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宝玉「よくきた選ばれし者よ!」 男「何処だよここ?」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 09:43:38 IskPzGfE
宝玉「聞いて驚け!見て笑え!」

宝玉「ここは異世界じゃ!!」

男「.....」

男「玉が喋ってるよ...」

宝玉「玉ではない!宝玉と呼べ!」フンス!


男「.....」


"
"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 09:55:56 IskPzGfE
男「頭痛い」

宝玉「だ、大丈夫か?」アセアセ

男「大丈夫じゃないです」
男「てっ、一体ここは何処なんだよ」

男「俺はなんでこんなとこにいるんだよ?」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 09:57:07 kgt6N35E
・・・


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:02:34 IskPzGfE
男「異世界ってなに?」

宝玉「異世界は異世界じゃ」

男「.....」

宝玉「お主は少し頭が混乱しているようじゃな」

男「大分してるわ」

宝玉「まあ心配するでない、何故お主がこの世界に来たのかは今ワシが説明してやろう」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:13:53 IskPzGfE
宝玉「単刀直入に言うぞ」

宝玉「お主は選ばれし者、旅に出よ」

男「....」

男「え?」

宝玉「旅に出て、世界にある八つの宝具を集めるのじゃ!」

男「なにそれ恐い」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:20:20 IskPzGfE
男「って、説明になってないだろそれ!」

男「何だよ旅って!」

男「何だよ八つの宝具って!」

男「意味わかんねーよ!」
男「頼むから帰らしてよ!」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:32:44 IskPzGfE
宝玉「まあそんなに騒ぐでない」

男「騒がずにはいられないんだが...」

男「家の倉庫をあさってたら変な鏡があってそれを何気なしに覗いてみたら、行きなり吸い込まれて異世界だよ」

男「なんだよこのシチュエーション、世界でも救えってのかよ!」

宝玉「うむ、そうじゃ」


男「.....」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:38:28 IskPzGfE
宝玉「流石は選ばれし者、察しがいいな」

男「よし帰ろう」

宝玉「では頼むぞ選ばれし者よ!」

男「話し聞けい!」

宝玉「なんじゃなんじゃ」

男「なんじゃじゃない!」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 10:45:59 IskPzGfE
男「何だよ世界を救うって!」

宝玉「そのままの意味ではないか」

宝玉「お主自身が言うた言葉じゃぞ?」

男「もっと詳しく説明してくれ!」

宝玉「仕方ないのう」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 11:26:27 IskPzGfE
宝玉「簡単に言えば今この世界はヤバい」

宝玉「どうヤバいかと言うと...」

宝玉「魔王が復活しそうなのじゃ」

男「わお」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 11:34:50 IskPzGfE
宝玉「しかしそれは初めからわかってたことなのじゃ」

男「?」

宝玉「魔王は復活する、ではそれをどう阻止するか」

宝玉「『終末の書』に書かれし『選ばれし者』」

宝玉「その者こそがこの世界を救う、魔王の復活を阻止する者の...」

宝玉「それがお主なのじゃ!!」


男「マジかよー!?」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 11:41:00 IskPzGfE
宝玉「本気と書いてマジ!」

宝玉「このことは千年も前に分かっていたこと」

宝玉「だからこそ、この時この場所でお主はこの世界に呼ばれたのじゃ!」


男「本当帰りたい」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 11:52:06 IskPzGfE
男「じゃあ俺って『勇者』ってわけ?」

宝玉「ちがう」

宝玉「全然ちがう」

宝玉「そんな高貴な存在とか全世界から羨望の眼差しで見られるような、そんなスッゴい存在なんかじゃない」

宝玉「お主は『選ばれし者』じゃ!」

男「...何それ」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 12:09:01 IskPzGfE
宝玉「深く考えるでない!」

宝玉「いずれ『その時』はくる」

宝玉「だからまずは宝具を集めてくるのじゃ!」

男「すんげー大雑把だな」

男「そもそも、その『宝具』ってのは何処にあるんだよ?」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 12:29:34 IskPzGfE
宝玉「宝具は八人の『聖霊の姫君』達の手によって代々管理・保管されている」

宝玉「ソナタはその八人の姫達に会いに行き宝具を貰い受けるのじゃ!」

男「なんだ意外と簡単そうじゃん」

宝玉「ちなみに姫達はそれぞれがその代にて宝具を守護する最強の担い手達」

宝玉「万が一粗相なことがあればお主、死ぬぞ?」

男「.....」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 12:38:24 IskPzGfE
男「嫌だよ!!行きたくねーよ!!」

男「なんで行かなきゃ行けねーんだよそんな恐い奴等のとこなんかに!!」

宝玉「大丈夫じゃ、宝具はその『時』を待っておる」

宝玉「宝具は自ずとソナタの手に入るじゃろ」

男「本当かよ?」」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 12:46:55 IskPzGfE
宝玉「ちなみに此処から一番近い場所は...」

宝玉「『雪ノ国』じゃな」

男「さっぶ!」

男「って、なんでそんな中途半端なとこなんだよ!」

男「初めは火の国とかじゃないのかよ!?」

宝玉「『火ノ国』は此処から500キロ程のところじゃな」


男「もういいよ...」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 14:36:01 IskPzGfE
男「うわー、めんどくせー」

宝玉「ちなみに姫達はそれぞれが超が付くほどの美人揃いじゃから」

男「そんな誘惑に騙されるか!」

宝玉「どれでも好きなのを『選べ』」ムフフ

男「選ぶか!」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 14:45:11 IskPzGfE
男「と言うか行くのは俺一人なのかよ?」

宝玉「そうじゃ」

宝玉「ワシは見てのとうり、只の喋る玉は行っても意味がないからの」

宝玉「ソナタにしか頼めん」

男「いきなりピンチじゃねー?」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 17:56:51 IskPzGfE
男「武器とかないの?」

宝玉「そこに転がっておるじゃろ、そこに」

男「え?」

男は只の棒を手に入れた!

男「ふざけんなー!!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 18:28:27 IskPzGfE
男「どこまで人を馬鹿にしてんだ!」

宝玉「馬鹿になどしておらん」

宝玉「その棒はあの伝説の聖樹『ユグドラシル』から造られたアルティメットシリーズの一つだぞ」

宝玉「只の棒などではない」

男「めっちゃ只の棒って行ってたぞ」

男「しかもそこに転がってたし」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 18:41:19 IskPzGfE
宝玉「細かいことは気にするな!」

男「もういいよ...」

宝玉「よし!そうとわかれば、いざ『雪ノ国』にレッツゴーじゃ!!」

男「はぁ...」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 21:35:23 IskPzGfE
宝玉「頼むぞ!えー.....?」

男「男でいいよ」

宝玉「頼むぞ男!」

男「はいはい」

男「なんでこんなことに」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 22:12:02 IskPzGfE
宝玉「では行って参れ男よ」

男「マジで憂鬱」

タタタタッ バタン

宝玉「...行ったか」

宝玉「頑張るのじゃぞ男よ」

宝玉「.....」

宝玉「....あっ」

宝玉「『敵』の情報を伝えてるの忘れてた」

宝玉「まっ、いっか」

宝玉「成るようになるし」テヘ


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 22:41:25 IskPzGfE
とある飛行船


敵幹部「くくく、遂にこの時が来た」

敵幹部「魔王様の復活までもう少し」

敵幹部「我らが悲願.....その為にはまず」

敵幹部「我らが敵『勇者』が装備していたとされる八つの宝具の破壊」

敵幹部「待っていろ愚かなる姫君達よ」

敵幹部「直ぐ貴様らの首をハネてやるわ」

敵幹部「くくく、ははは...はーはっはっはっはっはっはっはっ!!」


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 22:42:52 IskPzGfE
とある飛行船


敵幹部「くくく、遂にこの時が来た」

敵幹部「魔王様の復活までもう少し」

敵幹部「我らが悲願.....その為にはまず」

敵幹部「我らが敵『勇者』が装備していたとされる八つの宝具の破壊」

敵幹部「待っていろ愚かなる姫君達よ」

敵幹部「直ぐ貴様らの首をハネてやるわ」

敵幹部「くくく、ははは...はーはっはっはっはっはっはっはっ!!」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/01(火) 22:44:59 IskPzGfE
>>26
間違いです


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 08:51:53 B/mmFGVE
雪ノ国

ビュー ヒュルルル ビュー ヒュルルル


男「ぐおおおおおおおお!!」ガチガチ

男「なんでこんなに寒いんだよ!」ガチガチ

男「ここに来るまでは全然何もなかったのに、いきなりこれかよ!!」ガチガチ


男「ぐおおおおおおおお!!」ガチガチ

男「さびーーーーー!!」ガチガチ


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 09:02:40 B/mmFGVE
男「しかも来たのはいいが、町とか家とか一っこ一つねーぞ!!」ガチガチ

男「どこにあんだよ!そもそもアポとかとってんのかよ!!」ガチガチ

男「ぐおおおお!!さびーーーー!!」

キラン

男「!?」

男「なんだ今のは.....」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 09:10:37 B/mmFGVE
男「確かさっき、この辺りで何かが光ったよな....」

男「え?」

男「この場所だけ空間が歪んでる」

男「なんだこれ」スウ

ピカーーーーーーー!!

