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マリオ「良い加減姫助けるの疲れた」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 19:20:08 ID:qOytLpwk
※ギャグです。Nintendoに怒られるわこれ笑
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 19:23:02 ID:qOytLpwk
マリオ「良い加減姫助けるの疲れた」
みんな「?!」
マリオ「だってさ、助けても助けても拐われるじゃん。意味ねぇよ。助ける→拐われる→助ける→拐われる→助ける→拐われる」
マリオ「この無限ループだよ」
みんな「た、確かに…」
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 19:30:41 ID:qOytLpwk
ピーチ「あら、それを言うならわたくしも、もうわたくしだって拐われるの疲れましたわ」
マリオ「それに―」
ピーチ「わたくしの言葉ガン無視ですのね」
マリオ「俺も休みが欲しい」
みんな「?!」
マリオ「だってさ、ピーチを助けて、落ち着いたと思ったらマリオカートだ。それが終わったと思ったら、テニスだの、サッカーだの…まともに休んだ事なんかありゃしないんだよ」
ピーチ「なら、休暇を貰ったらどう?」
キノピオ「しかし!マリオが休暇を取ればNintendoは倒産します!絶対に!」
みんな「うーん」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 19:44:37 ID:qOytLpwk
マリオ「バーロー!俺だって生きてんだ!機械じゃねぇんだよ!」
キノピオ「不死身ですけどね」ボソ
ピーチ「バーローって…漫画違うわよ」
ルイージ「僕も!不満がある!もう永遠の二番手なんて言われるのはこりごりなんだ!」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 20:52:07 ID:Hc3qwrHg
別にいいんだけどできれば一作品終わらせてから新スレ立ててくれないかな?
あんまりスレの乱立って好まれないからさ
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/30(日) 23:18:38 ID:IAAqzebg
キノ爺「つけ上がるなよ平民、配管工なんて底辺職が姫とお近づきになれるだけありがたく思え」
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/08(月) 01:58:23 ID:DRVM7moQ
こういうネタっていつの世代でも必ずかかる麻疹みたいなもんなんだなあとしみじみ思った
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/12(金) 19:34:50 ID:D1pEGmLg
すみません、なかなか来れてませんでした(汗)
>>5
ごめんなさい、他のスレは諸事情により
休止させていただきます。
>>6
マリオ「つ、つけ上がって何かない…です」
>>7
お楽しみいただけましたか?
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/12(金) 19:45:22 ID:D1pEGmLg
>>4
の続きから
マリオ「諦めな、俺には勝てない運命なのさ…」
ピーチ「格好つけてますわね」ハァ
ルイージ「そんな…!勝ちたいんだ!永遠の二番手なんて言われたくない!」
ピーチ「切実過ぎて何か可哀相ですわね」
キノピオ「叶わない願いですけどね…」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/11(水) 21:48:22 ID:6Qq00zBo
『20時からマリメ2バトルS耐。
発散にサンドバッグを添えて。A3463〜』
▽DBD/マリメ2
(16:39〜)
ttps://twitch.tv/kato_junichi0817
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:06:34 ID:rN2U.Lj6
「なあ、暫く俺のプラスルとマイナン預かってくれないか?」
突然の友人の申し出に、俺は怪訝な視線を送り返した。
「何でだ?」
俺の問いに茶を濁した友人は、顔を俯かせて呟く。
「いや、これから洞窟に行くんだけど、この前地面ポケモンにボロ負けしたのが切欠なのか、
二匹とも洞窟に入りたがらないんだ」
なるほど、そういう事か。
勝負の経験があまりないコイツの事だ。いきなり洞窟なんか行ってボロ負けするのも無理はない。
「そうか。分かったよ」
「何日かそこで他のポケモンを修行させようと思ってるから、そうだな……。
一週間ぐらいは預かっててくれ」
俺は渋々だったが、とある良案を思い付き、気が付いたら首を縦に振っていた。
「サンキュー!じゃあな、行って来るぜ!」
「ああ、頑張れよ」
そんなこんなで、俺の良案は早速実行に移されようとしていた……。
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:07:11 ID:rN2U.Lj6
父親が科学者である為、俺の自宅には沢山の科学薬品が置いてあった。
硝酸や硫酸などの危険物もある。
とりあえず近所のペットショップで大きな籠を一つ買って、プラスルとマイナンを其処に閉じ込めた。
特に抵抗もなさそうな二匹は、不思議そうに首を傾げている。
一先ず警戒されないようにある程度は馴らしておいた方がいいな。
俺はバッグからオボンの実を取り出し、二人にそれぞれ一つずつ食べさせてやった。
「ぷらぁ!ぷら、ぷらぁ〜!」
「まいまい!まぁい!」
喜び飛び跳ねながら実を受け取った二匹は、ほぼ同時にオボンの実を口に運んだ。
実に美味そうに食べるのでつい気を許してしまいそうだったが、
近頃の俺は成績が優秀であるからという理由から、同級生に卑劣なイジメを受けていた。
その気晴らしに丁度いいと考え、コイツらを引き取ったんだ。
これからじっくり虐め倒してやらないと気が済まない。
少なくとも、俺のイジメられ生活に幕が下りるまでは。
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:07:53 ID:rN2U.Lj6
翌日、学校で朝から下校時間まで散々なイジメに遭った俺は、帰宅するなりズカズカと階段を駆け上った。
心配そうな声で呼びかけてきた母親には愛想笑いを向けておいた。少なくとも両親に不安は覚えさせたくない。
