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( ^ω^)ブーン系小説日記のようです

1同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:31:24 ID:XUn9A6620
フィクションです

2同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:34:12 ID:XUn9A6620

ネット小説にはまりだしたのは高校生のときであった。


( ^ω^) うはー素人の小説でもおもしれー!キャベツを抱えたウサギ娘のファンタジー小説(※)おもしれー!

   ※実在する小説だが題名を失念。誰か教えて


以前はネット上の創作物というのはFLASHと朝目グラフが主であったが、
元々小説が好きだったため、ネット小説にはまるのも比較的早かったように思う。


当時俺はとてつもなく暇をしていた。


( ^ω^) 彼女もいねえ!友達すくねえ!休日はどっぷりインターネッツだお!

3同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:37:59 ID:XUn9A6620

スポーツは嫌い、というか外出が嫌い、したとしてもゲーセンで鉄拳4やってニーナの投げコンボで
初心者中高生プレイヤーをハメ殺すのが唯一の楽しみというこの暗黒期。


閉じこもりの生活に新しい潤いを、という気持ちでネット小説を読み出したのかもしれない。
たぶん違うと思う。


( ^ω^) めっちゃおもしれえ!うは!

( ^ω^) ん?


俺の読んでいたネット小説というのは個人ホームページに載せてある素人の小説だ。
そしてこの頃の個人ホームページには(今でもそうなのか?)必ずといってもいいほど「裏ページ」というものが存在した。

4同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:41:17 ID:XUn9A6620



   「裏ページ」


その名を聞くと赤面する者がいたり、当時を懐かしく思ったり、ていうか今でもやってますけど?
という人もいたりするかもしれないあの裏ページである。


ホームページのどこかにリンクが張ってあり、それを見つけるのも当時の楽しみの一つであった。

といってもタブキーで遷移するか、Ctrl+Aで文字反転するか、ソース表示すれば大体見つけられるので、
裏ページという名前ほど隠されているページでもない。


( ^ω^) まあそもそも、本当に見られたくないページなら載せないんだお
      裏ページやら、隠しコンテンツというのは、むしろ管理人にとっては見つけて欲しいものなんだお

5同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:43:31 ID:XUn9A6620

そしてこれも当時の流行なのか、それともネット小説界の掟なのか知らないが、
裏ページに「鍵」をかけているサイトも多かった。


「鍵」とはすなわち、その裏ページに行くためのパスワードである。



( ^ω^) クソ−!この裏ページにはTOPにはおけないようなエロ小説があるらしい!
     俺も見たいお!エロ小説読みたいお!鍵が欲しいお!


( ^ω^) おっ?


そしてそしてそしてこれも当時の流行…というかネット上のなれ合いというか茶番というか何というか。
管理人から鍵をもらう方法というはどのサイトでもほぼ共通していた。

6同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:45:36 ID:XUn9A6620



   「キリ番報告」  OR   「創作物の譲渡」



である。


( ^ω^) 念のために説明しておくと、キリ番っていうのはサイトの訪問者数カウントがちょうど「4444」とか
      「30000」とか"キリ"のいい番号だったときのことを言うお


そんなどうでもいいネットスラングよりも注目すべきは後者な訳で。


( ^ω^) オリ絵かオリ小説を管理人に渡せば、裏ページの鍵がもらえる…だと?

7同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:49:03 ID:XUn9A6620


すなわち、「絵」か「小説」を書いて管理人にメールで渡すと、代わりにパスワードを教えてもらえるという意味だ。



( ;^ω^) ししししししかもその創作物はサイトで掲示されるですとぉー!?


( ゚ω゚) オラわくわくしてきたお!


小学生の頃から小説を読みあさってきた。
特別勉強なんてしていなくとも、国語教師の息子に恥じぬ程度の国語力を持っている自信があった。

小説を書く。
裏ページというものに興味があったし、何よりも自分の力を試せる機会、そして自分の創作物を
ネットという媒体を通して他人に公開できる機会を与えられたことに興奮した。

8同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:53:14 ID:XUn9A6620


とにもかくにも、生まれて初めて小説を書くということにチャレンジした訳である。



( ^ω^) 結果は以下の三行だお!

  ・ ノリノリで書いた美少女と包帯男のギャグバトルラブストーリーを執筆
  ・ 管理人から素敵な賞賛と共にパスワードを教えてもらう
  ・ 後日ふと自分の小説を読み返して布団の上でもだえる



( ^ω^) よくある青春の(真っ黒い)一ページだお!


