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幼馴染「僕は君みたいな貧乏人には興味無いからね」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:05:55 ID:jWVIZJO.
書き直します
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:06:59 ID:jWVIZJO.
男「俺だってお前なんかに興味ねーし!」
幼「どうかな....?」
男「な、なんだよ....」
幼「君、会話の時たまに胸に視線をやるよね」
男「っ」
幼「あれ、女子側からしてみればバレバレなんだよ」
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:07:29 ID:jWVIZJO.
男「それはあれだな、視線が下に行ってしまう癖で」
幼「あぁ 太ももか」
男「そうそう」
幼「ハァ....」
男「いや待て今のはノリでボケただけであって」
幼「何故君のような性獣がボクより成績が優秀なのか本当に疑問だよ」
男「そんなの俺がしっかり勉強してるからだろッ」ドヤッ
幼「また胸に視線を送ったね」
男「話聞けよ」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:08:52 ID:jWVIZJO.
幼「君の親友の友君」
男「ん?友がどうした」
幼「先日、彼女らしき人物とデートをしていたようだよ」
男「は?」
幼「××駅で美人な先輩と手を繋いでいるところを目撃されたようだね」
男「え?友が?友に彼女?年上の?は?」
幼「先を越されたようだね」
男「何かの間違いだろ」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:09:25 ID:jWVIZJO.
幼「また一人童貞友達を失ってしまったね」
男「あいつだってまだ童貞かもしれんだろ」
幼「どうだか....っと、噂をすれば....」
男「!?」
友「キャッキャッ」
先輩「ウフフ」
男「............」
幼「青春だね」
男「マジカヨ....」
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:09:58 ID:jWVIZJO.
男「もういいや そろそろバイトの時間だし....」
幼「君はいてもお荷物だろうけどね」
男「うっせ」
幼「........今日は何時までバイトなんだい?」
男「23時までだったかな?」
幼「高校生が23時まで働くのは違法だね 通報しておくよ」
男「ヤメロ!」
幼「ッ、冗談に決まっているだろう」
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:11:21 ID:jWVIZJO.
男「ハァ...」
幼「死ぬのかい?」
男「いやなんだよその質問....」
幼「君は学生の本分を知っているのかな?」
男「わあってるよ」
幼「........無理をしないように」
男「んー」
幼「君のお母さんが迷惑するだろう」
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:11:54 ID:jWVIZJO.
男「迷惑なんてしてねーよ」
幼「君はどうでもいいけど、君のお母さんのような人の良い女性が苦労するのは胸が痛むからね」
男「俺は?」
幼「んー、んー、うん」
男「そんなに悲しいかー」
幼「今日の夕御飯のことを考えていた」
男「お前俺が死んだりしたら悲しむくさに」
幼「ご祝儀代がかさむからね」
男「香典な」
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:14:37 ID:jWVIZJO.
・
・
・
男「ただいま」
男母「あらあらお帰りなさい」
男「まだ起きてたの?」
男母「もうそろそろ寝るとこほだったのよ」
男「そっか」
男母「お風呂に入る?」
男「ガス代勿体ないから水シャワーにするよ」
男母「駄目よう せめてお湯にしなきゃ」
男「夏だし平気だよ」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:15:15 ID:jWVIZJO.
男母「風邪引かないでね?」
男「母さんこそ体壊しちゃ駄目だよ」
男母「ウフフ 平気よ おやすみ」
男「うん おやすみ」
男「........さて、シャワー入って眠気覚ますか」
男「今日は英文法進めとかないとな」
ーーーー 男の住むボロ賃貸の隣の一軒家
幼「........」
幼「まだ灯りが点いてる........」
幼「........」
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:15:50 ID:jWVIZJO.
翌朝
男「ふぁぁ......」
幼「真夜中まで自家発電していたのかい?」
男「ンガッ なんじゃそりゃ」
幼「夜中まで電気点けっぱなしは勿体ないよ」
男「起きてたのかよ」
幼「君の喘ぎがうるさくてね」
男「喘いでねーよ」
幼「ティッシュの消費も馬鹿にならないだろう」
男「だから喘ぐような事してねーよ」
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:16:46 ID:jWVIZJO.
幼「にしても窓全開だと虫が入るだろうに」
男「網戸も虫除けもしてるよ まあ夜でも暑いからな」
幼「エアコンつけなよ」
男「勿体ない」
幼「扇風機は?」
男「無くてもいける暑さだった 多分」
幼「ふうん」
男「今日は図書館→フードコートのコンボで酷暑を凌ぐぜ」
幼「フードコートだなんて....ボクには集中出来るような環境じゃないね」
男「慣れだよ慣れ」
幼「自宅の方がクーラーも利いてるし落ち着けるからね」
男「あーはいはいよかったな」
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:17:20 ID:jWVIZJO.
幼「もしよければ君にも使わせてあげてもいいよ」
男「なにっ!?」
幼「15分500円ね」
男「高っ」
幼「破格だよ 君なんぞがボクの部屋を利用できるんだから」
男「昔はしょっちゅう使用したけどな」
幼「そうだね その時の利用料金もまだ未払いだし」
男「えぇ....」
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:18:01 ID:jWVIZJO.