男「うお!?」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 10:24:10 B/mmFGVE
〜雪ノ街〜

ワイワイ ガヤガヤ

男「す、すげー...」ポカーン

男「まさか歪んだ部分を触ったら街にいくとか.....」

男「ステルス機能?」

男「いや、これって『結界』ってやつだよな?」

男「マジでこの世界、モノホンだよ...」ポカーン


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 10:33:16 B/mmFGVE
男「でもまあいいや、雪ノ国に入ることが出来たんだし」

男「俺ってツイてる?」

男「おし!じゃあこの調子で宝具でもちゃちゃっと取りに行きますか!」

男「レッツゴ...」

?「そこの侵入者止まれ!!」

男「え?」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 10:41:08 B/mmFGVE
兵士「貴様何処からこの国に入ってきた!」

男「え?え?え?」

兵士「城から連絡を受けまさかと思ったが」

兵士「貴様どこの国のスパイだ!」

男「すすす、スパイ!?」


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/02(水) 10:51:33 B/mmFGVE
男「ちち、ちがいます!?」

男「俺はどこにでもいるただの17歳の男子高校生です!」

男「決してスパイなんかそんな大層なことをするような奴ではありません!」アセアセ

兵士「(高校生?)ではどうやってこの国に入ってきた?」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 19:42:07 hB5DWu96
男「いや俺は只この場所を探してたら吹雪の中、何か光モノを見つけたんでその場所に行ってみると」

男「あ〜ら不思議、空間に歪んでる部分があったんでそれに触ってみたらこの場所に来たわけです」

男「そんな経緯です」

兵士「嘘を付くな!!」

男「ひっ!?」

兵士「そんな事があるわけないだろ!!」

男「ひえぇぇ!?」


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 19:59:58 hB5DWu96
兵士「空間に歪みだと.....?」

兵士「嘘を付くならもっとマシな嘘を付け!!」

男「ひーーー!?」

兵士「この国はなあ、王宮が誇る最強の四方結界によって守られているんだ」

兵士「正規のルートを通らねば虫一匹たりともはいれぬ代物だぞ」

兵士「例え空間に歪みが招じたとしてもそれに王宮が気づかぬわけがない」


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 20:32:08 hB5DWu96
男「それならなんで俺が入って来たのは分かったの?」

兵士「それは貴様が『印』を付けていなかったからだ」

男「印?」

兵士「『印』とは言わば、許可書のようなモノだ」

兵士「『印』を付けられている者はその情報を王宮が一括管理しており何処に居ようと直ぐに分かるようにしてある」

兵士「印が付いていなかった貴様は王宮にある警備システムに感知されたのだ」


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 22:20:03 D7KY1VS.
男「マジですげぇハイテクだな...」

男「でもそんなのに管理されてたら何か嫌だな...」

兵士「馬鹿か貴様は、印は全ての先進国で採用・使用されている対敵国進入防護
  技術だぞ」

兵士「何処に敵が潜んでいるかも分からない、コレは国民、その他外部から来る者
  の義務だ」

兵士「あの王宮の方々でさえ印を付けられている」

兵士「『氷姫』様を除いてはな」

男(氷姫?)


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 23:18:36 D7KY1VS.
兵士「しかしそんなことも知らぬとはますます怪しいな」

男(そりゃあ知りませんよ。この世界の人間じゃないんだから)

兵士「貴様は何故この国にきた。目的はなんだ?」

男(目的ねぇ...言っていいのか?)

ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ

男(ヤバイなぁ、野次馬が集まってきたぞ。あんまり目立ちたくないのに)

男(あーもう!ここは正直に言って通して貰おう!うん、それがいいそうしよう!)


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 23:30:01 D7KY1VS.
男「いや、俺はただこの国に『宝具』があると聴いて来ただけで」

男「別に悪さをしに来た訳じゃ...」

兵士「....」

兵士「...宝具だと」

男「え?」

兵士「貴様今、宝具と言ったか?

男「は、はい」

兵士「捕まえろーーーー!!」

ドドドドドドド!!

男「ぎょええええええええええええ!?」


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 23:33:41 D7KY1VS.
>>40間違い

兵士「貴様今、宝具と言ったか?」


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/03(木) 23:42:52 D7KY1VS.

男は複数の兵士達により捕まってしまった。

ー牢屋ー

男「ちくしょーーー!!此処からだせーーー!!」

男「なんで俺がこんな目に遭わないといけないんだ!!」

男「此処からだせーーー!!」

男「はあ、はあ、はあ、はあ.....」

男「...疲れた」


43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 15:24:17 mCey73p.
男「俺一体これからどうなるんだ?」

男「いきなりピンチですよ...」

男「そもそも宝玉の奴、『宝具』を全部集めたら帰れるとか一言も言って
 なかったなぁ...」

男「....」

男「...ぐおおおおおおおおお!!」

男「俺一体どうなるんだーーーーー!!」

男「ぐおおおおおおおおお!!」

?「黙れ!!」

男「ひっ!?」ビクッ


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 15:28:43 mCey73p.
?「先程からうるさいぞ!」

男「す、すみません...」

ガチャ

?「出ろ」

男「え?」

?「出ろと言っているのだ!」

男「は、はい!」


45 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 15:34:09 mCey73p.
?「着いてこい 」

男「え?」

?「同じ事を何度言えば気がすむ...」ゴゴゴゴゴ

男「ひっ!?」

男「つ、着いて行きます!!」

?「ふん!」


46 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:07:54 mCey73p.
ー王宮廊下ー

テクテク

男(いやぁ、マジでびびるわ)

男(なにこの人、恐すぎじゃねー)

男(本当俺一体これからどうなるの)

男(そして俺は一体何処に連れられているのやら)

?「着いたぞ」

男「え?」


47 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:33:05 mCey73p.
ーとある扉の前ー

男(なんだ?この馬鹿でかい扉は)

?「貴様、ここから先は氷姫様の聖室になる」

?「本来ならば貴様のような素性の割れていない者がここに入る事は決してない」

?「だが今回だけは氷姫様の命を受けて貴様の入出は許可され」

男「え?入っていいの?」

?「」ギロッ

男「うひっ!?」ビクッ


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:35:25 mCey73p.
>>47間違い

?「だが今回だけは氷姫様の命を受けて貴様の入出は許可された」


49 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:38:21 mCey73p.
間違い

×入出  ○入室


50 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:49:20 mCey73p.
?「許可されたとは言え、もしも万が一氷姫様に不届きな行為を働けば...」

騎士長「この騎士長が貴様の首を直ぐ様切り落としてくれるわ!!」チャキ キラン

男(もうやだ...)サー

騎士長「ふん!」

騎士長「さっさと行け!」

男(疲れるぜ...)


51 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 18:55:47 mCey73p.
ー聖室ー

男「ほーーーすげーーー」

男「なんて言うか、綺麗だな」

男「流石は聖室って言われるだけはあるな」

男「おっと、見とれてる場合じゃないな」

男「さっさと奥に行こう」


52 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 19:07:08 mCey73p.
男「と言うか、俺がここに入ったってことはその氷姫様に会えるってことだよな?」

?「はい、そのとうりでございます」

男「ん?誰?」

執事「申し遅れました、わたくし執事と申します」ペコ

執事「この度氷姫様の側近を務めさせ頂いてる者です」

男「ほうほう」


53 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 19:20:22 mCey73p.
男「で、いきなりで申し訳ないんだけどなんで俺はここに呼ばれたの?」

執事「あなた様を呼んだのは他でもありません、氷姫様自身です」

男「氷姫様自身が?なんでまた」

執事「それはあなた様がここに来た理由と関係があると思われます」

男「あーーー、『宝具』ね」

執事「はい」ニコ


54 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 19:33:41 mCey73p.
執事「あなた様は此処に来る際、兵士達に宝具の話をされましたね?」

男「したした」

執事「『宝具』と言う言葉はこの国では極限られた者しか知りませんよ」

執事「もしも仮に我が国の極一部の者以外がその宝具の話をすれば問答無用で捕ま
  える様に言われているのです」

男「だから俺牢屋にぶちこまれたのか」

執事「はい」ニコ


55 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 22:15:53 mCey73p.
執事「またあなた様は、この国に入る際正規のルート通られていない」

執事「にもかかわらずあなた様はこの国に入られた」

執事「何もない場所から空間を歪めて」

男「いやいや、俺が歪めた訳じゃないですよ」

執事「はい、その件に付きましては把握しております」


56 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 22:18:00 mCey73p.
>>55間違い

執事「またあなた様は、この国に入る際正規のルートを通られていない」


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 23:14:03 mCey73p.
執事「コレはあくまでわたくしの仮説ですが...」

執事「あなた様は何らかの力によりこの場所に引き寄せられたのではあり
  ませんか?」

男「ああ、何か宝玉がそれらしいことを言ってたような」 

男「俺が『選ばれし者』とか」

執事「!?」

男「『その時』は来るとかって」


58 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 23:20:08 mCey73p.
男「俺もよく分かってないんだけど」

執事「...左様ですか」

執事(やはりこの方は...)

執事「...ではそろそろ氷姫様がお待ちです」

執事「えー...」

男「男でいいよ」

執事「はい。男様どうぞ此方へ」ニコ


59 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 23:27:48 mCey73p.
ー玉座の間ー

執事「氷姫様、男様をお連れしました」ペコ

?「待っていたぞ。貴様が男か?」

男「は、はい。そうです」

キラキラ キラキラ

氷姫「ふん...」

男(すんげぇ美人だな)


60 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 23:57:16 mCey73p.
男(セミロングの銀髪碧眼)

男(この世にはこんな綺麗な人がいるんだな)

男(おいおい、あれドレスなのに片方の生足みえてんぞ)

男(眼福眼福♪)

男(て言うか、超俺好みのどすストライクなんだけど)

男(アイツの言ってたこと本当だったんだな)

男(八人の姫様って皆美人なんだろうな)

氷姫「いつまでジロジロ見ている、気持ち悪い」

男「.....え?」


61 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/04(金) 23:59:49 L3KjnE5s
>>29
支援


62 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 13:53:32 CgVQb8.g
ご指摘ありがとうございます。

>>29
男「しかも来たのはいいが、町とか家とか人っ子一人いねーぞ!!」ガチガチ


63 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 14:16:11 CgVQb8.g
氷姫「貴様のような薄汚い輩がいつまでも私をジロジロ見るな」

氷姫「吐き気がする」

男(WAO....)

氷姫「そもそも貴様のような身分違いが私と会えるだけでなく会話さえ許されて
  いるのだ」

氷姫「光栄に思うのだな下郎が」

男(...すんげぇ上から目線の姫さんだな)


64 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 14:29:37 CgVQb8.g
男(よく見たら顔も恐そうだな、あのツリ目がとくに...)

男(でもまぁ、俺のタイプだけど)

氷姫「で、執事よこの者が本当にそうなのか?」

執事「はい、十中八九間違いないかと」

氷姫「.......」

氷姫「ちっ...!」

男(え!?舌打ち!?)


