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( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。

1 名も無きAAのようです :2016/05/27(金) 22:01:24 ID:mYwEn/c20
立ったら投下できる。

462 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:42:17 ID:pUPAGRQU0

川 ゚ -゚)「それが何か関係あるのか?」

(´・ω・`)「関係あるかどうかを調べるのが今回の僕達の仕事なんだけどね。
そこから何か道が開けるかもしれないから」

ξ゚⊿゚)ξ「そりゃそうか」

(`・ω・´)「だが闇雲に調べるわけじゃないんだろ?」

(´・ω・`)「そりゃね」

重なった図に新たにひかれる赤い線。

川 ゚ -゚)「これは?」

(´・ω・`)「円形遺跡群の外周と、
そのすぐ内側の通路。
『円形』と呼んではいるけど綺麗な円ではないんだよね。
で、こっちが今攻略組がマップ攻略している迷宮区の図面」

重なったフロア図の横に、迷宮区のマップが現れる。

浮かんでいる黄色の線。

(´・ω・`)「線は判明している迷宮区の外周通路。
もちろん尺度は調整してあるけど、
これもまた重ねてみると……」

画面の図が重なると、
一部の赤い線がオレンジに変わった。

(`・ω・´)「これ、色はお前が変えてる?」

(´・ω・`)「うん。分かり易いかと思って」

(`・ω・´)「だよな」

( ^ω^)「お?」

(`・ω・´)「いや、なんでもない」

.

463 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:44:23 ID:pUPAGRQU0

('A`)「部分部分がきれいに重なるわけだ」

(´・ω・`)「うん。
で、更に言うと」

ξ゚⊿゚)ξ「迷宮区の入り口と、中央道路の入り口が同じ」

川 ゚ -゚)「迷宮区のいまだ未到達地点、おそらくはフロアボスの部屋と、
紫色の丸が重なるわけか」

(´・ω・`)「そういうこと」

ショボン以外の全員が溜息に似た吐息をつき、
壁の図面を凝視する。

(´・ω・`)「あとは現地で調べてみないとだけど、
何かヒントはあるんじゃないかな」

( ^ω^)「遺跡フロアでスイッチを押したら迷宮区に通路が出来るとかだったら面白いおね」

(´・ω・`)

川 ゚ -゚)

(`・ω・´)

('A`)

ξ゚⊿゚)ξ

(;^ω^)「じょ、じょうだんだお。
そんな目で僕を見るのは止めてほしいお」

(´・ω・`)「いや、うん。そうか」

川 ゚ -゚)「その可能性も……」

(`・ω・´)「無くはないだろう」

('A`)「簡単なスイッチとかではなくても」

ξ゚⊿゚)ξ「遺跡で何か決まった行動をするとか」

川 ゚ -゚)「遺跡と中央道路、両方で同じタイミングとか」

(;^ω^)「おっおっ?」

.

464 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:46:48 ID:pUPAGRQU0

川 ゚ -゚)「他には重なる場所とかないのか?
中央道路の周辺も気にしてみた方が良いだろう」

(´・ω・`)「もう少し詳しい情報をもらうよ。
同じモチーフの石像とか石舞台とかがあるかもしれない」

(`・ω・´)「それがいいな。
なんなら迷宮区を見に行くのも良い」

('A`)「迷宮区か。
パーティー二つでいくか」

ξ゚⊿゚)ξ「なに喜んでんのよ」

('A`;)「べ、別に最前線に興味がるとかそんなんじゃ」

( ^ω^)「興味があるんだおね」

川 ゚ -゚)「あるんだな」

ξ゚⊿゚)ξ「あるんだ」

(`・ω・´)「素直になれ」

('A`;)「べ、べべべべ別に」

(´・ω・`)「とりあえずアルゴさんと、
血盟騎士団のアスナさん、
あとエギルさんにも話を聞いてみるよ。
流石武具店のお得意さんにも攻略組がいるっていうから、
兄者と弟者に頼んでそこにも繋いでもらって。
色んな角度からの情報のすり合わせもしておきたいし」

(`・ω・´)「そうだな。それが良い」

川 ゚ -゚)「中央道路の周辺も調べなおしが必要かもしれん」

('A`)「そうそう。そこからそこから」

.

465 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:48:31 ID:pUPAGRQU0

ξ゚⊿゚)ξ「じゃああんたは中央道路、
私達は迷宮区の調査ね」

('A`#)「なんでだよ!」

立ち上がったドクオを白けた目で見るツン達。

('A`;)「あ、いや、その、ほら、レベル的にも強さ的にもさ、
迷宮区にはギルドのトップクラスをさ」

(`・ω・´)「素直になれ」

('A`)「……最前線行ってみたいです」

(´・ω・`)「とりあえずは打ち合わせが済んでからね。
というか、ボス戦はともかく最前線に行くのは反対はしてないんだけど。
ちゃんとルールさえ守ってくれれば」

('A`)「はーい。
そのルールがめんどくさい」

返事をしつつ座るドクオを、
ブーン以外は呆れた表情で見ていた。

ξ゚⊿゚)ξ「ところでさ。
ねえ、あっちからの連絡は?」

(´・ω・`)「あれ以来ないね」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたの予想が外れたの?」

(´・ω・`)「なら良いけど」

ξ゚⊿゚)ξ「どういう事よ」

(´・ω・`)「今最前線で起きていることは、
知ろうと思えば誰でも知ることが出来る。
情報屋にコルを支払えばね。
そして、僕達の事をある程度知っている人なら、
僕達が関わることを想像するのは簡単だよ」

.