俺が部屋に入ってくると、プラスルとマイナンが笑顔で迎えてくれた。
が、今の俺にはそんな笑顔すら憎らしく思えた。
現場を見られないよう部屋の鍵をきつく閉め、もしもの事を考えて扉の取っ手をガムテープで固定して動かないようにした。
内側からは容易に剥がせるようにしたので問題ないだろう。
何故開けないのと言われたら「勉強に集中したいから」とでも返せばいい。
準備を終えた俺は、乱暴に籠を持ち上げ、逆さまにしてプラスルとマイナンを床に落とした。
柔らかいカーペットを敷いてあるからかそんなに痛みはなかったようで、マイナンはすぐに立ち上がり優しい笑みを見せてくれた。
が、対するプラスルはというと急所を思い切りぶつけてしまったようだ。反抗的な視線を俺に向けている。
「何ガン飛ばしてんだよ!!」
俺はいきり立ってプラスルの腹に蹴りを入れた。
「ぷらぁあ!!」
プラスルは近くの壁に背中をぶつけ、悲鳴を上げた。
俺の部屋の扉は防音効果もあるらしいから、どれだけ悲鳴を上げられようともコイツらが誰かに助けてもらえる可能性はない。
俺は冷酷に笑って、プラスルの耳を乱暴に掴み上げ、その可愛らしい顔に何度も拳を殴り付けた。
「ぷら!ぷらぁ!!ぷらぁぁ!!」
プラスルは俺の腕力に抵抗出来ず、されるがままになっている。
頬の皮が剥けてきて、少しばかり血も出てきた。
その血が手に付くのが嫌なので、俺はプラスルをいったん籠に戻した。
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:08:48 ID:rN2U.Lj6
気付くと、マイナンは先程とは比べ物にならない引き攣った険相で俺を見ている。
完全に怯えさせてしまったようだ。
なんと言うか、どうもこのマイナンは俺としては憎む事が出来ない。
あんな可愛らしい笑い方をされてしまったら、どんな感情に任せたって暴力を振るう事なんて出来ないだろう。
俺は自分の情の厚さに戸惑いつつも、二匹を置いて部屋を出た。
階下に行くと、母親が微笑しつつ甘そうなパンケーキを差し出してきた。
「勉強、大変でしょう?息抜きに食べなさい」
そんな母親の気遣いが嬉しくて、俺は自然な笑みを返しながらパンケーキを口に運んだ。
そして食べ終わると即座に父親の研究室へ入ろうと足を進めた。
「お父さんの研究室に用があるの?」
「うん、ちょっと見た資料があるんだ」
適当な嘘を吐き、俺はそそくさと研究室に入り込んだ。
まず初めに、大きな机に積まれた沢山の書類が目に入った。
こんなに沢山の資料を書いているのか、よっぽどの暇人だな。
そう思いながら、とにかく目的のモノを得ようと、俺は薬品棚に目を移した。
長ったらしい片仮名の羅列が広がっており、どれがどれだか分からない。
が、几帳面な父親の性格が影響してか、全て薬品名の五十音順に並んでいるようだ。
「硝酸、硝酸……」
呪文のように呟きつつ、俺はサ行の薬品が並んだ段を見た。
すると、意外とあっさり硝酸は発見出来た。
手短な小瓶に液体を移し、大きめのポケットにそれを詰め込むと、また足早に二階の部屋へと戻っていった。
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:09:28 ID:rN2U.Lj6
部屋では、マイナンが息を荒くして籠の中に座り込んでいるプラスルに必死で呼びかけていた。
相棒の危機を察したんだろう。よほど仲がいいんだな。
そんな事を思いつつ、俺は今度はプラスルを籠から引っ張り出し、マイナンを籠の中に入れた。
そして、戸棚から今度はガラスケースを取り出し、其処にプラスルを放り込んだ。
息が詰まるようなガラスの中でもがくプラスルを見て虐待心が盛り立った俺は、即座にポケットから硝酸を取り出した。
良く分からない物の出現に、プラスルは少なからず驚いている。
しかし、俺は容赦なくその硝酸をプラスルの頭に少量零してやった。
「ぷらぁ?……ぷらぁあああああああ!!!」
最初はただの水とでも思ったのか余裕な顔をしていたプラスルだが、徐々に硝酸が皮膚を溶かしていくのに気付いて絶叫し始めた。
その反応が面白すぎて、今度は顔全体にかかるようにプラスルの正面から硝酸をぶっかけてやった。
「ぷらああああああああぁあ!!!ぷら、ぷりゃらあああ!!!」
可愛らしかった顔にヒビが入るかのように、あちこちの皮膚がどんどん爛れていった。
瞼や鼻、独特の模様が入った頬までもが原型を忘れたような姿になっていく。
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:10:16 ID:rN2U.Lj6
我を忘れたかのように痛ましい金切り声を上げるプラスルは、恐ろしさに耐えかねてかそのまま動かなくなってしまった。
ただ、がたがたと肩を震わせているところから意識はあるらしい。
と、俺は膀胱が疼いているのに気付き、俺は歯を歪ませるように笑った。
そしてすぐさまにプラスルをガラスケースの中で仰向けにし、その口に目掛けて放尿した。
「ぷりゃあ!!ぷら……ぷ、ぷりゅあ……ぷらあ!!」
突然の事に何が起きたか分からないのだろう、プラスルはただ混乱して手足をじたばたさせた。
しかし、仰向けのままでは吐き出す事も難しく、自らの口に入り込んでくるその黄色い液体を飲み込んでいた。
「ぷりゅっ、ぷりゅうぅ……う、ぅうあ……ぷらあぁあ……」
今まで含んだ事のない味に抵抗があるようで、プラスルはとうとう目尻に涙を溜め出した。
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:11:13 ID:rN2U.Lj6
「プラスル、こんな物は飲みたくないって顔だな」
プラスルは泣き顔を頷かせる。
肯定すればやめてもらえるとでも思っているのか、甘いな。
「飲まなければいいんだろ?じゃあ、これはどうだ?」
俺は尿の行き着く向きを少しずらした。
その先にあるのは、プラスルの小さく飾りのような鼻。
「ぷりゅああ!?ぷる、ぷらぁあ!!」
鼻の穴から何かが入り込む感触を嫌がり、プラスルは顔を左右に振った。
俺もそれに合わせてモノの向きを変える。
「ぷりゅああ!ぷりゃ、ぷら、ぷらぷらあぁ……」
中断を懇願するプラスルの泣き顔は今の俺にとっては芸術その物だ。
「俺に反抗した罰だ!やめてほしいなら、それなりの礼儀ってモンを見せるんだな!!」
「ぷりゅ、ぷりゅぁあ……ぷらぁ……」
鼻から漏れ出した尿は、嫌がっていた口にも入っていった。
だが、もう抗うのを諦めたのか、プラスルはもう動かない。
ただ目からぽろぽろと涙を流しているだけだ。
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:11:52 ID:rN2U.Lj6
そのうち、俺のモノから吹き出ていた尿は停止を見せた。
