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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

229以下、名無しが深夜にお送りします:2017/02/20(月) 21:50:47 ID:3j6RFTDk
男(幾度となく反覆される「ごめんなさい」だけが部室の中を木霊していた、のだろうか。……見られていた?)

先輩「あ、あそこはわたしもよく使ったりする隠れスポットの一つで、今日もコーヒー飲みに入ろうとしたら」

先輩「み……見ちゃった……怖くなって二人の前にも出て行けなくなって、あとで部室に呼んで色々聞き出そうと思ったんだけど……こ、こわくて」

男(俺の、平穏が乱される。グルグルと不穏と共に掻き混ぜられて、そうして世界に、ヒビが)

先輩「さっき男くんが『死ぬ』なんて言ってたのも、本当に怖かった! だ、だからわたし、わたしね……っ!?」

男「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

先輩「ひっ!?」

男(緩やかに悲鳴を上げていた精神がポッキリと折れた音がした。善も悪の区別がつかず、自己を確立できず、揺らぎにただ身を任せて、絶叫していた俺)

男(引き金なんて何であろうと関係なかった。端から脆弱な精神を強靭に見せつけるべく保った易い自己暗示も、大袈裟な自信でも、勝ち目なんてなかったのだ。器が悪かった)

男(気が気ではない。床に崩れて頭を押さえ込んだまま我を失う自分を客観視してみた感想を述べよう。ここに美少女も好感度もありません。ガラスのハートが壊れました)

男(常人でいられる境界線を越えた……鋼の意思は? 妥協を知らないと豪語した過去の自分は何処へ。……未熟すぎる、ついに壊れた)

先輩「       」

男「やめろ! やめろやめろやめろ、もう止めてくれ! 嫌だ! 俺が何したっていうんだ!? 俺は何も悪くないのに!!」

男「どうして、どうして悪い方向ばかりに進むんだ!? お、俺がこんなの望んでるか!? 楽しく生きられたらそれで良いのに! 何で!?」

男(失敬、醜態を晒してしまった。悪いがこっちは建前だ)


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