466 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:50:07 ID:pUPAGRQU0

ξ゚⊿゚)ξ!

川 ゚ -゚)「つまり、そういうことか?」

(´・ω・`)「多分ね。
あのギルドからの依頼なら受けないって選択肢もあるけど、
アルゴさん、というよりも攻略組からの依頼ならば、
僕達は受けざるを得ないってことも分かる事だよ。
なんといっても『攻略』に関わる事だから」

(`・ω・´)「しかも、おれ達が倒されれば攻略が遅れる可能性がある。
ギルドを殺人ギルドとして一躍世に広めるチャンスだな」

ξ゚⊿゚)ξ「……シャキン」

冷静に、他人事のように呟いたシャキンを睨むツン。

(`・ω・´)「バカが考えそうなことを、言っただけだぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「分かるけど、ムカつく」

川 ゚ -゚)「つまり、今回の調査が狙われるという事か」

(´・ω・`)「可能性は高いと思う」

川 ゚ -゚)「ふむ……。
分かっていても、やるのか?」

(´・ω・`)「……うん」

川 ゚ -゚)「別に攻めているわけじゃない。
あの会議で、気持ちは切り替えたつもりだ」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ。
向こうが振りかけてきた火の粉は、
完膚なきまでに振り払って消してしまわないとね。
二度とそんな気にならないように」

('A`)「ああ。そうだな」

( ^ω^)「だおだお」

.

467 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:51:44 ID:pUPAGRQU0

(´・ω・`)「みんな……」

川 ゚ -゚)「それで、いつやるんだ?
状況を考えれば、すぐなんだろ?」

(´・ω・`)「うん。
攻略組からは早急の対応を依頼されている。
だから明後日って答えておいた」

ξ゚⊿゚)ξ「本当に早いわね。
ま、しょうがないけど」

('A`)「迷宮攻略に手間取ると、
その分勢いは下がるからな」

(´・ω・`)「本当は明日って言いたかったみたいだけど、
流石にそれはね。準備もあるし。
今話した内容も上げて、答えをもらわなきゃだし。
あと、血盟からはサポートに何人か出そうかって言われたけど、
急なチームだと動きが乱れる可能性があるからお断りしておいたよ」

(`・ω・´)「いいのか?」

(´・ω・`)「攻略組が居たら出てこないだろうからね」

川 ゚ -゚)「それならそれでいいと思うが」

(´・ω・`)「これ以上被害が出る前に潰さないと、とも思うんだ」

川 ゚ -゚)「うむ……」

ξ゚⊿゚)ξ「クー」

川 ゚ -゚)「いや、すまん。
大丈夫だ」

(´・ω・`)「……」

('A`)「クー。
不安なのはおれも、きっとみんな同じだ」

ドクオの言葉にそれぞれがそれぞれの態度で頷く。

.

468 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:53:48 ID:pUPAGRQU0

('A`)「でも、それ以上に殺人ギルドなんてものを許すことはできない。
ラフコフには、いやPoHには正直勝てる気はしないけど、
あいつ等には勝てるチャンスがあって、
潰すことが出来る力をおれ達は持っていると思う」

川 ゚ -゚)「ドクオ……」

( ^ω^)「僕達が出来るだけの事をやれば、
きっと勝てるお。
その為の策をショボンとシャキンが考えてくれたし、
僕らも頑張ってるお」

クーの手を握るツン。
その手がほんの少しだけ震えているのに気付き、
クーは驚いたように彼女の顔を見た。

ξ゚ー゚)ξ

ニッコリとほほ笑む彼女に、クーは泣き顔のような笑顔を見せた。

(´・ω・`)「みんなには、大変の思いをさせてしまっている。
けれど、僕達に出来る力があり、
そして狙われているのならば、
やるべきだと思うんだ」

(`・ω・´)「今回の件、
全員の意志でリーダーのお前についてきている。
だから今回は、お前は前を向いていればいい。
横や上や下は四人で、
後ろはおれが見ているから」

(´・ω・`)「……ありがとう」

( ^ω^)「おー!っだお」

.

469 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:55:24 ID:pUPAGRQU0

突然立ち上がり、片手を上げるブーン。

(;´・ω・`)「ちょ、ブーン!?」

(`・ω・´)「パーティーをやるぞ!」

続いて立ち上がり片手を上げるシャキン。
二人とも顔は笑っている。

(;´・ω・`)「シャキン!?」

('A`)「おー!だな」

ξ゚⊿゚)ξ「おー!ね」

川 ゚ -゚)「うむ、おー!だ」

ついで立ち上がり片手を上げる三人。

三人共ショボンを見ながら笑っている。

(;´・ω・`)「あ、あれはついやっちゃっただけで、
キャラじゃないのは分かってるから!
もうやめて!」

顔を隠して机に伏せるショボン。
耳まで赤くなっているのが分かる。

それを見た五人はそれぞれに笑い、
そして視線でそれぞれに合図して頷きあった。






.