ティッシュが切れていたので、プラスルの口にモノを含ませて代わりに拭かせた。
「晩ご飯よー、降りてらっしゃい!」
母親の声が聞こえたので応答を返し、涙と硝酸の効果でぐちゃぐちゃになった顔のプラスルをマイナンと同じ籠に入れてやった。
一時だけ相棒との猶予を与えてやってもいいだろう。
「……ほら、お前らにも晩ご飯をやるよ。仲良く食べな」
モモンの実をそっと差し出してやると、俺は何事もなかったかのように夕食へと顔を出しにいった。
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:12:24 ID:rN2U.Lj6
夕食を終え、俺は家族と暫く談話した後、自室に戻った。
籠の中の二匹は、腹は膨れているようだったが、やはり不安そうな顔をして俯いている。
「そんなに怯えるなよ。何も殺したりはしない」
俺は小さくなって身を強張らせているマイナンを抱き上げた。
すっかり怖がらせてしまったようだ。もう俺に懐きそうにない。
だったら虐めるまでだ。
プラスルと同様に滅茶苦茶にしてやろう。
「マイナン、ちょっと待ってろよ」
先程プラスルを入れていたガラスケースを取り出し、中にマイナンを入れた。
そして母親の裁縫箱から掠めてきた数十本の針に糸を通し、ガラスケースの蓋に取り付けた。
手に取ってみると、いい調子に針が蓋から糸によって吊るされている。
俺はこれから起こる事を想像して楽しくなり、楽しげにその蓋をガラスケースに被せた。
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:12:58 ID:rN2U.Lj6
「まっ、まあぁ……!?」
針が刺さると思ったのだろう、マイナンは涙目で迫ってくる針を凝視している。
しかし、全ての針はマイナンの身体に刺さるまであと数ミリと言った所で静止した。
これが狙いだ。
「ほら、マイナン。少しでも動いたら針がお前の身体に刺さっちまうぞ」
「まあぁ、まい、まぁい……」
ぶるぶると震えるマイナンは、しかし身動きを許されない。
此処で針を刺しまくって傷付けるよりも、こうしてじわじわと精神的に追い詰めていった方が楽しいに違いない。
「其処から出られるまで、飯は食わせねえぞ。勿論トイレにも行かせない」
その俺の申し出に相当衝撃を受けたのか、マイナンは目を見開いて俺を見やった。
「さあ、頑張れよ、マイナン。ちゃんと出られればたくさん飯をやるからな」
淡々と告げて、俺は明日を楽しみにしつつベッドに向かった。
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:13:45 ID:rN2U.Lj6
夜中、マイナンの泣き叫ぶ声が何度も聞こえた。
だが、そのうち俺も腹が立って、
「これ以上喚いたら一声につき一本、身体に針刺すからな」
と脅しておいた。
すると当たり前のようにマイナンは黙りこくり、俺も安心してゆっくり眠る事が出来た。
明日はいい日になりそうだ。
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:14:32 ID:rN2U.Lj6
翌朝目が覚めると、俺はまず一階にいる母親と朝食を摂った。
その時、
「今日は午後まで図書館に行って勉強してくる。昼飯は勝手に食べるから要らないよ」
と言っておいた。了承を貰えたので、勉強道具らしい物を鞄に詰めて玄関を出る。
が、俺は勉強するつもりなんてなかった。
こう言っておいて、一日じっくり二匹を虐める気でいたのだ。
俺は予め部屋の窓から垂らしておいたロープで上まで攀じ登り、即座に帰宅した。
二匹とも、実に幸せそうに眠っている。
俺の虐めから逃れる事が出来ているんだから、相当嬉しいのだろう。
だが、俺はそんな二匹のうち、まずはマイナンを起こす事にした。
閉じ込めたガラスケースを外側から叩いてみた。
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:15:05 ID:rN2U.Lj6
目覚めたマイナンは、俺を見るなり突然目に涙を浮かべ始めた。
そのうち何かに気付いたように、自分の全身を満遍なく見渡す。
どうやら針が刺さっていないか確かめているようだ。
一本も刺さっていないのが分かってほっとしたのか、マイナンは安堵の息を吐いた。
が、その安心も束の間だ。
俺は針を吊るした糸を一本だけ掴み取り、マイナンの腕目掛けて軽々しく落とした。
優美なまでの直線を描いて落下していく針は、マイナンに激痛を味わわせる。
「まぁあ!?」
恐らく悪戯をしている子供の内心は今の俺の心境に酷似しているんだろう。
そんな事を思いながら、俺は次の糸を持ち上げ、今度は足に落とした。
「まぁああ!!」
痛い場所を撫で擦る事も出来ないマイナンは、ただ打ち付けるように襲い来る痛みに叫びを上げるしかなかった。
次は何処に穴を開けてやろうか――。
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:15:41 ID:rN2U.Lj6
「ぷらぁ!!ぷら、ぷらあ!!」
悩んでいると、背後からプラスルの怒ったような声が聞こえた。
相棒を傷付けられたのか悔しいのだろう。
「今マイナンにやっている事をやめて欲しいんだな?」
プラスルは険しい表情で頷いた。
「分かったよ。やめてやるよ」
俺は素直にプラスルの言い分を聞き入れ、上手くマイナンをガラスケースから出してやった。
マイナンはプラスルを見るなり感謝の視線を向け、改めて相棒の大切さを学んだようだ。
「さて、今度はお前の番だぞ」
優しく赤ん坊を宥めるような声を出し、俺はプラスルを抱き上げた。
そんな俺を見て、マイナンは今度はプラスルが虐められるのを悟ってか、俺のズボンにしがみ付いた。
そして嫌々をするように首を大袈裟に振っていたが、俺はそれを無視して改めて部屋からロープを伝って外へ出た。
これから何をされるか分かったもんでもないプラスルは、困惑と焦燥を顔に表している。
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:16:14 ID:rN2U.Lj6
顔の彼方此方が爛れたプラスルを誰かに見られてはいけないと思い、俺は家の物置から一つバケツを取り出し、それにプラスルを入れた。
上から様子が伺えてしまうので、少し高めの位置に抱える。
俺が向かったのは、少し家から距離のある大きな公園だ。
休日だからか、楽しそうに遊んでいる子供や家族がわらわらいる。
それらの人間と何度かぶつかりそうになりながら、俺はその公園の大きさに比例しない小さな公衆便所に辿り着いた。
「ぷらぁ……?」
此処で何をするのか全く予想が出来ないのか、プラスルは全く恐れた様子を見せない。