・
・
・
その日のお昼
友「いやぁー うちの学食も微妙だよなあ」
男「そうか?280円ラーメンの大盛無料デーなんて日には自炊せずに学食1択だけどな」
友「俺の彼女が行く大学の食堂と比べたらなぁ」
男「ナチュラルに彼女自慢すんなや」
友「悪い悪い けどお前こそ羨ましいわ」
男「?」
友「とぼけんなよ 幼馴染ちゃんがいるくせに」
男「幼馴染は俺なんか眼中無いぞ?」
友「またまた....」
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:18:48 ID:jWVIZJO.
男「結構理想高いからな あいつ」
友「そうなの?」
男「3Kってやつは必須じゃないのか?そもそも男子側だってあいつに近寄らないだろ」
友「(それはお前がいるからでは?)」
男「まあ裏では仲良い男子とかいても不思議じゃないけどさ」
友「幼馴染ちゃんとLINEとかしてねーの?」
男「してないな そもそも俺自体が未だにガラケーという」
友「あぁぁ じゃ、lineもできねーのな」
男「うむ ガラケーでもできるらしいが必要な通話のみでいい」
友「ご立派な節約魂ですな」
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:19:35 ID:jWVIZJO.
友「でも幼馴染ちゃんが男子と話してるの、あんまり見た事ねーな」
男「根暗だからな」
友「でもスタイルはすげえいいよな」
男「お前彼女いるくせに」
友「そりゃあ彼女が一番だぜ ぷにぷにの唇にあの柔らかい胸に細い腕....」
男「しねー」
友「まあお前にわかる日がくるといな(フッ」
男「調子に乗るなよ畜生!羨ましかなんかねーからなっ」
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:21:19 ID:jWVIZJO.
・
・
・
ーーー放課後ーーー
男子「よっす幼馴染ちゃん!」
幼「?」
男子「これから皆でカラオケ行こうって話なんだけどさ!幼馴染ちゃんも行こうって!」
幼「ごめん ボクはいいや」
男子「えぇぇ 男子の奢りだぜー?」
幼「他人の歌を聞くのも、見せ物みたいに聞かれるのもあんまり好きじゃないんだよね」
男子「そこをなんとか!幼馴染ちゃん!!」
幼「んー……」
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:21:52 ID:jWVIZJO.
ーーーカラオケ 大部屋
女子「幼馴染ちゃんが来るなんて珍しい事もあるんだねぇ」
幼「奢りと聞いたので」
女子「私もそれが一番の理由かなー?」
幼「........」モグモグ
女子「でもさ、○○校のお金持ち君達が来るってのも大きな理由あなー」
幼「そうだね」
女子「この部屋の貸し切るお金も彼ら持ちなんだってー」
幼「素晴らしいね ただ学力的にも見た目的にも偏差値は40がいいところかな」
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:23:27 ID:jWVIZJO.
男子s「ねね!幼馴染ちゃんってLINE教えて!」
幼「無理です」
男子s「えぇ!教えてよっ」
幼「ゴメンなんだけど 仲の良い人にしか教えていないんだ」
男子s「えええ....」
幼「そういうわけだから」
男子s「じゃあまた今度遊ぼうね 俺、幼馴染ちゃんともっともっと仲良くなるよ!」
幼「は、はぁ」
男子s「もっともっと楽しませてみせるっ!頑張っちゃうぜ!」
幼「............」
男子s「(はい好感度上がった 少しドキッとしたべ?)」
幼「(......一番苦手なタイプだな)」
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:24:33 ID:jWVIZJO.
・
・
・
その日の夜 とあるフードコート
男「............」カキカキ
男「............」カキカキ
男「(混んできたのかな?)」カキカキ
男「(2人席一人で使ってるわけだし......退くか)」
<ガタッ
男「あっ、すいません 今退きまッ........なんだ幼馴染か」
幼「あれ? 君のことだから飛び跳ねて喜ぶかと思ったのに」
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:25:05 ID:jWVIZJO.
男「なにしてんだよ」
幼「こっちが聞きたいよ」
男「俺は見ての通り勉強だ」
幼「ここは勉強するところじゃないよ」
男「わかってるよ 今退くって」
幼「何も買わないで水だけは飲んでいるとか....ドン引きだよ」
男「くっ!貧乏臭くて悪かったな!」
幼「それでもこうしてボクが向かいに座れば様になるんじゃないのかい?」
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:25:41 ID:jWVIZJO.
男「その見せびらかすようにパフェを食べれば様になると?」
幼「そうだね 格差社会としての縮図も所々見せれるし」
男「絶対集中出来ないんだが」
幼「この程度で集中出来ないのは言語道断だね」
男「一度切れた集中なんだ」
幼「ふぅん ボクが邪魔したって言いたいんだ」
男「違う違って」
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:27:08 ID:jWVIZJO.
男「にしても、なんでこんな時間にフードコートなんているんだよ」
幼「甘いものが食べたくなったから」
男「甘いモンなら今日行ったカラオケでたらふく奢って貰えばよかったのに」
幼「な、なんなんななななんで君がカラオケのことを知ってるんだい?」
男「何でって、俺も誘われたし....」
幼「誘われた?君が?」
男「男子の奢りと聞いて即断った」
幼「何故君なんかを誘ったんだろうね」
男「まったくだ!俺にも奢ってくれ!」
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:27:50 ID:jWVIZJO.
