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カイジ「行くぜっ……!スシローっ……!」ざわ…ざわ…
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カイジ「いよ〜っし!やっと今月の給料が振り込まれたぜぇ〜っ!」
カイジ「今日はちょーっと贅沢して……寿司でも食うかっ……!」
伊藤カイジっ……!市立沢々高等学校に通う二年生っ……!
カイジ「と言っても、何処で寿司を食べよう……。スーパーで安い寿司を沢山食っても良いが……」
???「クククっ……。せっかくの給料日だと言うのに、シケた考えっ……!」
???「勿体無いぜ……金がっ!」
カイジ「!あ、アカギ先輩っ……!?」
アカギ「ククク……」ざわ…ざわ…
赤木しげるっ……!市立沢々高等学校に通う三年生っ……!カイジの先輩に当たる男であるっ……!
"
"
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カイジ「な、何でこんな所に……!?」
アカギ「ククク……なに、学校の廊下でヤケに浮かれてるお前を見つけてな……面白そうだから着いてきたって訳さ……!」
カイジ「うっ……!」
アカギ「ククク……なぁ、カイジ。スーパーで寿司を買うより、此処に行ってみないか……?」つチラシ
カイジ「何……?」
カイジ「……っ!!」
カイジ、驚愕っ……!アカギが提示したチラシは、回転寿司店のチラシっ……!それも、最近オープンしたばかりのっ……!
カイジ「ぐっ……!し、知らなかった……!この近くに、くら寿司以外の回転寿司があったなんて……!」ざわ…ざわ…
アカギ「ククク……さぁ、どうする、カイジ?」
カイジ「決まってる……!行くぜっ……スシローっ……!」
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―――スシロー到着
カイジ「うっ……!な、何だ、この行列はっ……!」
スシローに到着したカイジとアカギを待ち受けていたのは、長蛇の列っ……!その列の長さたるや、店の外にまで客が並ぶ始末であるっ……!
アカギ「ククク……皆寿司が好きだからな……平日とは言え、こんな時間に来れば、これぐらいの待ちは必然っ……!」
カイジ「ま、待つのか……!?こんな、こんな長い列をっ……!一時間はかかりそうな列をっ……!!」ざわ…ざわ…
アカギ「ククク……まぁ此処で待ってな……」
<イラッシャイマセー
<コチラノ紙に記入オネガイシマース
アカギ「………」
青木 3 テーブル席
アカギ「………」ケシケシ
アカギ「………」カリカリ
赤木 2 テーブル席
アカギ「ククク……」
-
<2名様でお待ちの赤木さまー
アカギ「はいはい……」
カイジ「なっ……!早いっ……!?」
<お席にご案内致しまーす
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カイジ「な、なんか随分早いな……」
カイジ「一体どうなって……」チラッ
赤木 2 テーブル席
カイジ(あっ……!あああっ……!!)
名前を記入する紙に残った、文字を消した跡っ……!
カイジ(あ、あいつっ……!なにくわぬ顔でこんな真似をっ……!!)
アカギ「どうした……?早く行こうぜっ……カイジっ……!」
カイジ(ぐっ……!な、なんてヤツっ……!)
カイジ、結局何も言いだせず、テーブル席へ向かうっ……!
この日を境に、名前を記入する紙にはエンピツではなくボールペンが使われるようになった……!
"
"
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アカギ「ククク……そう睨むなよ、カイジっ……!」
カイジ「よくもまぁ平然とあんな真似をしたもんだな……慣れてるのか、こういうの」
アカギ「ククク……さて、どうだか」
アカギ「……お、来たか」
会話をしていたカイジから目を外し、アカギがレーンに手を伸ばすっ……!
アカギが手に取った皿は……マグロっ……!!
カイジ「うっ……!」
アカギ「ククク……じゃあ、お先に頂くぜ……カイジっ……!」モグモグ
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カイジ(な、なんて旨そうに食いやがるっ……!)
カイジ(なら、俺もっ……!)ガシッ
アカギ「……!」
アカギに続いて、カイジもレーンを流れる皿を取る……!