そして、俺は狭い個室に入ると、常人と同様にズボンを引き下げた。
実はさっきから用を足したかったのだが、ただでするのは気に食わないので――。
こうする事にしたのだ。
「ぷら!ぷらぁ!?」
俺はバケツに壊れない程度に浅く腰を下ろした。
まだ明るいうちとは言えど、此処は狭い個室の中だ。バケツの中は真っ暗だろう。
プラスルは頼りない声を出している。やはり暗闇の中だと誰でも不安になるもんなんだな。
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:16:46 ID:rN2U.Lj6
「待ってろよ、今から少なくとも真っ暗闇からは抜け出させてやるよ……」
プラスルの怯えた様子を想像して胸を躍らせながら、俺は下半身に力を込めた。
――よし、出るぞ――。
「ぷら!ぷらぁああ!!!」
突如に頭上から降ってきた正体不明の物体に混乱するプラスル。
茶色くて、とても自ら嗅ぎたいとは思えない悪臭と、液体とも固体とも言えない独特の感触を持つ――ソレ。
「ぷ、ぷらぁああ!!」
「気持ち悪いか?悪いがもっと出るぞ……結構我慢してたんだからな」
幼児が使う玩具の椅子のような音と共に、俺の尻は勢いを止めずプラスルに汚物を浴びせ続ける。
「ぷら!ぷりゃぁ!!……ぷっ、ぷぶ……」
口に入ってしまったのか、プラスルの悲鳴が苦しそうな物に変化を遂げた。
が、うちに汚物の出は収まり、俺はふうとため息を吐いた。
「ぷりゅ……ぷりゃぁ、ぶぷぅ……」
プラスルは意味の分からない声を上げている。
混乱していたのが少し落ち着きを見せているようだ。
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:17:39 ID:rN2U.Lj6
しかし、これだけじゃ終わらない。
「……プラスル。身体を流してやるよ」
宣告し、俺は腰の位置を変えて、昨日もしてやったように尿を吹きかけた。
「ぷりゃぁあああ!!ぷらっ、ぷら、ぷらぁあ!!」
身体に付いた汚物を洗ってやる代わりに、今度は尿に濡れる。
コイツの身体に清潔なんてのはもう二度と訪れないんだ。
「ははは!!プラスル、気持ちいいか?気持ちいいだろ!?」
「ぷりゅああ!!ぷりゃあ、ぷりゅうぅ!!」
悲鳴を上げるのも儘ならず、プラスルはバケツの中で暴走している。
そして尿が止まると、俺は立ち上がってズボンをしっかりと履いた。
やっとの事で虐めが一段落し、プラスルは嬉し涙を流していた。
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:18:12 ID:rN2U.Lj6
汚物と尿が入り混じった不快な液状をトイレに流し、俺は公衆便所を後にした。
まだ臭いが残っているのか、プラスルは頻繁に腕や足に鼻を寄せている。
とりあえず、マイナンも待っている事だし自宅へ帰ろう。
あ、そういえばあのロープが見つかった時の言い訳を考えておかなくちゃいけないな。
「うーん……お?」
俺はある事に気付いた。
自宅と公園との道のりの途中、凶暴なグラエナを飼っている家があるんだ。
その家の周りは人間でさえも怯えてしまって誰も通らないはずだ。
――よし。
周囲の視線を見計らい、俺はその家に早足で向かった。
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:18:53 ID:rN2U.Lj6
やはり家の周りには人影一つ見えない。
これならいけるだろう。
見ると、無防備に晒された庭の中に、目付きの悪いグラエナがいた。
俺を酷く威嚇しており、今にも噛み付いてきそうだ。
「ばうっ! がるぅうう、ばうっ! わう!!」
グラエナは煩く吠え、俺に早く立ち去れとでも言っているかのようだ。
しかし俺には此処を見す見す去るつもりはなかった。
俺はバケツの中で悪臭を撒き散らすプラスルを、グラエナの待っている庭にそっと放してやった。
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:19:35 ID:rN2U.Lj6
すると、すぐさまにグラエナがプラスルに向かって突進してきた。
「ぐるううう!! ばうっ、ばううっ!!」
気高ささえ感じさせるその吠え方に、プラスルは硬直してしまって動かない。
逃げないとあまり面白くないのだが、まあこれはこれでいいだろうと思い、俺は目の前の光景をじっくり観察していた。
そんな俺には目も向けず、グラエナはプラスルを押し倒し、狂ったように襲い掛かる。
「ぷっ、ぷらぁ!!」
「がるうううああ!!」
気が立っているのか、グラエナの襲い方は実に残虐だった。
まず、小さなプラスルの腕に食い千切らんばかりの力で歯を立てた。
「ぷううっ!? ぷっ、ぷらぁああ!!!」
激痛に目を瞑るプラスルを見て、グラエナも興奮してしまったようだ。
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:20:06 ID:rN2U.Lj6
グラエナは尚に力強くプラスルの腕に噛み付き、なかなか離そうとしない。
どうにか逃れようとプラスルは抵抗していたが、そのうち痛みで意識が霞んでいるのか、力なく倒れ込んだ。
もはや無抵抗に近いプラスルを、グラエナは気に入った玩具で遊ぶ子供のように好き勝手に弄んだ。
歯の痕からは血が糸を引くように零れている。
そこで俺は、プラスルを一度此方に引き寄せた。
そして、吠えかかるグラエナに向かって一つの木の実を投げてやる。クラボの実だ。
恐らく激しめの性格をしているグラエナの事だ。プラスル達とは違って、甘い木の実よりも多少辛い木の実の方を好むだろう。
グラエナは、最初は疑ってか投げ出された木の実をくんくんと嗅いでいたが、害がないのを察し、それを口に含んだ。
直後、嬉しそうな顔をして尻尾を振ってきた。気に入ってくれたようだ。
もっとと強請るように尻尾を振るグラエナを見て、俺は最後の仕上げをしてやろうと考えた。
俺の腕の中にいるプラスルの両腕に、クラボの実を巻き付けたのだ。
そのままの状態で、プラスルをまたグラエナの目の前に置いてやる。
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:20:51 ID:rN2U.Lj6
勿論、グラエナは木の実に惹かれてプラスルに駆け寄った。
そして、どうにかその腕から木の実を取ろうとするのだが、しっかり巻き付いている為にどうしても咥える事が出来ない。
「さあ……グラエナ、どうする?」
グラエナは、どうにかしようと頭を回らせているようだが、閃きが浮かばないようだ。
そして暫くして、食欲に負けてしまったのか、遂に――。
「ぷらああああああっ!!!」
その腕ごとを噛み切ってしまう事にしたのだ。