幼「惨めだね」
男「そうだな 与えられることを求めちゃいけないな」
幼「一口あげようか」
男「いや、遠慮しておく」
幼「どうして?」
男「口以外に突っ込まれそうで怖いからだ」
幼「きっと恐らく平気だよ 多分」
男「ヤル気MAXじゃねーか」
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:28:38 ID:jWVIZJO.
幼「勿体無いなー 美味しいのに」
男「ハァ....」
幼「どうかしたの?」
男「ん?いや、少し疲れてるのかなーって」
幼「今死体みたいな顔になっていたよ」
男「まだ生きてる」
幼「ここ、今日は20時で閉まるそうだよ」
男「嘘だろ?」
幼「そこに書いてあるじゃないか それにさっきも放送が流れていたよ」
男「.......マジカヨ」
幼「良かったね」
男「しょうがないか....マックか家だな」
幼「あそこのマックは店内での勉強は禁止になったんだよ」
男「ええぇ」
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:29:14 ID:jWVIZJO.
幼「君みたいなのが水やらコーヒー一杯で何時間も粘るからだろうね」
男「そんな....畜生....なんて日だ……」
幼「諦めて家ですればいいじゃないか」
男「そうするかー」
幼「........」
男「そろそろ帰るかな」
幼「入館料さえ払えば、ボクの部屋を貸してあげてもいいよ」
男「なんだよ入館料って....」
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:30:10 ID:jWVIZJO.
幼「初回限定サービスもあるけどね」
男「どうせろくなサービスじゃねえんだろ」
幼「初回三時間は無料だよ」
男「っ 」
幼「冷房はもちろんアリ」
男「っっ」
幼「冷たい麦茶も飲み放題」
男「っ!み、魅力的なサービス内容だな」
幼「ただし」
男「やっぱり “ただし” なんだな....」
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:30:43 ID:jWVIZJO.
幼「やる内容は週末用に出された宿題」
男「なるほどね。部屋貸すから宿題手伝えってか」
幼「うん」
男「どちらにせよ片付けないといけない事だし、お邪魔させてもらう」
幼「ちなみに部屋を汚す度にペナルティーだからね」
男「汚さねーよ」
幼「一歩足を踏み入れる度に汚れていくものだとカウントするから」
男「......ハァ」
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:31:39 ID:jWVIZJO.
幼「お母さんにLINEをするから待っていてくれるかな」
男「あぁ」
幼「君のような盛りのついた飢えた性獣を家に招くとなると警戒態勢をしかないといけないからね」
男「アホか」
幼「どうかな?」
男「幼馴染の仲につけこんで手を出すほど童貞こじらせてねえし」
幼「いやらしい眼で見てくるくせに」
男「見てない!(見てます!)」
幼「....どうかな?」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:32:16 ID:jWVIZJO.
・
・
・
幼馴染の家 の前
幼「ちょっと」
男「何だよ」
幼「何でついて来るのかな?」
男「お前の家で宿題やるからだろ」
幼「えっ?」
男「そっちの提案だろ! “何言ってんのコイツ” みたいな眼で見るな!」
幼「不審者を見るような眼だと言ってほしい」
男「どっちの眼でも失礼だぞ」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:33:22 ID:jWVIZJO.
幼「とりあえず少し部屋を片付けたいから外で待っていてくれないかな?」
男「ん わかった」
幼「勝手に入ってくるなんて言語道断だよ」
男「待ってるけどそのまま忘れるなよ?」
幼「それに関しては保証は出来ないけど」
男「しろよ。お前マジ10分経ったら帰るからな」
幼「あ、待ってる間は……くれぐれも」
男「?」
幼「くれぐれもお母さんには見つからないように」
男「幼馴染の?」
幼「そう」
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:34:08 ID:jWVIZJO.
男「え?俺が来るって連絡してあるんだろ?」
幼「いいからっ 待っておくこと!」スタスタ ガチャ
男「なんだよ....まあいいか」
男「にしても」
男「幼馴染の家に入るのは小学校以来か?....うん」
男「懐かしいな……なんか緊張してきた」
・
・
・
・
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:34:57 ID:jWVIZJO.
ガキ『何で女なのにボクとか言ってんだよー!』
幼『うぅ....』
ガキ『コイツ本当はオトコなんじゃねーの?』
幼『ち、違うもん ボクは女の子だもん!』
ガキ『髪も短くてオトコみたいだしオトコだろ!』
幼『オトコじゃないもん....』
男『おいっ!』
ガキ『っ、』
幼『あっ』
男『また幼馴染ちゃん虐めてるな!?』
ガキ『ハッ!お前、幼馴染のこと好きなんだろ!?』
男『スススすす好きとかそそそそんなんじゃないししし!』
ガキ『すーきなんだ好きなんだー!』ギャハハハ
幼『ボクは好きじゃないもん!』
男『マジカヨ!?』ガーン (゚◇゚)
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:35:38 ID:jWVIZJO.
ガキ『ップ』
男『........なんて日だ』ションボリ
ガキ『ップハハハハ! 男だせー!』
男『うぅ....』
ガキ『男がオトコに振られたぞー!わぁーい!』
男『ふ、振られてないし!』
幼『クスクス』
男『いや幼ちゃんも何笑ってんの!?』
ガキ『皆に言いふらしてやろー!』
男『あっ!待てっ!........っ、逃げるの早っ』
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:36:14 ID:jWVIZJO.