470 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 22:57:49 ID:pUPAGRQU0
cm ShortVersion TYPE-TU

「私だって会いたいわよ!」

♪僕の声が届いた時に〜♪

ARデバイス《オーグマー》を使用したゲーム《オーディナルスケール》
その陰で進行していた陰謀は、英雄によって阻止された。

「でも、それが許されないことだって分かってる!」

だがその陰謀を知った少年が、自らの願いの為に動き出した。

「会わせてあげられると思う」

「おい!本気か!?」

「すまない。私は……」

少年の思いは波紋となり、

「そんなことが……」 
「できるっていうのか」
「でも、代償は必要もなよ」
「あいつは、そんなことを」
「やりたいっていうなら、やれば良いさ」
「仲間だから、止めたい」
「力になりたいから」
「おれだって……」

巨大な波を起こす。

そして袂を別つ友人達。

『( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。-MOMENT-
〜VIPのメンバーはオーディナルスケールで戦うようです〜』

少年に、彼女の声は届かない。

「大丈夫だよ。基にするのは、僕の記憶だから」

「あいつだって嬉しくない!私は笑ってるあいつに会いたいの!」

♪この瞬間を掴め〜♪

「  僕の名前は、《ホライゾン》だお  」

♪Catch the Moment♪

.

471 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:04:31 ID:pUPAGRQU0
cm

「赤い糸システム?って、あれ?」
「そう、あれだお」

♪君の前前前世から僕は〜♪

「火事一つで村を隕石で壊滅させるなんて、やるわねそいつ」
「犯罪者を褒めてどうするんだお」
「だってその火事では死者を出さなかったからタイムパトロールに引っかからなかったんでしょ。
それで2013年の隕石で壊滅なんてパトロールの穴をついた見事な作戦よ」
「だーかーら」
「でも、それならその火事を消しに行きましょうよ」
「だめだお」
「……同時間軸への複数の介入は禁止ってやつ?」
「それもだけど、時空嵐が起きてて難しいんだお」
「げっ」
「ギリギリ行けるのは、2016年」
「……は?隕石の三年後とか、どうすんのよって、そうかだから」
「「赤い糸システム!」」
「だおだお」
......  《赤い糸システム》
......  《特異点》
「どう?似合う?」
「おっおっ。綺麗だお」
「ば、バカ。名前はどうしようか……」
「戸籍もあった方が良いおね」
「……私の名は真知子」
「その名前とストールの巻き方はアウトだお」
「じゃあ……ミキとかで」
......  隕石の落下による死者。
......  歪まされた歴史。
「でも、なんでそんな回りくどいことをしてまで
こんな小さな集落をつぶしたかったの」
「歴史が狂うからだお。
計算だと大戦が起きて世界がぐちゃぐちゃになるお」
「…… …… は?」
.......  正しい歴史に戻すため、タイムパトロールが時をかける。
「もーもうあの男決断遅すぎ!」
「二人の糸を辿ってこれたのは良いけど結局僕らがやるしかないのかお!」
「タイムロック!巻き戻し!」
「スロー!」
「「「手伝いに来たよー」」」
「「遅い(お)!!」」
...... 『T.P.BOONのようです 〜your name〜 』
♪何光年でも この歌を口ずさみながら♪
「 君の名は 」
「ブーンだお」
.

472 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:07:08 ID:pUPAGRQU0

2.



二日後。
遺跡フロア。

目的の遺跡、『Aridend』にほど近い街の転移門前。

低層階と中層階の間ほどに位置し、
既に攻略されつくしてあると思われており、
且つそれほど重要なクエストも発見されていない為普段は閑散としている。

しかし今は人だかりができていた。

(アルゴ)「ショボン」

両頬に三本のひげのペイントを付けた女性、
『情報屋の鼠』ことアルゴが転移門から現れ、
集団の端にいたショボンに話しかけた。

(´・ω・`)「アルゴさん。
お疲れ様です」

ショボンは軽くお辞儀をしながら挨拶をし、
集団から離れて彼女に近付く。
そして彼女に続いて転移門から現れた女性にも頭を下げた。

(´・ω・`)「アスナさん。
おはようございます」

(アスナ)「おはようございます。
ショボンさん」

白と赤の戦闘服を纏った血盟騎士団副団長、
『閃光』の異名を持つアスナが栗色の長い髪をなびかせて同じように頭を下げた。

(アスナ)「壮観ですね」

.

473 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:08:50 ID:pUPAGRQU0

(アルゴ)「だネ」

(´・ω・`)「はい?」

(アスナ)「もしかすると、攻略組が集まった時よりも色取り取りで凄いかも」

(;´・ω・`)「ああ……」

アルゴとアスナの視線の先にはわいわいと喋っているメンバーたち。

武器も多種多様で見事だが、
各人の出で立ち、防具は『豪華』ですらある。
金・銀・青・赤といった派手な色をした堅固な鎧を纏う者がいれば、
刺繍の施された上品な色合いの軽装備の者。
ゴシックロリータのレースをふんだんにあしらったヒールの少女が目を引けば、
その横には落ち着いた色合いの袴姿の少女。
近くには同じく袴姿の刀を携えた浪人がいたかと思うと、
彼は公園でスケートボードでもしていそうな少年と話していた。

そして目の前にいるこの集団のリーダーである少年も、
今から舞踏会にでも行きそうな服装のマント姿であり、
二人は思わず笑みを漏らした。

しかし目の前の少年が投擲に関してはアインクラッド随一の実力者であり、
彼がマスターを務めるギルドは戦闘能力を含めて
中層エリアで活動するギルドとしてはトップクラスであることを知っているため、
その笑顔は好意的なものだった。

また、アスナは以前に調査依頼をして作戦の指揮を任せて以来、
それ以降何度となく自ギルドに勧誘している。

(;´・ω・`)「と、ところで今日は?」

(アスナ)「アルゴさんを通してはいますが、
元は攻略組からの依頼ですから一度ちゃんとご挨拶をと思いまして」

(´・ω・`)「そうでしたか。
わざわざありがとうございます。
ですが、命を懸けてボス戦をしていただいているのですから、
これくらいの手助けは当然です。
ですからお気になさらないようにしてください」

.