律儀な事に、グラエナはプラスルの両腕を揃えさせ、一気に両方とも千切ろうとしている。
「ばるぅうっ! がるううっ!!」
「ぷらああっ!! ぷらっ、ぷらああああ!!!」
先程と比較にならない痛みに、プラスルは哀しさ、苦しさ、全ての負の感情が入り混じったような物凄い表情をして叫んだ。
しかし、その叫びも虚しく、プラスルの両腕はまるで餅のように安易に身体から離れ、グラエナの口に入り込まれていった。
「ぷらああああああああああああああっ!!!」
血を吐くかのような叫びを上げ、プラスルは目の前で自分の腕を実に美味そうに食べるグラエナを見て、恐怖におののいていた。
本来なら足も同じようにしてやろうと思ったのだが、グラエナが腹を満たしてしまったのか、小屋に戻って眠りについてしまったので止むを得ず其処で中断した。
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:21:35 ID:rN2U.Lj6
帰宅する頃には、すっかり日は昇り、時刻は正午に達しようとしていた。
そろそろ昼食を摂らなければならない。だが、その前にこのプラスルを部屋に置いてこなければ。
しかし、それだけの為にこのロープを伝うのは面倒だ。意外にもこの行動にはかなりの体力が要る。
俺は仕方なく、両腕を欠落したまま治療すらしてもらっていなく、ただ痛みに耐えるだけのプラスルを、窓に向かって放り投げた。
「ぷらっ!? ……ぷらあああっ!!」
プラスルは美しい弧を描いて、部屋の窓に入っていった。我ながら優れた投球力を持っているなあと思う。
恐らく床か何処かに激突したのだろう、何かが硬い物に当たる音がした。
何はともあれ、無事にプラスルを部屋に送り届けた俺は、適当に昼食を摂ろうと街へ出かけた。
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:22:07 ID:rN2U.Lj6
街には、溢れんばかりの人込みが出来ていた。
俺はこういう中で人と人の間をすり抜けていくのが得意だ。行きつけのファーストフード店に向かってするすると歩いていく。
「……あ。おーい!!」
聞き覚えのある声が背後から聞こえたので、俺は其方を振り返る。
すると、プラスルとマイナンを俺に預けてきたあの友人が朗らかな笑顔を湛えて立っていた。
「おう、お前か。修行はどうしたんだ?」
問うと、友人はにたりと笑い、土の匂いのする顔を寄せてきた。
「いやー、実はさ、あの洞窟ですんげー強いポケモンを捕まえたんだ! しかも、試しにポロックをあげまくったら俺に懐いてくれてさ! もう俺に絶対忠実になっちまって、使い勝手がいいわけよ、これが」
楽しそうに言葉を並べる友人は、にこにこして話を続ける。
「そんでさ、そいつ……えーと、何て言ったかな? コドラ、だっけ? ちょっとの間だけ洞窟で修行させてみたんだ。そしたら何か進化しちゃってよ! ボスコドラとかいうのになっちゃってさ! もう強いの何のって! だから修行の必要もないと思って、帰ってきたんだよ」
俺は、背筋に寒気が走るのを感じた。
まずい。この流れだと間違いなく二匹を返せと要求されるだろう。
――どうするか。
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:22:58 ID:rN2U.Lj6
「でさ、あの二匹の事なんだけどさ」
言い訳を考える猶予も与えてくれず、友人は即座に俺の弱点を突いてきた。
どうしよう、どう言う?
実はあの二匹は病気をしてしまって、その病原菌が新種の物だった事が分かって、俺の父親の研究に使わせてもらいたいからもう少し預かっていてもいいか、とか……よし、それで行こう!
「お前も扱ってて分かったと思うけど、片方は凄く純粋で可愛いんだけど、もう片方は愛想がなくてすんごく生意気だろ? 正直言うと、もうアイツらの面倒なんて見たくないんだ」
「……え?」
予想だにしない言葉に、俺は唖然として友人を見やった。
彼は少しすまなそうな表情で頭を掻いている。
「第一、もう俺には最強のパートナーが出来たんだ! もうアイツらは要らねえ。だからさ、悪いんだけどペットとかその辺として貰ってくれないか?」
恐らくその時の俺は、そのまま美術品として提出出来そうなぐらいの満面の笑みを浮かべていた事だろう。
虐めがバレない事への安堵と、これからもその残虐な行為を続行出来る事への喜びとで形成された、笑みを。
「ああ、勿論だ! 二匹とも凄く可愛いからな! 多少の無愛想はしつければどうにかなるって! ていうか、むしろ無愛想な方が可愛かったりするじゃん?」
「ははは、お前いい趣味してるぜ。じゃあ、頼むな! 本当にありがとう!」
今なら何でも出来そうな気がするぜ、ジムでも行ってみようかな?などと調子のいい事を言い出し、有言実行の彼はうんと頷き、断りもなく手を振りながら去っていった。
その向上心にはある意味で感心するものがある。
「……ふふ、これからももっと一緒にいられるな。プラスル、マイナン」
誰にも聞こえないようにそっと呟きながら、俺は自分の腹の音を合図に目的地のファーストフード店まで駆けていった。
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:23:31 ID:rN2U.Lj6
適量の昼食を摂り終え、俺は足早に自宅へ向かった。
すっかり調子を取り戻した俺は、軽々しくロープを上って部屋に辿り着く。
其処には、床に伸びているプラスルと、それを哀れむような目で見ているマイナンがいた。
マイナンは俺の帰ってきた事に気付くと、大袈裟なほどに飛び上がって仰天した。
眠っていたプラスルは、俺がちょっと立てた物音に機敏に反応して目を覚ました。二匹ともいい迎え方をしてくれるもんだな。
「さて、今度は何をしようかな」
両手がない為に起き上がる事も出来ないプラスルを、マイナンが支えてやっているところにわざと聞こえるように声をかける。
二匹は俺を凝視した後、意思疎通するかのようにお互いを見たが、この事態からの打開法は双方に伝わってこなかったようだ。
ため息を吐き、全てを諦めたかのような絶望に満ちた表情をした。
「……そうだな……久々に科学の勉強でもするかな」
俺はそう言って机に向かい、本棚から化学薬品の解説本を取り出した。
学校で配られた物だが、去年数回授業で使われただけで、殆ど放置に近い扱いを受けていた本だ。
意外な俺の行動に驚いただろう、二匹はきっと俺の背後で頭上に疑問符を浮かばせている事だろう。
俺が探していたのは、硝酸よりも二匹を苦しめる事の出来る化学薬品探しだった。
今は肉体を傷付ける硝酸のような物よりも、精神をじわじわと痛めつけられる薬品が欲しかった。
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:24:16 ID:rN2U.Lj6