男『平気?』
幼『ボクになんか用?』
男『いや、なんかちょっかい出されてたから』
幼『出されて無いよ』
男『嘘だあ?』
幼『嘘じゃないもん』
男『また幼ちゃんのことオトコだなんだ言ってたんでしょ』
幼『........』プイッ
男『きっと幼ちゃんが可愛いからちょっかい出すんだね』
幼『かっ、可愛っ....』
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:37:55 ID:jWVIZJO.
男『どっからどうみても女の子なのにねっ』ニコニコ
幼『........う、うるさいなあ ほっといてよ』
・
・
・
・
幼馴染の部屋
幼「片付けないと....」セッセッ
幼「男が部屋にくる……」
幼「........」
幼「……フフ」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:38:28 ID:jWVIZJO.
幼母『男君のところはお父さんがいなくなっちゃったから、しっかり面倒見てあげてね?』
幼『いなくなったの?』
幼母『遠い遠い場所に行ってしまったの』
幼『??』
幼母『二度と会えないくらい遠い場所に行っちゃったから....寂しくさせちゃ駄目よ?』
幼『?? わかったー』
男『........』
幼『男君』
男『あ、幼ちゃん』
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:39:11 ID:jWVIZJO.
幼『元気無いね』
男『そうかな?』
幼『うん』
男『気のせいだよ』
幼『....?気のせいじゃない』
男『........』
幼『…………』
幼「よし、片付いた」
幼「ふぅ」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:39:44 ID:jWVIZJO.
男「あいつまだかよ....」
<ガチャッ
男「おっ」
幼母「おっ?」
男「って、どうも....ご無沙汰してます....」
幼母「あら?あらあらあら!?」
男「ど、どうも」
幼母「男ちゃんじゃないのー!上がって上がってー!」
男「いいんですか?」
幼母「んもちろん!さっ!早くっ!早くっ!」
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:40:38 ID:jWVIZJO.
幼母「幼馴染が彼氏連れてくるっていうからー!」
男「??」
幼母「やっぱり男君だったのねぇー」
男「彼氏?いや別に付き合っては」
幼母「幼馴染なら今必死で部屋を片付けているからッーー」
幼「ッッッ!」 バタン!
男「おっ」
幼母「あら」
幼「こっち!!!」グイッ!
男「うぉっ!?」
幼母「……お赤飯あったからしら」
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:41:19 ID:jWVIZJO.
男「ちょっ!そんな引っ張るなって!」
幼「んもう!何で入ってきてるんだい!?」
幼馴染の部屋
男「おばさんが勝手に....」
幼「見つかった君が悪い」
男「いやぁ....そんなこと言われても」
幼「な、なんか変な事言われなかったかい?」
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:43:46 ID:jWVIZJO.
男「変な事?」
幼「........うん」
男「変っていうか、おばさんは俺と幼馴染が付き合ってると勘違いしてるみたいだったぞ?」
幼「........、そ、そうかい それは最悪な勘違いだね」
男「最悪で悪かったな 後でちゃんと否定しとけ」
幼「ボクはそのつもりだよ」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:44:58 ID:jWVIZJO.
男「そんなことより、宿題やるんだろ」
幼「.......うん」
ーーー小一時間後
<コンコン
幼母「オホホホー 失礼ー」
幼「うぐっ な、何かな?」
幼母「差し入れでーす」
男「わざわざありがとうございます」
幼母「いいえいいえー」
幼「ほらっ 用が済んだなら出ていきなよ」
幼母「ウフフ それもそうね」ウフフ
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:45:45 ID:jWVIZJO.
幼母「男君、着替えはあるの?」
男「へ??」
幼「ちょっ」
幼母「あら?泊まっていくんでしょ?」
男「? 泊まりはしませんけど」
幼母「あらー?」
幼「んもう!いいからっー!出でって!」バタン!
男「幼馴染のお母さんも変わってないな」
幼「フゥ そ、そうだね お泊まりだなんて子供じゃあるまいし」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:46:18 ID:jWVIZJO.
男「差し入れは嬉しいけど....」
幼「........」
男「なぜ赤飯なんだ...」
幼「君の好物だからじゃないかな?」
男「別に好きでも嫌いでも無いんだが」
幼「いいじゃないか別に 食費が浮いて良かったね」
男「余計なお世話だ」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:47:36 ID:jWVIZJO.
男「....美味い」
幼「炊きたてだからね」
男「この漬け物も」
幼「そうだろうね」
男「そしてこの煮物も」
幼「普段の君の食事を考えれば美味しいだろうね」
男「....うむ」
幼「ちゃんと栄養のあるものもを食べているのかい?」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:48:36 ID:jWVIZJO.
男「んー、....まあ」
幼「どうせプロテインやらサプリメントやらで済ませているんだろう」
男「プロテインは飲んでるけど、サプリメントは逆に金かかるだろ」
幼「ふぅん」
男「白米は自炊して半額の総菜を買う!これにつきるな」
幼「おや?ベランダで自家栽培していたんじゃなかったのかい?」
男「カラスさんがね....」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:49:09 ID:jWVIZJO.
