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ガヴドロSS【ガヴドロ四天王】
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昔々、ヴァルハラという国があった。ヴァルハラは魔王「グラサン」に支配され、東西南北の領土はグラサン直属の四天王「ガヴドロ四天王」によってそれぞれ管理された。
これはその魔王と四天王を中心とした、オリジナルSSである。
グラサン「おい、四天王はまだか?」
手下「はっ、ただいま、来られるかと…。」
ガヴリール「うーい、グラサン!」
手下「あっ、ガヴリール様!!」
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グラサン「四天王の一人、天真=ガヴリール=ホワイトか。それより、呼び捨てじゃなく「様」を付けて呼べと何度も言ったはずだが?」
ガヴリール「知らん…。」
グラサン「まったく!」
ヴィーネ「魔王様、ただいま到着しました!!」
手下「おぉー、ヴィーネ様!!」
ヴィーネ「手下さんもお久しぶり♩」ニコリ
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グラサン「月乃瀬=ヴィネット=エイプリルか。久しぶりだな、お前はいつも敬意を払っているから感心だよ!!」
ガヴリール「よっ、ヴィーネ」
ヴィーネ「ガヴ…あんた、また見ないうちに髪も一層ボサボサ、服装もだらしなくなっているわね」
ガヴリール「まぁ、これが私だからな!」
グラサン「やれやれ…」
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サターニャ「くっくっく、魔王よ♪ 大悪魔がわざわざ来てあげたわよ!!」
手下「サターニャ様!!」
グラサン「お前もか、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル。いい加減、様を付けて呼べと言ったよな?」
サターニャ「フン。大体、私のような大悪魔があんたみたいな弱っちい魔王風情に従ってあげてるんだからむしろ、こっちが感謝されたいくらいよ!」
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ヴィーネ「相変わらずね、サターニャ…。」
サターニャ「あら、ヴィネットじゃないの。それに…」チラッ
ガヴリール「………」ジトー
サターニャ「ガヴリール!! くっくっく、ここで会ったが100年目、私と勝負しなさい!!」
ガヴリール「やだよ。めんどくせぇ」プイッ
サターニャ「ちょっとぉーー、久しぶりに会うっていうのにそんな態度はないんじゃないかしら!? そこはもっと、受けて立つとか素直に言えないのっ!!?」
ヴィーネ「まぁまぁ。それに四天王同士で争ってどうするのよ!!」
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グラサン「やれやれだ。まったく」
サターニャ「とにかく私と勝負s」
ラフィエル「あらあら、面白そうな事になってますね♪」ニコリ
サターニャ「っ!!?」ビクッ
手下「ラフィエル様!?」
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グラサン「白羽=ラフィエル=エインズワースか。」
ラフィエル「魔王様、お久しぶりです♪」ニコニコ
グラサン「うむ。月乃瀬と同様、お前も敬意はしっかりと払っているな!」
ラフィエル「あっ、サターニャさーーん、久しぶりに私の飼い犬になってくれませんでしょうか?」ニコリ
サターニャ「嫌よ!? なんであんた、なんかに飼われなきゃならないのよ!!」
ラフィエル「えーー、でも好きなんですよね、犬になって私の足を舐めるのが?♪」ニヤニヤ
サターニャ「好きじゃないわよっ!!? あんたってなんでいっつもドSな考えしかできないのよ!!」
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グラサン「ただ、性格には問題ありすぎるがな…。でも、まぁ四天王だし、そこは大目に見るとしよう!」
ラフィエル「恐縮です。」ペコリ
ヴィーネ「ラフィ、久しぶり!」