474 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:10:37 ID:pUPAGRQU0

(アスナ)「ショボンさん。
ありがとうございます。
そう言っていただけると少しは気が楽になります」

(´・ω・`)「それに、ギルドとして請け負った仕事ですので、
ちゃんと報酬もいただいていますし」

(アスナ)「それは当然です。
本来ならば自分達でやれば良いことですから。
ただこういった『調査』ならば、
戦闘に特化している私達より皆さんの方が適任だと言われまして」

(´・ω・`)「ご期待に沿えるように頑張ります」

(アスナ)「よろしくお願いします。
あと、迷宮区には今も血盟騎士団の者が攻略に出ています。
いくつかすぐ連絡のつく攻略組のメンバーもいます。
迷宮区での調査が必要な場合は、
私かアルゴさんにメッセージをください」

(´・ω・`)「はい。よろしくお願いします」

じっとショボンの顔を見るアスナ。

(´・ω・`)「なにか?」

(アスナ)「例のギルドの件、
アルゴさんからお聞きしています。
それが本当ならこちらに血盟騎士団からメンバーを出しますし、
私が一緒に行く事もできますが」

(´・ω・`)「ありがとうございます。
ですが今はまだ『中層フロアレベル』です。
攻略組とはいえ、皆さんがすべてを背負うことは無いと思います。
それに、おそらくは僕達が狙われています。
ですから自分達で対応しようと思っております」

(アスナ)「そうですか……。
ですが、気を付けてくださいね。
命が危険な真似は、出来るだけ避けてください」

.

475 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:11:59 ID:pUPAGRQU0

(´・ω・`)「ありがとうございます」

(アルゴ)「アーちゃんも心配性だネ」

(アスナ)「アルゴさん。
当然のことです」

(アルゴ)「大丈夫だヨ。
ショボン達ならネ」

(´・ω・`)「はいはい」

(アルゴ)「なんかアーちゃんに対する対応と違わないかイ?」

(´・ω・`)「いえいえそんなことありませんよー」

(アルゴ)「まったくこの子ハ」

(´・ω・`)「ところでお願いした件、
大丈夫ですか?」

(アルゴ)「ああ。大丈夫だヨ。
ショボン達と関係の薄い奴らで強い奴ってオーダーなら、
うってつけがいたんでネ」

(´・ω・`)「良かった」

(アルゴ)「な、アーちゃん」

(アスナ)「はい。任せてください」

(;´・ω・`)「え、ちょ、ま、まさかアスナさんに頼んだんですか!?」

(アルゴ)「だって、『強い人』って依頼だからね。
ショボンの信用に答える為に、
アインクラッドで三本の指に入るであろう二人に頼んだのサ」

(;´・ω・`)「確かにこれ以上ないくらい安心ですけど、
でもまさかアスナさんに……って、二人?」

.

476 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:13:49 ID:pUPAGRQU0

(アルゴ)「ああ。二・三人いれば安心だって話だったからネ」

(;´・ω・`)「いやまぁ『ありがとうございます。』
なんですけど、そんな二人に頼むなんて……」

(アスナ)「お気になさらないでください。
もともと作戦が終わるまでこの辺りにいるつもりだったので予定は開けてありましたから」

(´・ω・`)「ありがとうございます」

頭を下げるショボン。

(アルゴ)「やっぱり対応が違う」

(´・ω・`)「アルゴさんも、ありがとうございます」

(アルゴ)「よナって、い、いや、うん。
気にしないでいいヨ」

アルゴに向かって頭を下げたショボン。

慌てるアルゴを見てアスナが笑い、
頭を上げたショボンも笑顔を見せた。

(`・ω・´)「ショボン!全員揃ってるぞ!」

(´・ω・`)「はーい!」

シャキンに名を呼ばれふり返るショボン。

そして改めてアスナとアルゴにお辞儀をする。

(´・ω・`)「それでは、行ってきます。
依頼の件、よろしくお願いします」

(アスナ)「お気をつけて。
その件は、お任せください」

(アルゴ)「気を付けろヨ。
連絡もよろしくナ」

.

477 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:15:50 ID:pUPAGRQU0

(´・ω・`)「はい」

短く答え、足早にメンバーのもとに向かうショボン。

(アスナ)「本当に、大丈夫でしょうか」

(アルゴ)「大丈夫大丈夫。
あいつは、いや、あいつらは思ったよりも図太いからネ」

(アスナ)「アルゴさんはもう……」

(アルゴ)「さ、こっちはこっちで依頼を遂行しようかネ。
もう一人は先に行ってる手はずだヨ」

踵を返し、転移門に向かうアルゴ。

(アスナ)「あ、ちょっとアルゴさん!
もう一人って誰ですか?
それにアインクラッドで三本の指って。
団長はこういうのに関わらないだろうし、
も、もしかして……。
あ、アルゴさん!」

アルゴの後を追うアスナ。

転移門の前で二人は一度振り返って集団を見た後、
フロアの名前を言いながら転移門を通った。





川 ゚ -゚)「何の話をしていたんだ?」

(´・ω・`)「攻略組を代表して来てくれたみたい。
あと、アルゴさんに頼んでた護衛の件、
アスナさんが引き受けてくれてた」

川 ゚ -゚)「ほお。それは太っ腹だな」

.