幼「君は小学校の時も朝顔を枯らせていたね」
男「毎日世話してたのになー」
幼「肥料をやり過ぎたんだっけ?」
男「そうそう! たくさんやればやるだけ育つと思ってたからさ」
幼「欲を張りすぎて哀れな結果を招いてしまったわけだね」
男「まだ子供だったしな」
幼「ま、君の場合は栄養が足りなすぎて枯れないか心配だね」
男「一応考えてはいるんだぜ?」
幼「具体的には?」
男「んー、まずはご飯にプロテインをかけてみたんだ」
幼「........」
男「これがとてつもなく不味くてだな」
幼「普通ならかける前に気づくよね?」
男「その時は新たな発見に飢えてたんだよ」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:50:37 ID:jWVIZJO.
男「とりあえず頑張って食べたんだけどな」
幼「食べ物で遊ぶと罰が当たるよ」
男「本気でイケると思ったんだよ」
幼「君のお母さんも大変だね....そんな味覚の息子がいると」
男「うっせぇな....」カキカキ
幼「っげ」
男「どうした?」
幼「も、もうそんなところまで進んでいるのかい?」
男「何驚いてるんだよ」
幼「ちょっと見せたまへよ」
男「写す気だろ」
幼「失礼だね 参考にするだけだよ」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:51:40 ID:jWVIZJO.
幼「見せなよ」ヒョイッ
男「あっ、おい返せ!」ガバッ
幼「フフフ 返してほしくッーーにゃっ!?」
男「うおっ!?」ドサッ
幼「...........んっ.....」
男「いっててて....」
幼「........」
男「す、すまん大丈夫か?」
幼「ど、どさくさに紛れて抱きつこうとしたね?」
男「いやいや!わざとじゃないって!」
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:52:12 ID:jWVIZJO.
幼「汚された....」
男「なっ!まだどこも触ってねえし!」
幼「まだっ!?」
男「いや、だからそういう まだ じゃなくってだな....」
幼「........」ジトッー
男「そんな眼で見ないでっ!」
幼「........君の前では薄着を控えた方がいいみたいだね」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:52:43 ID:jWVIZJO.
男「なっ....!」
幼「ふぅ....騒いだら暑くなってきたよ」パタパタ
男「ッーー」ゴクリ
幼「ほら」
男「ず、ずるいぞ!そんなの誰だって意識するだろ!」
幼「ふぅーん ボクの体でいかがわしい事を考えちゃったんだ」
男「考えてないわっ!」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:53:26 ID:jWVIZJO.
幼「どうかな?」チラッ
男「........、さあ?」
幼「暑い暑い」パタパタ
男「知るか........」チラッ
幼「ほら見た」
男「クソッ!」
幼「君もまだまだだね」
男「これは男子として健全だからこその反応だと思いまーす」
幼「ふぅーーん」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:53:57 ID:jWVIZJO.
男「あぁぁもうっ!」
幼「カルシウム不足かな?」
男「集中できねぇ....そろそろ帰ろうかな....」
幼「っ」
男「な、わけで」
幼「駄目だよ ボクの宿題がまだ途中じゃないか」
男「知るかよそんなの」
幼「君、ボクの部屋を利用しておいてそんな言葉が吐けるのかい?」
男「俺は終わったんだ」
幼「そうかい なら規約違反として」
男「何だよ規約違反って!」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:54:37 ID:jWVIZJO.
幼「私の宿題を終わらせずに帰るなんて規約違反に決まってるじゃないか」
男「ならとっとと終わらせるぞ」
幼「そう、なら教えてくれてもいいよ」
男「ナチュラル上から目線」
幼「向かい合っていやらしい眼で体見られる嫌だから隣にきなよ」
男「帰るぞ貴様」
幼「本気にすると言うことは少なからず見ていたという事だよね?」
男「あぁもう!やるぞ!」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:55:33 ID:jWVIZJO.
幼「ヤルって....な、何をだい?」
男「そのヤルじゃねーよ」
幼「ん?君の言う“そのヤル”というのは一体......」
男「宿題だぼけ」
幼「ボクにはそうは聞き取れなかったけど」
男「もう宿題しましょうよ幼ちゃん....」シクシク
幼「....、随分と懐かしい呼び方やをしたね」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:56:34 ID:jWVIZJO.
男「わからないところは教えるから」
幼「ん……」
男「?」
幼「隣」トントン
男「はいはい」
・
・
・
・
男「これで式ができるだろ?」
幼「....ん」クンクン
男「聞いてる?」
幼「ん、き、聞いてるっ」
男「この式さえできれば後はいつもと同じだよ」
幼「ん わかった」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:57:07 ID:jWVIZJO.
やべ私にしちゃったままだったわ
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:57:40 ID:jWVIZJO.
男「はい次な」
幼「ん 休憩する」
男「うおい」
幼「糖分が足りなくなってね コーヒーを入れてくるよ」
男「あ、俺のも」
幼「380円」
男「高っ」
幼「しょうがない 海より深いボクの懐に感謝するんだね」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:58:11 ID:jWVIZJO.