65 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 14:38:11 CgVQb8.g
氷姫「こんな男が永年ワタシ...我々が待ち望んでいた者とは...」

氷姫「興醒めだな...」ハー

男(何かすげえバカにされているような...)

氷姫「...おい貴様」

男「!は、はい!」


66 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 19:05:53 lfSS8Dxc
氷姫「貴様は強いのか?」

男「え?強い?」

氷姫「強いのかと...」ヒュー バキ バキ

男(え?な、何か急に寒く...)

執事「いけません氷姫様!?」

男「ふえ?」

氷姫「...言っている!!」ビュンー!!


67 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 19:27:29 lfSS8Dxc
バキバキバキッ ドゴーーーーーン!!

男「ぎゃあああああああああ!?」

男の目の前に巨大な氷の塊が落っこちた

男「あばばばばばばば 」ガクブル

氷姫「ふん!」プイッ

執事「氷姫様!」

氷姫「コイツが悪い!!」

男(お、俺が何したんだよ...)ガクガクブルブル


68 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 19:40:53 lfSS8Dxc
氷姫「こんな軟弱な男が...」プルプルプルプルッ

氷姫「こんな軟弱なクソ男が...」グッ

氷姫「...あの『選ばれし者』のわけがない!!」

氷姫「お前なんか死んでしまえ!ばーーか!!」

ダダダダダダッ!!

氷姫は何処かへ行ってしまった

男「何あれ...」


69 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 20:01:55 lfSS8Dxc
男「一体なんなのさあ、本当に....」

男「美人な姫さんに会えたと思ったらいきなり罵倒されるは」

男「質問してきたら氷の塊をぶつけられるは」

男「あげくの果てに死ねだよ!死ね!」

男「ばーーか!」

男「ふざけんな!!」


70 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 20:12:43 lfSS8Dxc
執事「申し訳ありません男様」

男「申し訳レベルじゃねーだろコレは!!」

執事「本当に申し訳ありません」ペコ

執事「わたくしもあれほど荒れている氷姫様を見るのは初めてです」

男「教養が行き届いてねーぞアレは!!」


71 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/05(土) 22:40:17 HrShzZZs
執事「普段はとてもお優しい方なのですが...」

男「どこが優しいんだよ!」

男「『ジロジロ見んな・気持ち悪い・死ね』だぞ!!」

男「普通人様にそんなこと言うか!!」

男「俺はマジで殺されそうグフッにゲホッなったんゴホゴホッ!!」

執事「落ち着いてください男様」サスサス

男「グフッグフッ、あ、ありがとう」


72 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 17:07:57 R8zrUQxE
男「し、しかしなんだってあんなにも荒れてたんだよ?」

執事「...それはわたくしが察するに」

執事「...」ジー

男「な、なんだよ」

執事「...いえ、やはり止めておきます」

男「いや言ってよ!気になるじゃん!!」


73 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 17:13:16 R8zrUQxE
執事「怒りません?」

男「怒られる事なのかよ!」

執事「はい」キッパリ

男「ぐっ...」

執事「あと、傷つきます...男様の心が」ニコ

男「微笑むな!!」


74 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 17:29:11 R8zrUQxE
男「ちくしょぉぉ...」

男「あーいいよ、言ってくれよ!」

男「何処からでも掛かってこい!覚悟は出来てる!」

執事「いんですか、言って?」

男「どんとこい!!」

執事「.....」

執事「...分かりました。では言います」


75 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 20:44:04 EmRGSvUs
執事「はっきり申し上げますと、氷姫様は『こんなみすぼらし奴があの選ばれし者
  なのか?』と思われた事でしょう」

男「.....」

執事「氷姫様は長年、それは小さい少女の頃からあの『選ばれし者』の存在を思い
  続けた事だとでしょう」

執事「いつか来るその時にこの『宝具』をお渡しするために」

執事「なのにそれが『こんな何処でも居そうな品の欠片もない男』が選ばれし者?」

執事「あらビックリ」

男「........」

執事「氷姫様のお心はそれはそれは傷ついた事でしょう」

執事「今は大人とは言え、それでも氷姫様の落胆ぶりは計り知れなかったこと
  だと思われます」


76 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 20:54:08 EmRGSvUs
執事「はぁ、お可哀想な氷姫様。オイオイオイオイ」ヨヨヨ

男「....」

執事「なんでまたこんな男が選ばれし者か」

執事「神様も本当、残酷ですね」

執事「その傷ついたお心、出来ればわたくしめが変わってあげたい...」

執事「....と、まぁこんなところです」ニコ

男「.....うっ」

男「..うう...うっ...」

ブチッ←何かが切れる音

男「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

男は血の涙を流した


77 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 21:02:44 EmRGSvUs
男「なんでそこまで言われにゃならんのだあああああ!!」

執事「あらあら」ニコ

男「そもそも執事、てめーの心情も入ってんだろーが!!」

執事「いえいえ、滅相もございません」

男「ちくしょーーーーーーーーー!!」

男「帰る!俺は帰るぞ!!」

男「此処まで来てそんなこと言われる筋合いはねーーー!!」

男「さっさと宝具を貰って帰るぞ!!」

執事「かしこまりました」ペコ


78 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 21:11:34 EmRGSvUs
ーとある寝室ー

氷姫「.....」

氷姫「...ムカつく」

氷姫「ムカつくーーーーーー!」ジタバタ

氷姫「なんなよアレは!あの品の欠片もない男は!!」

氷姫「今まで私が待ち望んだ者は一体なんだったのよ!!」


79 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 21:48:33 EmRGSvUs
>>75間違い

執事「氷姫様は長年、それは小さい少女の頃からあの『選ばれし者』の存在を思い
  続けた事でしょう」


80 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 22:00:01 EmRGSvUs
氷姫「...私は待った。長年待ち続けた」

氷姫「この日を!この時を!」

氷姫「小さき頃から私の使命は決まっていた」

氷姫「それは.....」

氷姫「それはこの国に保管されし『宝具』の管理と言う名の崇高な使命が!!」


81 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 22:17:18 EmRGSvUs
氷姫「その使命は時として、とても辛いものだった」

氷姫「逃げ出したい事だって一杯あった...」

氷姫「それでも私はいつの日か来る、そのお方の為に頑張った...」

氷姫「頑張ってきた!!」

氷姫「今では八人の姫にも数えられるようになった」

氷姫「この国に恥じぬように、その日が来た時にはしっかり『宝具』を渡せ
  るように」


82 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 22:26:46 EmRGSvUs
氷姫「なのに...」

氷姫「なのに!なのに!なのに!なのに!なのに!!」クワッ

氷姫「なのになんなのよ!あの男は!!」

氷姫「全然カッコよくないし!」

氷姫「只の人じゃん!」

氷姫「いえ、人以下よ!ゴミよ!」

氷姫「品はないしみすぼらしいし、何より軟弱!!」


83 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 22:40:32 EmRGSvUs
氷姫「私が放った氷魔法にびびるな!」

氷姫「あー言うタイプは私なんかを簡単には見捨てて直ぐ逃げるタイプに決まってる」

氷姫「そうよ、そうに決まってるわ!」

氷姫「あーそう考えたらまたムカついてきた」

氷姫「次に会ったら今度こそ私の氷魔法をぶつけてやるわ!!」

氷姫「百発ぶつけてやる!」


84 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/06(日) 23:50:59 EmRGSvUs
氷姫「あー、落ち着かないわね...」

氷姫「私ともあろう者が」

氷姫「それもこれも全部アイツのせいね!」

氷姫「アイツまだいるのかしら?」

氷姫「いたら本当に私の氷魔法で...」

ドゴーーーーーーーーン!! ドドドドドド!!

氷姫「!?」

氷姫「な、何!?」


85 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 00:10:05 x.sfVsOQ
ー雪ノ国上空ー

遡ること数分前 敵飛行船内部

敵幹部「場所はこの辺りで間違いないか」

敵兵「はっ!間違いありません!」

敵兵「我が結界探知レーダーにもこの場所から反応が出ております」

敵幹部「うむ、では対結界破壊魔導弾用意...」

敵兵「対結界破壊魔導弾用意!!」

敵幹部「」スウ

敵幹部「撃てえええええ!!」

敵兵「発射!!」


86 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 00:21:12 x.sfVsOQ
ドゴーーーーーーーーン!! バキバキバキバキッ!!

敵兵「魔法結界破壊確認!」

敵兵「雪ノ国内部見えます!」

敵幹部「うむ、ではあとのことは任せたぞ狼男よ」

狼男「ははは、お任せください!」

狼男「この五天魔王軍の一人、『火炎の狼牙」こと狼男が見事我らの敵、氷姫の
  首を討ち取って見せましょう!」


87 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 00:29:16 x.sfVsOQ
敵幹部「うむ、楽しみにしているぞ」

狼男「ははっ!」

敵幹部「では行って参れ狼男よ!」

狼男「ワオーーーーーーーーン!!」バッ


ー聖室ー

ドゴーーーーーーーーン!! ドドドドドド!!

男「うわわわわわ!?なんだなんだ!?」

執事「こ、これは一体!?」


88 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 00:38:18 x.sfVsOQ
騎士長「し、執事様大変です!!」

執事「どうしました騎士長!?」

騎士長「我が国の結界が何者かの攻撃により破られ、上空より正体不明の飛行船
   が現れてました!!」

執事「なんだと!?」

騎士長「飛行船には『黒薔薇』のマークが!?」

執事「なっ!?」


89 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 00:50:46 x.sfVsOQ
>>88間違い

騎士長「我が国の結界が何者かの攻撃により破られ、上空より正体不明の飛行船
   が現れました!」


90 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 01:00:01 x.sfVsOQ
執事「ま、まさか...魔王軍!?」

騎士長「!?」

男「何々!?なんなのさ一体!?」

執事「...男様、今我が国は大変危険な状態にあります。このままでは一刻の有余
  もありません...速やかにお逃げ下さい!!」

男「!?ま、マジで...」

執事「はい、マジです」


91 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 01:04:06 x.sfVsOQ
執事「ここは我が何とか...」

「騒ぐでない」

執事「!?」

騎士長「!?」

男(あ、...)

