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Ammo→Re!!のようです

1 名も無きAAのようです :2015/02/08(日) 19:35:24 ID:F94asbco0
前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1369565073/

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                            配給

【Low Tech Boon】→ttp://lowtechboon.web.fc2.com/ammore/ammore.html

【Boon Bunmaru】→ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/rensai/ammore/ammore.htm

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876 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:48:33 ID:v4yXdykE0
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           ノ|  r‐‐ 、!  !   i|   リ/ ´又ヅ,川 |  |
            レ | ヽ \ 从 小 ,//    ¨¨ イ リ ! iト、
            {  /  { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i:     厶イ从 iト、ヽ }
           /  ∧  ̄ ̄ヽ             ハ/i}  ,リ j\}
.          /  / ∧   ̄ ̄ヽ   ー‐一   ∠   / /  ト ))
         /  人/ ∧  ¨マ_ノ}>   __  イ  `/ August 13th AM11:33
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――ようやく、獲物が罠にかかった。
だがあえて構う事はせず、デレシアは近くにあった土産物屋に入って行った。
しっかりと後を着いてきている事を確認しつつ、奥まった場所にある化粧室へと入る。
人の気配が化粧室へと近づき、擦りガラスの向こうに明らかに男の姿が浮かんだ。

デレシアの姿は死角にあり、向こうからは確認することはできない。
少しでも考える力があり、慎重な人間であれば足を踏み入れることはしないが、デレシアは相手が必ずここに入ってくると確信していた。
何故なら、デレシア相手にここまで接近し、隙を見せている時点で間違いなく状況判断に必要な勘が鈍い人間であるからだ。
どこの誰だか知らないが、その迂闊さが命取りになる事を教えてやらなければならない。

今、デレシアの機嫌はあまり良い物とは言い難かった。
ティンバーランドの人間を三人逮捕させることは出来たが、残党が未だこの島に潜んでいる。
彼等の性質上、残党は必ず仲間を見捨てることはせずに奪還を試みるはずだ。
そうした後にこの島から逃げ出すのだろう。

ならば奪還のために何をしているのかを聞き出し、余計な手間を省くのが賢い方法だ。
本当は向こうからデレシアを狙って襲ってくることを期待したのだが、全く期待していない三下が現れたことによって幻滅した。
戸が音もなく開けられ、基本に忠実にまず銃が入ってきた。
それを見逃さず、デレシアは銃ごと腕を掴んで化粧室へとその人物を引きずり込んだ。

あまりにも唐突な展開に、追跡者は踏鞴を踏んでバランスを崩す。
男はジュスティア軍人のカラマロス・ロングディスタンスだった。

ζ(゚ー゚*ζ「入るトイレを間違えた、なんて言い訳をする予定はあるのかしら?」

銃を掴んだ時点でデレシアはすでに撃鉄と撃針の間に親指を挟み、発砲を阻止していた。
虚しく銃爪を引こうとするカラマロスだったが、掴まれた右手の痛みの為か、人差し指は虚しく震えるだけだ。
この状態であれば棺桶も使えない。

(; ・ω・)「く、くそっ!! 放せ!!」

銃を掴むデレシアの手に力が一瞬だけ込められ、親指を除くカラマロスの指の骨が折れた。
悲鳴を上げそうになった彼の首を掴んで戸に叩き付け、銃を口に突っ込んで声を封殺する。
脚を使った抵抗を防ぐためにデレシアは彼の股間を膝で思い切り蹴り上げ、睾丸を一つ潰した。
股間とは言わば足の付け根であり、付け根が動かせなければまともな攻撃は生み出せない。

折れた人差し指を無理やりに動かし、いつでも銃爪を引けるようにした。

ζ(゚ー゚*ζ「貴方もティンバーランドの人間なのでしょう?
      一つ教えてもらいたいのだけど、返事はどう?」

877 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:49:27 ID:v4yXdykE0
空いている方の手でカラマロスがデレシアに反撃を試みたが、それを見逃す程デレシアは耄碌していない。
この期に及んで反撃をする神経については軽蔑するが、根性については祖父譲りだ。
カラマロスの右手を拳銃ごと握り潰し、激痛によって攻撃を強制的に中断させた。
更に喉も締めあげることで、悲鳴は蚊の鳴く様な小さなものしか生まれなかった。

ζ(゚、゚*ζ「話しているのは私よ?
      勝手に遮らないでくれるかしら?」

(; ・ω・)「かっ……ひゅ……!!」

ζ(゚、゚*ζ「クール・オロラ・レッドウィングはどこ?」

共に旅をするヒート・オロラ・レッドウィングの母であり、彼女が殺し屋になった原因を作った人物。
父と弟を爆殺されたヒートにとって、その女の生存は断じて許せないものだ。
そして女が逃げ遂せることによって、ヒートの苦痛は長引いてしまう。
復讐は本人の手で決着を付けさせるのが何よりの特効薬であり、その機会まで奪うつもりはない。

ただ、デレシアはその女を捕えてヒートの前に連れて行くだけだ。
生殺与奪はヒートに任せ、もしも彼女が何らかの理由でクールを生かすのであれば、デレシアがクールを殺す。
生かしたところでメリットは何一つなく、むしろ殺した方が有益に違いない。
雑草とは小さなものの集まりであり、一つでも見逃すとたちまち増えてしまうものなのだ。

ζ(゚、゚*ζ「あら、首を締めたら喋れないわよね」

窒息死寸前のカラマロスを一時的に開放し、酸素を吸わせてやる。
赤黒くなっていた顔に血の気が戻る。

(; ・ω・)「だ、誰が……!!」

再びデレシアの手が彼の喉を圧迫した。
カラマロスは目玉が飛び出そうなほどに目を見開き、必死にジタバタとあがくが、その攻撃がデレシアに触れることはない。

ζ(゚、゚*ζ「これが最後のチャンスよ。
      クール・オロラ・レッドウィングはどこ?」

再び手を離し、カラマロスに酸素を吸わせてやる。
せき込み、涙を流し、虚ろになった瞳でデレシアを見下ろして、カラマロスが口を開いた――

ζ(゚、゚*ζ「……ちっ」

――次の瞬間、デレシアはカラマロスから手を離し、その場から大きく飛び退いた。
直後、化粧室の扉がカラマロスごと爆ぜ、タイルの上に飛び散る。
カラマロスは破片の下敷きとなっているものの、死んではいなかった。
背中に棺桶を背負っていなければ、今頃彼の背骨は地面に転がる扉と同じ末路を辿った事だろう。

川[、:::|::,]『……私に何か用か?』

878 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:50:38 ID:v4yXdykE0
現れたのは、青白い光をヘルメットの奥に灯した小柄な黒い棺桶。
一見して細身の人間が甲冑を着ているようにも見えるが、その実、それは遠隔操作に特化した棺桶、“アバター”だった。
髪のように後頭部から垂れ下がる直径一インチの繊維は高性能なアンテナの役割を果たしており、電波の届きにくい地下などでも性能を発揮できる。
有効範囲は約546ヤードと短めだが、実用的な遠隔操作型の棺桶としては世界で初の機体であり、先駆け的な存在だ。

だが、その機体はヒートの駆る“レオン”によって破壊されていた。
杭打機による一撃はバッテリーと共にアバターの中枢を破壊し、それ以降の登場はあり得ないと考えていた。
だが、現にこうして現れたのを見ると、イーディン・S・ジョーンズの棺桶に対する熱情が桁外れに高いと認識を改めざるを得ない。
破壊された装甲の痕が残っていることから、これが修理途中で投入されたことが分かる。

不完全な状態での参戦は、相手が焦っていることの表れでもあった。
今、クールはデレシアの周囲546ヤード以内にいる。
そして、どうして今このタイミングで現れる事が出来たのかと言う事を組み合わせ、デレシアは一つの答えを出した。
クールは、デレシアの攻撃が届かない安全極まりない場所にいる。