478 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:17:36 ID:pUPAGRQU0

(;´・ω・`)「その感想は何か違う気がするけど」

(`・ω・´)「でもこれで安心だな。
気にしないで済む」

(´・ω・`)「うん。
要の一つだからね」

ショボンを中心にして、両側に立つクーとシャキン。

三人と向かい合うように立つ残りのメンバー。

軍隊のように整列はしていないが、
自然と今回のチームに分かれて固まっていた。

(´・ω・`)「みんな、朝早くからお疲れさま」

思い思いに返答するメンバーたち。

(´・ω・`)「詳細はメッセージしたしそれぞれに話してあるから大丈夫だと思うけど」

目を泳がす数名。

(´・ω・`)「一応概略だけ説明するよ」

数名がホッとした顔をした。

(´・ω・`)「この遺跡フロアにあるフィールドダンジョン『Aridend』遺跡の調査と、
上のフロアにあるフィールドダンジョン、
通称中央道路こと『Blesstart』を同時攻略します。
目的や調査ポイントもメッセージに送ったけど……」

ショボンの目線から外すように視線を外す数人。

.

479 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:19:32 ID:pUPAGRQU0

(´・ω・`)「……基本はリーダーやサブリーダーが指示を出すので、
指示通りに動いてください。
もしかすると別のエリアや隠し宝箱なんかを見つけることがあるかもだけど、
勝手に進んだり触ったりしないように。
特にジョルジュとシャキンとエクスト、気を付けてね」
  _
( ゚∀゚)「ほーい」

(`・ω・´)「はーい」

<_プー゚)フ「ここで名指し!?」

(゚、゚トソン「エクスト、返事は?」

<_プー゚;)フ「は、はい……」

(´・ω・`)「チームA(Aridend)はリーダーを僕として、
ドクオ、ジョルジュ、フサギコ、そしてシャキン、よろしく」

('A`)「んー」
  _
( ゚∀゚)「おう」

ミ,,゚Д゚彡「頑張るから!」

(`・ω・´)「ふっふっふ」

川 ゚ -゚)「チームB(Blesstart)は私がリーダーとして指揮を執る。
クックル、ミルナ、デミタス、エクスト、トソン、頼むぞ」

( ゚∋゚)『ああ』

( ゚д゚ )「うむ」

(´・_ゝ・`)「準備は万端だ」

<_プー゚)フ「まかせろ!」

(゚、゚トソン「力の限りに」

.

480 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:21:33 ID:pUPAGRQU0

川 ゚ -゚)「私達の役目は道を進み、ショボン達と連携を取ることだ。
途中に出るボスクラス対策は、一緒に進むチーム4に任せる。
ブーン、ツン、ブーム、シラネーヨ」

( ^ω^)「おっおっお!頑張るお!」

ξ゚⊿゚)ξ「任せなさい」

|  ^o^ |「微力ですが、尽力を注ぎます」

( ´ー`)「やれることはやるだーよ」

(´・ω・`)「今回は完全同時進行で、本部は置きません。
随時リーダー同士が連絡を取り合い調整を行いますが、
メッセージを送れない場合や、
送ることが出来ないエリアが発生することも考えられます。
そこで、」

( ´_ゝ`)「おれ達『チーム8』の出番だな」

(´・ω・`)「う、うん。そうなんだけど」

(´<_` )「なんでそんな名前なんだ?」

(´・ω・`)「何でもよかったんだけど、ドクオと兄者がそれが良いって」

( ´∀`)「仕事内容は二つのエリアを行き来して二つのチームのお手伝いもなね。
『そこにある』とか『なにをしろ』とか指示を出すもなから、
蜂の8の字ダンスからきてるもな?」

▼・ェ・▼「きゃん!」

( ´_ゝ`)「……うん。そう」

(´<_` )「(絶対に違う)」

(´・ω・`)「(違うよね)」

( ^Д^)「おい、……本当におれで大丈夫なのか?」

.

481 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:24:10 ID:pUPAGRQU0

(´・ω・`)「うん?適任だと思ってるよ?」

( ^Д^)「……わかった」

それぞれに表情を引き締めて仲間たちと会話するメンバー。

そんな彼らを見つめるいくつかの目。

しかし気にすることなくショボンは簡単な指示を出していく。

(´・ω・`)「あと兄者、弟者、黒鉄宮の件は?」

( ´_ゝ`)b「大丈夫だ。了解は得た。
さっき準備についたと連絡も来たしな」

(´・ω・`)「そう。良かった」

(´<_` )「うちの和装シリーズのお得意さんだけど、
まさか攻略組だとは思わなかった」

( ´_ゝ`)「あ、報酬はバーボンハウスで合コンよろしくとのことだ」

(´・ω・`)「……合コンはともかく、
報酬以外にご馳走はさせていただくよ。
さて、他に質問とかは?」

両隣以外の全員の顔を見るショボン。

それぞれに決意を込めた表情で頷き、
合図をして肯定の意を示す。

それに頷きで答えたショボンが、
シャキンを見た。

(`・ω・´)「ああ。大丈夫だ」

頷き、そしてクーを見る。

川 ゚ -゚)「問題ない」

(´・ω・`)「よし」

改めて目の前のメンバーたちを見るショボン。

(´・ω・`)「それでは、作戦『CROSS FIELD』を開始します」

良く通るその声に、全員が一斉に大きな声で答えた。

.