「……そうだ」
俺は薬品を探すよりも、もっと卑劣な虐めを思い付いた。
そうさ、こうすればかなり面白い事になる。
俺は即座に引き出しに入っているスポイトを握り締めると机から離れ、またもロープから外へ出た。
そして、先程プラスルを虐めるのに使ったバケツを物置の裏から取り出した。
洗浄をしなかったバケツは、鼻を摘みたくなる異臭を放っていた。
しかし、それが狙いだ。
俺は、バケツの隅に残っていた汚物を持ってきたスポイトでほんの少し抽出した。
それだけして部屋に戻り、鞄に入ったポロックケースから一つのポロックを摘み、それにスポイトで汚物を少量含ませた。
そして、それをプラスルの目の前に置いてやる。
「今日は散々で大変だったろ? それに耐えたご褒美だ」
プラスルは飛び付くようにポロックに齧り付き、実に美味そうに食べた。
汚物が入っている事には気付いていないようである。
それもそうだろう。含ませた汚物は本当に少ないのだ。
俺が考えているのは、このまま少しずつ汚物の量を増やしていき、その味に慣れさせていく事だ。
そうしていけばそのうち汚物の味が自然と違和感なく味わえるようになり、最終的には汚物はプラスルのご馳走になる――。
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:25:06 ID:rN2U.Lj6
俺はマイナンにも同じ目に遭わせてやろうと目論み、さっき見た化学薬品の本を思い出した。
毒性の強い薬品等を食べさせるよりも、そうだな――。
“異臭を放つ薬品”が良さそうだ。
俺は、思った瞬間に気配を消して部屋から出た。
仮にも図書館に行っているという事になっているから、迂闊に俺の存在を知られてはならない。
両親は居間にいるだろう。其処を避けていけば、上手く見つからずに父親の研究室まで行けるはずだ。
研究室に行って得る薬品は――アンモニア。
あれも毒性は強いが、それよりも凄まじいのはあの臭いだ。
中学生の頃だったか、実験室で参考にとクラスメイト全員で臭いを嗅いだ事がある。
あの時は勢い良く息を吸い込みすぎて咳き込んだりした者や、あまりの激臭に泣き出したヤツもいた。
しかし、あれは僅かな量では殆ど臭いが気にならない事を俺は知っている。
そして、どうにか無事に研究室へ辿り着いた俺は、すぐさまに目的の薬品を探した。
アンモニア、アンモニア――。
――あった。
アンモニアは粉末状になっていたので、近くのビーカーに水を含めて、それにある程度溶かしてから部屋に持っていった。
部屋に入ると、そのままビーカーからスポイトで、汚物と同じぐらいの量のアンモニア水を抽出し、プラスルの時と同様にポロックに含ませた。
そしてマイナンは、それを喜んで受け取ると口に放り込み、頬を膨らませて暫く恍惚としていた
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:25:38 ID:rN2U.Lj6
それから数日間、虐めの次にそれぞれ別のモノが含まれたポロックを食べさせるという行為を繰り返してきた。
そうすると、いつの間にか二匹は「虐めを受ければポロックが貰える」と解釈したらしく、毎朝俺が起き出すのを心待ちにし、自ら虐めを求めてくるようになった。
しかし、俺も一応の事学生だ。いつまでもこの二匹に構っていられるわけではない。
だが、あまりにも二匹が俺に虐めを乞うので、一日だけ学校をサボって終日までコイツらを虐めまくった事があった。
そんな生活を始めて、早いもので一ヶ月の月日が経ってしまった。
もう既に二匹に与えるポロックに含まれるモノの量は、ポロックの質量とさほど差のないほどまで増加していた。
それでも違和感なくそのポロックを食べ続ける二匹の体臭には少なからず影響が出てきている。
とてもじゃないが、窓を閉め切って眠る事は出来なくなっていた。
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:26:57 ID:rN2U.Lj6
そんな明くる日の朝。
休日であるというのに両親は出張に出ていて家におらず、俺と二匹の素晴らしい一日が始まろうとしていた。
二匹は飛び付くように俺に迫ってきて、笑いながら虐めを求めている。
その楽しげな様子にもそろそろ終止符を打ってやってもいい頃合いだろう。
俺は、今まで二匹に食べさせてきたポロックに抽入していた物質をシャーレに入れ、それぞれの目の前に置いてやった。
マイナンは特に感じる物はなかったようで、いつも嗅いでいるポロックの匂いに引き寄せられるように、アンモニアの粉末を口にした。
どうやらその味にも慣れてしまったのか、実に美味そうだ。
しかし対するプラスルは、かつて俺に吹きかけられた汚物が目の前にある事に困惑していた。
それが解き放つ臭いはいつも食べている美味そうな匂い。だが、形状はあの汚物。
明らかに矛盾している感覚に混乱している。
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:27:31 ID:rN2U.Lj6
「ははは……プラスル、どうした? これがお前の大好きな物だろ!?」
俺は笑いながらシャーレを掴み、プラスルの顔に覆い被せるように打ち付けた。
プラスルは意味も分からず涙を流し、肌にべったりと付いた汚物を食べ始めていた。
「ぷら……ぷらぁ、ぷらぁあ……」
嗚咽しながら汚物を食べるその姿は、実に痛ましい。
きっと美味いと思っているのだろう。
しかし、その美味いと思う感覚を精神が拒否している。
本能的に汚物を食べたいと思う。でも、精神は食べたくないと思う。
「ぷらぁあああああ!!」
もう訳が分からなくなったのか、プラスルは汚物を顔に付けたまま部屋の中に響き渡る絶叫を上げ、泣き始めた。
俺が持っていたシャーレを壁に投げ、部屋の隅に駆けていって、其処でぶるぶると全身を痙攣させ始めた。
あまりに可笑しすぎる行動に、俺は声を出して笑ってしまった。
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:28:29 ID:rN2U.Lj6
「ぷぅう……ぷらっ、ぷらっ、ぁあ……うぅ、ぷらぅあっ、あっ、ああっ……」
マイナンはきょとんとした顔でプラスルを見つめている。
何が泣くほど哀しいのか分からないという感じだ。
「まい、まいまぁい?」
相棒の下へ駆け寄ると、慰めるような優しい声を出した。
しかし、
「ぷらああっ!!」
プラスルは振り返り様にマイナンへ向けて電気ショックを放った。
「まいぃいっ!?」
予想外のプラスルの行動を避けられず、マイナンはもろに電気ショックに直撃した。
効果は今一つと言え、防御力の低いマイナンにとってその直撃は辛いだろう。
「まいぃ……まいっ!!まいまいっ!!」