ζ(゚、゚*ζ「人形には用はないわ。
      ヘリコプターの乗り心地はどうかしら?」

セカンドロックを襲撃した際、彼らは小型のヘリコプターを使っていた。
ならば、ヘリの中にコンテナを乗せておけば、安全かつ広範囲での移動が出来るはずだ。
それだけの安全性が確保できていなければこうして姿を現すはずもないし、不完全な状態の棺桶でデレシアに戦闘を挑むはずがない。
果たしてデレシアの予想は的中していた。

川[、:::|::,]『お見通しか』

ζ(゚、゚*ζ「臆病者の考えそうなことぐらい、誰にでも分かるわよ」

問題は、ヘリコプターは非常に目立つ物であり、それをジュスティアが見過ごすとは思えない事だ。
恐らく、ヘリコプターは目くらましが目的であり、本命は別にあるのだろう。

川[、:::|::,]『雑菌の塊を愛でる趣味の人間に理解されるのは、極めて不愉快だな』

ζ(゚、゚*ζ「雑菌の塊? あぁ、ティンバーランドのことね。
      貴女達を愛でたいと思ったことはただの一瞬たりともないわ。
      長い事付き合っているけど、ドブネズミの方がまだ愛嬌があるわよ」

刹那、アバターが右手足を同時に前に出し、接近戦を仕掛けてきた。
構えは堂に入っているが、動きは単調だ。
拳を捌き、回し蹴りを回避し、デレシアは左手で腰のホルスターから抜いた水平二連式ショットガンを構えると同時に至近距離で発砲した。
装填されているのは散弾であり、棺桶の装甲を撃ち抜くには威力が不足している。

だが、アバターの動きを止めるのには都合のいい弾である。
アバター最大の弱点は、遠隔操作の要であるアンテナを損傷することだ。
近距離ではなく遠距離になればなるほど、その存在は重要となるため、必死に防御するはずだ。
防御しなければ捜査の精度は格段に下がり、最悪の場合は動かすことすらできなくなってしまう。

散弾を至近距離で受け止めればアンテナはかなりの数を失うことになる。
ましてやそれがケーブルの集合している頭部となると、根元から全てのアンテナを破壊されることになる。
これだけ狭い空間と咄嗟の状況にも関わらず、クールの動きは素早かった。
両腕で頭部を守り、散弾を一度に受け止めることに成功した。

879 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:51:47 ID:v4yXdykE0
が、防御のために動きを止めた時、決着はついた。
デレシアの右手には漆黒のデザートイーグルが魔法の様に出現しており、銃爪は一部の隙も無く引かれていた。
一発目の銃弾は腕を貫通し、ヘルメットを強打。
銃撃による衝撃で跳ね上がった腕の隙間を狙った二発目が頭部を破壊し、遠隔操作の要となる集積回路を粉砕した。

倒れたアバターの頭部に更に三発の弾を浴びせ、OSを司る場所を粉々にし、修理不可能な状態にした。
ジョーンズが知識だけのアマチュアではなく、強化外骨格に関するかなり高度な技術も習得している事を考えれば、徹底的な破壊は当然と言えよう。
結局クールを捕まえることは敵わなかったが、これで相手の底が知れた。
遠隔操作の棺桶を好んで使っていることからも分かる通り、あの女の本質は極めて臆病であり、極めて卑劣。

そして、極めて慎重で計算高い人間だ。
己が戦闘に参加する事が味方にとってそこまで大きなメリットを見出せない以上、攪乱することに徹した方が味方にとってはありがたい事だろう。
今になってデレシアを襲撃したのは、味方が逃げる時間を稼ぐことと、単独でデレシアに襲い掛かった狙撃手を逃がすことが目的だったのだ。

ζ(゚、゚*ζ「……」

いつになく動きが機敏なことに、デレシアは違和感を覚えた。
いつものティンバーランドではない。
これまでとは異なる何者かが指揮を担当し、デレシアの力を測ろうとしている。
頭の切れる誰かが急きょ参加し、陣頭指揮を執っているのだろう。

ただでさえ面倒な状況に拍車をかける行為に、デレシアは苛立ちよりも先に感心した。
相手もようやく進歩したようだ。
やみくもになってデレシアを攻撃するのではなく、推し量ろうというのだ。
実に面白い発想だが、その発想に付き合ってやる義理はない。

銃声で騒然となった店内をデレシアは悠然と進み、店の外へと出た。
そこで、相手が仕掛けた第二の手に思わず失笑した。
今回の指揮者は実に狡く、そして他者を駒として使うことに長けている。

( ><)「……なるほど、タレこみの通りなんです」

警官が十名以上、完全装備の状態でデレシアを店先で出迎えた。
装備はショットガン、アサルトライフル、拳銃と非常にバリエーション豊かだ。
これが本命だと、デレシアは確信した。
本来追うべき相手を警察に戻したデレシアの行動を無に帰すための一手。

世界中に点在する警察にデレシアを追わせれば自分達の手間が省けると考え、この手を考えたのだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ……」

面白い。
もしもカラマロスを逃がすだけで終わっていたならば、こうは思わなかった。
ただの不快な輩、虫螻が一匹増えた程度にしか感じなかっただろう。
だがしかし、新しい策士は一味違い、組み立て方を心得ている。

これまでとは違い、歯応えがある。
よほど大切に秘匿してきた駒なのだろう。
心意気だけでなく実力を備えてきており、明らかに前回の時と比べて進化している。
質の向上はデレシアにとっては嬉しくない予兆だが、成長し切った大木ほど倒しやすいのも事実だ。

880 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:52:34 ID:v4yXdykE0
熟れた果実が地面に落ち、大木が倒れ、朽ち果てるのは自然の摂理。
今しばらく経過を観察し、その成熟し切った姿を見るのは少し先になりそうだ。
そう言った意味では楽しみであり、同時に、興味の対象として考えてもよさそうだ。

ζ(゚ー゚*ζ「逮捕するつもりかしら?」

( ><)「勿論なんです。 抵抗は無意味です」

ζ(゚ー゚*ζ「罪状は?」

その目は逮捕だけが目的ではない事を雄弁に物語っていた。
肉を前にした犬のように貪欲な光をその奥に輝かせ、涎を垂らしてその時が来るのを待っている状態だ。
演技が下手な男だ。
ジュスティア警察で生きて行くには、もう少し演技の勉強が必要になる。

( ><)「話す義務はないんです」

ζ(゚ー゚*ζ「あら、ジュスティア人にしては乱暴ね。
      ランダ警告すらしないで逮捕なんて、フォックスが何て言うかしらね」

実力で正義の都の市長に上り詰めたフォックス・ジャラン・スリウァヤは、些細な手違いでも決して妥協をしない女だ。
仮にも、正義を信仰する正義の街に相応しい女の部下である人間がそれを破るのは乱暴と言う他ない。
末端の人間ならばいざしらず、報道担当官となれば己の言動がジュスティア警察の意志と捉えられても仕方ないことは分かっているはず。
それを無視してでもデレシアを捕まえようというのは、流石にフォックスの意志ではない。

己の意志がそこに介入し、フォックスからの命令を都合よく変えているだけだ。

( ><)「さ。 来るんです」

ζ(゚ー゚*ζ「お断りする、と言ったら?」

( ><)「力づくで捕まえるんです」

迂闊な男だ。
本当に、迂闊だ。
捕えるという事は殺さないという事。
殺さないという事は、警官たちに下された命令は戦闘ではなく捕縛。

ならば、話は早い。

ζ(゚ー゚*ζ「勇ましい事ね。
      なら、まずはこの状況を打破して見せなさい。
      英雄狂――ドン・キホーテ――らしく、動揺することなく勇敢にね」

( ><)「何を言って――」

――直後、大地が大きく揺れ、不意を突かれた人間は全員転倒し、地震対策を施していない棚からは食器などが溢れ出し、遂には棚まで倒れた。
大地が揺れる寸前、もしくはほぼ同時に届いた爆発音は、あまりにも巨大すぎたために爆発音として認識されていなかった。
地鳴りのように低く、そして圧倒的な音は聞いた者の体を麻痺させるだけの力があった。
島民が未だかつて経験したことの無い巨大な地震。