482 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:32:56 ID:pUPAGRQU0
cm ShortVersion TYPE-C&D

「おれだって会えるなら会いたいさ!」
「ならばこちらに来い!」

♪僕の声が届いた時に〜♪

ARデバイス《オーグマー》を使用したゲーム《オーディナルスケール》
その陰で進行していた陰謀は英雄によって阻止された

「間違えるのが分かっているから、止めたいんだ」
「間違えに気付いて立ち止まった時に、一番そばに居たい」

だがその陰謀を知った少年が、自らの願いの為に動き出した。

「会わせてあげられると思う」
「そんなのあいつも私も望んでない!」

少年の起こした波紋は、

「そんなことが……」 
「できるっていうのか」
「でも、代償は必要もなよ」
「あいつは、そんなことを」
「やりたいっていうなら、やれば良いさ」
「仲間だから、止めたい」
「力になりたいから」
「おれだって……」

巨大な波となり彼らを飲み込んだ。

『  僕の名前は、《ホライゾン》だお  』

そして袂を別つ友人達。

『( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。-MOMENT-
〜VIPのメンバーはオーディナルスケールで戦うようです〜』

叫んでも届かない思い。

「私に勝てると思っているのか?」
「足止めくらいはしてみせる」

悲しみが、連鎖する。

♪この瞬間を掴め〜♪

「それでも私は!」「だからおれは!」

♪Catch the Moment♪

483 ◆dKWWLKB7io :2017/03/25(土) 23:41:45 ID:pUPAGRQU0
以上、本日の投下は終了します。

前編を少しずつ投下しつつ、後編を進める予定です。

後編なのか……中編になるのか……。

ということで、まだ続くと思われますので、お付き合いいただけると嬉しいです。



さてここのところ投下した『cm』ですが、


* ゚・*:.。.:*・゜+ d(*´∀`)b うそです +.:*・゜゚・*:. *


映画を見終わって思いついたのを投下してみました。

映画を見た方ならわかる×××××………!!!

少しでもドキドキして楽しんでもらえたら嬉しいです。


ではではまたー。

484 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 01:05:59 ID:PFCJRGlc0
おつおつ
そろそろ激突か

485 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 06:18:57 ID:VAhTvIEM0
おつ
とりあえず嘘CMを話をぶったぎって入れる必要が有ったのかは疑問だ

486 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 19:11:59 ID:axslJQXc0
映画見て興奮して入れちゃったんだろ
投下マシンじゃないんだから分かってやれよ

487 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 20:49:46 ID:rkb.GW3c0
え?今日投下来ないの?

488 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 21:20:49 ID:5ddUWveg0
乙乙
面白かったし別にいいじゃん

489 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 21:35:26 ID:o64hnWyU0
たんに嘘CMを前か後にまとめて投下すればよかったんじゃ?ってだけの疑問だろ?
批判しているわけじゃないんだからこっちもそう噛みつかなくてもいいだろうよ
まあ話の合間に挟まなかったらCMじゃなくなるがなww
まとめてだと逆にくどくもなりそうだものなー

490 名も無きAAのようです :2017/03/26(日) 22:35:02 ID:JSER7DD20
「あ、これ本編に関係無いな」って分かった時点で高速スクロールですよ。

ともあれ投下乙

491 名も無きAAのようです :2017/03/27(月) 15:40:53 ID:DnEARDgM0
ロマネスクたちとの衝突もそろそろか

492 名も無きAAのようです :2017/03/27(月) 18:55:33 ID:ZrCxTS7Y0
ワクワクするなぁ

493 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:09:57 ID:WqVPvnkw0

3.



( ・∀・)「そろそろ始まった時間だな」

从 ゚∀从「『チームK』も始動だな」

視界の端のデジタル表示で時間を確認していたモララーが小さく呟くと、
横にいたハインが不敵な笑みを浮かべながら呟いた。

その顔を横目で見ていたモララーが小さくため息をつく。

从 ゚∀从「ん?」

( ・∀・)「いや、無駄にイケメンだなと思って」

从 ゚∀从「か弱い女の子に対してなんてことを。
傷つくぞこのやろう」

( ・∀・)「その言い方からして傷付いてなんかないだろうが。
それに、そう見えるようにワザとしているわけだし」

从 ゚∀从「……まあな」

フィールドダンジョン『Aridend』の中、
入り口から三つほど進んだエリアに二人はいた。

エリアに入ってすぐの茂みに隠れ、
隠蔽スキルとマントを使ってモンスターから完全に姿を隠している。

もちろん声にも反応してしまうため、
二人の会話はかなりの小声だった。

( ・∀・)「ま、その顔をしてれば、
そうした方が良いよな」

从 ゚∀从「まあ……な」

.

494 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:12:21 ID:WqVPvnkw0

ウインドウを出し、操作を始めるモララー。
どうやらメッセージを打っているようだった。

从 ゚∀从「前から聞こうと思っていたんだが」

( ・∀・)「ん?」

从 ゚∀从「モララーは私の事、
知っているのか?」

( ・∀・)「……うん」

从 ゚∀从「そう……か。
黙っていてくれて、ありがとう」

( ・∀・)「ま、知ったところで誰も変わらないと思うけどよ」

从 ゚∀从「私もそう思う」

( ・∀・)「本当、変な奴らだよな」

从 ゚∀从「おまえもな」

( ・∀・)「おまえもだぞ」

二人は横目で互いの顔を見て、
ニヤリと笑った。

( ・∀・)「そういえば、何でおれ達『チームK』なんだ?
A,Bは攻略する場所のところから、4と8は人数からだろうけど」

从 ゚∀从「どっくん命名だ。
チームKのKは影のこと、
KAGEのKだ。
流石どっくん」

( ・∀・)「ドクオ……。
なんとなく後付けな気もするけど?」

.