ネタは、ハマチっ……!ほんのりと身に付いた脂が絶妙っ……!!
カイジ(悪魔的っ……!悪魔的旨さっ……!!)
-
はま寿…いや何でもない
支援
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カイジ(うんめぇ〜っ……!)モグモグ
アカギ「ククク……カイジ、お前は脂のノった魚が好きなのか……?」
カイジ「モグ……いや、むしろ白身の魚が好きだな……」
アカギ「ククク……成る程っ……!」
アカギ「しかし、カイジ……お前もコレを見れば、考えを改めるだろうっ……!」カチャカチャカチャ
カイジ「なっ……!い、一気に三皿っ……!?」ざわ…ざわ…
アカギ、次なる皿を眼前に置くっ……!
ネタは、ネギトロ、サーモン、そして、皿に一貫しか載っていない、得体の知れぬ謎の寿司っ……!
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カイジ「なっ……!そ、その寿司は一体……!」
アカギ「ククク……!まぁ慌てるなよ……カイジっ……!先ずはこのネギトロからっ……!」パクッ
カイジ「うっ……!」
アカギ「ククク……旨いっ……!」モグモグ
アカギがまず口に入れたのは、品名、軍艦ねぎまぐろっ……!まぐろのたたきにネギを載せた、シンプルな軍艦巻きっ……!
アカギ「次は……これっ……!」
サーモンっ……!特に特筆する点のないシンプルな寿司っ……!しかし、アカギはこのサーモンを、一風代わった方法で食すっ……!!
カイジ「なっ……なにぃ〜〜〜!?」
アカギ「ククク……!」
アカギ、なんとサーモンにガリを載せるっ……!そして、醤油を付けず、そのまま口に運ぶっ……!!
ガリの辛味、甘味、清涼感に加え―――サーモンの濃厚な旨味が舌を突き抜けるっ……!
圧倒的……!圧倒的至福っ……!!
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カイジ「ぐぐっ……!す、寿司にガリを載せるなんてっ……!!」
アカギ「ククク……!だが、カイジっ……!本番はここからっ……!」
そう言ったアカギが示すのは、一貫しか載っていないあの皿っ……!
回転寿司に疎いカイジは初見っ……!カイジ、困惑っ……!!
アカギ「ククク……このネタはな、カイジっ……中トロだっ……!」
アカギ「柔らかな舌触りっ……!しかし、その舌触りとは裏腹に、圧倒的に濃厚な脂のノリっ……!」
アカギ「そして、くどくなり過ぎないようにカットされたネタっ……!」
アカギ「そんなモノを、山葵と、し醤油を付けて……パクリっ……!!」
カイジ「あっ……あっ、あっ……あぁぁ〜〜〜っ!」ぐにゃぁぁぁぁぁ
アカギ「これが……スシローの中トロっ……!」モグモグ
-
カイジ(うぐぐっ……!!そ、そんなの、旨くない訳がねぇっ……!)
カイジ(畜生っ……!畜生っ……!)ポロ…ポロ…
アカギ「ククク……」
アカギ「カイジっ……誰が一皿だけだと言った……?」
カイジ「えっ……?」
アカギ「倍プッシュだ……!ケチな寿司ネタ拾う気ナシッ……!」
アカギ、ここで注文を行うっ……!
アカギ「中トロっ……三皿っ……!!」ピッピッピッ
-
寿司食いたくなってきた
かっぱ寿司派だが
-
チェーンならスシロー一択だろ
昔、あきんどだった頃はくらにすら劣ってたけど、今はスシローが一番マシ
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アカギ「お会計はお前だ…!」
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カイジ(ば……バカな……ネギトロ、サーモンに続いて……中トロを四皿っ……!)
アカギ「……」ムシャムシャ
カイジ(くっ……!俺も注文だっ……!!)ピッピッピッ
カイジ、アカギに一歩遅れて寿司を注文っ……!頼んだネタは生タコ、イカ、甘エビっ……!!
カイジ(そして……!)
直後、カイジの手が動くっ……!
