ」
(;゚д゚ )「最後まで言わせろよ!」
239
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:49:13 ID:0o1x1qqM0
lw´- _-ノv「いや本当にタイムアップなんだってば。火が思ったよりまわったみたい☆」
(;゚д゚ )「ハァ!?それ先に言えよ!!逃げるぞ!!」
lw´- _-ノv「裏の勝手口、サザエさんで言うとサブちゃんが出てくる場所だ」
(;゚д゚ )「キッチン側だな!俺の手を掴め!」
lw´- _uノv「そうしたいけど手が溶けちゃった」ドロッ
(;゚д゚ )「いやいや顔も溶けてますけど!?」
lwu´- _uノv「いいから早く逃げるんだな、本当に時間が無くなるぞ」
(;゚д゚ )「だから俺と逃げるっつんてんだろ!抱っこでもおんぶでもしてやるから!」
lwu´- _uノv「いいんだよ僕の事はほっといて、もう死んでるんだもん」
(;゚д゚ )「うるせぇ関係あるかボケ!んなもん生きてようが死んでようが……」
240
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:49:39 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「人一人ほっとくような奴がいるか!!」
lwu´- _uノv「………」
「お人好し」
―――――
――――――………
241
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:50:15 ID:0o1x1qqM0
(;゚д゚ )「ぶへぁ!!」ガバッ
(;゚д゚ )ゼェゼェ
(;゚д゚ )「む、無駄に長ったらしい夢……」
(;゚д゚ )(そうだ……くるうは……?)
川*゚ 々゚)リョウリノキホンハサシスセソー
(;゚д゚ )「…………」
(;゚д゚ )「ゆ………」
(;゚д゚ )「夢だよなぁ?」
第十四夢:ひみつ
242
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:50:39 ID:0o1x1qqM0
次回最終回
243
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:53:23 ID:PZWR9FkE0
おつ
ミルナカッコイイ
くるうはどうなるんだろうな
244
:
同志名無しさん
:2016/09/17(土) 19:57:21 ID:.SzbTub.0
更新あるとは思ってなかった
245
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 01:10:17 ID:o8ELo54s0
一気に畳みにきたな
246
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 01:35:45 ID:nDr.zVXs0
うひひ面白い乙
247
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:22:02 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「とうとう……明日だな……」
川 ゚ 々゚)「ミルナ君のお引越しししし……」
( ゚д゚ )「ああ……もうこの部屋とはおさらばだ」
川 ゚ 々゚)「サラダバー……」
( -д- )「そう思うと少し悲しくなるな……」
248
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:22:40 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「でもくるうが居るよ!!ずっとずっと!」
川 ゚ 々゚)「それでは!改めて!これからも末永くよろしくお願いしますすすす!」ペコリ
(;゚д゚ )「お、おお……こちらこそよろしくお願いします」
川 ゚ 々゚)「………」
(;゚д゚ )「………」
川 ゚ 々゚)「なんか変な感じじーじーじー」
(;゚д゚ )「まぁ今更かしこまっても……なぁ?」
川 ゚ 々゚)「今まで通りだしししし……あ、そだだ」
249
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:23:16 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「明日お引越し屋さん何時くるる?」
( ゚д゚ )「9時10時くらいって言ってたな」
川 ゚ 々゚)そ「はや!はややや!」
(;゚д゚ )「むしろ早く来てくれないと引越し先の荷物運んだりとかで時間かかるだろ……」
川 ゚ 々゚)「そういえばそうだね」
川 >々<)-☆「くるううっかり」
( ゚д゚ )(毎回思うけど月日が経つたび表情豊かになるなこいつ)
250
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:23:47 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「ではではお引越し屋さんが来たらくるうは隠れて居りますゆえ」
(;゚д゚ )「お、おう。他人に見られたら流石にやばいもんな……」
川 ゚ 々゚)「隠し子が見つかった以上にやばいよよよ!」
(;゚д゚ )「いや……隠し子の方が家族や世間対の目が色々……」
川 ゚ 々゚)「無駄に現実的!」
251
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:24:22 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)「世の中にはホラーよりも恐ろしい事があるるるる……くるう学習したたた……」
( -д- )クァー
( づд- )ゴシゴシ
川 ゚ 々゚)「ミルナ君おねむ?」
( ゚д゚ )「ん?ああ……そろそろ睡魔がやばいな……」
川 ゚ 々゚)「じゃあおやすみす?」
( ゚д゚ )「おやすみすだな。明日は忙しいし、ちゃっちゃと寝るか」
川 ゚ 々゚)「それじゃあおやすみす、ミルナ君」
( ゚д゚ )「おやすみ」
252
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:24:53 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )バサァモフッ
( -д- )(ダンボールに囲まれてる引越し当初を思い出すな……)
( -д- )(地味に大変だったなぁ……俺片付けるの苦手だし)
( -д- )(あん時はデレさんや母さんが手伝ってくれたっけな……)
( -д- )(…………)
( -д- )(ここで夢を見るのも最後か……)
( -д- )(……まぁ、必ず見るとは限らないが)
( -д- )(………おやすみなさい)
―――――
――――――……
253
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:25:20 ID:fxDi7y0A0
( -д- )
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )パチパチ
( ゚д゚ )「……俺の家だ」
( ^ω^)ノ「おいすー」
(;゚д゚ )そ「!?!?!?!?」ビクッ
( ^ω^)ノ「おっおー!怖がらなくてもいいおー!僕は君の味方だおー!」
254
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:25:46 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )(な、なんだこの白饅頭は……モノクマみたいな体型しやがって……)
(;゚д゚ )(て言うかここ俺の家だよね!なんで俺こんな白饅頭と机で向かい合ってんの!?合コン!?)