ガヴリール「よっ!」
ラフィエル「あら、ヴィーネさんにガヴちゃんではありませんか! お久しぶりです♡」ニコリ
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グラサン「で、お前たちに収集命令が掛けられた訳、分かるよな?」
ガヴリール「あぁ…」
ヴィーネ「はい!」
サターニャ「もちろんよ!!」
ラフィエル「えぇ♪」
ガヴィーネラフィサタ「「「「奴ら(市民の皆さん)(寡民)(下等生物)から奪った(貰った)(徴収した)(強奪した)物をグラサン(魔王様)(魔王様)(魔王)に納める為だろ(納める為ですよね)(納める為ですね)(納めにくる為ね)?」」」」
グラサン「お、おぉ。その通りだ。(四天王4人とも言い方がバラバラで、団結してないな…。)」
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グラサン「まず、天真お前だ! お前は一応、リーダー格だから…大目に奪って来れただろうな?」
ガヴリール「もちろん。ほら……」
納める物『』バァーン
グラサン「おぉー、やるじゃないか!」
ガヴリール「大変だったよ…。ゲームやりたいのに出来ないから、その悔しさとか憎しみを奴らに八つ当たりして奪ったからな!!」
グラサン「そうか。(……ゲームできないことへの刷毛口に、民に八つ当たりする所が天真らしいな。)」
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グラサン「次、月乃瀬!」
ヴィーネ「はい。これです、どうぞ……」
納める物『』バァーーーン
グラサン「おおぉぉーーっ、天真の倍以上に納めてるな!」
ヴィーネ「いやぁ〜、市民の皆さんのトラブルの解決に、困ったことなどの相談に乗っているうちにお礼として頂いたものばかりで///」
ガヴリール「なんだよ? ヴィーネって悪いことばかりする四天王の一人の癖して、あいつらの為なんかに良い事ばっかしてんのかよ!?」
ヴィーネ「何よ、悪いっ!!?」
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グラサン「まぁ、落ち着け。そこは月乃瀬らしくて、いいじゃないか!」
ヴィーネ「魔王様……///」ジーン
サターニャ「フン。次は私ね!」
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グラサン「そうだな。胡桃沢!」
サターニャ「大悪魔の実力をとくと見なさい♪」
納める物『』バァン
グラサン「………」
ラフィエル(ぷっ//////)プルプル
ガヴリール「すっくねぇ…。」ジトー
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サターニャ「どうかしら?」
グラサン「……胡桃沢。」
サターニャ「なによ?」
グラサン「後で、俺の部屋まで来い!」
サターニャ「ふっふっふ。ご褒美でも、もらえるのかしら?」
ヴィーネ(あっ、お仕置きね、これは……)
ガヴリール(ご愁傷様…)
ラフィエル(ぷっ、くくくっ///////)
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グラサン「さいご、白羽!」
ラフィエル「ようやく私の番ですね♪」
納める物『』バァーーーーーーーーーン
グラサン「おおおおぉぉぉーーー、これはっ!!?」
ヴィーネ「す、凄い!? 私たちの倍以上だわ!?」
ガヴリール「マジかぁ……。」
サターニャ「フン、やるじゃないの。まっ、私には適わないでしょうけど…。」
ガヴリール(どの口が言うんだ、その言葉は…)
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グラサン「よくこれだけ集めて、納めることができたな?」
ラフィエル「うふふっ、簡単ですよ♪ まず、調教…ではなく力で民を制圧し、能力を用いて従順…ではなく純朴な、犬…ではなく寡民に仕立てあげただけです!」ニコニコ
ラフィエル「後は、素直に納めてもらうだけで完了です! ね、簡単ですよね?」ニコリ
グラサン「そ、そうか…。」
サターニャ(怖っ!? 100%、洗脳じゃないの!?)
ヴィーネ(流石はラフィ、おそるべしっ!!?)