掴んだ皿は……スウィートポテトっ……!!
アカギ「へえ……」
カイジ「ここからは俺の番だぜっ……!」スッ
カイジ、初めに選んだのは……生タコっ……!
生タコ特有の瑞々しさに、シャリとネタに挟まれた大葉のアクセントっ……!
カイジ「旨いっ……!最高っ……!」モグモグ
カイジ、一瞬で生タコを平らげるっ……!!
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寿司くらい普通に食えよ……
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カイジ「次っ……甘エビっ……!!」
生タコを平らげたカイジが次に選んだのは、甘エビっ……!
生タコ同様、ネタは瑞々しく、口に含めば甘味がほんのりと舌の上に広がる……!
子供から大人まで、幅広く愛される一品っ……!
カイジ「……」モグモグ……
カイジ「うめぇっ……!」
カイジ、思わず笑顔が零れるっ……!
回転寿司の甘エビで笑顔になれる高校生っ……!幸せな日本っ……!!
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アカギ「ククク……幸せそうだな、カイジ……!」
カイジ「あぁ……ネタが新鮮で、とても旨いっ……!回転寿司と言えば、渇いたネタが多いイメージだったが……どうしてこのスシローの寿司はこんなに新鮮なものが多いんだ?」
アカギ「ククク……それは、一定週以上回った寿司は迷いなく廃棄する、このスシローのシステムによるものっ……!このスシローの寿司は全て、コンピューターによりその鮮度を監視されているっ……!!」
カイジ「な、なんて店だ……そりゃ新鮮な訳だっ……!!」モグモグ
流れる寿司っ……流れるステマっ……!そして、何の説明もなく完食されるイカっ……!
カイジ、残す皿はあと一枚っ……!スウィートポテトのみっ……!!
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しかしっ……!
他人が寿司を食べているのを、ただガリを咥えて見ているアカギではないっ……!
アカギ「そらっ……!追加だっ……!!」カチャカチャ
カイジ「なっ……!」
アカギ、二皿追加っ……!取ったのは、一風変わった寿司っ……!
焼焼ネギまみれっ……!二皿っっ……!!
カイジ「な……何だ、そのネギの量はっ……!!」ざわ……ざわ……
アカギ「ククク……いいや、足りないくらいさ……」
アカギ「もっとネギがあっても良いくらいっ……!」モグ…モグ…
カイジ「ハッタリだっ……!!酢飯にチャーシューなんて、合う訳がっ……!!」
アカギ「なら……食ってみろ」スッ
カイジ「うっ……!」
アカギから差し出されるチャーシューネギまみれ、二皿目っ……!
カイジ、やや考え……口にするっ……!!
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カイジ(ば……バカなっ……!う、旨いっ……!?)
カイジ(チャーシューのくどさを、下からは酢飯とネギが見事に抑えているっ……!)モグモグ
カイジ(だ、だが……確かに、ネギはもっとあっても良いっ……!信じられないっ……!酢飯とチャーシューが、こんなに絶妙な味を醸し出すなんてっ……!)
アカギ「ククク……スシローの強味の一つ……それがこの創作寿司っ……!!」
アカギ「妥協を許さない試作と評価のサイクルを重ね、そうして生まれる創作寿司っ……!それが、スシローが他の店とは違うところっ……!!」
アカギ、力説っ……!
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10代の頃ネギチャーシューとか知ると微妙にショック受けるわなww
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やっべ回転寿司行きたくなってきた
平日安いのに美味いはま寿司派なんだが、CMしてない上に店舗数少ないから知名度低いんだよな…
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なんと巧妙なステマっ……! いや、メシテロっ……!!
しかし払えるのか、カイジよ
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支援
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高校生でバイトしてるのか大変だな
沢々高校ってやっぱ「ざわざわ」と読めばいいんかな
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普通に月2~5万なら稼げる
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カイジ「くっ……これがスシローの創作寿司っ……!」
カイジ、戦慄っ……!
スシローの創作寿司、そのアイデアにただ唖然っ……!
