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:2013/08/01(木) 22:59:50 ID:hPlRsFLg
共に傷を負い、出会い、喰らい、成長を続ける美食屋達。
しかしその先に続く道は完全に別れ光が指す方向へはかつての悪が、闇の底へ進むはかつての英雄。
『人間』と呼ばれる存在が生み出す、負の連鎖、勝利の凱歌、自由の翼、反逆の意志。
数々の劇場を開催してきたこの会場に起きた一つの現象にすぎない。
「斬れろや!ナイーフッ!!」
再び鋭利な腕で斬り付けるトリコ。深く踏み込みより強く振り下ろす。
バックステップで避けるスタージュンだが先程の自分が放った一撃と同様。躱しても有り余る力は余波だけでも脅威になる。
「フライングって言わなかったら飛んで来ないと思ったか!?残念!フライングでしたァ?ハハハハハハハ!!」
最早正しい感情で正確な判断など出来ないトリコは大きく笑い獲物を見下す。
しかし迫るナイフの切れ味は本物であり確実に命を殺しに来ていた。
「くっ……!」
受けきるにも完全に避けの動作中だったため不意の一撃は止められることなくえぐり込む。
体を斜めに斬り裂くかのような傷跡から吹き出す鮮血。
「うんめぇ〜!!」
全身でシャワーの如く噴き出る鮮血を浴びる。口を大きく開きその美味を全体で感じる。
分かる。グルメ細胞が活発化するのが体を通して感じる。馴染む、馴染むぞ。やはり同じ世界の血肉ほど共鳴するのか。
切り裂かれた空の傷を炎で焼き尽くし止血するがそれに伴う痛みが体を駆け巡る。
その激痛に倒れそうになるが倒れるわけにはいかない。そもそも限界など既に超えている。
元々自分たちが開いた殺し合いだ。
その理由がドラゴンボールで操られたとしても責任は在る。現に行いによって何人も死人が出ている。
そして数多の世界にも大きな影響を与えてしまった。
そんな主犯達が傷の一つ――小さな命惜しんで背中を見させる訳には行かないのである。
ならばここでたった一人の悪鬼を仕留めるぐらいには己の役目を果たさんぞ。
故に纏うは明日へと貫く紅く燃え上がる炎の闘志天覇絶槍。
例えその身が朽ちようともせめて生きた証を立てようぞ。
「いいねぇスーパーサイヤ人様ヨォォォオ!!」
黄金に輝くその姿は意志の表れ――もう何も要らない覚悟の結晶である。
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