881 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 20:58:20 ID:v4yXdykE0
それとほぼ同時に、猛烈な突風が島中を駆け巡り、多くの物を宙に舞い上げた。
誰もが地面ではなく、空を見上げる。
まるで、そうしなければならないと命令されたかのように。
地に伏せた状態のベルベットはまるで悪夢を見るかのように、空を仰いだ。

空が。
青々とした蒼穹が。
彼を無表情に見下ろし、彼を嘲笑うような大空が。
今は、たまらなく恐ろしいものに映っていることだろ。

(;><)「な……」

空に立ち上る巨大な雲。
それはまっすぐに。
大蛇が鎌首をもたげるようにゆっくりと上空に向けて成長し、大きな樹木や薔薇を思わせる姿を形作る。
その雲の名前を知る者はほとんどいない。

それはかつて世界を滅ぼした炎の代名詞として、大勢の人間の目に焼き付いたものだ。
見下ろされることの恐怖。
見上げることの恐怖。
幻想的であると同時に、破壊的な何かが起きた時にだけ人が目にする雲。

それは、きのこ雲、と呼ばれて恐れられ人間の遺伝子に刻み込まれていた。
最古は火山噴火の際に。
そして最新では核爆発の際に。
島中の意識がきのこ雲と地震に向けられている隙を、デレシアは決して見逃さなかった。

店の奥へと風のように移動し、小窓から難なく路地裏へと抜け出した。
銃弾は遅れてデレシアの軌跡をなぞるように発砲され、店の商品を穴だらけにする。
最初からデレシアを殺すつもりだったなら、一発ぐらいは掠ったかもしれないが、初めにその意図を口にした時点で弾が当たらない事は分かり切っていた。
それに、核爆発を知らない人間達がその威力を目にした時に呆然とするのは無理もない。

人知を超えた物を目の当たりにすれば、人間は固まってしまう生物なのだから。
何にしても、デレシアがこの島に上陸した目的はこれで達成された。
即ちニューソクの安全な無力化だ。
ニューソク、それは小型で大出力の核発電装置であり、世界が栄華を極めた時代の遺産。

デレシアがこの島に立ち寄ったのは、そもそもニューソクを無力化する為だった。
その過程でショボン達がデレシアを嵌めるために余計な画策をし、島で騒動を起こし、それを鎮静化するトラギコに手を貸したに過ぎない。
本当であれば無視してもいい事態だったが、ブーンの教育にトラギコが役立ってくれたこともあって力と知恵を貸したのだ。
ようやく事態があるべき場所に収まるかと思われたが、警官たちの登場によって再びデレシアに警察の目が向けられた。

だがすでにデレシアは手を打った後だった。
グルーバー島から西に離れた場所にある島の地下へと向かい、デレシアは無効化するための処置と爆破装置の設置を一夜で終えた。
必要なことを心得ていたデレシアはニューソクの爆破処理の場所として、ニューソクの補完されていた島の地下を選んだ。
分厚い特殊壁によって守られた地下は、軍事施設の中心部として機能していた場所でもある。

882 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:00:15 ID:v4yXdykE0
第三次世界大戦の際にこの島はかなり重要な拠点として役割を担い、多くの戦闘が行われた地だ。
最後の防衛ラインである地中深くに設置されたニューソクの爆発は、地震にも似た揺れを引き起こし、キノコ雲を生み出したが、放射性物質は漏れ出なかった。
津波や地震の被害によって放射性物質が流出した過去を生かし、度重なる開発研究の末に例え爆破されたとしても放射性物質を即時吸収、無効化する素材が作られた。
そしてその素材は、ニューソクが設置される場所を覆うようにして幾重にも重ねられ、今回の爆発に於いてもその力を発揮した。

島そのものが消し飛ぶことはなく、灼熱の炎が空を目指して上昇し、あのような雲を作るだけでとどまっている。
だがその威力はあまりにも強力であったため、今頃、施設の直上は大変なことになっているだろう。
土砂の中から埋もれていた強化外骨格が姿を現しているかもしれないし、逆に、土に埋もれたかもしれない。

ζ(゚ー゚*ζ「……」

先ほどの店から三ブロック程離れた通りを歩いていると、一台のワゴン車がデレシアの傍を通り過ぎたところで路肩に停まった。
運転席の窓が開き、見覚えのある手が車に乗るように促す。
後部席にあるスライドドアが自動で開き、デレシアはそこから車内に入った。
車はすぐに発車した。

ζ(゚ー゚*ζ「どういう心境の変化かしら?」

運転席の男の顔を見ずに、デレシアは質問を投げかける。
後ろには本物の棺桶が積まれていた。
僅かに香る花の芳香は、棺桶の中に遺体と共に敷き詰められた色とりどりの花弁を連想させる。
運転手の男はルームミラーを一瞥してから答えた。

(=゚д゚)「貸し借りの問題ラギ。
    それに、ここは歩調を合わせた方がいいだろ?
    まずは何があったのか教えてもらうラギ」

ζ(゚ー゚*ζ「お互いにその時間が必要そうね」

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        ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; - .._´,
       ._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ  ヾ
      ::( ( .     |:  !     )  )
        ヾ、 ⌒〜'"|   |'⌒〜'"´ ノ
          ""'''ー-┤. :|--〜''""   Ammo→Re!!のようです
              :|   |        Ammo for Reknit!!編 Epilogue
              j   i
            ノ ,. , 、:, i,-、 ,..、
      _,,  ,. -/:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ:::
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天高く成長していくキノコ雲を見上げて、イーディン・S・ジョーンズは声を上げて笑っていた。
これが嗤わずにいられる物か。
世界を滅ぼしたとされる炎が、今こうして目の前に現れている。
文献と写真でしか見たことの無い雲の出現に、ジョーンズは勃起していた。

(’e’)「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」

883 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:01:49 ID:v4yXdykE0
学者である彼の口からは、まともな言葉が出てこない。
興奮が彼の頭脳を支配し、下着の中に射精したことにすら気づかなかった。
眼前の雲は破壊の化身であり、滅びの象徴。
こうして目の当たりにして興奮しない研究者はいない。

未知は学者にとって最高の興奮材料になる。
多くの学者はその未知に惹かれ、破滅の道を歩んだ。
破滅の一歩手前に味わえる快楽は、その味を知る者だけにしか分かり得ない。

(’e’)「いやはや、いやはや。
   まいったね、いや、本当に」

その様子を、ワタナベ・ビルケンシュトックは冷めた目で見ていた。

从'ー'从「ただの雲じゃない」

素直な感想が口を突いて出てきたが、ジョーンズは気にする様子も見せず、学者らしく饒舌に語り始めた。
余計な地雷を踏んだと後悔してもすでに遅く、ジョーンズはニューソクに関する講義を始めていた。
適当に相槌を打つこともしないワタナベだが、そもそもジョーンズが求めているのは相槌でも理解でもなく、胸に溜まった知識の発散である。
故に、彼はただ知識を垂れ流し、悦に入るだけで十分満足しているのであった。

奇妙な問答、と呼んでいいのか分からない事を続ける二人はバンブー島の喫茶店からその景色を目撃していた。
バンブー島はグルーバー島の西に位置し、ジュスティアと繋がる橋のある唯一の島だ。
多少の犠牲を払い、二人はいち早くこの島へと逃げ込むことに成功し、島からの脱出が完了するのは時間の問題だった。
迎えはすでに海中に来ているが、肝心のメンバーが揃っていない。

ヘリコプターを使って上空に留まっているクール・オロラ・レッドウィングとクックル・タンカーブーツ。
この二人の帰還があって初めて潜水艦、“レッド・オクトーバー”は潜航を開始する。
ショボン達は別の手段でそれぞれ逃げさせる他なく、潜水艦に同乗させることは出来ない。
始めの頃の予定は今や原形を留めておらず、一人でも多く敗走することが最優先となっていた。

陣頭指揮を執るのはキュート・ウルヴァリン。
ワタナベをティンバーランドの作戦に加担させた張本人であり、クックルやビロード・コンバースよりもずっと上の立場にいる人物だ。
彼女は狂気と知性を兼ね備えた悪魔のような性格をしている。
こうすることが今は最善の手であり、欲を捨てなければならない事は明白だった。

