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要望スレ

5テスト:2013/08/01(木) 22:57:06 ID:hPlRsFLg



巨人の群れの中を飛び交う自由の翼――エレン・イェーガー。
両手に握り締める鋼刃で巨人を駆逐していく。
「よし!討伐数を稼いでやる!」
「エレン、ガスを吹かしすぎだ!」
「ったく、本当に死に急ぐ気か……」

続くベルトルト・フーバー、ライナー・ブラウン。
彼らもまた人類のために戦う兵士――その姿を持つ男達である。
三人の『戦士』は立体起動を扱い変則的な起動で撹乱、巨人の背に回り込み弱点を削ぐ。
場所は違えど相手は同じである。今までの経験を活かし巨人相手なら此方側が有利なのは明白である。

「どんどん討伐数を……うおっ!?」

光線を立体起動で躱し大地に降りるエレン。そこに駆けつけるライナーとベルトルト。
突然の攻撃に三人は、カズマと刹那、ヴァルヴレイヴ操縦者もその動きを止めて状況を受け止める。
そこには腕を黒光りに輝かさせる一体の巨人。

「おもしれぇ……喧嘩を買ってやる」
カズマがその姿に敵意を剥き出しにし己の心を明かす。
「あれも巨人なの?」
「いや、俺達の世界には……一体あいつは?」
疑問を投げるハルトだがライナーは確実な答えを出せない。
「あいつは――サイコガンの巨人と言ったところか」
「知っているのか!?エルエルF――「下がれ!!」

己の機体を前方に進撃させ光線の襲撃から皆を守るエルエルフ。
革命機の盾はサイコガンの攻撃を防ぐがその威力に後退させられてしまう。
「各自連携して道を切り開け!クロスゲートはすぐそこだ!」
エルエルフの啖呵を皮切りに一斉に動き出す一同。先手を飾るのは反逆者。

「衝撃のファーストブリッドォォォォォォオオオオ!!!!」

正面から立ち向かうのは当然である。寧ろそれがカズマの姿であり違和感など存在しない。
嵐が過ぎた後には僅かながらも巨人がいない空間を作り出す。そして一気に攻勢に映る。
カーミラが射出した1対のスピンド・ナックルがハルトの進むべき道に残っている巨人の首を斬り落とす。
射撃で牽制しつつクロスゲートを目指すハルトだが事は上手く運ばない。
いつの間にか巨人に囲まれ動く場を奪われる。そして後ろから噛み付く巨人。
「ハルト!」
「大丈夫……僕は大丈夫だから……このォ!!」
左肩に噛み付く巨人を剣で切り落とし屍を蹴り飛ばす。
射線上にいた巨人を巻き込み大きく吹き飛ばすが巨人は死なない。首を切り落とそうと再生してしまう。
その息の根を止めるにはうなじを斬り裂く――或いは再生を上回る力で対処するだけ。

サイコガンの一撃を防ぎつつ確実に進撃するエルエルフと5号機。
「サイコガンの巨人……それに刀や槍を持つ巨人か」
本来エルエルフの世界に巨人と呼べる生命体は存在しないがそれでも目の前の現象がイレギュラーな事は理解できる。
先程までは単調に捕食を行う、言わば知能を感じられない見難い塊だった。
鎧や超大型を除き知性を備えた巨人はいない、と勝手に想像していた。
「くっそ……聞いていねえし知らねえぞ!!」
火打羽の横を即座に飛び抜け敵線に見を投げ出すライナー。立体起動を扱い巨人の目を潰し再度トリガーを引く。
大きな弧を描き巨人の背後に回りこみうなじを斬り付ける。
「ウォオオオオオオオオ」
低い大きな声を発生し崩れ落ちる巨人。そして跡形もなく消え去る体。

アイナが跨る参号機火神鳴がその武器である剛力で巨人を吹き飛ばす。
宙で身動きの取れない巨人を立体起動で削ぎ落とすエレンとベルトルト。
人類は巨人を駆逐することが出来る。

だが巨人の数は一向に減らない。


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