495 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:18:29 ID:WqVPvnkw0

从 ゚∀从「……言わないでくれ」

( ・∀・)「ま、チーム名なんて何でもいいんだけどよ。
確かに今回は、おれ達もあいつらもギリギリまでは『影』の予定だしな」

从 ゚∀从「……」

( ・∀・)「ハイン?」

从 ゚∀从「正直自信ない」

ウエストポーチに手を入れるハイン。
指先でアイテムを探し、指先でつまんだ。

( ・∀・)「ま、ショボンもそこは織り込み済みだろうから、
お前の好きにやっていいんじゃないか?
おれも、借りを返せるかなって思ってるし」

从 ゚∀从「……うん」

( ・∀・)「…… ……良かったな」

从 ゚∀从「え?」

( ・∀・)「ドクオに会えてさ」

从 ゚∀从「!」

思わず横にいるモララーに顔を向けるハイン。

その横顔は決してバカにした様子はなく、
真剣に前を見ていた。

ハインは息をのみ、
ほんの少しだけ頬を赤らめて口を開いた。

从* ∀从「うん」

( ・∀・)「さて、そろそろ準備しないとだな」

.

496 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:23:26 ID:WqVPvnkw0

そんなハインの表情を見ることは無く、
モララーは更に表情を引き締めながら、
手に装着している爪を撫でた。







フィールドダンジョン『Aridend』の入り口に、
ショボン達5人がいた。

(´・ω・`)「チームB、4共に入り口に着いたみたい」

簡易メッセージを打ち終えたショボンがウインドウを消しながら四人に声をかける。

('A`)「時間通りだな。
あと3分」

.

497 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:25:51 ID:WqVPvnkw0

(`・ω・´)「流石クーとトソンが一緒のチーム」

(´・ω・`)「シャキンも頼むよ?」

(`・ω・´)「任せておけ」

(´・ω・`)「……」

('A`)「……」

(`・ω・´)「なんだよー」

('A`)「がんばれ」

(´・ω・`)「信じてるから」

(`・ω・´)「むー」

話している三人から離れたジョルジュがダンジョンの入り口を見つめた。

深い緑の中にたたずむ巨大な石の門には、
リアルの世界で感じるような自然のぬくもりを感じることは出来なかった。
  _
( ゚∀゚)「     」

ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュ?」

横に立ったフサギコが、顔を向けて声をかける。
  _
( ゚∀゚)「ん?なんだフサギコ」

門を見上げたままのジョルジュ。

ミ,,゚Д゚彡「……大丈夫?……だから……」
  _
( ゚∀゚)「ああ。大丈夫だ。
まだ完全に信じちゃいないが、割り切った。
それが真実なら、おれはやるさ」

.

498 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:27:52 ID:WqVPvnkw0

ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュ……」

やっと横を向き、フサギコを見るジョルジュ。
不敵な笑みを浮かべていた。
  _
( ゚∀゚)「おれはおれのやれることを、
いや、やるべきことをやるだけだ。
……本当にそうなら、おれが止めてみせる」

ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュ……。
うん。頑張って、ほしいから……。
ふさも、頑張るから」

(´・ω・`)「ジョルジュ、フサギコ」
  _
( ゚∀゚)「ショボン」

ミ,,゚Д゚彡「ショボン」

名前を呼ばれふり返る二人。

ショボン達三人が、並んで立っていた。

(´・ω・`)「時間だよ。行こう」

気負いを感じさせない、穏やかな口調。

表情すらもいつもと変わらず穏やかだが、
どこか鋭利な刃物のようなイメージを抱く。

('A`)「この門のサイズなら、五人並べるな」

(`・ω・´)「お、いいなそれ。
最初の一歩は『せーの』だぞ」

二人の口調も軽く、会話はとりとめもない、いつもの雰囲気。

けれど心は鋭く引き締まっていた。

.

499 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:29:15 ID:WqVPvnkw0

笑顔の裏で気合を入れながら門のすぐ前で横に並ぶ五人。

(`・ω・´)「せーの!」

「「「「「最初のいーっぽ!」」」」」

シャキンの合図に声をそろえ、
全員が左足を一歩踏み出した。









.

500 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:31:33 ID:WqVPvnkw0

4.



川 ゚ -゚)「初めて来たときも驚いたが、
改めて来ても凄いな」

クーは、草原に立っていた。

正確にはそこはフィールドダンジョンであり、
且つ「草原」ですらない。

両側には森が見えるここは、二つの街をつなぐ『街道』だった。

だがフィールドダンジョンとしての名前『Blesstart』があり、
更に途中でエリアボス相当の敵が現れるこの道を、
ただの『道』として扱うプレイヤーはほとんどいなかった。

( ゚д゚ )「巨大な二等辺三角形」

川 ゚ -゚)「ん?」

(´・_ゝ・`)「シャキンがそんなことを言っていたが……」

川 ゚ -゚)「ああ。ショボンも言っていた。
今いるここが底辺で、頂点に向かってただひたすらに進んでいくような形だと」

ξ゚⊿゚)ξ「十個くらい進むとやっと『道』らしくなるのよね。確か」

(゚、゚トソン「はい。
そこに行くまでは本当に草原を歩いているようで、
ちゃんと『先』に向かっているのか不安になります」

( ^ω^)「迷った覚えがあるお」

<_プー゚)フ「おれもおれも!」

( ´ー`)「気を付けるだーよ」

.