(;゚д゚ )(いやいやいや一対一の合コンとかまずないし……どちらかと言うと個人面談だこれ!)
(;^ω^)「聞いてるかお?もしもーし」
(;゚д゚ )(その前に合コンとか個人面談じゃなくて何で俺の家に居る事だよ問題は!不法侵入!?)
(;^ω^)ノシ「おーい!おーい!」
(;゚д゚ )(おいおいまさかこれ家族が増えたよやったねたえちゃん!みたいな展開じゃねぇよな!)
(;゚д゚ )(引越し直前で新たな同居人が増えるわけ!?チクショウそれなら先に出てこい!)
(;^ω^)「お返事くださいなー!!もしもーし!!御手洗さーん!!」
255
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:26:15 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )「つまりお前は……」
(;^ω^)「おっ?」
(;゚д゚ )σ「戸棚に残されてカピカピに乾燥した豆大福の集合体……!」ビシィ!!
(;^ω^)「散々悩んだ挙句それ!?つーかあーた元々ツッコミポジションのはずだお!何いきなりボケ枠に移動してんだお!」
(;゚д゚ )「普段ツッコミ役の奴がボケをかますと剛速球になるんだよな……」
(;^ω^)「もうそれは変化球……」
256
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:26:48 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「あーもう手短にしようと思ったのに長引いちゃったお!」
(;^ω^)ノ「改めておいすー!」
(;゚д゚ )「な、なんかすまんな……」
( ^ω^)「過ぎた事は気にしない主義だお。ええと僕は内藤ホライゾン、略してブーンだお」
( ゚д゚ )「ブーン?内藤ホライゾンを略したらホーンにならないか?」
(;^ω^)「今回はボケに回るねおにーさん!まぁ好きに呼ぶといいお」
( ゚д゚ )「じゃあ白饅頭」
( ^ω^)「おん。さてさて本題」
257
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:28:04 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「明日お引越しすると言う事で僕が直接挨拶にしに来たお!」
(;゚д゚ )「挨拶?白饅頭はこの部屋の先住民か何かなのか?」
( ^ω^)「うーんその解釈は間違ってないかもしれないけど僕はこの部屋の付喪神だお」
(;゚д゚ )「つ、付喪神……」
( ^ω^)「だお!日本には八百万の神様が居るんだから部屋の付喪神が居てもおかしくないお」
(;゚д゚ )「戸棚に残されてカピカピに乾燥した豆大福の付喪神じゃなかったんだな……」
(;^ω^)「いい加減それから離れるお!豆大福だったり白饅頭だったり安定しないな!」
258
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:28:57 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「はぁ……いつもなら数分で終わるのになんでこんな時間かかっちまうんだお……」
( ゚д゚ )「本当にすまん。次からはボケないようにする」
(;^ω^)「本当にお願いしますお?時間もタダじゃないんだお?」
( ^ω^)「まぁお別れの挨拶はほぼ終わったものだけど、今までありがとうございましたお!」
(;゚д゚ )「こちらこそ住まわしてありがとうございます……?」
259
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:29:22 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「それは大家さんに言うべきだおね。あ、話ずらすけど玄関にゲロぶちまけた事は許さんお」
(;゚д゚ )「あれは完璧酔ってたし最終的にゲロ片付けたの俺だから!」
( ^ω^)「ままま、ね?間に合わないのはしょうがないけど精神的にきっついんだお」
(;゚д゚ )「ごめんなさいこれからはトイレで吐きます……」
( ^ω^)「いやまぁお別れだから今更言われても……」
(;゚д゚ )「ですよねー……」
260
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:30:00 ID:fxDi7y0A0
( ^ω^)「あ、そうだ。もうお引越しって事であの子消しちゃってもいいおね?」
( ゚д゚ )「……は?」
( ^ω^)「いやだからあの手足長い子」
( ゚д゚ )「……くるうの事を言ってるのか?」
( ^ω^)「だおだお。もうずっと我慢してたけど引っ越すならこっちで除霊しちゃうおー」
(;゚д゚ )「ま、待て!色々とツッコミどころがあるがくるうを消すってなんだよ!?」
261