(’e’)「しかし、この島にまさかニューソクがあったとは、思いもよらなかったなぁ!!
   ははは、貴重な一基をまさかあんな風に使うとは!!」

ジョーンズの興奮は冷めるどころが、むしろより一層過熱している。

(’e’)「見たまえよ、君!!
   こんな光景、一生の間に一度見られるなんて極めて、実に幸運なことなのだよ!!」

同じ喫茶店にいる客たちは皆ジョーンズの奇行よりも、巨大な雲と地震に対する恐怖の方が圧倒的に勝っている。
あれこそが破滅の炎であり、天罰であると叫ぶ信心深い者もいたが、誰も聞く耳を持たない。
考えているのは皆同じである。
あれは一体、何なのだ。

884 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:03:01 ID:v4yXdykE0
グルーバー島での騒動は終わったはずではないのか。
まだ悪夢から覚めてはいないのか。

(’e’)「いやぁ、いいなぁ!!
   あの炎!! あの雲!!」

無邪気にはしゃぐジョーンズの傍らで、ワタナベは腕時計に目を向けた。
果たして、後数時間で何がどう変化し、結末と言う一枚の布を織りあげるのか。
雲よりもワタナベの関心はそちらの方にあった。
ジュスティア、ティンバーランド、そしてデレシア。

この三つ巴の状況下では、何が起きてもおかしくないのだ。
それこそ、一生に一度見る事が出来るかどうかの物になるかもしれない。

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         ィ'/三三三三/| .| /三三三三三三三三三|三三三三三三三三三ニハ  |
        イ/三三三三/ .| .| |三三三三三三三三三 |三三三三三三三三三三.|   |
      /   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |  |. `=ニニ三三三三三三ニ|三三三三三三三三三三ノ  |
     //          _ | ..|. , -.、           |_________     _|
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  |__|           /   .|            August 13th PM00:47
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(=゚д゚)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

車内は沈黙で満ちていた。
状況説明は極めて手短に済ませられ、余計な詮索は一切行われなかった。
両者はこの島で起きたこと、起きようとしていることを理解し、どのように動くべきなのかを共通認識した。
互いに意見が一致したのは、この島を出ない事には事態の大きな変化は見込まれない事だった。

トラギコ・マウンテンライトはライダル・ヅーの遺体をジュスティアに運び、デレシアは旅を続けるために島を出なければならない。
オアシズに戻るのも一つの手だが、これ以上リッチー・マニーに迷惑をかけたくはない。
ティンバーランドはデレシアを狙ってまた何かしてくるだろう。
となれば、今度こそオアシズは沈められかねない。

一方で、デレシアは安全にブーンとヒート・オロラ・レッドウィングの両名を連れて島から出るという極めて難しい状況下にあった。
力で押し通ろうと思えば可能だが、それをすることでジュスティアを全面的に敵に回すことになる。
世界中の街にいる派遣警察官に手配されれば、それこそ逃避行となってしまう。
追手を含め、ジュスティア関係者を皆殺しにすればそれも済むが、それは面白い話ではないし、ブーンの教育上よくない。

そんなデレシアの状況とは異なり、トラギコはただ車を運転してジュスティアに向かえばいいだけだった。
勿論、そんな簡単にトラギコを見逃すはずがない。
彼は多くを知りすぎている。
特に、ティンバーランドに関する情報は現職の警官で最も多く得ているはずだ。

(=゚д゚)「俺の提案は受け入れるのか、入れないのか?」

885 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:05:37 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「悪くない提案だけど、もうひと押ししましょうか」

トラギコから受けた提案は、実に彼らしいものだった。
彼はティンバーランドから命を狙われており、単独でジュスティアまで生きて到着するのは困難だと考えていた。
そこで、デレシアをジュスティアに連れて行きそこで解放することを条件に、トラギコの護衛を頼んだのだ。
男としてのプライドやその他諸々を捨てた提案に、デレシアはトラギコへの評価を更に上げることとなった。

この男は矜持の捨て所を知っている。
かつてジョルジュ・マグナーニが正義と言う光が生み出す影として生きてきた時でさえも、彼は矜持を捨てなかった。
彼は警官で在り続けようと、その矜持だけは最後まで握っていた。
握り続けていたからこそ、彼は警官でいられた。

だがそれを捨てた今、ジョルジュはただの独善者の尖兵となってしまった。
対してトラギコは、最初から捨てるタイミングを知っているだけに、矜持によって存在が保たれているわけではない。
ある意味で産まれながらの警察官であり、生まれついての才能だ。

(;=゚д゚)「もうひと押し? あのなぁ、状況は分かってるだろ?
    俺もお前も、欲を張って平気な立場じゃねぇラギ」

ζ(゚ー゚*ζ「いいえ、大丈夫よ。
      そのためにまず、オアシズに行きましょう」

(;=゚д゚)「あのなぁ、俺の動向は監視されてるラギ。
    あの小僧たちを乗せてる時間も、そんなスペースも、ましてや隠し通せるだけの余裕はねぇラギ」

オアシズによるという行為に、トラギコが思いついたことは確かに含まれている。
ブーンとヒートを連れてこの島を出なければ、まるで意味がない。
しかし、逃げる際には人数が少ない方が絶対的に有利なのは確かだ。
怪我人と子供を加えれば、トラギコが考えている方法でジュスティアに至るのは不可能だ。

ζ(゚ー゚*ζ「貴方、ジュスティアに戻るよう言われているんでしょう?
      オアシズであった事件の証人として。
      だったら、オアシズに忘れ物をしたと言えばいいだけよ」

(=゚д゚)「……何で知ってるかについては訊かねぇとして、だ。
    忘れ物ってのは?」

ζ(゚ー゚*ζ「白いジョン・ドゥよ」

白い装甲に木をあしらった金色のロゴ。
その悪趣味な棺桶は、オアシズに保管されている。
外装の変更だけならまだしも、起動コードの書き換えまで行われたそれは“ゲイツ”全滅に大きく関与する物だ。
使用されている部品から内藤財団に行き着く可能性は大いにある。

それがあればトラギコの説明にも説得力が出てくる上に、ジュスティアにティンバーランドの存在を認知させる材料になる。

(=゚д゚)「それで、それを積んだらどうするラギ?」

886 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:16:06 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「マニーに言って、車を用意してもらいましょう。
      今乗っている車に貴方とヅーを。
      もう一台にジョン・ドゥと私達を。
      そうすれば全員でジュスティアに行けるわ」

(;=゚д゚)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「そうそう。 あの記者さんも呼ばないと、たぶん、今日中に殺されるわよ」

アサピー・ポストマンという男はトラギコと共にこの島で動き、多くの事件をその目に焼き付け、写真に収めた男だ。
すでに極めて利用価値の高い二枚の写真を入手しており、これ以上生きていられればティンバーランドにとっては邪魔にしかならない。
ならば、ジュスティアに連れて行きそこで保護させておけばまだいくらかは安全なはずだ。
エラルテ記念病院の事を記事にするなど、ジュスティアからは良く思われていないだろうが、それ故に監視の目は強くなる。

(=゚д゚)「だけど、今あいつがどこにいるのか俺は知らねぇラギ」

ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫よ。 今頃オアシズにいるから」

トラギコは無言だったが、心中でアサピーの境遇に少しだけ同情を禁じ得なかった。

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アサピー・ポストマンは仔犬のように震えていた。
それでもカメラを手放さないのは、彼の体に染みついたカメラマンとしての本能故だろう。
昨夜は幸運に見舞われ、ジョルジュの写真の撮影に成功し、今朝は逮捕されたショボン達の姿を撮ることが出来た。
それを記事にして印刷し、外部委託によって世界中に配る算段が出来たところで気を失い、気が付けば窓のない部屋に寝かされていたのだ。

自分の置かれた状況をまだ理解できていないアサピーは、とにかく、部屋の写真を撮ろうと考えた。
だが彼のカメラに入っているはずのフィルムは抜き取られ、何も出来ない状態になっていた。
分厚い鋼鉄の扉は固く閉ざされ、アサピーの細腕でどうにかなるものではなかった。