アカギ「ククク……他にもこんなのもあるぜ、カイジっ……!」スッ
対するアカギ、緩めないっ……!
攻めの手を緩める事なく、次なる一手を打つっ……!!
カイジ「なっ……!それはっ……!!」
アカギ「ククク……お察しの通り、これはローストビーフっ……!」
アカギ「だがしかし、ただのローストビーフじゃあない……これは、黒毛和牛のローストビーフっ……!!」
カイジ「な、なにぃぃぃぃっ……!?」ざわ…ざわ…
黒毛和牛!カイジも口にした事は無いが、そのブランド名は知っている!
カイジ「は、ハッタリ…!黒毛和牛なんてそんな高価なモン、回転寿司で食える訳がねぇっ……!中国産っ……!中国産だろっ……!アカギっ……!!」
カイジ、混乱っ……!
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だが混乱するカイジとは裏腹に、アカギ、冷静っ……!ただ静かに、カイジの目を見つめるっ……!
アカギ「………なかったか?」
カイジ「えっ……?」
アカギ「聞こえなかったか……?伊藤カイジっ……!」
アカギ「黒毛和牛……和牛っ……!」
アカギ「即ち、国産っ……!」
カイジ「あっ……あっ、あぁぁっ……!?」ぐにゃぁぁぁぁ
アカギ「どれどれ……お味は……」パクリ
アカギ、ぐにゃるカイジを尻目に、黒毛和牛ローストビーフを口に運ぶっ……!
和牛の風味を、食感を、しっかり確かめるように、噛むっ……!噛むっ……!噛むっ……!!
そして、噛めば噛む程、味が染み出るっ……!さながらガムのようにっ……!!
アカギ「ククク……」モグモグ
カイジ(う、うぅっ……なんて顔っ……!普段の冷静なアカギからは考えも付かないような、満ち足りた笑顔っ……!!……俺も、黒毛和牛をっ……食いたいっ……!)
瞬間、カイジの手は素早く注文の機械を操作するっ……!
目指すはアカギが食べている黒毛和牛ローストビーフっ……!!
-
しかしっ……!
<黒毛和牛ローストビーフ、完売致しましたー
カイジ「えっ……?」
アカギ「おやおや……」
鳴り響く無情なアナウンスっ……!完売のお知らせっ……!
客足の多いスシローでは、こういった品切れのアナウンスが流れる事も少なくないっ……!
カイジ、及ばずっ……!後一歩、及ばずっ……!
カイジ「あ、あっ……あぁぁっ……」へた〜
カイジ「嘘だ……夢だろ……こんなの……」ポロ…ポロ…
アカギ「ククク……」
アカギ「ところがどっこい……夢じゃありませんっ……!」
カイジ、脱力っ……!
まるでやりいか姿の完売を告げられた>>1のような……否、それ以上の脱力っ……!
表情は、欲しいものが手に入らなかった時の子供のそれっ……!
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判るけどわかんねぇよ
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>>1はヤリイカ好きなのかw
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カイジ「」ぐにゃ…ぐにゃ…
アカギ「ふぅ……しかし、もう10皿に届くな……。そろそろ腹も良い感じだ……」ポンポン
アカギ、育ち盛りの高校生にしては小食っ……!実はアカギ、回転寿司で食べる皿の数は平均9皿っ……!
今回は一貫の皿を多く食べている為、普段よりは多く食べている方っ……!
カイジ「……へぇ」
アカギ「……!」
カイジ「見えたぜっ……!勝機っ……!!」
しかし、カイジは違った……!
カイジ、回転寿司では平均して20皿程食べる……!!
即ち、アカギの倍以上っ……!!
カイジ「なら俺は……タイを3皿っ……!」ピッピッピッ
カイジ「さらに……炙りまぐろゼリーポン酢と、北海道産特大貝柱を……二皿っ……!」ピッピッピッ
カイジ、怒濤の注文っ……!!
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>>32
一番好きです
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アカギ「へぇ……やるじゃないか、カイジっ……!」
カイジ「ククク……お、来たみたいだな……」
最初にレーンに流れてきた寿司ネタは、タイっ……!それも三皿っ……!