ガヴリール(ラフィエルは相変わらずだな…。)
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グラサン「まぁ、各自各々納めてもらったからひとまずいいが。それにお前たちが納めた物の量と話を聞いて、民とはどのような関係になっているかも分かるしな!」
グラサン「天真は、民からある意味恐れられてる。」
ガヴリール「………」シラー
グラサン「月乃瀬は、民からの信頼も厚く、慕われている。」
ヴィーネ「っ//////」テレテレ
グラサン「胡桃沢は、まぁ……」
サターニャ「フン、下等生物は私に恐れ戦いているわよ♪」ニヤリ
ガヴリール(ないわ……。)ジトー
グラサン「白羽も、まぁ四天王として上手くやっているしな!」
ラフィエル「うふふっ♪」ニコニコ
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グラサン「とりあえず、各自それぞれの領土に戻れ! また、何かある時は招集をかけるからな!!」
ヴィーネ「はい。」
ガヴリール「はぁー、やっと終わったかぁ…」
ラフィエル「やっと、と言ってもまだ集まってから30分しか経ってませんよ、ガヴちゃん!」
ガヴリール「私にとっては、30分でも長い方なんだよ!」
サターニャ「やれやれね…。」
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グラサン「あっ、胡桃沢は俺の部屋に来い!」
サターニャ「フン。せいぜい良い物をよこしなさいよ」
ヴィーネ(サターニャ…もし死ぬような事になったら骨だけはちゃんと拾ってあげるからね。)ジーン
ガヴリール(…………ご愁傷様)チーン
ラフィエル(面白そうです♩ 千里眼で覗いてみましょう!)ワクワク
※死ぬような事にはならなかったものの、サターニャの悲鳴と鳴き声が城中に響いたという。
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※ちなみにガヴリールたちがどうやって納める物を集めたかを、簡単に説明。
〜ガヴリールの場合〜
ガヴリール「くっそたれぇーー、なんでゲームができないんだよ!!!」バキッ
民A「ぎゃあああーーーー!?」
ガヴリール「鬱憤晴らしにお前らの家を破壊してやる!!!」ドゴッ
民B「逃げろーー! ガヴドロ四天王の一人、ガヴリールだ!?」
ガヴリール「ついでにグラサンに納める物も頂いていくか!」ゴソゴソ
民C「ひええぇぇーー、村の食料や金があぁーー!!?」
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〜ヴィーネの場合〜
ヴィーネ「こんにちは」
民A「あぁー、ヴィーネさんだ!! 皆ー、ヴィーネさんが来たよ!」
民B「ヴィーネさん、いつも相談に乗ってくれてありがとうね! おかげで助かりましたよ」
ヴィーネ「いえいえ、別に大したことはっ!?///」
民C「これはお礼だ。ぜひ、受け取ってくれ?」
ヴィーネ「わぁっ、食料やお金をこんなにっ!!? わ、悪いですよ!?」
民A「いやいや、遠慮することはありませんよ! ぜひ、持っていて下さい!」
ヴィーネ「は、はぁ、では。(貰った物を自分で食べたり、使うのもアレだし…魔王様に納める物として持っていこうかしら!)」
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〜サターニャの場合〜
サターニャ「下等生物共、魔王直属ガヴドロ四天王の一人にして大悪魔の胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様のご登場よ!! ひれ伏しなさい♪」
民A「なんだ、サターニャか。大悪魔だか何だか知らないけど、ガヴドロ四天王にしては迫力に欠けてるんだよね」
サターニャ「っ!? ちょっとどういう意味よ!!」
民B「そのままの意味ですよ。最初は怖いかと思ったけど、態度がでかくて尊大なだけの小悪魔だったって事だよ!」
サターニャ「な、なんですってぇ!?」
民C「まぁ、一応、四天王の一人だし、ほら。ちょっとだけど、食料と金だ…持っていきな!!」ドサッ
サターニャ「ほほぉ、この大悪魔に恐れをなして物を差し出すとは、いい心掛けじゃないの!(魔王に納める物にでもしようかしらね。)」
民C(ただの同情なんだけど…)
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〜ラフィエルの場合〜
ラフィエル「はぁ〜い、今日も犬みたく地べたに這いずり回って下さい♪」
民A「な、なんでこんな事に…」ペタペタ
ラフィエル「そこ、犬でしたら「ワンワン」と吠えないとダメじゃないですか?」ニコリ
民A「ヒィッ……ワンワン!?」
ラフィエル「よろしい♪」ニコニコ
民B「ちくしょ…。パッと見、優しそうなのに、実際はこんなにも恐ろしい本性を秘めていたとは……。」ペタペタ
民C「あのガヴドロ四天王の一人だから、大人しく従うしかありませんね…。」ペタペタ
民B「にしても、あの笑顔から溢れ出るオーラ……いつ見ても恐ろしいなぁ!」チラッ
ラフィエル「♪」ニコニコ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ラフィエル「そうそう。食料やお金などがありましたら、素直に出してくださいね? 素直に出さなかった場合……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
民B・C「「場合は!?」」
ラフィエル「鞭で叩いての再教育です♪」ピシャッ
民A「ヒィィィッ!!? だ、出します!!?」スッ
ラフィエル「素直でよろしい…流石は私の犬です♪」ニコリ
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ネタが尽きましたので、以上になります。
見て下さった方は、ありがとうございます! ではノシ
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