遠野「今日は本当疲れましたよー」
野獣「ねー練習きつかったねー」
野獣「あのさぁ……」
遠野「何ですか？」
野獣「帰り、ウチ寄ってかない？」
遠野「ああ、いいっすねー」
一般ゾンビ爺「ｩｩｩｩｩｩ」
"
遠野「せ、先輩！」
一般ゾンビ爺「ｩｩｩｩｩｩｩｩｩ」
遠野「先輩！な、何なんすかあれ！ちょっとホントに！？」
野獣「慌てんな……慌てんなよ……！」
一般ゾンビ爺「ｩｩｩｩｩｵｵｵｵ」
遠野「く、来る！」
野獣「逃げるぞ遠野！」
遠野「アッハイ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
遠野「ハァ……ハァ……だいぶ走りましたね」
野獣「……今日部活キツかったし……結構疲れたね」
遠野「さっきの……何だったんですかね。人間の姿でしたけど……どう見ても、あれって」
野獣「すっげえゾンビ化してる。はっきり分かんだね」
遠野「追ってきますかね？」
野獣「あんまり足早そうじゃなかったし、大丈夫でしょ？」
ゾンビＢ「ｩｩｩｩｩ」
ゾンビＳ「ｩｩｩｩｩ」
野獣「！？」
遠野「田所さん！？あっちこっちからゾンビ達が……もう囲まれている！」
口マン爺「ｳｳｳｳｳｳ」
ゾンビおじさん「ｵﾗｵﾗｵｱｧ」
ゾンビひで「うーうー☆」
遠野「どうしたら……」
野獣「とにかく逃げるんだよ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
遠野「ハアハア……アアン！」
野獣「おっ、大丈夫か、大丈夫か？」
遠野「足を、挫いて……うっ」
ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
"
遠野「先輩……早く……逃げて」
野獣「遠野！お前を見捨ててヌッ、逃げられるわけないだろ！」
野獣「担いでやるからホラ！乗れよ！早くしろよぉ！」
遠野「先輩……すいません」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
野獣「ちっとゾンビの数が多すぎんよ〜！どこか……隠れる場所は……！」
遠野「た、田所さん！建物に隠れたらいいんじゃ！……大学が近いですね！」
野獣「おっ……そうだな！」
遠野「外よりも建物の中のほうが……安全かも」
野獣「よしよしよーし！行くどー！」
――
オオ・・・・オオオ・・・・オオオオ（迫真）
遠野「大丈夫ですか……」
野獣「校内にもゾンビがうようよしてる。……しょうがねぇなあ（悟空）」
野獣「遠野、お前はここにいろ。俺がおとりになるから、じっとしてろよ！」
ゾンビくん達「ｳｳｳｳｳｳｳｳ」
ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
遠野「なんでそこまでして僕を助けようとするんですか！」
野獣「お前のことが好きだったんだよ！」
遠野「！！」
野獣「いいよ！こいよ！」
ﾄﾞｶｯ
一般通行ゾンビ「ｳｳｳｳｳｳ」
ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
野獣「暴れんな……暴れんなよ……！」
野獣「ホラホラホラホラホラホラ……！もっと舌使って舌を！」
一般通行ゾンビ「ｸｩｰﾝ」
ｶﾞﾌﾞﾘｯ！
野獣「ンアッー！？」
遠野「せ、先……輩……？」
ＫＭＲ「あっ、先輩！？」
ＭＵＲ「こんなところで何してるんだゾ！俺たちはゾンビから逃げてきたんだゾ！」
野獣「…ハァ、ハァ…アアッー、アッ、ンアッー、ンッ…ォゥ、ォウ、 オォン！（ゾンビ化）」
遠野「せ、先輩がっ……」
ＫＭＲ「これは……まずいですよ！（ＴＯＮ）」
ＭＵＲ「あいつはもう駄目ゾ。逃げるゾ！」
ＫＭＲ「何で構う必要があるんですか（無慈悲）」
ＭＵＲ「ホラ、見ろよ見ろよ、ホラ！」
ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ
ＫＭＲ「どんどん集まってきますね。……行きましょう」
遠野「ううっ……分かりました」
ＭＵＲ「おいお前らァ、早くしろぉ！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
オオオ・・・・オオオオ・・・・・オオオオオオオオオ・・・（迫真）
ＫＭＲ「もう始まっている……（ゾンビパニック）」
ＭＵＲ「そうだよ（便乗）」
遠野「ふぁい……」
ＫＭＲ「ああ……逃れられない（過酷な運命）」
遠野「やめてください……」
ＭＵＲ「生きてえなー（希望）」
ＫＭＲ「ＭＵＲ先輩……。そうですね、ホントに……僕達だけでも生き残らなきゃ（使命感）」
遠野「生きましょうよ、先輩方」
ドンッドンッドンッ！！（迫真）
ＫＭＲ「戦いましょう……迫真空手で」
ＭＵＲ「よし！じゃあブチ込んでやるぜ！」
バァン！！（扉大破）
ｿﾞﾝﾋﾞ野獣「ウン、ウン、ウン、ウン、フン、ウン、ウン、ウン、ウンッ！ウンッ！ウンッ！ンッ！」
ﾌﾞｯﾁｯﾊﾟ！！
俺達の戦いはこれからなんだよなあ……
（未完）
おい続きあくしろよ