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( ´∀`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです

879名も無きAAのようです:2015/03/15(日) 15:45:07 ID:nOzPvSzA0
暗い夜道を歩いていると不意に誰かの手が僕の足首をつかむ。
見下ろしてみると赤ん坊がこちらを見上げている。出来損ない。その赤ん坊が言う。
お前なんかの代わりに俺が生まれればよかった。俺が生まれれば。俺が生まれれば。

特に当て所もなく本屋へ赴く。何を買うわけでもない、ざっと見渡しておしまい。
帰りに買い物をして帰る。夕飯の食材、日用品、常備薬、等々……。
家に帰る。電気を付ける。それから部屋の隅に向かい、思い切り頭を壁に打ち付けて死ぬ。

( ´∀`)「或いは、遠大な想像が繰り広げられているのかもしれません」

地下の向こう側では太陽の光が届かない。人間は次の進化の手がかりを得る。
何十億年が経過して地球が太陽に呑み込まれたとき、地球人は驚くべき変貌を遂げている。
まず目玉はアルファベットのAのように並び口はGのように、そして鼻はRのように。

ポートレートを眺めている。幼気な少女のポートレートだ。
僕はそのポートレートに薬液を垂らす。ポートレートの中で少女が苦しむ。
マイスリーを無理矢理ねじ込んだ。少女は悶え喘ぎながら意識を失った。おやすみなさい。

寂しい駅舎に無数の小さなカンガルーが跳ねている。僕は水たまりを泳ぐ。
夜が明けたら故郷へ帰ろう。涙を流しながらそう思った。水たまりが深くなる。
しかし夜明けは来なかった。代わりにブルドーザーがやってきた。駅舎を破壊するために。




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