エレン｢リヴァイ兵長のフルネームを教えて下さい！？｣
リヴァイ｢あ？なに言ってやがる……
フルネームならさっきからお前が呼んでるじゃねぇか｣
エレン｢えっ？どういう事ですか？｣
"
リヴァイ｢どういう事も何も俺はリヴァイ・ヘイチョーだろうが｣
エレン｢はい？……ですから、俺はリヴァイ兵長のフルネームを……｣
リヴァイ｢だから俺はリヴァイ・ヘイチョーだっつってんだろ！｣
エレン｢………兵長って本名だったんですか？｣
リヴァイ｢あぁそうだ。これが俺の名刺だ｣ｽｯ
[人類最強:リヴァイヘイチョー兵長]
エレン｢ん？……ちょっ、ちょっと待ってくださいよ！
つまり……兵長のフルネームはリヴァイ・ヘイチョー？｣
リヴァイ｢さっきからそう言ってんだろ！
てめぇは頭まで化け物と同じになったか？｣
エレン｢意味が……分かりません！｣
リヴァイ｢あ？そのままだろうが
俺はリヴァイ・ヘイチョーだ｣
エレン｢……では、リヴァイ兵長が兵長になる前は何て呼ばれてたんですか！？｣
リヴァイ｢そのままリヴァイ・ヘイチョーだが？｣
エレン｢ややこしすぎます！！
じゃあリヴァイ兵長は生まれた時からリヴァイ・ヘイチョーだったんですか！？｣
リヴァイ｢当然だ。俺は生まれた時からリヴァイ・ヘイチョーだ｣
エレン｢でも、最初から兵長だったわけではないですよね？｣
リヴァイ｢あ？何度も言わせるなエレン
俺は生まれた時からヘイチョーだ｣
エレン｢あっ…いや、この場合の兵長は肩書きの方で
……名前の方じゃないです｣
リヴァイ｢あぁそっちか……
なら生まれた時はちげぇな
生まれた時はただのリヴァイ・ヘイチョーだからな｣
エレン｢(やっぱややこしすぎたろ………)｣
"
エレン｢えっと……じゃあ、リヴァイ兵長が団長になったらどうなるんですか！？｣
リヴァイ｢？……んなもんリヴァイ・ヘイチョー団長になるだけだろ｣
エレン｢それって、兵長なのか団長なのか分かりにくいですよね？｣
リヴァイ｢団長なんだから団長だろうが｣
エレン｢いやでもそれだと
『団長のリヴァイ・ヘイチョーです』
って訳分かんない事になっちゃいますよ！｣
リヴァイ｢訳分かんねぇのはお前だエレン
団長なら団長でしかねぇ
それ以上でも、それ以下でも
ましてやそれ以外の何者でもないだろうが……｣
エレン｢あっ、いやでも団長のヘイチョーって……
今だってヘイチョー兵長なのに……｣
リヴァイ｢何もややこしい事はないぞエレン
俺はリヴァイ・ヘイチョー兵長だからな(ｷﾘｯ｣
エレン｢じゃあ、俺は今までリヴァイ兵長の事をフルネームで呼んでいた
とも言えますね……
リヴァイヘイチョーって｣
リヴァイ｢まぁ確かに最初は
こいつ新兵のくせに俺を呼び捨てか？
と思ったな｣
エレン｢そうですよね……そうなっちゃいますよね……ﾊﾊｯ｣
リヴァイ｢ちなみにペトラは俺の事をヘイチョーの方で呼ぶ…
あっ、肩書きの方じゃないぞ｣
エレン｢えっ？ペトラさんってリヴァイ兵長の事をヘイチョーって呼び捨てにしてるんですか！？｣
リヴァイ｢あぁ…｣
エレン｢なんで分かるんですか？
……兵長って呼んでる可能性もありますよね？
あっ、今のは肩書きの方です｣
リヴァイ｢あいつは発音で分かる｣
エレン｢そうなんですか…｣
リヴァイ｢ちなみに、お前の発音の違いはもう分かったから
"肩書きの方の"とか言わなくていいぞ｣
エレン｢……分かりましたリヴァイ兵長｣
リヴァイ｢……さっそく呼び捨てか？なんだ？仲良くなったつもりか？｣
エレン｢いっ、今のは肩書きの方のリヴァイ兵長ですよ！
やっぱり分かってないじゃないですか！？｣
リヴァイ｢チッ……そうか。すまない｣
エレン｢……いえ｣
・
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・
・
エレン｢あの、もしかしたらペトラさんのヘイチョー呼びも
勘違いしてるんじゃないですか？
ペトラさんは本当は兵長って呼んでるのに
ヘイチョーってリヴァイ兵長が聞き間違えるだけじゃ？｣
リヴァイ｢いや、あいつの呼び方は分かる｣
エレン｢どうしてそう言えるんですか？｣
リヴァイ｢あいつ……へーちょ
って呼ぶから｣
リヴァイ｢最初はな、兵士長だったんだよ
ところがだ
俺がリヴァイ・ヘイチョーのせいでハンジが
リヴァイヘイチョー！リヴァイヘイチョー！
って言うからよ。周りの奴等が
リヴァイ兵長なのかな？
って勘違いしたんだよ
それ以来みんな俺をリヴァイ兵長って呼ぶようになったんだ
分かったかエレン？｣
―――――――
エレン｢……そうなんですか(結婚しよ)｣
リヴァイ｢……話は以上か？｣
エレン｢はい！色々教えて頂いてありがとうございました！｣
〜END〜
終わりです
乙
でも実際ペトラって言うほどへーちょって言ってるかな？
へーちょ！のが可愛いからです！