(;-@∀@)「はぁ……」

とりあえず部屋の隅に座り、何か変化が起きることを待ち続け、すでに三時間以上が経過していた。
殺風景な部屋ではあったが、サンドイッチと紅茶の入った魔法瓶が用意されており、不自由はなかった。
正午が過ぎ、次第に不安が大きくなってきた頃、扉がゆっくりと押し開かれた。

(=゚д゚)「よう」

887 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:17:04 ID:v4yXdykE0
現れたのはトラギコだった。
アサピーは泣きだしたくなるほどに安堵し、彼の元へと駆け寄り、抱き付いた。
その脳天をトラギコの拳が容赦なく襲い、たまらずその場にうずくまる。

(;-@∀@)「いってぇぇぇ……!!」

(=゚д゚)「男に抱き付かれる趣味はねぇラギ。
    それより、仕事ラギ」

(-@∀@)「へ?」

(=゚д゚)「お前、車は運転できるだろ?」

喜びもつかの間。
アサピーは再び不安な気持ちを抱いたが、同時に、期待している気持ちもあった。
トラギコがアサピーに何か物を頼む時、それは例外なく大きなスクープに直結している。
すでに手に入れた記事のネタだけで、アサピーは新聞社内で即日英雄となることが出来るだろう。

これ以上温存させるのもどうかと思うが、ネタはあればあるだけいい。
フィルムはトラギコに渡しているため、記事にするには時間がかかってしまう。
それを考えると、再び別のネタに関わることが出来れば出世の道が近付くことになる。
今はとにかく走り続けるしかないことに、アサピーは気付いていた。

(-@∀@)「え、えぇ……」

(=゚д゚)「よし、俺とドライブするラギ。
    いいとこに連れてってやるよ」

(-@∀@)「嫌な予感しかしないんですが……」

(=゚д゚)「あ? 俺の言う事が怪しいってことラギ?」

(;-@∀@)「いえいえ、めっそうもない!!」

(=゚д゚)「なら素直に言う事をきけばいいラギよ。
    スクープの約束、ちゃんと守ってるだろ?」

そう。
確かにトラギコはスクープの現場にアサピーを遭遇させ、写真の撮影までさせている。
その写真が全てトラギコの手元に渡っていることを除けば、約束は守られているのだ。

(;-@∀@)「ぐぬ……
      分かったよ、分かりましたよ!!
      それで、どこに行けばいいんですか?」

(=゚д゚)「ジュスティア」

888 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:18:16 ID:v4yXdykE0
時間が停止した気分だった。
今、トラギコが口にした街の名前を知らないわけではない。
警察の総本山であり、今、この島で最も活発な活動をしている街の名前だ。
ある意味、世界で一番安全な場所かもしれないが、アサピーのような人間にとっては極めて居心地の悪い場所だ。

ジュスティアから恨まれている身で街に入ろうものなら、熱烈な歓迎を受けることは間違いない。
最悪の場合新聞記者としての生命が断たれかねないのだ。
それだけでなく、トラギコがジュスティアに戻ればどういう扱いを受けるのか、想像に難くない。

(;-@∀@)「本気ですか?」

(=゚д゚)「当たり前だろ」

それでも街に向かうからには、何かしらの算段、勝算があるのだ。

(;-@∀@)「じ、じゃあやりますよ……」

(=゚д゚)「なら、今から行くラギよ」

(;-@∀@)「えぇ?!」

(=゚д゚)「善は急げって言うだろ?
    お前はただ俺の後について車を走らせればいいだけラギ」

そう言ってさっさと部屋を出て行くトラギコの後ろについて行くと、アサピーは自分がいた場所がどこであるのかを理解した。
ここは、オアシズだ。
オアシズの船倉付近にある小さな部屋に、アサピーはいつの間にか連れ込まれていたのだ。
船内を歩き、見たことのある景色にアサピーは安堵すると同時に疑問を抱いた。

(-@∀@)「そう言えば、僕をここに連れてきたのは誰なんで?」

(=゚д゚)「さぁな。 気にしない方がいいラギ」

そしてトラギコはスモークガラス使用の白いワゴン車と白いSUVの前で立ち止まる。
詳しい話の無いまま、トラギコはアサピーにSUVに乗るよう無言で指示をした。
運転席に座り、エンジンをかける。
静かにエンジンが始動し、車内に明かりが灯る。

後部座席と運転席は分厚い板で仕切られており、こちらから後ろの様子を見ることは出来なかったが、バックモニターが装備されているおかげで駐車には困らなそう立った。
一体アサピーは何故車を運転しなければならないのだろうか。
そう思った時、聞き慣れた声が車内のスピーカーから聞こえてきた。

(=゚д゚)『どうだ? 運転できそうか?』

隣に停まるワゴン車の窓が降り、トラギコがそこから顔をのぞかせて耳を指さした。

(-@∀@)「トラギコさん!!
      すげぇ!! これ最新の遠距離無線通信機ですよね!!」

(=゚д゚)『あぁ、盗聴防止のな』

889 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:19:21 ID:v4yXdykE0
(-@∀@)「すっげぇ!!」

流石はオアシズ。
惜し気もなく高級な装置を車に搭載し、それをこうして提供してくれるとは。

(#=゚д゚)『うるせぇ馬鹿。
     いいか、俺の言った通りに運転するラギ』

(-@∀@)「あ、はい……」

窓を戻して、トラギコが先に車を発進させる。
その後ろにアサピーの乗るSUVが続く。
オアシズから降車した二台を、オアシズの市長が複雑な表情で見送っていたことにアサピーは気付くことが出来なかった。

¥・∀・¥「……」

勿論。
それ以外の視線に気づくことなど、アサピーだけでなくトラギコも不可能だった。

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           ∨. . . . ./. .// . .  ̄i 、_彡芹ミ' / /./i . .i . . . .,j.|
        、__,ノ. . . . //. ./ ̄{. . . . .|.| __  {t{'./ /.厶j . j| . . .,ノiノ
       `て. . . . . .lハ|{  人 . . . い二  ̄i′ノイjナ7. ノj. / ′
         ⌒ミ. . . . . 人\__, \. . トミ        {_,ノィ´.,|(___,
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    { ̄ ̄`¨¨⌒ミー‐<`   .         ‐‐  /August 13th PM01:33
   人__       `丶  \ { \        /
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観測者からトラギコが一度オアシズに立ち寄った事を聞き、ビロード・コンバースは思わぬ幸運に内心で歓喜した。
一石二鳥とは正にこの事。
忘れ物をしたと連絡があったらしいが、オアシズに立ち寄ったのはデレシアを回収するために違いない。
どんな理由があったのかについては分からないが、あの二人が協力関係にあるのは紛れもない事実。

二人まとめて殺すことが出来れば、ティンバーランドの脅威が二つ減ることになる。
極めて僥倖と言わざるを得ない。

( ><)「……くくっ」

ヅーの棺桶に仕込んだ高性能爆弾を使えば、車ごと全員粉々に吹き飛ばせる。
デレシアと言うテロリストによる特攻によってトラギコとヅーが殺された、としておけば万が一デレシアが生き残ったとしても、指名手配によってどこまでも追う事が出来る。
どう転んでもビロードにとって都合のいい結果にしかならない。
仕掛けた爆弾は極めて性能が高く、小型で、そして専用の探知機が無ければ決して発見できない。

発信機から指定された距離から離れた時に爆発する設定は、万が一にも爆殺が失敗しないための保険だ。
遠隔操作での爆破も可能だが、やはり、タイミングが肝心となるため、ビロードとしては後者の装置による起爆が望ましかった。
ジュスティアに行く前に、トラギコを乗せたワゴンは橋の付近、人気のない場所で爆発四散する。
グルーバー島を出る頃には、木っ端みじんになっているだろう。