男「砂糖入れすぎだろ」
幼「うるさいなあ」
男「あぁあぁ糖尿病になるなこりゃ....」
幼「君は?」
男「一個ずつでいいや」
幼「ん」
男「にしても」
幼「?」
男「幼馴染の部屋、そんなに変わってないのな」
幼「汚れるからそんなに見ないでくれるかな?」
男「なぜ汚れるんだ....お?」
幼「?」
男「あれ懐かしいな 俺があげた人形じゃん」
幼「しまッーー」
男「島?」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:58:44 ID:jWVIZJO.
幼「(しまった....隠すの忘れた....)」
男「おちんちん」
幼「あ、あれは処分に困っていてね」
男「結構大きいからなー その人形」
幼「う、うん」
男「なんでベッドの上に放置してんだよ」
幼「それは、その、サンドバッグに使っていてね....」
男「サンドバッグ!?」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:59:17 ID:jWVIZJO.
幼「新しいフェイバリットをその人形で練習するんだ」
男「えぇ」
幼「順逆自在の術はもうできるよ」
男「えぇ...」
幼「ほら、無駄話はいいから宿題の続きをするよ」
男「自分が休憩するって言い出したんじゃねーか」
幼「もう糖分とカフェインの補給は終わったからね」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 22:59:48 ID:jWVIZJO.
男「コーヒーなんて飲んだら眠れなくなるだろ」
幼「ボクは君と違うからね」
男「ワサビ苦手なくせに」
幼「っ」
男「そんなに砂糖入れるなら無理してコーヒー飲むなよ」
幼「うるさいなあ」
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:01:52 ID:jWVIZJO.
・
・
・
・
男「よし、終わりっ!」
幼「ん」
男「今何時....って日付変わっとるがな」
幼「いつまで居座る気かな?」
男「お前なぁ」
幼「夜中まで居座ってボクの寝込みを襲うつもりだろう」
男「誰が襲うか」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:02:25 ID:jWVIZJO.
男「ご両親は?」
幼「とっくに寝ているさ」
男「男の俺がいるのに?」
幼「空気にしか思われてないんじゃないかな?」
男「えぇぇ 一応男女が同じ部屋にいるんだぜ?」
幼「見知らぬ男が家にいるとはワケが違うんだよ)
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:03:04 ID:jWVIZJO.
男「でも俺も帰るかな」
幼「っ」
男「それじゃ」
幼「き、きみ!」
男「?」
幼「なんか汗臭いよ....うん」
男「え?お、俺が?マジ?」クンクン
幼「うん」
男「え?えっ?ずっと汗臭かったの!?」
幼「う、うん!」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:03:36 ID:jWVIZJO.
幼「お風呂に入ってきたらどうだい?」
男「帰ってシャワー入るよ」
幼「シャワーじゃ落ちないよ」
男「いや落ちるだろ」
幼「またガス代ケチる気だね?」
男「夏場は特にシャワーだけでいいだろーが」
幼「だから臭いんだよ、うん」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:04:09 ID:jWVIZJO.
幼「もうこの際だからウチのお風呂貸してあげてもいいけど」
男「けど、お高いんでしょう?」
幼「なんとっ、0円のところタオルも付いて9980円だよ」
男「おお、一万切るのか!やっすぅーい」
幼「今ならボクも一緒に入ってあげてもいいよ」
男「えっ」
幼「おや?本気にしたのかい?」
男「いや....いらないオプションだなーって」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:04:47 ID:jWVIZJO.
幼「そんな事言って、いざボクが入ってきたら喜ぶよね?」
男「そういや、昔は何回か一緒に入ったよな」
幼「うん あっちこっち触られまくったよ....」シクシク
男「いや、全く触ってない」
幼「どうだか」
男「あの時はあんまり女の子として見てなかったわけだし」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:05:20 ID:jWVIZJO.
幼「あの時は?まるで今は....」
男「男と女だろ 一応な、一応」
幼「やっぱり喜ぶんじゃないか」
男「なんでそうなるんだよっ」
幼「せっかく背中くらいは流してあげようと思ったのに」
男「いや、いいって....」
幼「まあとっとと入ってきなよ」
男「おう.......って入らねえよ」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:05:51 ID:jWVIZJO.
幼「沸いてるよ」
男「いやだからって」
幼「お母さんが用意してくれたみたいだ」
男「いやさあ」
幼「君の為に」
男「いや........」
幼「わざわざ、君の為に、厚意で」
男「........はい」
幼「早く入ってきなよ」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:06:32 ID:jWVIZJO.
男「いいのか?」
幼「うん」
男「じゃあ入るよ すぐ出るけど」
幼「ゆっくりすればいいのに」
男「長風呂入ったら眠くなるんだよ」
幼「昔からそうだよね」
男「ま、こんな時間なわけだし....すぐ出ないとな」
幼「........」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:07:12 ID:jWVIZJO.
・
・
・
浴槽
男「(まさか幼馴染の家の風呂に入るとは)」
男「(変な妄想しないうちに出なければ)」
幼「ねえ」
男「うおっ な、なんだよっ」
幼「いや、浴槽で寝てないかと思ってね」
男「寝ねーよ」
幼「そうかい ならいいけどね」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:07:44 ID:jWVIZJO.