何をするんだとでも言いたげにマイナンは怒鳴った。
しかし、プラスルは全てを拒絶するかのように蹲ってしまって聞く耳を持たない。
そんな態度に堪忍袋の緒が切れたか、マイナンは電磁波を繰り出した。
プラスルは背後からの攻撃を避けられず、マイナンと同様に直撃した。
「ぷっ、ぷらあっ……」
痙攣していた身体がぴたりと止まり、痺れ出す全身を抱きしめるプラスル。
仲間割れか。そろそろやってもおかしくない頃だと思っていたので驚きはしなかったが、実に面白い。
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:30:37 ID:rN2U.Lj6
悠長に笑っている俺を見て、プラスルとマイナンは険しい視線を向けてきた。
そして二匹はお互いを見合い、意思疎通したかのように同時に頷いた。
何をするつもりかと、俺は思わず身構えた。
まさか仲違いがあのような一瞬の出来事で終わってしまうとは思わなかった。
予想していた不幸は現実の物となり、二匹は掛け声を出しながら、電気ショックを繰り出してきた。
しまった――。これは想定外だった。
避ける暇すら許されず、俺は思い切り電気ショックを浴びてしまった。
「ぐあぁあっ!!」
小さな身体から放たれた物とは思えない強力な電気ショックに、俺は床に倒れ込んで悶えた。
「く……くそっ……」
全身が言う事を聞かず、俺は身動きを許されない。
しかし、込み上げてくる二匹への怒りが、立ち上がるだけの力をくれた。
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:31:10 ID:rN2U.Lj6
「……お前ら……許さねえぞ……」
俺の感情のこもった瞳を悟ってか、二匹はお互いを護るような形で壁にへばり付いた。
だが、逃すわけにはいかない。虐め始めた当時には感じられた可愛げも今となっては皆無だ。
憎い。俺はコイツらが憎かった。
今すぐコイツらの悲鳴を聞かないと気が済まなかった。
「この野郎!!」
襲い掛かるように両手を広げ、俺はプラスルを引っ手繰るかのように掴み上げた。
また攻撃されないうちに片付けてしまおうと思い、俺は戸棚から工具箱を取り出し、釘と金槌を手に持った。
そして、有無を言わせずプラスルを机に押し付け、全ての電気の源であると思われる頬に向かって釘を突き刺した。
「ぷらあああぁ!!」
悲鳴。すぐさま叶った俺の望みは膨張していった。
もっと苦しめばいい。もっと泣けばいい。もっと喚けばいい。
もう先の事などどうでも良かった。ただ、今の俺の欲求が満たされれば、どうでも――。
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:31:40 ID:rN2U.Lj6
釘を突き刺すだけでは終われない。
金槌でどんどん釘を打ち付け、頬の皮を突き破り、肉まで食い込ませていく。
当然の如く、血が零れ出てきた。
「ぷらああああああああぁあ!! ぶぷぁあああっ!! ぷらああぁああああああああぁああっ!!」
身体の内部に染み込むような痛みに、プラスルは先程にも増して強烈な絶叫を上げた。
俺は笑っていた。
世界中の幸福を掻き集めても構成出来ないであろう、最高の笑みを浮かべていた。
「あはははははは!! ははははははは!!」
もう手は止まらなかった。
右頬に続いて、次は左頬へ釘を叩き込んでいく。
「ぷらあああああああああ!!」
「あはははははははははははははは!!」
悲鳴と笑い声がユニゾンし、歌のような響きが生まれる。
俺の興奮は絶頂にあった。もう呼吸が追い付かない。
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:32:33 ID:rN2U.Lj6
やがて激痛によって気を失ったプラスルを、消しゴムのカスを掃うかのように机から排除し、既に予定していたかのような手際の良さでマイナンを抱え上げた。
「次はお前の番だ!! 最初のうちはいい顔してやがったみたいだが、遂に本性が見えたな!!」
自分でも驚くぐらいの殺し文句を述べ上げ、俺はプラスルと同様にマイナンを机に押し付けた。
「この、魔性の鼠が!!」
俺は、プラスルにしてやった時よりも速さを上げて、マイナンの頬に釘を打ち付けた。
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:33:56 ID:rN2U.Lj6
「まいぃいいいい!!!」
打ち所が悪かったのか、プラスルの時とは比較にならない量の血が湧き出てきた。
感情任せに出鱈目に金槌を振るのは大人気なかったか。
そう考えると、少しずつ理性を取り戻せてきた。
それに倣うように、頭も回り始めた。これなら有意義な虐め方が出来そうだ。
そうだな、ただプラスルと同じ目に遭わせてもつまらないな。
じゃあ――。
俺は机の引き出しからマッチを取り出した。寿司屋か何処かで貰った物だ。使い道がなくて困っていたのだが、今こそがこれを活用するいい機会だ。
慣れた手付きで一本のマッチを擦り、小さな炎を点すと、それをマイナンの耳に近付けた。
すると酷く呆気なく耳は燃え上がり、徐々にその細い耳は焦げ付いていった。
「まいいっ!!?」
途轍もない高熱と痛みが混じった感覚を耳に覚えたマイナンは、その状況を確認しようと目を上に寄せ始めた。
しかし、そんな冷静な措置も難儀になったのか、どんどん燃えていく耳を短い手で押さえるようにしながら、机の上を煩く走り回った。
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 02:44:21 ID:rN2U.Lj6
その後もプラスル・マイナンを痛めつけたが
等々鳴き声も出すことが出来ず絶命した。
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:11:28 ID:rN2U.Lj6
「熱いか?熱いんだよな!頑張れ、マイナン!」
無責任な声援を飛ばしてやったが、マイナンの耳には俺の声は届いていないらしい。
溢れる涙を拭う事もなく、ただ助けを求めるかのように駆けずり回っている。
やがて耳は燃え尽き、灰となって黒く焦げ落ちた。
「……まいぃっ……」
自分の耳が焼け落ちた事に気付き、マイナンは頼りなく倒れ込んだ。
「気絶したのか?」
指でつんつんと突っついてみる。
反応はない。
「……まあ、夢の中でだけでも幸せになってろよ」
これまた無責任な事を言って、俺は机の傍に転がっているプラスルに目をやった。
まだマイナンのように気を失っているわけではないらしい。
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:12:16 ID:rN2U.Lj6
「さて、プラスル」
