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食るようです
319
:
名も無きAAのようです
:2017/09/25(月) 21:10:14 ID:BMATtBqk0
何度聞いても不愉快だ、と素直は眉をひそめた。
それを終えると次は食道と直腸それぞれに糸を結びつけた。
忌屋の片隅に積んであったゴミから察するに、
食事だけはきちんと与えられていたようである。
胃の中身や便を無駄に撒き散らすことになれば、それこそ衛生的ではない。
その次には、肝臓の裏にある胆嚢に袋を被せて切り取らなくてはならない。
胆嚢は、肝臓から作り出される胆汁を一時的に保管しておく
謂わば倉庫の役割を果たす臓器だ。
脂肪を消化するために、水と馴染ませる働きを持つのが胆汁である。
が、この液体の味ときたらとてつもなく苦いのだ。
それをうっかり傷付けて、他の部位に付着させようものなら、
その部分は食すことが難しくなる。
では食べられないのかというと、そういうこともない。
よくよく水で洗い、血を抜いた後、
レバーと一緒にパテにしてしまえば、やはり美味しく頂けるのだ。
( ・∀・)「……親に愛されなかった君には分からないかもしれないけどさ、
家族の縁っていうのは案外捨てがたいものなんだよ」
不意の呟きに、クーは胆嚢を握りつぶしてしまいそうになった。
いくらビニールの中に収めてあるとはいえ、液体の流出を止めることはできない。
川 ゚ -゚)「……今、真剣にやっているんだ」
見て分からないのか、というニュアンスを込めて、
素直は吐息を一つ生み出した。
それに対しモララーは、肩を竦めてなおも話を続けた。
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