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( ^ω^)剣と魔法と大五郎のようです

136 ◆x5CUS.ihMk:2016/10/26(水) 22:26:59 ID:RSFxJfvw0

  ブレイゾンは顔が似ているだけでなく、ロマネスクにふさわしい才覚を持っていた。
  純粋な才能や感性と言う点では母に程ではなかったがそれでも十分高い。
  男児であるがゆえに筋力の成長も見込めたので、ピャーコとはまた違った極みの可能性があった。


  その上、二代目を思わせる堅実さ、父であるジィ譲りの品行方正さも兼ね備えていた。
  総合点で言えば断トツである。実際こいつは歴代で一番ヤバい「ロマネスク」になったりする。


  彼はピャーコとニュック、二人の師の元でメキメキと腕を上げた。 
  特にニュックの熱の入れようは異常であった。
  既に老齢だった彼はその残りの魂を全て注ぐかのようにブレイゾンに接した。


  ブレイゾンが最も恵まれていたのは、優れた指導者たるニュックの存在だろう。
  その関係はブレイゾンが十五になるまで、言い換えればニュックが逝去するまで続いた。


  ニュックが大往生を遂げたその年、ブレイゾンは四代目杉浦ロマネスクを襲名。
  親元を発ち、初代や師匠ニュックと同じく戦場を渡り歩く修練の旅に出る。
  指導者としてはイマイチだったピャーコが彼の才能を腐らせたくないが故にとった苦渋の判断だった。



   川*; ゥ;) 「きをつけるんだよ〜、 寂しくなったらいつでも帰っておいでぇ〜」

   (四ФωФ) 「大丈夫であるよ母上。必ず杉浦に恥じぬ剣士になって戻ってくるである」

   川*; ゥ;) 「ピャ〜〜、何か困ったことがあったら、お母さん大陸の端くらいまでならすぐ駆け付けるからねぇ〜」

   (四ФωФ) 「それじゃあ我輩の修行にならんであるよ」



  まあ実際んとこ、ピャーコが四代目を溺愛し過ぎて厳しく指導できなかったってのが一番の理由だったりする。


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