氷姫「騒ぐでない、執事よ」

執事「氷姫様!」

騎士長「氷姫様!」


92 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 22:48:26 TW69xpaw
氷姫「騎士長よ速やかに国民達を安全な場所に避難させよ」

騎士長「ははっ!」

氷姫「あわせて、この攻撃により負傷した市民の救助・手当て等をわすれるな」
騎士長「かしこまりました!」

氷姫「執事よ」

執事「はっ!」

氷姫「ソナタは国民達の安全が確保でき次第、騎士長とともに兵を率いてこれを迎え撃て」

執事「ははっ!」


93 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 22:58:42 TW69xpaw
氷姫「黒薔薇のマーク.....」

氷姫「おそらく攻撃してきた敵は、魔王軍一派の連中であろう」

執事「やはり」

氷姫「うむ」

男(魔王軍?)

氷姫「目的はやはり、宝具とこの私の首...」

執事・騎士長「!」

男「えっ!?」


94 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:11:56 TW69xpaw
氷姫「市民に攻撃がなされたならば、速やかに迎え撃て!」

騎士長「ははっ!」

執事「こ、氷姫様は...」

氷姫「案ずるな、我は八人の内の一人氷姫であるぞ」

氷姫「我に牙を向ける敵がおるならば、速やかに排除してくれる」

氷姫「私のことは気にせず、国民達を頼む執事よ」

執事「!」

執事「ははっ!かしこまりました氷姫様!!」


95 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:20:21 TW69xpaw
氷姫「うむ、では行って参れ!」

執事・騎士長「ははっ!」

タタタタタタタッ

男(...なにこれ、めっちゃガチやん...)

男(そもそも魔王軍てなに?)

男(敵なんている話し一切聞いてないぞ宝玉!!)

男(これはマジでヤバい)


96 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:27:29 TW69xpaw
男(どうしよう...と、とりあえず)

男「...あのぅ...」

氷姫「ん?なんだまだ居たのか貴様?」

男「...」

男「...お、俺はこのあとどうしたら?」


97 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:33:58 TW69xpaw
氷姫「...」

氷姫「.....ソコデミテヲレ」ボソ

男「え?」

氷姫「そこで隠れて見て居ればよかろう!この軟弱者が!!」

男「ひっ!?す、すみません!!」ダダダダダダッ

氷姫「ふん!」


98 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:41:32 TW69xpaw
氷姫(ヘタレめ!)

氷姫(やはりあんな奴が選ばれし者のわけがない!)

氷姫(私はあんな奴絶対認めな...)

バゴーーーーーーーーーン!!

氷姫「!?」


99 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/07(月) 23:51:24 TW69xpaw
氷姫「て、天井が!?」

「はっはっはっはっはっはっ!侵入成功!」

氷姫「な、何者だ!?」

「おっ、その声は...」

狼男「貴様が氷姫だな!!」

氷姫「!?」


100 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/08(火) 00:04:21 jCdXCARc
狼男「我が名は狼男!」

狼男「五天魔王軍が一人、『火炎の狼牙』の異名持つ者!!」

狼男「氷姫貴様の首、貰い受けに来た!!」

氷姫「!?」

男(あわわわ、なんか中二病ぽいのが来たぞ)


101 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/08(火) 22:21:49 jCdXCARc
氷姫「ふっ...私も舐められたものだ」

氷姫「貴様など我が氷の刃で切り裂いてくれる!」

狼男「はっはっはっは!」

狼男「さすがは氷姫、威勢はいいな!」

狼男「しかし、我が灼熱の炎で貴様の氷などすぐに溶かし葬ってやるは!」


102 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/09(水) 23:53:59 HMWNX.5s
男(ヤバイ、なんか危ない予感が.....)

狼男「喰らえ!」

狼男「炎熱硬弾!」

狼男「はあっ!!」

バコーーーーーーーン!!

氷姫「ふっ...」


103 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 19:48:06 JSNTOhgY
氷姫「氷結魔法『アイスウォール』!」

ガキンッ!

狼男「!」

氷姫「ふっ、貴様の炎はこの程度か?」

狼男「くっ」

男(あちちちちちち!!飛び散ってますから!!)


104 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 19:56:07 JSNTOhgY
氷姫「次は我の番だ!」

氷姫「氷結魔法『ダイヤモンドダスト』!」

バッバッバッバッバッバ!
狼男「くっ」ザシュ ザシュ

狼男「....やるな」

男(おお!姫さんつえー!)


105 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 22:18:28 JSNTOhgY
氷姫「ふっ、やはりこの程度か」

氷姫「一気にを終わらせてやる!」

男(おお!)

狼男「くく...」ニヤ

狼男「炎熱硬弾!!」

シュン!

氷姫「何処を狙っている!」

氷姫「そんなモノが我に当たる...え?」

ドゴーーーーーーーン!!

氷姫「きゃあああ!?」

男「!?」


106 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 22:32:16 JSNTOhgY
ゴロゴロ ゴロゴロ

バタンッ

氷姫「あう...」ヨロ

狼男「はーはっはっはっはっはっはっ!!」

狼男「我の攻撃は避けれても、我が攻撃から繰り出される爆風は避けることは出来なかったようだな!」

氷姫「...ああ...」

狼男「ふふ、これで終わりだ忌々しき姫君よ!」

狼男「炎熱硬弾!」

狼男「はあっ!!」


107 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 22:42:44 JSNTOhgY
ズゴーーーーーン!!

氷姫(し、視界がボヤけて...頭が...)ヨロ

氷姫(...ダメ...避けれ...私.........死....)

「姫さんあぶねーーーーーーーー!!」

氷「...え?」

男「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダキッ ギュッ
氷姫「きゃあ!?」

狼男「なに!?」

ドカーーーーーン!!

男「ぐはあ!?」


108 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 22:57:51 JSNTOhgY
狼男「ちっ!なんださっきの奴は!?」

狼男「煙で前が見えん!」

ゴロゴロ ゴロゴロ

バタンッ

氷姫「くっ、一体なにが....?」
男「」ギュッ ダキッ

氷姫「なっ!?///」


109 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/10(木) 23:11:10 JSNTOhgY
氷姫「こ、この無礼者!!///」

氷姫「だ、誰の許可を得て我の身体に抱き付いておる!!///」

氷姫「神聖なる姫の身体に抱き付くとは、貴様は即刻死刑だ!///」

氷姫「さっさと離さぬか!///」バッ

男「...ぐあ...」

氷姫「え?」


110 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/11(金) 22:29:42 GGDwMxc6
男「...うぐ...」

氷姫(な、なんで...背中に...火傷...痕...)

氷姫(!)

氷姫(わ、私を庇って.....)

男「あがっ!」

氷姫「!?」

氷姫「あ、ああ.....」


111 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/12(土) 21:25:21 nPQV/cYo
氷姫(ワ、ワタシは.......)

『この軟弱者が!』

『私を見捨てて直ぐ逃げるタイプに決まってる!』

『死ね!』

氷姫「........」

氷姫「.....」

氷姫「...」



氷姫「」ギリッ


112 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/13(日) 22:57:10 y3fWPJp6
狼男「あと少しのところで邪魔がはいったか」

狼男「煙のせいで氷姫が何処にいるかも分からん」

狼男「仕方ない、この部屋まるごと我が炎で焼き尽くすしてやる」

狼男「喰らえ!」

執事「させるか!」

狼男「なに!?」


113 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/15(火) 22:22:50 SZ21.95U
ガキンッ

狼男「ちっ!」

執事「爆発音を聞いて、急いで戻って来てみればまさか敵が侵入していたとは!」

執事「貴様、氷姫様をどうした!」

狼男「ふん、あの女ならあの煙の向こうだ」

狼男「あと少しのところで息の根を止めれたのだがな」

執事「!?」


114 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/15(火) 22:27:25 SZ21.95U
執事「おのれ氷姫様に手を出すとは許すまじ!」

執事「成敗!」

狼男「はは、やってみろ」
「その必要はない...」
狼男「!?」


115 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/15(火) 22:31:57 SZ21.95U
「ダイヤモンドダスト」

バッバッバッバッバッバ


狼男「ちっ!」

シュン!

狼男「そう何度も同じ手をくらうか!」

執事「氷姫様!」

氷姫「.....」


116 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/15(火) 22:39:33 SZ21.95U
執事「御無事でしたか氷姫!」


氷姫「うむ...」

狼男「ふん、運の良い女だ」

狼男「先ほどの正体不明の男に守られたか、二人共々死んで居ればよかったものを」

執事「貴様!」

氷姫「.....」


117 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/15(火) 22:56:40 SZ21.95U
氷姫「そちの言うとうり...返す言葉もないな...」

執事「こ、氷姫様?」

狼男「?」

氷姫「妾が不甲斐ないばかりにあの『お方』を傷付けてしまった」

氷姫「妾が弱いばかりに、あのお方を...」

氷姫「あのお方を.......」ググ

氷姫「」ググググググッ

氷姫「...よくも.....!」ギンッ!!

狼男「!?」


118 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/24(木) 00:55:30 fdOoPTz.
氷姫「」ゴゴゴゴゴゴッ

狼男(...な、なんという殺気...)

狼男(先程とはまるで違う...)

執事(あ、あの氷姫様が怒っていらっしゃる)

執事(一体氷姫様に何が...?)

氷姫「執事や...」

執事「!?」

執事「は、はい!」


119 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/25(金) 23:58:48 cbzeE/YQ
っ④


120 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/04/28(月) 12:21:29 joyYZO2M
氷姫「今妾の後方に負傷者がおる」

執事「!」

氷姫「すでに治癒魔法で傷の方は癒してある」

氷姫「妾は今から闘う、故に後方にいるあの『お方』を執事は安全な場所まで連れて行ってほしい」

執事「!」


121 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/02(金) 23:10:27 IhqkgnzI
age


122 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/04(日) 23:17:52 wNTsOKA.
執事「かっ、かしこまりました!」

氷姫「大切な方ゆへ、頼むぞ執事」

執事「はっ!」

狼男「何をさっきからべらべらと喋っている!」

狼男「来ないのなら此方からいくぞ!」

氷姫「行け、執事よ!」

執事「はっ!氷姫様もお気をつけて!!」

氷姫「うむ」


123 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/04(日) 23:27:09 wNTsOKA.
執事「」ダッ!