実はカイジは知らなかったが、スシローのタイは国産の真鯛っ……!養殖なのは間違いないだろうが、しかし安心と信頼の国産っ……!
カイジ「っ……!う、うんめぇぇぇっ……!?モチモチしててっ……うまいっ……!!」モチ…モチ…
カイジ、まるで桃源郷をさ迷うが如くの圧倒的至福っ……!
アカギの好むトロっとした魚も嫌いではないが、しかしカイジの好みは白身の淡白な味っ……!!
スシローのタイ、満点っ……!
カイジの笑顔は、満面っ……!
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カイジ「んぐ、旨い……旨いっ……」モグモグ
アカギ「っ……」
アカギ、ここで黙るっ……!
実はこの時、アカギの胃に思わぬ不調っ……!!
アカギ(重いっ……!)
そう……先程の中トロ四連続っ……!普段小食のアカギには、キツすぎるヘビーパンチっ……!!
それが今、アカギの胃を蝕んでいたっ……!!
アカギ(今はとにかく、お茶っ……それとガリっ……!)
ここでアカギ、痛恨のミスっ……!
タイを旨そうに食う後輩、カイジを 見ている事しか出来ないっ……!!
屈辱っ……!!
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なぜそんなに食ったし
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カイジ「おぉぉっ……!炙りまぐろゼリーポン酢っ……!」
続いてカイジの元に届いたのは、炙りまぐろゼリーポン酢っ……!
炙ったまぐろに、ポン酢をゼリー状に固めたものを載せた寿司っ……!
醤油は付けずにそのままどうぞっ……!!
カイジ「もぐ……ん、んぉぉぉっ……!」
これまたアッサリ……!炙った事で余分な脂の落ちたマグロに、ゼリーポン酢がベストマッチ……!!
カツオのタタキとはまた違う、赤身とポン酢のハーモニーっ……絶品っ……!!
カイジ「幸せっ……」ウットリ
アカギ「………ククク」ガリ…ガリ…
黒毛和牛を逃した時の悲壮感は最早無いっ……!
そしてアカギ、逆転の隙を伺うっ……!
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だがっ……!未だ、カイジのターンは終わらずっ……!!
カイジ「きたきた……北海道産特大貝柱っ……!」
流れてくるのは、シャリを覆い隠さんばかりの巨大な貝柱っ……!
肉厚っ……!圧倒的肉厚っ……!!
アクセントに乗せられたいくらも、良い色合いを醸し出すっ……!まるで食の芸術品っ……!!
カイジ「す、すげぇっ……なんてデカさなんだ……!」
カイジ「い、いただきますっ……!」モグ……
プチプチッ
モニュ…モニュ…
食感……!カイジが特大貝柱を口に入れて噛んだ時に感じたのは、味ではなく、食感……!
いくらが潰れ、肉厚な貝柱がその弾力を発揮する……!更に、遅れて味のインパクトっ……!!
貝柱の強い味を、イクラの塩分が彩るっ……!!
カイジ、確信っ……!!間違いなく、今日食べた皿の中でも格別の逸品であるっ……!!
カイジ「なんて旨さっ……犯罪的旨さっ……!!」
カイジ、あっという間に特大貝柱を二皿、完食っ……!
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おつ
スシローいってくる
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ステマっていうか………マ………………?もはやマ………………?
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ダイレクトマーケティングだな
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>>38の ガリ…ガリ はずるい
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これを店の中でやってると思うと笑いがこみ上げてくる
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圧倒的っ……!圧倒的文章力……!
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期待
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早くっ……早く続きっ……!
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早く続きをっ…!
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回転寿司の寿司って不味くない?
食べてる人見てるとよくあんなの食えるなって思う。100円でマグロなんか売れるわけないよな。どこか変な国の汚いマグロだろ
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おっそうだな
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MURさ、夜中腹減んないすか?(スルー)
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続きマダー?
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まとまったお金が欲しい人はこちらへ
http://www.fc-business.net/qgesw/
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