男「そろそろ出るところだ」
幼「ふぅん」
男「........お前はそこで何してるんだよ」
幼「? 洗面所を掃除しているんだよ」
男「俺が出れないだろ」
幼「気にせず出てくればいいじゃないか」
男「アホか タオルも無しに」
幼「君のはボクのと違って成長してないだろう」
男「しとるわアホ」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:08:17 ID:jWVIZJO.
幼「まだ10分はかかりそうかな」
男「おい、のぼせちまうだろ」
幼「せいぜい気をつけることだね」
男「ハァ....」
・
・
・
・
男「やっと上がれた....」
幼「顔、真っ赤だよ」
男「横になりたい....」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:09:07 ID:jWVIZJO.
男「のぼせてはいないが、眠くなってきた....」
幼「ふぅん」
男「帰る」
幼「えっ」
男「帰る」
幼「っ」
男「帰って寝る」
幼「そ、そんなフラフラじゃ危ないよ」
男「家隣じゃねーか」
幼「そういう問題じゃないよ」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:09:40 ID:jWVIZJO.
男「眠い」
幼「ボクの部屋のベッドを使わせてあげてもいいよ」
男「誰がつかうか....」
幼「とりあえず具合悪いならベッドに横になりなよ」
男「........」ドサッ
幼「少し休んでから考えるといいよ」
男「ん........そうする........」
幼「うん........」
男「........zzz ....zzz」
幼「....男?」
男「....zzz....zzz」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:10:12 ID:jWVIZJO.
幼「ねぇってば」ツンツン
男「んにょっ........zzz」
幼「寝た?」
男「....zzz....zzz」スースー
幼「よし 男の宿題だけ処分しなくちゃね」チラッ
男「....zzz....zzz」スースー
幼「........」ゴクリ
幼「............」
幼「本当に寝たのかな?」サワサワ
男「んんん........zzz....」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:11:35 ID:jWVIZJO.
幼「君、女の子の部屋でよく熟睡できるね」
幼「.....」クンクン
幼「ボクを女の子として見てるのかい?」
男「zzz....zzz」
幼「........」
幼「........きっと見てくれてるよね?」
男「zzz........zzz」
幼「........」チュ
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:12:08 ID:jWVIZJO.
・
・
・
・
翌朝
男「........ん 朝か....」
男「........朝?........ふがっ!?」
男「こ、ここは!」
幼「ボクの部屋だよ」
男「ぁぁああぁぁ........寝落ち....」
幼「確信犯だろう ベッドまで占領しておいて」
男「えー?俺こんな行儀良くベッドで寝てたっけ?」
幼「うん」
男「えぇー........?」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:12:41 ID:jWVIZJO.
幼「おかげでボクはソファーで寝るはめになったじゃないか」
男「起こしてくれれば....」
幼「居直るのかい?」
男「す、すいません」
幼「まったく....君の図々しさには驚かされるよ」
男「すまぬ....すまぬ....」
幼「この責任はとってもらうからね?」
男「えっ、と.... どうやって取ればいいんですかね」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:13:29 ID:jWVIZJO.
幼「君、今日の予定は?」
男「今日?今日は特に何も無いな バイトも休みにしたから勉強するつもりだった」
幼「そうかい つまり暇人なんだね」
男「いやまあ....そうなのかな?」
幼「なら少し付き合ってもらうよ」
男「はぁ?何にだよ」
幼「何でもいいじゃんか 荷物持ち係なんだから」
男「....は?」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:14:00 ID:jWVIZJO.
ーーー昼
男「で、何買うんだよ」
幼「さあ?」
男「さあ?って」
幼「特に決めてはいないよ 買いたいモノがあれば買っていくけど」
男「重いのは止めような」
幼「そのために君を連れてきているんだけどね」
男「.......ハァ」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:14:35 ID:jWVIZJO.
男「服でも買うのか?」
幼「部屋着のシャツでも買おうかな 薄着のやつ」
男「ふーーん」
幼「今いやらしい妄想をしたね?」
男「いや全く」
幼「ふーーん」
男「なぜ部屋着でいやらしい妄想をしなくちゃならねーんだよ」
幼「じゃあ水着」
男「!?」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:17:19 ID:jWVIZJO.
幼「君も素直な反応するね」
男「してやったんだ どうせ買わないくせに」
幼「つまらないね」
男「まずお前泳げないだろ」
幼「うるさい」
男「一度溺れかけたのを助けてやったっけ」
幼「また昔の話を恩着せがましく....」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:17:52 ID:jWVIZJO.
男「恩着せがましくないだろ」
幼「あ、あれはボクは溺れていたわけじゃなくて....君が出しゃばって助けにくるのが....」
男「ゲホゲホ泣いていたくせにな........」
幼「うるさいなあ せっかく水着を見定めてもらおうと思ったのに....」
男「なにっ!?」
幼「嘘だよばーか」
男「知ってたし」
幼「ちょっと期待したくせに」
男「微粒子レベルでな」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:18:25 ID:jWVIZJO.
幼「ハァ....君とくだらない やりとりをしたおかげでお腹が空いてきたよ」
男「もう昼過ぎてるからなあ」
幼「君のおごりとは言え いいものを食べたいね」
男「んんん?」
幼「どうしたのかな?そんな顔して」
男「なーんで俺が奢ることになってるんだ?」
幼「当たり前じゃないか....今のご時世、初デートでは男子が奢るのがマナーなんだよ」
男「なんだよデートって」
幼「ッッッ、デ、デートてととと言うのはねっ......その、周りから見たらボクらはアレにゃんだよ?」
男「にゃん?」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:18:56 ID:jWVIZJO.