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:30:35 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「このままあの怨霊みたいなのを部屋に置かれても困るんだお!」
(;^ω^)「ああいうオカルト的存在は僕達にとってはバクテリアとかガン細胞とかバグみたいなもんだお!」
(;^ω^)「今まで見逃してけどずっとバグに侵食されたら色々とめんどくさいんだお!」
(;゚д゚ )「この部屋に置いていくんじゃない!あいつはそのまま俺に着いてくるつもりだ!」
(;^ω^)「おバカ!あんなのずっと引き連れてたらいつか死んじゃうお!」
(;゚д゚ )「生き物はいつか必ず死ぬ!」
(;^ω^)「違う!寿命がどんどん縮まって死んじゃうんだお!」
262
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:31:03 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「どの経歴でああなったか知らないけどあの子はとてつもなくおぞましい何かだお!」
(;^ω^)「普通見た目で分かるだろ!いかにも化物だお!」
(#゚д゚ )「くるうの悪口は俺が許さんぞ!」
(;^ω^)「…………」
(;^ω^)(まるで依存性だお……むしろ共依存に近いか)
263
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:31:35 ID:fxDi7y0A0
(;^ω^)「……さっきの言葉は訂正するお」
(#゚д゚ )「………」
(;^ω^)「でもね、ずっと縛り付けるのはよくないと思うお」
( ^ω^)「いくら仲が良くても、一緒に住んでても、結局は違う者同士なんだお」
( ^ω^)「約束したからってそんなもんただのエゴにしか過ぎないお」
( ゚д゚ )「………エゴでも……俺はくるうが居ないと何もできないかもしれない……」
( ^ω^)「おっおっ、今まで一人暮らししてきたんだから大丈夫だお」
264
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:32:05 ID:NZcK.Vgo0
( ゚д゚ )「……そうじゃなくて、くるうには消えて欲しくないんだ……」
( ^ω^)「……そういう訳にはいかないんだお、君の為にも、あの子の為にも」
(;゚д゚ )「でも!!」
( ^ω^)「……どうしても辛いんだったら、今までの記憶を消してあげるお」
(;゚д゚ )「……!」
265
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:33:17 ID:fxDi7y0A0
(;゚д゚ )「や……やめろ!」
(;゚д゚ )「消したくない!!今までの思い出やくるうの記憶は消したくない!!」
( ^ω^)「残念だけど、楽しい夢の時間は終わりだお」
(;゚д゚ )「話聞けよ!おい!」
( ^ω^)「目が覚めた時、夢の内容が思い出せないように全部忘れさせてあげるから」
(;゚д゚ )「や……やめ」
ザザッ プツン
―――――
――――――………
266
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:33:52 ID:fxDi7y0A0
アナタハーモウーワスレタカシラー
( -д- )「んん……」
( -д- )つ カチッ
( -д- )「なんで携帯のアーラムが神田川なんだよ……逆に目が覚めないわ……」
(;゚д゚ )「………?なんか変な夢見たけど内容が思い出せないなぁ、なんだっけ」
(;゚д゚ )「おまけにここ最近の記憶が抜け落ちてるような……」
(;゚д゚ )「それに大事な何かを忘れているような気がする……」
267
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:34:20 ID:fxDi7y0A0
<ピンポーン
(;゚д゚ )「あああああ!!そうだ引越しだ!!」
(;゚д゚ )「完全に寝過ごした!今でまーす!!」
―――――
――――――
―――――――……………
268
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:34:51 ID:fxDi7y0A0
――数ヵ月後
ζ(゚ー゚*ζ「はぁ……月日が経つのって早いねぇ」
( ゚д゚ )「だなぁ……」
ζ(゚、゚*ζ「ミルナ君のお引越しがもう昔の事だなんて未だに実感湧かないよ」
ζ(゚ー゚*ζ「それでも相変わらずだけど」
(;゚д゚ )「うっせ」
ζ(^ー^*ζ「うふふ」
269
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:35:39 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「そう言えば、デレさん仕事の方は落ち着いたか?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!前よりは全然忙しくないよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「それにミルナ君、小さい頃みたいに『デレ』って呼んでも構わないよ?」