890 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:20:41 ID:v4yXdykE0
思いがけない展開だ。

o川*゚ー゚)o「嬉しそうだな、同志ビロード。
       あぁ、ベルベット、と呼ばないといけないんだったな」

( ><)「人払いはしてあるから大丈夫なんです。
     トラギコがジュスティアに向かったんです、しかも、デレシアを乗せて!!」

興奮を隠そうともせず、ビロードは転がり込んできた最高のニュースをキュート・ウルヴァリンに伝えた。
さぞや喜んでくれるだろうと期待したのだが、キュートは眉を潜めた。

o川*゚-゚)o「……車は何台だ?」

( ><)「……? 二台なんです」

o川*゚-゚)o「どこかに立ち寄ったのか?」

( ><)「オアシズに……」

直後、キュートの脚がビロードの膝を襲った。
バランスを崩した彼の胸倉を掴んで引き寄せ、キュートは静かに告げる。

o川*゚-゚)o「やってくれたな、この馬鹿が。
       お前のせいでデレシア達はこの島から大手を振って逃げるだけじゃなく、余計なものまで連れ帰ることになった。
       私の計画はこれで終わりだ。
       頭の中に糞でも詰まってるのか、お前は」

今にも噛み付きそうな距離で、今にも喉仏を握り潰されるほどの剣幕。
ビロードは何が起き、何故、自分が今キュートに“本当に”殺されそうになっているのか理解できなかった。

(;><)「え? え?」

o川*゚-゚)o「頼みの綱は円卓十二騎士だけだ。
       手遅れだと思うが、今、起爆させろ」

言われるがまま、ビロードは言葉に従って起爆装置の電源を入れた。
だが、その日ティンカーベルで爆発音が聞こえることは一度もなかった。

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                           ‐― 〇 ――
                   , ⌒⌒ヽ      / l \
           ,        (      )       |          /⌒ヽ
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891 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:21:31 ID:v4yXdykE0
――ブーンは窓の外を流れて行く景色を見て、それから、ヒート・オロラ・レッドウィングの方を見た。
ジュスティアまでは四時間ほどで到着するということで、ヒートは少しでも体力を回復するために睡眠をとっている。
ブーンは彼女の傍に身を寄せ、自分も瞼を降ろして眠ることにした。
ヒートの呼吸に合わせ、ブーンも呼吸をする。

こうしているだけで、ブーンはこの上なく落ち着くことが出来た。

ζ(゚ー゚*ζ「……」

その様子を、デレシアは慈母の笑みを浮かべて眺めていた。
リッチー・マニーに提供させたSUVの後部席は極めて性能のいいサスペンションの力で振動をほとんど感じることもなく、また、外部の雑音も聞こえてこない仕様になっていた。
二人分の寝息だけが聞こえる、静かな車内。
もう間もなく、車はバンブー島に通じる橋へと至るところだった。

前方を走るワゴン車にはトラギコが乗っており、その後ろには極めて重要な証拠品が収められている。
一つはライダル・ヅーの遺体。
一つは白いジョン・ドゥの残骸。
そしてもう一つは、デレシア達の移動手段である大型バイク“アイディール”である。

大型バイクを積んだワゴン車には余計なスペースがなく、ジョン・ドゥの部品を全て載せることは出来なかった。
それでも、かなりの収穫物になるはずだとデレシアは考えていた。
ティンバーランドとしてはあまり表に出したくないだろうし、ジュスティアに知られたくないはずだ。
最も彼らが嫌っているのは、トラギコが生きてジュスティアに戻る事だろう。

オアシズで起こった事件の詳細を知っているだけでなく、グルーバー島で起きた事件にも深く関わり、ティンバーランドの事についても知ってしまった。
恐れるべき厄介な生き証人。
所有する証拠品も全てがティンバーランドに不利益を生み出す存在だが、厄介極まりない存在故に安易な方法で殺すことが出来ない。
暗殺に複数失敗し、ついにここまで来てしまった。

最後に選んだ手段に間違いはなかったが、そのタイミングが間違いだった。
トラギコと合流した段階でデレシアは気付いていたが、何事もなくオアシズに到着し、アイディールをワゴン車に積む段階でブーンも気付いた。

(∪´ω`)「……お?
      へんなおとが、します……」

ワゴン車の前でアイディールが積み込まれるのを見ながら、ブーンは小首を傾げた。

(=゚д゚)「あ? 俺の腹の音か?」

トラギコがブーンの言葉に反応した。
すでに面識のある二人の距離は心なしか近く、ブーンもトラギコに怯えた様子は見せていない。

(∪;´ω`)「ち、ちがいます……
      なんか、じーって、へんなかんじのおとです……」

ζ(゚ー゚*ζ「あら、やっぱり。
       刑事さん。 ヅーの棺桶、交換した方がいいわよ」

アイディールの横に並ぶ黒い棺桶を指さし、デレシアが提言する。
その言葉にトラギコは噛み付くこともせず、純粋な質問で返した。

892 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:24:01 ID:v4yXdykE0
(=゚д゚)「……何かしてくるはずだと思って調べたんだが、見逃しがあったってことラギ?」

彼ほどの警戒心があっても、知識が無ければあの棺桶はただの棺桶にしか見えない。
正しい知識を持っている人間は専門家の中にも数えるほどしかいない事だろう。
何より、専門の道具を用意しなければ発見は不可能なのだ。

ζ(゚ー゚*ζ「そう簡単に気付けないだけよ。
      あの棺桶自体が爆弾なの」

ブーンに視線で車に乗るよう促す。
大人が困る姿は見せたくない。
素直に頷き、ブーンはヒートが待つSUVに乗り込んだ。

(;=゚д゚)「マジか……」

オアシズでは爆弾解体の経験があると言っていたトラギコは、己の見逃しに頭を抱えた。
彼の警戒は間違っていなかったし、手段も恐らくは正しかったはずだ。
気にすることなど何もないだろうに、責任感の強さは流石警察官と言うべきか。

ζ(゚ー゚*ζ「気に病む必要はないわ。
      それより、そろそろ出発するから運転手を連れて来てもらえるかしら?」

(=゚д゚)「あぁ、分かったラギ。
    ……だけどその前に、もう一度確認するラギ。
    俺はお前らをジュスティアまで連れて行く。
    お前は俺が殺されないようにジュスティアまで付いてくる。

    到着するまでの間の関係ってことで良いラギね?」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、用心深いのね。
      貴方のお願いを叶えてあげたでしょ?
      その最後の仕上げは、刑事さん、貴方の手でしないとね」

無表情のまま、トラギコは溜息を吐いた。
この男は物事の優先順位を考え、的確に立ち回れる人間だ。
デレシアを追っているという立場を忘れ、力を貸すことで得られる利益の大きさを理解している。

(=゚д゚)「分かってるラギ。 言っただろ、確認だって」

そう言い残し、トラギコはアサピーを迎えに行った。
実に優秀な警官だが、いつかその優秀さが仇となって命を失わなければいいのだがと、デレシアは静かに思った。

ζ(゚ー゚*ζ「……ロウガ、聞いていたわね?」

物音ひとつさせずに、黒いジャケットを隙なく着込んだロウガ・ウォルフスキンが物陰から姿を現す。
黒いつば広帽の下で、深紅の瞳が怪しげに輝く。

リi、゚ー ゚イ`!「はい」

893 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:25:42 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「棺桶の入れ替えをしておいて。
      それと、あれは手に入ったかしら?」

首肯し、ロウガが懐から取り出した茶封筒を手渡す。

リi、゚ー ゚イ`!「こちらです」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとう。
      イルトリアに戻ったら、皆によろしく言っておいて」

リi、゚ー ゚イ`!「かしこまりました。
       どうかご無事で」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ」

握手を交わし、二人は別れる。
ロウガは静かに姿を消し、デレシアは車に乗る。

ノパ⊿゚)「ジュスティアに行くんだってな。
    あたしらお尋ね者じゃねぇのか?」

扉を閉めると、半臥の状態でくつろいでいるヒートが当然の疑問を口にした。
街中に警察官のいるジュスティアに降り立てば、半日ともたない。
トラギコがいない今なら、今後の動向を話しても大丈夫だと考えたデレシアは手短に伝えることにした。

ζ(゚ー゚*ζ「ジュスティアはあくまでも経由する場所だから問題ないわ」

ノパ⊿゚)「経由?」

ζ(゚ー゚*ζ「貴女の“レオン”を直さないといけないでしょ?
       だから、ラヴニカに向かうわ」

――“ギルドの都”、ラヴニカ。
それは、永久凍土の地に広がる街、シャルラを越えた先にある、無数のギルドによって構成された巨大な都市。
世界中に流通している電子機器や棺桶の修復に深く関与しており、例えコンセプト・シリーズの棺桶であっても修理が出来る。
ヒートのレオンは極めて重要な切り札であり、ここで失うのは惜しい。