初めて書いた小説なんて面白い訳が無いのだ。
それも夢見がちで子供向けアニメばっか見てた根暗高校生の妄想小説である。

9同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:55:57 ID:XUn9A6620

( ^ω^) あのとき管理人さんは俺の小説をかなり褒めてくれたけど、あの感想ももはや
      創作物の一種(フィクション)なんじゃないかと思ってる


しかし小説を書き、それを公開し、他人に読んでもらう。

これに強烈な快感を覚えた出来事であるのは確かだ。


小説を書く楽しさというのを実感したのは、実はその出来事の数週間後のこと。


( ^ω^) 何かメール来てる…お?おおお!?


裏ページのパスワード欲しさに書いたクソ小説を読んだ読者から、感想のメールが届いたのである!

10同志名無しさん:2013/08/24(土) 01:58:27 ID:XUn9A6620


 「 面白かったです! 特に○○と○○の掛け合いに笑いましたwww 」


こんな感じの。



ちなみに何故他人のホームページなのに自分のアドレス宛にメールが届くかというと、
希望さえすれば感想用フォームの宛先を自分とこのアドレスに変えてくれるというので、
以前メールしたときについでにお願いしていたからである。



( ゚ω゚) おおお……おおおおおおおおおお………!!


( ;ω;) おおおおおおおおおお………!!!!

11同志名無しさん:2013/08/24(土) 02:00:48 ID:XUn9A6620


実際に泣き叫ぶほど嬉しかった訳ではないが、心には歓喜の嵐が吹き荒れていた。



( ^ω^) 小説書くの楽しいお!



以来、ネット小説を書き、それを投稿できるサイトにちょくちょく投稿し始めた。

相変わらず可愛い女の子が出て馬鹿馬鹿しい掛け合いをするという、下らない小説が多かったが、
感想をもらう度に自分がネット小説にはまり込んでいるのがわかった。



小説を書くのは楽しい。

12同志名無しさん:2013/08/24(土) 02:02:25 ID:XUn9A6620


 それは何故か?



( ^ω^) 感想がもらえるからだお!!!



である。


ネット小説を読みあさり、自分でも書いては投稿する日々。
しかし本業は高校生である、やがて勉強に割かなくてはならない時間が増え、ネット小説から一時期離れる。

13同志名無しさん:2013/08/24(土) 02:04:27 ID:XUn9A6620



( ゚ω゚) き……きたああああああああああ!!!



時は流れ、冬が終わり、春が始まろうする頃。



( ゚ω゚) もしもし!?母ちゃん!?受かったお!受かったおおおおおおお!



俺の高校生活が終わろうとしていた。


初めての一人暮らし、初めてのサークル、初めての○み会、まあ色々とありましたが。

14同志名無しさん:2013/08/24(土) 02:06:35 ID:XUn9A6620


大学生になってからも、俺の根幹部分はやはり変わってなかったというか、変われなかったのだ。



( ^ω^) やっぱりネット小説、おもしれーーーー!!!



高校生のときから何ら進化していない…と思いきや、あの頃とは少し違っていた部分があった。


( ^ω^) 2chのSSは最高だお!


個人ホームページではなく、当時から流行していた、ニュー速VIPのSSにはまっていたのだ。

15同志名無しさん:2013/08/24(土) 02:09:57 ID:XUn9A6620
次回、ブーン系小説との邂逅

16同志名無しさん:2013/08/24(土) 10:26:39 ID:G9zhuamM0
期待

17同志名無しさん:2013/08/24(土) 11:59:25 ID:w8jnruMI0
こういう自分を少し投影したようなやつ好きよ
誰しもある黒歴史に共感を得られる

>の○み会
 伏せなくても・・・伏せられてないしw

18同志名無しさん:2013/08/24(土) 22:27:40 ID:4nrDDmIc0
これは面白い
一番期待してる

19<党中央検閲済>:<党中央検閲済>
<党中央検閲済>

20同志名無しさん:2013/10/29(火) 14:36:31 ID:n8TxYOPY0
続きまだか

21同志名無しさん:2014/01/18(土) 22:23:03 ID:7RAHJums0
キャベツ抱えたウサギ娘、読んだ覚えあるな
懐かしい


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