(*;゚д゚ )「………デ、デレ」ボソッ
ζ(゚ー゚*ζ「聞こえないよー?」
(*;゚д゚ )「これが精一杯だよ!!バカ!!」
ζ(^ー^*ζ「照れ屋さん。今からじゃなくても少しずつ慣れてくれればいいよ」
(*゚д゚ )「お、おう……」
270
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:36:09 ID:fxDi7y0A0
ζ(゚ー゚*ζ「あ、そうだ!ミルナ君いつもお惣菜ばっかだからこれ作ってきたんだー」ゴソゴソ
( ゚д゚ )「なんだ?失敗料理か?」
ζ(゚、゚*ζ「違いますー」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!開けてみて!」
( ゚д゚ )「結構多いな……」パカッ
271
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:37:29 ID:fxDi7y0A0
( ゚д゚ )「……ブリ大根?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん!煮物に挑戦してみたんだ!」
ζ(゚、゚*ζ「もしかしたら味あんま染みてないかもだけど……」
( ゚д゚ )
( ;д゚ )
そζ(゚ー゚;*ζ「ミルナ君!?」
272
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:38:29 ID:fxDi7y0A0
( ;д; )
ζ(゚ー゚;*ζ「ど、どうしたの!?ブリ大根嫌いだった!?」
( ;д; )「ち、ちがっ……そうじゃない……んだけど……」
( ;д; )「ブリ大根見てたら………悲しくなって……俺しか知らないあの子の事……」
ζ(゚ー゚;*ζ「オムライスでヒヨコさん可哀想的な?」
( ;д; )「でも思い出せないんだ……ずっと俺の傍に居たような気がするのに……名前も……姿も……」
( ;д; )「何もかも……!」
ζ(゚ー゚;*ζ「………」
273
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:38:59 ID:fxDi7y0A0
「……私には何も出来ないけど、ミルナ君が泣き止むまで背中さすってあげるね!」
「うう……ありがとデレさん………ぐすっ」
「よしよし吉幾三ー」
「……その慰め方はどうかと思う」
「あ、ミルナ君笑った、でも顔ぐしゃぐしゃ」
「……うっせーよ」
274
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:39:40 ID:fxDi7y0A0
川 ゚ 々゚)
川*^ 々^)
( ゚д゚ )は夢を見るようです:おしまい
275
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:46:20 ID:fxDi7y0A0
これにて完結です。二ヶ月投下が空いて申し訳ないけど無事終わる事が出来ました
本当はカラオケのマイクが電マに置き換わる夢とか全裸バイクとか夜行バスのゴリマッチョの夢とか書こうとしましたが都合によりボツ
支援イラスト、レス等ありがとうございました!
まとめサイトさんにも感謝
276
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 20:48:39 ID:RrqmiDYo0
乙でした
277
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 21:38:02 ID:DPAbmP4s0
おおん、くるうとはお別れの言葉もできなかったのが悲しいな
ミルナの今後を考えると元の日常に戻れた方が安心だわなあ
278
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 22:04:48 ID:ktIjR51.0
最後くるうが笑っててくれたのが救い…。゚(゚´д`゚)゚。
乙でした、この作品ほんと好きなので寂しくなるなあ
279
:
同志名無しさん
:2016/09/18(日) 22:21:51 ID:Xc4A8q6.0
くるうの笑顔に救われた……
ちょっと不思議な夢の世界楽しかった!ありがとう!!
280
:
同志名無しさん
:2016/09/19(月) 20:17:23 ID:hPWRDxkU0
くるう切ないな……完結乙!
281
:
同志名無しさん
:2016/09/20(火) 02:56:50 ID:cED9GmNI0
乙 一息つけるいい小説だった。完結おめ
282
:
同志名無しさん
:2016/10/08(土) 18:47:39 ID:MmC22Lks0
川 ゚ 々゚) ミルナくん…
川*^ 々^)そんな女が側にいるから私が見えないんだね。今、ころしてあげる
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