タタタタタタタッ!!

狼男「逃がすか!」

狼男「喰らえ!炎熱硬弾!!」

ズゴーーーーーーン!!
ガキン!!

狼男「なっ!?」


124 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/04(日) 23:35:39 wNTsOKA.
氷姫「...そう慌てるでない」

ヒュ~~~~ ヒュ~~~~

狼男「ちっ!やはりまずは貴様からか!」

狼男「先程の運はもう無いと思へ!」

氷姫「...」


125 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/06(火) 23:45:48 bize4NLk
狼男「喰らえ!」

狼男「3連続炎熱硬弾・大!!」

ドドドーーーーーーーン!!!

狼男「さすがの貴様でもコレは防げまい!!」

氷姫「...」

ヒュ~~~~ ヒュ~~~~

狼男「終わるがいい氷姫!!」


126 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 00:12:14 GKMIUWpA
なにこいつ銃つかってんの?


127 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 23:03:20 ajJbMdL2
>>126口から連続で吐いてると思って下さい


128 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 23:16:20 ajJbMdL2
氷姫「.....」

氷姫「ふんっ」シュパン

シュ~~~~~~~ウ......

狼男「なっ!?」

狼男「ば、ばかな....」

狼男「我の最大の炎を一振りで消しただと!?」


129 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 23:23:28 ajJbMdL2
狼男「貴様一体何をした!?」

氷姫「...なんと、気づいていなかったのか」

狼男「!?」

氷姫「お前は既に我のテリトリーの中...」

ヒュ~~~~ ヒュ~~~~

狼男「!?」

狼男「か、身体が...」ギギギッ


130 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 23:40:39 ajJbMdL2
氷姫「貴様は既に我が魔方陣の中に居たのだ」

ブオン! ピカーーーーーッ

狼男「イ、イヅノ間二...」ギギギギギッ

氷姫「貴様の攻撃を防いだあと直ぐにな」

狼男「ガンダド...」ガチガチガチガチ


131 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/07(水) 23:53:48 ajJbMdL2
氷姫「貴様は強かった、故に我はその強さを誤りあのお方を傷つけてしまった」グッ

氷姫「だからこそ、次は決してその様なことが無いように全力で行かせてもらったぞ」

狼男「」カチンコチン シーン

氷姫「さあ、終わるがいい.....極大魔法...」スウ



氷姫「アイスヘル!!」


132 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/13(火) 00:49:42 aOiZgS2Y
なんだろう、痒い。


133 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/15(木) 23:25:42 ZNgAM18k
狼男「」ボロボロ

狼男の体は凍り、そのまま崩れ落ちた

氷姫「...ふぅ.....」

氷姫「なんとか倒すことは出来たか...」

氷姫「しかし、魔王軍め...」

氷姫「ついに動き出したか.....」グッ


134 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/15(木) 23:34:28 ZNgAM18k

〜時は進み〜

ー聖室ー

男「うーーーん...」ムニャムニャ zzz

氷姫「」ジーーー

男「...も、もう.....」

氷姫「?」

男「食えない...」ムニャムニャ zzz

氷姫「」ガクッ


135 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/15(木) 23:38:54 ZNgAM18k
男「うーーーん...」ムニャムニャ

氷姫「」ソーーー

氷姫「」ツンツン

男「」ビクッ

氷姫「おっ...」

氷姫「」ソーーー ツンツン

男「」ビクビクッ

氷姫「はは...」ニコ


136 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/15(木) 23:45:45 ZNgAM18k
氷姫「」ソーーー

男「んっ...」ムク

氷姫「!?」ビクッ

男「ふぁぁぁぁぁ.....よく寝た」

男「てっ、何処だここ?」キョロキョロ

氷姫「」ジーーー

男「うお!?」ビクッ


137 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 19:44:03 dqZRVY4s
期待


138 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 21:34:20 6zACB2fA
氷姫「」ジーーー

男「.....」

氷姫「」ジーーー

男「.....」ダラダラ

男「あ、えーーー...」ダラダラ

男「どうも、男って言います」ダラダラ


139 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 21:41:18 6zACB2fA
氷姫「知っている」

男「...」ダラダラ

氷姫「傷の具合はどうだ?」

男「え?傷?」

氷姫「そうだ。わ、私を庇った際にうけた傷の具合だ...」

男「えーと...」


140 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 21:51:36 6zACB2fA
男(そうか、俺姫さん庇って狼男野郎の攻撃受けてそのまま気絶してたのか...)

男(だから俺、ここに居るのか...)

氷姫「どうなのだ?」

男「...あ、はい!大丈夫です!」

氷姫「本当か?」

男「は、はい!本当です!」


141 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 21:56:53 6zACB2fA
男(だ、大丈夫だよな...痛くないし...)

氷姫「そうか...良かった」ニコ 

男「!!」ズキューーーン

男(か、可愛い///)

男(こんな顔も出来るんだな///)


142 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 22:03:53 6zACB2fA
氷姫「ところで男」

男「は、はい?」

氷姫「一つ...聞きたいことがある...」

男「?」

氷姫「そ、そのなんだ...」モジモジ

男「ん?」

氷姫「ど、どうして...どうして私を助けた!」

男「えっ?」


143 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/05/19(月) 22:19:07 6zACB2fA
氷姫「あ、いや...その...///」モジモジ

氷姫「お、お前は恐くなかったのか?」

氷姫「あんな場所で魔法が飛び交う中...」

氷姫「私を庇って...下手をすれば死ぬかもしれなかったのだぞ?」

氷姫「なのにお前は...」グッ

男「.....」


144 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 23:45:53 AaYBW2x6
氷姫「恐かったはずだ...」

氷姫「痛かったはずだ.....」グッ

氷姫「なのに...どうして...」

男「...」


145 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/02(月) 23:53:33 AaYBW2x6
男(...『どうしてか』...)

男(...俺はどうして...?...)

男(...俺は...)

男(...俺はただ...)

男「ただ守りたかったんだ」

氷姫「えっ?」


146 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/03(火) 19:29:04 NP.6v5GE
バックコーラスが歌い始めるミュージカル仕立てで再生された


147 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/18(水) 09:14:04 hD83TBEg
男「あ、いや...その...」

男「...姫さんが...コホン、氷姫様が言うようにはっきり言って恐かったです」

男「痛い思いもしたくなかった...」

男「でも...」

男「でもやっぱり『逃げる』ことは出来なかったです」

氷姫「...!」


148 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/29(日) 23:44:07 UfoBA33Q
男「氷姫様が狼男に吹き飛ばされたとき、俺いてもたっても要られなかった」

男「俺自身、氷姫様に比べて凄く弱い存在ですけど...」

男「それでも氷姫様を守りたい助けたいと思って...」

男「だから身体が勝手に動いたと言うか...」

男「す、すみません守りたいとかちょっとおこがましい事言ってしまって...」

氷姫「そんなことはない!」


149 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/06/29(日) 23:52:12 UfoBA33Q
男「えっ」

氷姫「あ、いや...その...///」モジモジ

氷姫「わ、私は...///」

氷姫「私は...ウレシカッタ...」ボソ

男「はい?」


150 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/07/23(水) 20:49:53 .u1edN.g
むず痒い


151 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/08(金) 13:23:37 BzLtlSEg
まだかの


152 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/29(金) 08:28:22 3lCPuS6w
男「すみません、うまく聞こえなかったんでもう一度言ってもらっていいですか?」

氷姫「///!?」

氷姫「むー///」

氷姫「い、一度いったことはもういわぬ!!」プクー

男「えーーー」


153 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 20:48:28 Gtw6fa2.
うおぉっぉき来てるぅ


154 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/15(月) 19:39:44 9LllliEw
面白くなってきた


155 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/19(金) 07:46:42 KaDChuXM
しえん


156 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/19(金) 07:47:48 KaDChuXM
しえん


157 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/19(金) 07:49:45 nt.Dlk5g
しえん


158 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/01(水) 05:27:01 I40f8mVo



159 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/08(水) 02:56:08 HK7AlSKY
支援


160 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/19(水) 18:30:01 NP7g96cU
ツズキヲ早く見たい


161 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 09:09:35 oyETBLtI
支援


162 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 13:15:22 uLIRPmtg
http://www.fc-business.net/qgesw/


163 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 11:21:03 .XsFcllc
まだかのう...


164 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 00:19:38 6kB4xkA.
氷姫「そ、そんなことよりも貴様はまだ安静の身なのだ!」

氷姫「大人しく休んでおれ!」

男「わ、わかりました」ペコッ

氷姫「フン!///」

男(なんか、はぐらかされた気が)


165 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 00:31:43 Gp248LC.



