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これを魔女の九九というようです

352名も無きAAのようです:2017/05/21(日) 15:36:29 ID:Fqa66Dmo0
(´・ω・`)「本当に愛していたら君を痛い目には合わせない」

ζ( 、 *ζ「…………」

(´・ω・`)「本当に愛していたら、君を海に、いや、どこにだって連れて行くよ」

ζ( 、 *ζ「…………」

(´・ω・`)「君は本当の愛を知らないんだ」

可哀想だね、と魔女は言いました。
(´・ω・`)「僕がどうしてここに来たかわかる?」

ζ( 、 *ζ「……わかんない」

わたしは、俯いて涙をこらえるのに必死でした。
ママはわたしを愛していなかった、わたしはママを愛していたのに。
わたしは、ママを愛していたのに。

(´・ω・`)「君の声が聞こえたんだ。海に行きたいって」

だから連れて行こうと思ったんだけど、と魔女は区切りました。

ζ(゚、 ゚*ζ「……だから?」

(´・ω・`)「……君とお母さんを一緒にさせておいたら、いつか殺されちゃいそうでもっと可哀想だ」

だから、と魔女は手を差し伸べました。

(´・ω・`)「僕と一緒に旅をしよう。どこか、君が住みたいと思う場所があればそこにずっといたっていいから」

ζ(゚、 ゚*ζ「……ママに怒られちゃうよ」

(´・ω・`)「その時は僕が怒るよ。お嬢さんをあんな家に閉じ込めておくなんてあんたは酷い人だって」

ζ(゚、 ゚*ζ「……どこにでも連れてってくれる?」

心の奥底で、重く蓋をしていた欲望があふれ出そうとしていました。


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