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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

51名も無きAAのようです:2016/07/09(土) 22:54:22 ID:Q7uZ6AsA0

 屋根を降りレモネードはツンの元へ駈け寄った。
 激しい余波には晒されていたが、共に飛ばされたベッドが盾となり、大事は無い。


ξ ⊿ )ξ 「師匠」


 「大丈夫ですか?」と声をかけようとしたレモナをツンの言葉が遮った。
 ツンは拘束に縛られたまま、地面にうつ伏せている。
 その表情をレモナから見ることはできなかったが、心中だけは声の震えが物語っている。


ξ ⊿ )ξ 「私、アイツを倒さなきゃいけない」


 レモナは答えず、ツンの手足を縛る鉄線に触れた。
 指先に魔力を集中し、一本一本丁寧に斬り外す。
 鉄線の爆ぜる硬い音が、一定の間隔で響いた。


|゚ノ ^∀^) 「……あなたでは、あれには勝てませんよ」

ξ ⊿ )ξ 「知ってる。だから」

|゚ノ ^∀^) 「私に弟子を無駄死にさせろというんですか?」


 バチン、バチン、と鉄線が外れて行く。
 手首が解放されると、次は足へ。
 同じく、丁寧に一本ずつ弾き切る。


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