166 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 00:31:45 6kB4xkA.
男「あ、そうだ!」

氷姫「ん?どうした?」

男「あの船は!?あのでっかい飛行船みたいな敵の船は!?」

氷姫「ああ、それなら心配は要らぬ」

氷姫「奴らの船なら、我が狼男を倒して直ぐに撤退していった」


167 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 00:46:51 6kB4xkA.
氷姫「それにより国や国民には余り被害が出ず、最小限の被害で押さえられた」

氷姫「これも執事や騎士長達の迅速な対応のお陰だ」

男「そ、そうですか、よかったぁ��掘�ホッ

氷姫「フフフ、この国心配してくれていたようだな」ニコッ


168 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 00:49:15 6kB4xkA.
間違い

氷姫「フフフ、この国を心配してくれていたようだな」ニコッ

文字化ばけしとる


169 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/18(水) 23:56:09 3G9BTVVQ
男「あ、いやぁ...ははは///」テレテレ

氷姫「フフフ」

男「...」

男「...あの、氷姫様」

氷姫「ん?」

男「もう一つだけ聞いても宜しいですか?」

氷姫「?」

氷姫「なんだ?」


170 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/19(木) 01:55:57 3.irJds2
支援


171 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/05(日) 11:40:32 2Gv3Gjb2
こねーな


172 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/09(土) 10:33:38 Q26Aau9c
はよ


173 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/06/13(土) 01:14:02 Xh5J9qOA
男「...あ、あいつらは...あの狼男といい、魔王軍っていったい?」

氷姫「...」

氷姫「...男は何も知らないか?」

男「は、はい...(宝玉はからは何も聞いてないし)」

氷姫「...」


174 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/06/13(土) 01:16:23 Xh5J9qOA
訂正

氷姫「...男は何も知らないのか?」


175 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/06/13(土) 01:19:47 Xh5J9qOA
訂正

男「...は、はい...(宝玉からは何も聞いてないし)」


176 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/06/13(土) 01:31:03 Xh5J9qOA
氷姫「そうか、ではそなたには話し知る必要があるようだな」

氷姫「...あ奴らは魔王の復活を企む魔王直属の残党兵ども」

男「残党兵?」

氷姫「うむ」

氷姫「その昔、魔王は勇者によって倒され封印された」


177 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/15(火) 02:23:34 832eadeQ
氷姫「魔王を封印したことにより世界に平和が訪れ、皆は喜んだ」

氷姫「だが、それを良しとしない者達がいた」

氷姫「それこそが奴ら」

男「魔王直属の残党兵」

氷姫「うむ」

氷姫「別名『黒薔薇』」


178 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/15(木) 00:14:39 YarmcinI
男「黒薔薇...」

氷姫「黒薔薇は魔王に対する


179 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/15(木) 00:33:05 z1EYgeqU
数ヶ月に1レスって完結までどんだけかかんだよ・・・


180 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 01:52:05 3WV0Igi.
男「黒薔薇...」

氷姫「黒薔薇は魔王に対する忠誠心が異常な程だった」

氷姫「奴らは魔王が復活することが出来る事を知ればいち早く動き」

氷姫「魔王の復活に時間が掛かる事を知れば、それでも待った」

氷姫「千年もの時を」

男「せ、千年.....」ゴクッ


181 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 02:07:40 3WV0Igi.
氷姫「それだけでなく、奴らは長い事各国の国々に攻撃を仕掛け我々人類を
  苦しめ続けてきた」

氷姫「魔王を封印しても争いが無くならなかった事は実に皮肉なこと...」

男「...」

氷姫「近年ではその活動も成りを潜めていたのだが...」

氷姫「遂に奴らは動き出した!」


182 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 02:16:36 3WV0Igi.
氷姫「男よ」

男「は、はい!」

氷姫「ソナタは紛れもなくあの撰ばれし者」

氷姫「今国は、いや世界は未曾有の危機に貧しておる」

氷姫「この危機を打破し世界を救える者は最早ソナタしかおらん!」

男(えーーーーーーーーーーーーー!?)


183 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 02:23:59 3WV0Igi.
氷姫「たのむ!どうか妾に、国に...世界に!!」

氷姫「力を貸してほしい!」

   ギュ

氷姫は男の手を強く握った

男「お、お...おおおっ」

男(ど、どうしたらええんじゃああああああああ!?)


184 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 02:29:22 3WV0Igi.
男(か、考えろ.....!!)

男(考えるんだ俺!!)

男(どうしたらいいか!?)

男(そ、そもそも俺なんかが世界を救う!?)

男(ムリムリムリムリムリムリムリムリムリ!!)

男(そんなの無理だってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!)


185 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 02:37:16 3WV0Igi.
男(って、もう答え出てんじゃん!?)

男(それならもう話しははえーだろう...!!)

男(断ろう!うん!それがいい!!)

男(姫さんには悪いけど...では早速...)チラ

氷姫「」ウルウル

氷姫は今にも泣き出しそうな顔をしていた

男「.....」


186 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/10/19(月) 11:03:03 5v3o5L/E
もうだいぶ前のことだけど「そのとうり」じゃなくて「そのとおり」が正しい


187 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/03(火) 23:25:35 FKH1bsnw
ご指摘ありがとうございます(^-^ゞ


188 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/03(火) 23:45:25 FKH1bsnw
男(お、俺が世界を救う.....)

男(なんか宝玉もそんなこと言ってたなぁ...)

男(でも、やっぱ無理だろう...あんな戦い観たら...)

どうして私を助けた!

男(...)

恐かったはずだ 痛かったはずだ

男「」グヌヌヌヌッ

『逃げる』ことは出来なかったです

男(ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ)


189 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/04(水) 00:03:14 hJX2K1ss
男「任せてください氷姫様」ギュ

氷姫「!?」

男「俺自信はとても弱い存在かも知れませんが...」

男「それでも俺は逃げも隠れもしません!!」

氷姫「男///」キュン

男「どこまで出来るか分かりませんが、それでも...」

男「救ってみせます!この世界!!」

氷姫「!?」


190 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/04(水) 00:08:38 hJX2K1ss
男(もうどうにでもなれこんちくしょう!!)

男(俺は逃げんぞ!!)

男(掛かってこい!!ちくしょお!!)

男(って、むちゃくちゃだなこコレ...)


191 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/04(水) 00:13:41 hJX2K1ss
男(こんなので世界なんて...)

氷姫「男!!」ガバッ

男「うお!?」

氷姫は男を強く抱き締めた

氷姫「ありがとう男、ありがとう」ギュウゥゥゥ

男(む、胸が...///)


192 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/04(水) 00:22:15 hJX2K1ss
氷姫「やはりソナタはまごうことなき撰ばれし者」ギュウ

氷姫「妾は本当に嬉しい」

氷姫「あのような力強い言葉で言うてくれて」

氷姫「本当にありがとう男///」ギュウ

男「お、おおお...///」


193 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/04(水) 21:32:01 4/lqvoxM



194 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 00:39:56 6qqIUqLs
男(む、胸が顔面にもろ...///)

男(こ、これはFはある...ぞ...///)

氷姫「ありがとう」ギュウ

男「むぐぐぐ///」


195 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 00:48:29 6qqIUqLs
男(で、でも...そろそろ...///)

男「ゴ、ゴウリビメザマ、ゾロゾロ...///」ムグムグ

氷姫「えっ?」ギュウ

氷姫「はっ!?///」

氷姫「あわわわわわ///」バッ

氷姫は男から離れたら

男「ふ、ふうぅぅぅ...///」アセアセ


196 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 00:53:18 6qqIUqLs
すみません、『離れた』で


197 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 00:59:17 6qqIUqLs
氷姫「す、すまぬ男///」アセアセ

男「い、いえいえ///」

氷姫「く、苦しくはなかったか?///」

男「いえいえ、もう全然!大丈夫です!」

男「むしろ最コウ、ゴホッ!ゲホッ!」

氷姫「?そ、そうか...ならよかった///」ホッ


198 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 01:11:22 6qqIUqLs
男(危ない危ない。余りに最高だったんで遂本音が)

男(まあ、でも...最高だった!!)キラキラ

男は無駄に輝いた

氷姫「しかし...」

男(!?)ビクッ

氷姫「本当にありがとう男」ニコッ


199 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/08(日) 01:17:03 6qqIUqLs
男「えっ?ああ...?」

氷姫「ソナタの一言で我も勇気がわいてきたぞ」

男「ゆ、勇気?」

氷姫「うむ」

氷姫「実は言うと、本当は妾は恐かった」

男「...」


200 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/10(火) 16:22:06 0GSj1f/6
おおぅ、来てた
あ、おっぱいおっぱい


201 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/12(木) 01:01:30 3datfFoI
氷姫「妾も...私も凄く恐かった...」ギュッ

氷姫は胸の前に手を当て寂しげな顔で拳を握り締めた

氷姫「魔王の存在は幼き頃より知っていた」

氷姫「そして奴ら黒薔薇のことも」

男「...」


202 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/12(木) 01:18:02 3datfFoI
氷姫「いつかは来るであろう敵」

氷姫「そんな時でも、奴らに敗けぬよう幼き頃より私は日々修行してきた」

氷姫「この国を護る為に」ギュッ

氷姫「そして今回、奴は現れた」

男「...」


203 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/12(木) 01:30:18 3datfFoI
氷姫「臆する瞬間なんて微塵もなかった」

氷姫「直ぐに終らせるつもりでもいた」

氷姫「でも...私の...私のミスで...」

氷姫「狼男にやられたとき、もう駄目だと思った」

氷姫「駄目だと思って凄く恐かった...」

氷姫「ああ、私はここで死ぬんだと...」

男「」


204 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/13(金) 01:37:05 IfvIc6gs
氷姫「でも...そう思った...」

氷姫「そう思った瞬間に」

氷姫「貴方が私を救ってくれた」ギュッ

男「...」

氷姫「その身を徹して私を...///」

氷姫「


205 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/13(金) 01:39:10 IfvIc6gs
氷姫「でも...そう思った...」

氷姫「そう思った瞬間に」

氷姫「貴方が私を救ってくれた」ギュッ

男「...」

氷姫「その身を徹して私を...///」


206 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/13(金) 01:47:14 Sq4Ot78c
氷姫「ありがとう男///」

男「氷姫様...」

氷姫「貴方の存在は私に勇気をくれた」

氷姫「貴方がいてくれたから今も私は此処にいられる」

氷姫「今私は貴方に感謝してもしきれない気持ちで一杯よ///!」


207 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/13(金) 01:54:46 Sq4Ot78c
男「いっ、いや��靴覆鵑世�凄くてれるな���///」

氷姫「フフフ」ニコッ

氷姫「...でも」

男「ん?」

氷姫「でも、それと同時に貴方には謝らなければいけないことがある」

男「えっ?」


208 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 01:24:12 VjEr5LUE
氷姫「貴方が此処に着たとき」

氷姫「そ、その.....」モジモジ

男「?」

氷姫「ごめんなさい!!」バッ

氷姫は深く頭を下げた

男「うお!?」


209 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 01:39:41 VjEr5LUE
男「い、いや一体どうしたんですか氷姫様?」アセアセ

氷姫「貴方が此処に着たときに私は...その、貴方に...」

氷姫「軟弱だとか。クソだとか。あ、あとは...し、死ねだとか...」

男(あ〜あ、言ってたなそんなこと)

氷姫「ほ、本当にごめんなさい...」ウルウル

氷姫は今にも物凄く泣き出しそうな顔をしていた

男(ほお!?)