幼「男女二人でお店に入ったらカップルに見えるだろう?」
男「んー、まあそうだな」
幼「と、言うわだよ これは疑似デートなんだ」
男「疑似デート......」
幼「君、昨日お給料日だったじゃないか」
男「なんで把握してんの?」
幼「2つ掛け持ちしてて15日と25日がお給料日なことくらい知ってるよ」
男「........」
幼「つまり財布の紐はゆるゆると言うわけだ」
男「カッチカチやぞ」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:19:29 ID:jWVIZJO.
幼「さっ、どこかお店に入ろうか」
男「ハァ....」
幼「ここは学生らしく、ゼイサリアにしよう」
男「いい心構えだ」
幼「デザートもドリンクバーもしっかり注文するけどね」
男「」
幼「ほら、入るよ」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:20:04 ID:jWVIZJO.
幼「フライドポテトとタコのカルパッチョとたらこクリームパスタと食後にストロベリーアイスをください」
店員「おちん」
男「ミラノ的ドリアで....」
店員「ちん」
幼「ドリンクバー二つ」
男「」
店員「おちんちん」
幼「以上で」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:20:54 ID:jWVIZJO.
幼「せっかくドリンクバーを注文したのだからつぎにいかないとね」
男「まったくだ」
幼「君の分も入れてきてあげるよ」
男「烏龍茶で」
幼「ミックスね」
男「は?えっ?」
幼「はい 君の分」
男「なんだこの色!?」
幼「美味しいよ 多分 」
男「これを飲めと....?」
幼「炭酸入ってるし平気だよ」
男「なんで平気になるんだっ!」
幼「.......パシらせておいて酷いね」
男「........」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:21:29 ID:jWVIZJO.
・
・
・
幼「うん 美味しかった」
男「な」
幼「さて」
男「出るのか?」
幼「ん その前に」
男「あぁトイレか」
幼「それは言葉に出すものじゃないよ」
男「はいはい」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:22:17 ID:jWVIZJO.
・
・
・
・
ーーートイレから戻って
幼「あれ?....男がいない」
幼「........」
店員「さっき会計済まして出て行きましたー」
幼「っ....」
ーーー店の外
男「おっ、やっとか」
幼「むぅ、レディに対して失礼だよ」
男「怒んなって」
幼「食い逃げかい?」
男「怒るぞ」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:22:59 ID:jWVIZJO.
男「ちゃんと払ったよ」
幼「えっ....えっと、いくらかな?」
男「安かった」
幼「........」
男「ほら行こうぜ」
幼「ゼイサリアごときでドヤ顔かれるなんて」
男「くそっ!会計払わないで店出ればよかった!!」
幼「これじゃあ君に借りができたみたいで気持ち悪いね」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:23:29 ID:jWVIZJO.
男「別にいいだろ」
幼「よくないよ これはボクと気分的な問題なんだ」
男「いつも世話になってるからさ」
幼「........」
男「なんだよその顔」
幼「君に借りを作るなんてもってのほかだからね」
男「借りって言ったってたかが昼飯じゃんか」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:24:01 ID:jWVIZJO.
幼「い、一応言っておくけどね ボクはちゃんと払うつもりだったんだよ?」
男「で、本当に俺に奢られたから気に食わないとな?」
幼「まあその通りだね」
男「俺も幼馴染に奢るつもりだったんだ 」
幼「本当かな?」
男「それでもって、いざ会計になったら幼馴染が割り勘にするだろうから先に会計しただけだし」
幼「ッ........」
男「もういいだろ 俺へ自分の意志で金払ったんだから」
幼「........」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:24:32 ID:jWVIZJO.
幼「これじゃあ本当に君に借りができたみたいじゃないか」
男「だーかーらー」
幼「........オホン」
男「?」
幼「君が奢ったんだ ボクも何か恋人らしい行動を取らないとね」
男「奢るのって恋人らしいのか?」
幼「もちろん デートだもん」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:25:04 ID:jWVIZJO.
男「恋人らしい行為ってなんだ?」
幼「んー ....う、腕を組んであげてもいいよ」
男「腕っ!?」
幼「うん」
男「そそそ、それはさすがにアグレッシブ過ぎないか....ッ」
幼「フフフ 腕を組むくらいどうってことないだろう」
男「い、いやそっちはどうってこと無くても恥ずかしいのだが....」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:25:36 ID:jWVIZJO.
幼「なに赤面しているんだい?」
男「してねーよっ」
幼「本当はしてほしいんだろう?」
男「誰がッー」
幼「ほら」グイッ
男「おっふ......」
幼「..........ど、どうだい?」
男「はい」
幼「はいって....」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/09/13(日) 23:26:14 ID:jWVIZJO.
男「はい」
幼「どうなんだい?」グイッ
男「いや、はいまあ腕を組んでるなあって......はい....」
幼「もっと喜びたまへよ」ムニュッ
男「ッッ!?(こ、この腕に当たる感触はまさしく!)」
幼「どうなんだい?」
男「は....はい........はぅっ」
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