幸いなことにレオンの損傷は軽微であり、別の棺桶の部品を流用すれば修理は可能なはずだ。

ζ(゚ー゚*ζ「ラヴニカには?」

ノパ⊿゚)「いいや、行ったことねぇな。
    だけど、偏屈な人間が集まってる街なのは聞いたことがある」

(∪´ω`)「へんくつ?」

ζ(゚ー゚*ζ「変わっている、ってことよ」

(∪´ω`)゛「おー」

894 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:27:21 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「棺桶の入れ替えをしておいて。
      それと、あれは手に入ったかしら?」

首肯し、ロウガが懐から取り出した茶封筒を手渡す。

リi、゚ー ゚イ`!「こちらです」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとう。
      イルトリアに戻ったら、皆によろしく言っておいて」

リi、゚ー ゚イ`!「かしこまりました。
       どうかご無事で」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ」

握手を交わし、二人は別れる。
ロウガは静かに姿を消し、デレシアは車に乗る。

ノパ⊿゚)「ジュスティアに行くんだってな。
    あたしらお尋ね者じゃねぇのか?」

扉を閉めると、半臥の状態でくつろいでいるヒートが当然の疑問を口にした。
街中に警察官のいるジュスティアに降り立てば、半日ともたない。
トラギコがいない今なら、今後の動向を話しても大丈夫だと考えたデレシアは手短に伝えることにした。

ζ(゚ー゚*ζ「ジュスティアはあくまでも経由する場所だから問題ないわ」

ノパ⊿゚)「経由?」

ζ(゚ー゚*ζ「貴女の“レオン”を直さないといけないでしょ?
       だから、ラヴニカに向かうわ」

――“ギルドの都”、ラヴニカ。
それは、永久凍土の地に広がる街、シャルラを越えた先にある、無数のギルドによって構成された巨大な都市。
世界中に流通している電子機器や棺桶の修復に深く関与しており、例えコンセプト・シリーズの棺桶であっても修理が出来る。
ヒートのレオンは極めて重要な切り札であり、ここで失うのは惜しい。

幸いなことにレオンの損傷は軽微であり、別の棺桶の部品を流用すれば修理は可能なはずだ。

ζ(゚ー゚*ζ「ラヴニカには?」

ノパ⊿゚)「いいや、行ったことねぇな。
    だけど、偏屈な人間が集まってる街なのは聞いたことがある」

(∪´ω`)「へんくつ?」

ζ(゚ー゚*ζ「変わっている、ってことよ」

(∪´ω`)゛「おー」

895 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:28:06 ID:v4yXdykE0
ノパ⊿゚)「でもよ、ジュスティアから出て行くんならもう一度スリーピースを越えないといけないだろ?
    トラギコ抜きで平気なのか?」

街を覆う巨大な三枚の防壁は、世界で最も優れた検問所の役割も担っている。
世界最高の検問を三度潜り抜けなければジュスティアに入ることも、出ることも出来ない。
ジュスティアよりも北に位置するラヴニカに行くには、ジュスティアに入ってジュスティアから出て行かなければならないのだ。

ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫。 エライジャクレイグの新型車両がちょうど停まっているから、それに乗って行くわ」

鉄道都市“エライジャクレイグ”。
それは世界中に敷かれた線路を使用する全ての鉄道車両が停まる、終着の街。
テ・ジヴェを保有するシーサイドシュトラーセ鉄道もエライジャクレイグの一部であり、ポートエレンからジュスティア、そしてその途中まで海岸沿いに走る列車を担当している。
つまり、街の一部である鉄道が世界中を駆け巡っているという点で言えば、オアシズに極めて近い街なのである。

鉄道の恩恵は世界的に巨大であるため、線路が敷かれている街でも列車だけは特別な扱いを受ける。
スリーピースを通ってジュスティア内に入る列車は通常よりも手早い検問が求められるため、実際にスリーピースで受ける検問よりも簡易的になる。
列車から降りるのであればスリーピースでの検問を受けるが、列車から降りない場合か街から列車に乗る場合に限ってはその検問が免除される。
従って、スリーピースをもう一度突破する必要はないのだ。

ノパ⊿゚)「チケットがいるだろ?
    結局、その発行に……
    ってことは分かってるだろうから、用意は済んでるわけか」

ζ(^ー^*ζ

デレシアは笑みで肯定を示したのであった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  Q: 糸は針を見る。 針は布を見る。 布は人を見る。 では、人は何を見る?

  A:人は時を見る。
   これまでに己が縫い上げてきた物。 今縫い上げている物。
   そして、これから己が縫い上げる物。
   全て、時を見ているのだ。

                                         ――“魔女”の答え

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バンブー島を走り抜け、トラギコ達を乗せた車はジュスティアへと通じる橋の前にもう間もなく到着するところだった。
大陸に通じる巨大な橋が見えてきた事で、トラギコはジュスティアに戻るのだと痛感した。
オアシズに乗り込む前に寄った以来だが、随分昔の事のように感じる。
この島であった“デイジー紛争”以来、ジュスティアとティンカーベルを繋ぐ橋の重要性は極めて高いものになっていた。

いわば、ジュスティアとティンカーベルの友好の証のような物だ。
これがなければティンカーベルはただの寂れた街でしかなく、観光での発展も安全な街もなかっただろう。
橋の前に立つ二つの人影を見て、トラギコはゆっくりと速度を落とした。

(´・_・`)

896 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:29:53 ID:v4yXdykE0
<_プー゚)フ

円卓十二騎士の二人だ。
トラギコがオアシズに寄っている間にここに来たのだろう。
そして、彼らが受けている使命はデレシアの捕獲。
今のトラギコとは相反する目的を有している。

二人の前で停車させ、トラギコは窓を開けて身を乗り出した。

(=゚д゚)「よう」

車から降りずに、トラギコはそう声をかける。
二人の騎士は強化外骨格のコンテナを背負い、鋭い眼光をトラギコに向けている。

(´・_・`)「ジュスティアに行くのか」

ショーン・コネリの問いに、トラギコは皮肉たっぷりな笑顔を浮かべた。

(=゚д゚)「まぁな。 呼ばれちまったからよ」

(´・_・`)「話によれば車は一台だけだが?」

(=゚д゚)「予定は変わるものラギ」

しばしの沈黙。
海風がトラギコの顔を殴るように吹き付ける。
ショーンが一歩踏み出し――

(´・_・`)「そうだな。
    それなら仕方ない」

――そして、トラギコに道を譲った。

(=゚д゚)「……いいのかよ」

(´・_・`)「俺達が受けた指令は、デレシアを捕まえろ、だ。
    本部から帰還命令の出ている人間の足止めをしろ、ではない」

(=゚д゚)「わりぃな」

<_プー゚)フ『借りは、これで返したぞ』

(=゚д゚)「へっ、律儀な奴ラギ」

別れの言葉はそれで十分だった。
彼らは彼らの仕事がある。
トラギコはジュスティアに向かい、オアシズで起こった事件の真相を語る。
騎士たちはジュスティアの街に巣食う寄生虫の動きを見張るため。

二台の車が走り出す。

897 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:30:43 ID:v4yXdykE0
(=゚д゚)「……」

島が遠ざかる。
一直線に続く橋の先に待つのは何か、今は、まるで予想が出来ない。
トラギコは街につき次第、すぐに軍から尋問を受けることになるだろう。
ティンバーランドという組織を認知するかどうかは、白いジョン・ドゥの残骸次第だ。

助手席に置かれた小型無線機に手を伸ばし、その向こうに声をかける。

(=゚д゚)「おい、カメラマン」

無線を使い、後方を走るアサピーに連絡を入れる。

(-@∀@)『はい?』

(=゚д゚)「ジュスティアに着いたら、フィルムはお前に渡す。
    後は任せるラギ」

(-@∀@)『え?! いいんですかい?!』

(=゚д゚)「俺が持ってるってことになれば、連中は俺を狙うだろう。
    そうなった時に、保険としてお前が持っていてほしいラギ。
    到着して俺から連絡が三日以上取れなかったら、そのフィルムを世間に公表するラギ。
    いいな?」