210 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 01:51:58 VjEr5LUE
男「いやいやいやいや!!そんなの全然気にしてませんよ!!」

男「この俺がそんなこと気にする訳がないじゃないですか!!」

氷姫「で、でも...」ウルウル

男「そ、それにほら今は氷姫様そんなこと思ってないですよね?」

氷姫「そ、それは勿論!」


211 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 02:02:18 VjEr5LUE
男「な、ならもう気にする事なんてないですよ」

男「氷姫様がもうそう思ってないってことは逆に俺、認めてもらたってことでしょ?」

男「俺的にはそっちの方がすげー嬉しいな」

氷姫「えっ?」

男「こうして俺氷姫様と話してる訳だし」


212 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 02:11:48 VjEr5LUE
男「そ、そりゃ最初の内は余り良くはなかったけどさ」

男「でも、今はこうして話してる訳だし」

男「こうして氷姫様と話してるの俺すげー嬉しんですよ」

男「だからやっぱり、そんなこと気にしないで下さい氷姫様」ニカッ

氷姫「お、男...///」ジーン


213 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 02:18:10 VjEr5LUE
男「は、ははは」

男(こ、これでなんとか...)チラ

氷姫「ううう...」

男「ん?」

氷姫「ありがとう男///!!」ガバッ

氷姫はまた男を強く抱き締めた

男(ま、また///!!)


214 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/11/15(日) 18:34:52 LNIimFOo
三点リーダ使ったらどうだ

↑これ


215 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/19(土) 01:48:20 /QbR9GSM
>>214それ試してみます。


216 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/19(土) 01:57:42 /QbR9GSM
氷姫「本当にありがとう男。やっぱり貴方は///」ギュッ

男(あ〜ほんとヤバイ///)

男(姫様って胸だけでなく、すげーいいにおいもする///)スンスン

男(マジヤバイ///)

男(は〜......///)スンスン

男(.....)

男(...)

男(はっ!)

男(まてまてまて!)


217 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 00:38:02 qJKO0mD2
男(あぶねー! 良いにおい過ぎてマジ墜ちる所だった!)

男(氷姫様マジヤバイ!!)

男(本当に二度もこんな美味しい状況だが、やはり.....)

男「ア、アノ...ゴ、ゴウリビメザマ.....」ゴニョゴニョ
氷姫「えっ?」ギュッ

氷姫「はっ!?」


218 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 00:44:17 qJKO0mD2
氷姫「あわわわわわわわ!?///」バッ

氷姫は男から急いで離れた

男「ふ、ふう.....///」

男「す、すみません...なんか...///」

氷姫「い、いや私の方こそ...その、二度も.....///」モジモジ


219 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 00:53:37 qJKO0mD2
男「あ、いや俺全然気にしてませんよ、はははは.....///」

氷姫「そ、そうか...///」

氷姫「あ、あと男...」

男「はい?」

氷姫「そ、その...」モジモジ

男「?」


220 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/12/25(金) 00:57:52 qJKO0mD2
氷姫「こ、氷をぶつけた事もごめんなさい」

男(あーーー)

男(あったなそんなこと)

男「ははは、それも良い思いでですよ」

氷姫「男...///」ジーン


221 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/04(月) 00:01:50 rb9Wc7LY
おおっ来てた
こんごともよろしくです


222 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 00:04:44 FlAfXlQ2
>>221更新遅過ぎてなんかすみません。
書けるとこまで書きます(´・ω・`)


223 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 00:31:59 FlAfXlQ2
男「


224 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 00:39:32 FlAfXlQ2
男「ま、まあとにかく今後ともよろしくお願いします」

氷姫「う、うむ!こちらこそ!///」

男「ははは.....」

男(自分で言ってよく分かってねーけど、氷姫様がいいならいっか)

氷姫「そ、それはそうと男」

男「はい?」


225 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 00:51:55 68wmdiN.
氷姫「お、男はいつまでこの国に居るのだ?」

男「えっ?」

氷姫「あ、いやその...」モジモジ

氷姫「男はいつまでもこの国には居れぬ身」

氷姫「残りの宝具も集めねば成らぬゆへ、少しばかり気になって...」

男(あーーー)


226 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 01:01:27 68wmdiN.
男(そうだそうだ宝具宝具、俺宝具とりに来てたんだっけ?)

男(いきなりの敵の攻撃やらなんやらですっかり忘れてた)

男(そうだそうだ、そうだよ俺.....)

男(.....)

男(どうしよっか?)

男「うーーーん...」

氷姫「?」


227 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 01:09:09 68wmdiN.
氷姫「お、男?」

男「氷姫」

氷姫「は、はい!?」ビクッ

男「ちょっと、そのですねぇ...お願い事があるんですが...」

氷姫「お、お願い事?」


228 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 01:15:28 68wmdiN.
訂正

氷姫「お、男?」

男「氷姫様」

氷姫「は、はい!?」ビクッ

男「ちょっと、そのですねぇ...お願い事があるんですが...」

氷姫「お、お願い事?」


229 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/01/06(水) 01:19:36 68wmdiN.
男「いや、そんな大したことじゃないんですがその...」

氷姫「?」

男「もう少しだけこの国にいていいですか?

氷姫「えっ?」

氷姫「そ、それはどう言う...」

男「」


230 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/25(水) 01:06:27 /8bROXVI
男「実はですね、俺この世界の人間じゃないんですよ」

氷姫「!?」

氷姫「そ、それは一体どう言う...?」

男「話せば少し長く成るんですけど、よーは.....」

男「この世界の事教えて下さい!!」

氷姫「!?」


231 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/25(水) 08:33:17 1HwyQXCA
これ完結するの?


232 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/31(火) 00:50:25 jTifgj.Y
男「俺この世界に来て何も知らない状態で今に至ってですね」

男「この世界がどんな所なのか、この世界に来て何が必要なのか」

男「俺自信もっとこの世界について知りたいと言うか...」

男「今のこの状態を少しでも知ることが出来れば、例の宝具集めも少しは楽に成りそうだし」

男「何よりも...」

男「俺自信弱いのは嫌なんです!」

氷姫「!?」


233 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/31(火) 01:01:15 jTifgj.Y
男「あ、いや身体的に強く成るとかじゃなくて」

男「要するに、『情報』さえあれば今回の襲撃なんかにも少しは対処出来て」

男「氷姫様何かの役に立てたんじゃないかなって」

氷姫「男...」

男「だから氷姫様、お願いします」

男「もう少しだけこの国に居てもいいですか?」

氷姫「」


234 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/31(火) 01:09:40 jTifgj.Y
氷姫「そ、そんなの...」

男「」ドキドキッ

氷姫「いいに決まってるじゃない!」ギュッ

男「!?」

氷姫は男の手を両手で力強く握り締めた


235 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/31(火) 01:26:03 jTifgj.Y
氷姫「男、私貴方のその力強い決意確かに受け取ったわ!」

男「お、おお...///」ドキドキッ

氷姫「貴方がこの世界の人間ではない事は正直凄く驚いたけど、でもそんなの関係ない!」

氷姫「貴方と言う人は間違いなくこの世界に必要だわ!」

男「あっいや、そこまでは...」

氷姫「だから任せて、私が貴方を全力を持って支えてみせるわ!!」

男「」


236 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/05(日) 09:47:26 yVCIx.rM
うおぁお投下来てるぅ


237 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 01:36:54 fByvsYr6
男(なんか変な地雷踏んでしまった気がするけど.....まっ、いっか!!)

男(本当にこの世界の事一切何も分からない訳だし)

男(今は氷姫様に頼る事しか出来ないし)

男(なんとなるだろう!!わはははははははっ!!)

男は心の中で訳もわからず笑った

氷姫「あっ、それと男」

男「はい?」


238 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 01:51:55 bkz8cbJU
氷姫「そ、その...何て言うのかしら///」モジモジ

男「?」

氷姫「これから先、『私と男』は...と、とても長い付き合いに成りそうだと思うの///」モジモジ

男「え、えぇ?」

氷姫「そ、そのだから...何て言うの?///」

男「?(どうしたんだ氷姫様?)」

氷姫様「男はわ、私の事を『氷』と呼びなさい!!///」

男「えっ!?」


239 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 01:59:36 bkz8cbJU
男(呼び捨て!?)

男「い、いやそれは不味いんじゃぁ...」

氷姫「男の歳は幾つ?」

男「...17歳ですが」

氷姫「ちなみに私は16歳よ」

男(マジで!?)


240 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:05:08 bkz8cbJU
男(大人っぽく見えたから絶対俺より年上だと思ったけど...)

氷姫「い、意義は認めません!」

男「え、いや、ちょっ」

氷姫「だめったらダメ!!」

男「えーーーーーーっ」

氷姫「えーーーじゃない!!


241 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:10:10 bkz8cbJU
訂正

氷姫「えーーーじゃない!!」


242 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:25:04 bkz8cbJU
氷姫「男と私は歳が近い訳だし、何かと硬くならない様にするためにあえてお互いを
呼び捨てで呼び合う方が良いと思うの」

氷姫「その方が気兼ねなく接していける訳だし。これから男が私に何かしてほしい時はきっと
その方が良いと思うの」

氷姫「ねっだから男」

男「い、いやぁ...でも.....」

氷姫「もう!」

氷姫「これは決定事項です!!」

男「えーーーーーーっ」


243 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:33:21 bkz8cbJU
氷姫「つべこべ言わずに、はい!私のことを呼んでみて!」

男「んーーー...」

氷姫「ほら呼ぶだけだから」

男(マジでいいの?)

氷姫「は・や・く〜」

男(ま、まぁ呼ぶだけだし...)