腹に軽く蹴りを入れてやり、優しい声をかける。
「今や協力してくれる相棒もいないぞ?ん?」
鼻で笑ってやると、プラスルは震えながら顔を上げ、俺を見た。
何かを懇願するような視線を向けてくるその表情は、やはり心から助けを乞っている。
「そんな顔は見飽きたんだよっ!!」
プラスルを片手で抱え上げ、力任せに壁に向かって投げ付ける。
「ぷぎいっ!!」
軽やかなぐらいの衝突音を立てて、プラスルは床に落ちた。
なんとも呆気なく、どうも物足りない。
「プラスルでピッチングの練習でもしようかな!」
演技がかった口調で宣告し、俺は同じようにしてプラスルを何度も壁に打ち付けた。
「ぷぎぃいっ!!」
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:13:01 ID:rN2U.Lj6
それを繰り返すうちに、プラスルの身体が出血を始めたらしい。
プラスルが当たった壁には血痕が刻まれていく。
「すげえ!俺のピッチング、前よりずっと上手くなってるぜ!さっきから同じところに当たってる!」
内心素直に自分の運動神経の向上に喜びを覚えつつ、俺は最後の一撃と言わんばかりに精一杯の腕力でプラスルを投げた。
まだ足りない。まだまだ足りない。
投げ付けても投げ付けても、プラスルを苛めたい気持ちは抑えられない。
それどころか、その気持ちは高まりを見せている。
もしかすると、俺はプラスルとマイナンを苛める事に中毒を患ってしまったのかもしれない。
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:14:43 ID:rN2U.Lj6
「ぷっ……げほっ、げほ……」
プラスルの咽る様子に触発され、俺はさっきもしてやったように腹に蹴りを入れる。
すると、プラスルは嗚咽の声を上げて苦痛の顔をした。
そして、数秒もしないうちに白目を向いて気絶した。
なんとまあ、耐久力のないプラスルだね。
「……釘刺しには耐えたのになあ」
さて、コイツらが目を覚ますまでに次の虐めを考えよう。
どうするか。
頭に思考を張り巡らせていると、一つの記憶が蘇った。
あの時、プラスルに汚物を吹っかけて苛めた後、家に帰るまで。
俺は何をした?
そうだ。俺はあの時、グラエナにプラスルの腕を噛み千切らせたんだ。
あれと同様に、俺の手ではなくポケモンの手でプラスルとマイナンを苛めるというのはどうだろうか。
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:15:14 ID:rN2U.Lj6
これ以上自分の手を汚し続けるのもなんだしな、此処はこの案で行こう。
俺は自分の手持ちポケモンを確認する。
最大戦力のキングドラ、目の保養にとエネコロロ、心の癒しにピカチュウ、物拾い用のマッスグマ、友人から半強制的に頂戴したモンジャラ。
今考えるとどうして以前の俺はモンジャラなどを欲しがったのか謎だ。心中察し難い。
まあ、それはともかく、いいメンバーが揃っているじゃないか。
俺はほくそ笑み、まずはモンジャラとピカチュウを呼び出した。
勿論コイツらには苛めを施した事など一度もないので、愛嬌一杯に笑いながら俺にすり寄ってきてくれた。
「よしよし。長い間ほったらかしにして悪かったな。寂しかったか?」
ピカチュウは肯定の証に首を縦に振った。
モンジャラはツルを楽しそうに振っている。恐らくこれも肯定と見ていいのだろう。
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:15:48 ID:rN2U.Lj6
「じゃあな、まずはモンジャラ。お前に仕事を与えるぞ」
そう言うと、モンジャラは目付きを真剣なものにした。
コイツはとても真面目な性格だから、仕事とか任務とかそういう類の言葉には敏感に反応するのだ。
「いいか?今そこでへばってるプラスルとマイナンは俺の家に侵入して金目の物を物色しようとしたとんでもない悪どいヤツらだ。ちょっと懲らしめてやってくれないか?」
モンジャラは了解と言わんばかりにツルを身体から伸ばし、一瞬の早業で気絶しているプラスルとマイナンを縛り上げた。
そして、自主的な事に葉っぱカッターを繰り出し、二匹の身体に掠り傷を付ける。
「ぷらぁ!?」
「まいぃ!?」
似たくった驚きの声を上げ、プラスルとマイナンは突如の痛みからか同時に目を覚ました。
「おお、プラスルにマイナン。おはようさん」
爽やかすぎるかもしれない笑顔で言い放ち、俺は指を鳴らした。
瞬間、今度はピカチュウが強烈なボルテッカーを二匹に決める。
「ぷぎいぃっ!!」
どうやら急所に当たったらしく、プラスルは痛ましい声を上げた。
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:17:39 ID:rN2U.Lj6
マイナンはそんなプラスルの様子を見て、哀しい表情をする。
「おいおい、人の心配をしてる場合か!?」
モンジャラの目前に日光が吸収されていく。
いきなり大技を決めるようだ。
「モンジャラ、行け!」
俺の掛け声を合図に、モンジャラは強烈なソーラービームを解き放つ。
部屋全体が白く染まっていき、視界が不自由になってしまう。
しかし、そんな中でも当の二匹は、
「ぷぎいいいぃいい!!」
「まぃいいいいい!!」
我を忘れたかのように大きな悲鳴を上げた。
このモンジャラと二匹のレベル差は大体20レベル程度はある。
それだけモンジャラの方が力が強いのだ。このソーラービームは凄まじい威力に感じるのだろう。
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/12/28(土) 03:18:29 ID:rN2U.Lj6
やがて視界が元に戻ると、酷く肌を傷付けられた二匹の姿は目に入った。
「ははは!!いいザマだな、プラスル!マイナン!」
心の底から二匹を嘲笑ってやる。
そんな俺を見て吊られてしまったのか、モンジャラとピカチュウも勝ち誇ったような笑みを見せた。
「さて、じゃあピカチュウ。最後にキツイ電磁波をお見舞いしてやれ」
「ぴっかぁ!」
ピカチュウは素直に元気な返事をし、小さな電気を生み出し、二匹に当て付けた。
二匹は簡単に麻痺状態になってしまい、殆ど身動きが出来なくなってしまった。
「さて。もういいぞ、ピカチュウ。お疲れ」
最後の最後で可愛らしく微笑み、ピカチュウはモンスターボールに戻された。
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2025/03/24(月) 19:38:53 ID:K5VcfDDI
気づいたらポケモンに変わってて草
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