501 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:33:59 ID:WqVPvnkw0

|  ^o^ |「そういうシラネーヨも進む方向を間違ったことがありますね」

( ´ー`)「忘れただーよ」

ガヤガヤと喋りながら進む九人。

そんな彼らを一歩引いた形でついて歩くクックル。

時折現れる虫型のモンスターも、
前の九人が即座に倒していく為彼は全員の背中を見ながら歩いているだけだった。

(´・_ゝ・`)「クックル」

( ゚∋゚)「?」

(´・_ゝ・`)「あー。その。ミルナとトソンも、良い奴だぞ」

( ゚∋゚)『ああ。よくしってる』

ボードに書くクックル。

(´・_ゝ・`)「うん。分かってくれてるなら、良いんだ」

ぽんぽんとその肩を叩き、
クックルの横を歩くデミタス。

ミルナも後方をチラチラとみている。

( ゚∋゚)「(ショボンは二人にばれた事を、笑顔で喜んでくれた。
でもたぶん、デミタスとミルナは前から知っていた。
おれがVIPのみんなと『喋って』いることを。
おそらくシャキンも知っている。
なのにショボンがそれをおれに言わなかったということは、
何か意味があったんじゃないだろうか。
おれが声を出せないという事実が。
おれの心が、仲間以外にも開けるようになる強さを持つまでの間。
だから、それが何か分かるまでは……)」

.

502 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:36:33 ID:WqVPvnkw0

デミタスの話を笑顔で聞きながら、
こちらを時々見るミルナの思いを感じながら、
前を見て歩く同じギルドの仲間の思いを信じながら、
クックルは歩いていた。





フィールドダンジョン『Blesstart』に入っていった十人を見送った兄者達は、
近くのオープンカフェでお茶を飲んでいた。

( ´_ゝ`)「むー」

(´<_` )「どうした?」

( ´_ゝ`)「ショボンの淹れてくれたお茶の方が美味い」

(´<_` )「それは同感だが、
NPC経営のカフェにあれクラスのクオリティを求めるのは無理だろう」

▼・ェ・▼「くーん……」

( ´∀`)「ショボンの淹れ方はもちろんもなけど、
茶葉もクックルが頑張って作った特製もなから、
一緒にしたらダメもなよ」

( ^Д^)「……」

転移門の見えるカフェで、
丸いテーブルを囲む四人。

モナーの足元ではビーグルがつまらなそうに体を擦り付けている。

( ´∀`)「ビーグル、どうしたもな?
大丈夫もなよ?」

▼・ェ・▼「……くぅん」

.

503 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:38:21 ID:WqVPvnkw0

( ^Д^)「な、なあ」

(´<_` )「ん?どうした?」

( ^Д^)「いや、その、いいのか?
こんなところでお茶してて」

( ´_ゝ`)「おれ達の仕事は、まず『待機』だ。
動ける時に動けるようにしておくのが、仕事だぞ」

( ^Д^)「いや、それは分かるんだけどよ」

( ´∀`)「アルゴさんから連絡が来たもなよ」

いつの間にかウインドウを開いていたモナー。
膝の上に載ったビーグルがウインドウを覗き込んでいる。

( ´∀`)「指定位置に到着したとのこともな」

( ´_ゝ`)「『チーム8』、揃ったな」

(´<_` )「まったく。勝手にチームに入れられてることを知ったら怒られるぞ」

( ´_ゝ`)「その程度で怒るような奴が攻略組にいるとしたら世も末だな」

(´<_` )「兄者の存在が世も末の象徴なんだけどな」

(*´_ゝ`)「照れるな」

(´<_` )「褒めてない。
あ、あと『風林火山』のやつらは人数に入れてないのか?」

( ´_ゝ`)「あいつらは支店だ」

(´<_` )「はあ?」

( ´_ゝ`)「名古屋っぽい」

(´<_` )「山梨じゃなくて?」

.

504 ◆dKWWLKB7io :2017/03/27(月) 22:41:38 ID:WqVPvnkw0

( ´_ゝ`)「新潟かも」

(´<_` )「兄者……」

( ´_ゝ`)「坂道は」

(´<_` )「ほんとに怒られるぞ」

( ^Д^)「(いいのかこれで)」

( ´∀`)「良いもなよ。今はこれで」

(;^Д^)!

プギャーに向かってにっこりとほほ笑むモナー。

その膝の上でビーグルが鋭く鳴いた時、
モナーの耳に新たにメッセージが届いた音が聞こえた。






.

505 名も無きAAのようです :2017/03/27(月) 23:30:54 ID:tYO8kr/.0
終わり?乙ー

506 名も無きAAのようです :2017/03/28(火) 23:59:22 ID:npcfKfhA0
お疲れ様でした
続き気になりまくりです

507 名も無きAAのようです :2017/03/29(水) 21:14:07 ID:uhA0XBlI0
巧妙なAKB48のステマをっっっ!!

508 名も無きAAのようです :2017/03/30(木) 00:48:22 ID:Nlrupjks0
どこ?

509 名も無きAAのようです :2017/03/30(木) 01:02:58 ID:HApKNCIE0
チーム名

510 名も無きAAのようです :2017/03/30(木) 01:54:59 ID:4sYK4a4IO
Kの後付け感が半端ないです

511 名も無きAAのようです :2017/03/30(木) 07:13:25 ID:p57xi8..0
こいつらが捕らわれた年にAKBって残ってるんだろうか


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