男「こ、...」

氷姫「んっ?」

男「氷...」ボソッ

氷姫「!?///」パァァァァッ


244 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:43:27 bkz8cbJU
氷姫「うん!よろしい!///」ニコニコ ギュッ

氷姫は満面の笑みで男の腕に抱き付いた

男「うほっ!?///」

氷姫「じゃあ、これから男が知りたがってた世界の事教えてあげるね♪」

男「よ、よろしいお願いします///」
氷姫「むっ」ギュッ

氷姫は強く男の腕を握った

男(うほっ!?む、胸が///)
氷姫「違うでしょ」


245 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:45:38 bkz8cbJU
訂正

男「よ、よろしいくお願いします///」


246 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/13(月) 02:51:01 NoyYZQHs
男「えっ?」
氷姫「呼び方...」

男「あーーー...」

男「お、お願いするよ氷...」
氷姫「うん///」ニコニコ ギュッ!!

男(うほっ、また胸が///)

氷姫「じゃあ行こうか?」
男「お、おう」

男は全く威厳もなく返事をした

男(だ、大丈夫か俺...?)


247 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/06/18(土) 19:39:24 Vm6gPlfA
ちょろインだったか


248 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/17(火) 01:03:00 SMi7YaoQ
*こうして男は氷姫に頼み、この世界のことを自分の知らないことを
教えてもらうのだった。

ーとある別室ー

氷姫「...であるからして、この世界には」

男「.....」

氷姫「七つの大陸が存在し...」

男「.....」

氷姫「七つの大陸にはそれぞれに」

男(...ヤバイ)

氷姫「独自の魔法や文化が」

男(...マジで)

氷姫「発展、芽生えていき」

男(分からん!!)


249 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/17(火) 01:09:47 SMi7YaoQ
氷姫「こうした事から各それぞれの文化が構成されていったの」

氷姫「どう男?わかった?」

男「ごめん氷...」

氷姫「ん?」

男「全然分からん!!」

氷姫「!?」


250 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/17(火) 11:44:11 znc6iwz6
更新遅過ぎて何回初めから読み直したか…
もう落としていいんじゃない?


251 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 00:16:18 GZWdwYd.
氷姫「そ、そう...わ、私の教え方下手だった男...?」シュン

氷は少し落ち込んでしまった

男「いやいやいや!!そんな事全然ないです!!」

男「氷の教え方に全然問題はないです!ハイ!!」

氷姫「そ、そう」ホッ

男「いや只、あまりにも自分所の世界と状況が離れすぎてて頭が着いて行けない」


252 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 00:29:21 GZWdwYd.
男「『エルフの国』だとか『多種属との共存』だとか、『暗黒大陸』?」

男「なんじゃそりゃって感じです」

男「覚える事が壮大過ぎて逆に覚えれない」

男「本当ごめん氷...」ガクッ

男も落ち込んでしまった

氷姫「そ、そんな謝らないで男!」


253 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 00:48:54 GZWdwYd.
氷姫「ほ、ほら男はもともとこの世界の人間じゃないんだし、いきなり覚えろって言われても
そんなのは無理なのは当たり前で」

氷姫「何より、まだ始めて間もないし覚える事はこれからよ男」

男「氷...」

氷姫「それにこの世界の事を覚えられなくても、私がいるし」

氷姫「何か分からないことがあればその都度、私に聞けばいいわ。」

氷姫「ねっ、だから頑張りましょう男?」ニコッ

男「氷...」ジーン

男は心から氷の言葉に感動した


254 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 00:58:25 GZWdwYd.
男「そ、そうだよな?まだ始まったばっかだし、これからだもんな」

氷姫「うん」

男「そうだよな、そうだそうだ。ありがとう氷、俺なんかやる気出てきた!」

氷姫「その調子よ男」ニコッー


255 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 01:01:36 GZWdwYd.
男「そ、そうだよな?まだ始まったばっかだし、これからだもんな」

氷姫「うん」

男「そうだよな、そうだそうだ。ありがとう氷、俺なんかやる気出てきた!」

氷姫「うん良かった、男がやる気に成ってくれて」ニコッ

氷姫「じゃあ、もう少しだけ頑張ろうか男?」

男「ああ、お願いするよ氷」


256 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 01:52:37 GZWdwYd.
>>254間違い


257 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 02:02:51 GZWdwYd.
ガチャ

執事「これはこれは氷姫様、男様失礼致します」ペコッ

氷姫「あら、執事どうしたの?」

執事「昼食の御用意が出来ましたのでご報告にと」

氷姫「あら、もうそんな時間なのね」

氷姫「いいわ、男昼食にしましょう」

男「おっ了解!」


258 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/18(水) 02:11:25 GZWdwYd.
ー宮廷の間ー

男「う、旨い!!」

男「めちゃくちゃ旨いっす!!」モグモグ

男「何これ!?本当旨すぎる!!」モグモグ

氷姫「ふふ、男の口に合って良かったわ」ニコッ

執事「恐れながら、私も大変嬉しく思います」ニコッ


259 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/19(木) 00:18:48 YGaiqFWE
男「いや〜なんでこんなに旨いんだ?凄いなー!」

氷姫「男知ってた?」

男「ん?」

氷姫「この料理は魔法の力で作られてるのを?」

男「えっ!?マジで!?」


260 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/19(木) 12:40:55 Ue1CvZas
男「どうやって!?」

氷姫「ふふ、それはね」

氷姫「物事態は何処にでもある野菜やお肉と変わらないの」

氷姫「違うのは調理法の仕方」

男「調理法?」


261 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/24(火) 22:05:26 sEaobVIg
氷姫「そう、つまりは『火』よ」

男「ヒ?」

男「火って火だよな〜?」

男「そりゃあ料理には欠かせないのは分かるけど...あっ!そうか火力の違いか!

氷姫「それも有るかもしれないけど、違うわ男」

男「おお...」


262 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/24(火) 23:06:48 sEaobVIg
氷姫「私が言った『火』って言うのは『系統』の事を指してるの」

男「ケイトウ?」

氷姫「そう、だからこう言う事なの」

スウ

氷姫は手をかざし、空気中から氷の結晶を出して見せた

男「おおお!」

氷「この系統、つまりは魔法を使って私達は色々なことに応用してるの」


263 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/24(火) 23:24:12 sEaobVIg
男「応用...じゃあこの料理も」

氷姫「うん、火の系統魔法を使うことで通常の何倍も食べ物に火が通て美味しくできたの」

男「へ〜、魔法て凄いなー!」

男「魔法なんてこの世界に来て初めて見たけど、そんな使い方もあるのか」

男「魔法様様だな!」

男「てか、そういえば俺にも魔法て使えるのかな?」


264 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/28(土) 16:38:41 aBSStDBc
おっ、出来る事増えるのかな?


265 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/30(月) 00:32:09 8n1wbe8s
氷姫「確かに」

氷姫「この世界では魔法はごく当たり前にあるモノだから、違う世界からきた男が
魔法を使えるかどうか分からないですがわね」

氷姫「そうね、これはいい機会かも知れないわ」

男「ん?」

氷姫「男、食事が終わったら次は魔法に付いて詳しく話しましょう」

男「お、おう!」


266 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/30(月) 00:42:01 8n1wbe8s
※間違い

氷姫「この世界では魔法はごく当たり前にあるモノだから、違う世界からきた男が
魔法を使えるかどうか分からないわね」


267 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/01/30(月) 00:59:58 8n1wbe8s
ー魔法の間ー

男「...何だこの部屋、なんか身体がホワホワするぞ?」

氷姫「気づいた男?」

男「ん?」

氷姫「この部屋は『魔法の間』て言って、魔法の練習やその修行などで使う部屋なの』

氷姫「魔法が暴走しないように使用者の精神を落ち着かせる効果がある部屋なの」


268 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/01(水) 00:35:40 BYBWNx4E
男「へ〜、だから何か身体と言うか気持ちがこんなにも落ち着いてるのか」

男「てっ、魔法って暴走するの?」

氷姫「...するわ。魔法と言う言い方は少しおかしいわね」

氷姫「魔法の根源、『魔力』が暴走するの」

男「魔力?」


269 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/01(水) 00:43:17 BYBWNx4E
氷姫「そう、魔力は魔法を使う上でとても重要なモノなの」

氷姫「」


270 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/01(水) 00:55:05 BYBWNx4E
氷姫「そう、魔力は魔法を使う上でとても重要なモノなの」

氷姫「簡単に言うと魔力は魔法の燃料みたいなモノ」

氷姫「魔力なくして魔法を使う事は出来ないわ」

男「へ〜」

氷姫「だから男、今から私が男にその事を踏まえた上で男に魔力がある調べてあげるわ」


271 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/01(水) 00:59:33 BYBWNx4E
>>269間違いない


272 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/05(日) 23:52:25 wqybOeZ6
氷姫「男、どちらかの一方の手を私に貸して」

男「ん?こう?」スウ

男は右の手を氷姫に差し出した

氷姫「ありがとう」

氷姫「じゃあ調べてみるわね。男は何もしなくていいわ」

氷姫「只じっとその場を動かず待っていて」

男「ああ」


273 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/06(月) 00:04:42 KPjBc6ZU
氷姫「じゃあ調べるわね」スウ

氷姫は男の手を握りなにやら調べ始めた

氷姫「ふむふむ...」

男「」ドキドキ

氷姫「なるほど...」

男「」ドキドキ

氷姫「へ〜そう...!」

男(一体、これで何が分かるんだろう?)


274 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/06(月) 00:12:15 KPjBc6ZU
氷姫「よし!分かったわ男!」

男「!?」

氷姫「男、率直に言うわ。」

男「お、おう!」

氷姫「貴方に魔法は...」

男「」ドキドキ

氷姫「使えます!」

男「マジで!?」


275 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/02/06(月) 00:26:04 KPjBc6ZU
氷姫「うん、それも凄く珍しい系統を男は持っているわ」

男「本当!?」

氷姫「うん」ニコッ

男「おお...俺なん今凄くテンション上がってんだけど」ワナワナ

男「まさか自分に魔法みたいなそんな凄いモノが使える日が来るなんて」

男「ヤバイ、マジドキドキしてきた」ドキドキ


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