すでにジュスティア内にティンバーランドの細胞が紛れ込んでいることは確実だ。
ベルベット・オールスター程の立場の人間であれば、街の中にいる人間を買収してトラギコを殺させることが出来るだろう。
警察署内には出世を邪魔され、狙っていた事件の手柄を先に取られただけでトラギコを目の敵にしている人間が大勢いる。
彼等なら飲食物に毒を盛ることも、トラギコを尋問の過程で殺すことも出来る。

そうなってしまえば、せっかく手に入れた証拠も意味がなくなる。
ならば、一度トラギコの手にあると見せた証拠品を別の人間の手に渡し、最悪の場合に備えておくのは当然のことと言えた。

(=゚д゚)「面倒をかけるが、頼んだぞ」

何かアサピーが言っていたが、トラギコは無線機の主電源を切った。
当然のことだが、フィルムを全て渡すというのは嘘である。
実際にアサピーに手渡すのは、狙撃の瞬間を捉えたフィルムとダミーのフィルムであり、ジョルジュが狼を撃ち殺す物については彼自身が管理する。
これが無ければトラギコの行動はただの暴走となるが、そうでなければ、ジョルジュが犯罪者である証拠として残すことが出来る。

嘘を吐いた理由は二つある。
アサピーを欺くことで、万が一に備える事が出来るという点。
そして、この車に盗聴器が仕掛けられている場合に備えてという点だ。
この二点を考慮して、トラギコは半分の嘘を吐くことにした。

これから先、事態がどのように変化していくのかは今しばらく静観が必要になる。
準備を整え、次にまた同じような事態が起きたとしたら今度は自力で解決出来なければならない。
デレシアは気まぐれでトラギコに手を貸しただけにすぎず、もしもその助力が無かったら今頃島は修復が出来ない程の混沌に包まれていた事だろう。
混沌の中でいくつもの主導権が奪われ、いくつもの細菌がジュスティア内に潜り込んで、内部からジュスティアを崩壊させる原因に繋がったかもしれない。

898 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:32:26 ID:v4yXdykE0
同時に、ティンバーランドという秘密結社の危険性がよく分かった一件でもあった。
本当に今追うべきなのは、デレシアではなくティンバーランドなのかもしれない。
オセアンからここまで追ってきて、デレシアは幾度となくその尻尾を見せたが、掴ませるまでには至らなかった。
否、こちらが掴もうという気にならなかった、というべきだ。

彼女がいたから解決した事件や状況を考えると、捕えるのはあまりにも意味がなかった。
ひょっとしたら、オセアンで起きた事件もティンバーランドが関係しているのではないか。
憶測でしかないがその可能性は極めて高く、フォレスタで捕まえた男が消えた理由も説明がつく。
デレシアに関わり始めた時からすでに自分はレールの上に乗っていて、そのレールの続く先も分からないまま走り出していることに気が付いてしまう。

――果たして、自分がこの先向かうのは一体どこなのだろうかと、トラギコは思わざるを得なかった。

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                              ┓
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                              ____, |:Пイ12 .`i August 13th ???
   r''ーーーーーーー──--------------┴┴---------┴────-----、,,,,,_
   ヽ__,´ ̄`ーー……………………'´¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨`…………………──-、_,ノ'
    `-、_ニニニ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二二二二二二二' ̄ ̄ ̄`,二二二二ニイ*√]
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原子力潜水艦“レッド・オクトーバー”は海底を北に向けて航行していた。
ただでさえ淀んだ空気の船内には、険悪な空気が漂っていた。
険悪な空気を醸し出しているのは一人の女とそれに対峙する男だった。

(#゚∋゚)「また、やらかしたようだな」

从'-'从「馬鹿が勝手にやらかしただけでしょ」

クックル・タンカーブーツの怒号にも似た声を受けても、ワタナベ・ビルケンシュトックは怯まなかった。
怯えるどころか、真っ向から彼を見据えて嘲笑するような表情さえ浮かべている。
体格差は圧倒的。
腕力は言わずもがなだ。

(#゚∋゚)「同志達を危険に晒し、あまつさえ対象を逃がすようなことをしでかしたのは貴様だ!!」

从'-'从「煩い、怒鳴るなよ。
     あんたの声、頭に響いて不愉快なのよ」

ワタナベは非常に細身の体をしているが、体に染みついた暗殺術の数々は単純な膂力を凌ぎ得るだけのものがある。
人体の弱点を知り尽くし、必要最低限の力と動きで最速の死を与えてきたからこその自信となっている。
彼女が道具を使わずに殺めてきた人の数は、クックルが道具を使って殺めてきた数に決して劣らないだろう。
老若男女、必要とあれば容赦なく殺し続けてきた彼女にとって、体格の差など殺す上ではあまり関係はない。

(#゚∋゚)「同志ショボンもジョルジュも、シュールさえ捕まったんだ!!
    しかも折角得た同志を一人失う始末……!!
    全て貴様のせいだろ!!」

899 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:34:09 ID:v4yXdykE0
从'-'从「私の何がどうしてそんなことに繋がるのかしら?
      勝手に失敗した連中の責任まで私に擦り付けるの、止めてもらえる?」

ワタナベは己の信念と欲望に従って動いただけである。
それがたまたま組織の不利益につながっただけの事。
気に病むことは何もない。

(#゚∋゚)「情報を流して全体の妨害をしたのは誰だ?!
    同志シュールの邪魔をしてトラギコを逃がしたのは誰だ?!」

言い終わるよりも早くクックルの握り拳がワタナベの顔に放たれ、ほぼ同時にワタナベは隠し持っていたナイフがクックルの心臓に向ける。
互いに攻撃が触れるほんのわずかな位置で止め、互いにまっすぐ相手の目の奥を睨んでいた。
瞬き一つせず、二人はその状態からゆっくりと元に戻る。

( ゚∋゚)「銃を降ろせ、同志クール」

二人の成り行きを完全な傍観者として見ていたクール・オロラ・レッドウィングは両手に拳銃を構え、二人に向けていた。
銃の安全装置は解除されており、撃鉄も起きている。
本気で撃とうと思えば撃てる状態だ。
刺激させるのは得策ではない。

川 ゚ -゚)「殺し合いをする必要はないだろう」

从'ー'从「じゃれてただけよぉ」

両手を挙げておどけて見せるワタナベ。
その目は嗤っていない。
折角のチャンスを奪われたことに対する激怒の炎すら、目の奥に浮かんでいる。
しかし表情は笑みのままで、クールは銃爪から指を離す事が出来なかった。

川 ゚ -゚)「どうだかな。 それより今は、同志ショボン達をどう助け出すかが問題だ」

从'ー'从「その辺は大丈夫でしょ。
     向こうにはキュートがいるんだしぃ。
     それに、こういう時のためのビロードとシナーでしょ?」

キュート・ウルヴァリンとビロード・コンバースはジュスティアの人間として、島に滞在している。
ショボン達を自由の身にするのは造作もない事だ。
それに、シナー・クラークスもまだ島に残っている。
彼が陽動を担当すれば、赤子の手をひねる要領でショボン達を解放することが出来る。

川 ゚ -゚)「さっき連絡があって、デレシア達が島を出たそうだ。
     お前の愛しいトラギコの手引きでな」

無事に島を出て行った先にあるのは、正義の都、ジュスティア。
トラギコのホームグラウンドにして、ティンバーランドが少しずつ浸食を開始している街。
警察の本拠地であり、世界の秩序を守らんとする世界最大の治安維持思想の集まり。

900 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:36:09 ID:v4yXdykE0
从'ー'从「……ふぅん。
     そっちは仕損じたんだぁ。
     残念ねぇ」

一度でも戦いを見れば、あのデレシア達がそう簡単に仕留められるとは思えないはずだ。
あれは、ワタナベがこれまでの人生で出会った女の中で最も恐ろしい人種だった。
道具に頼って戦う人間とは違い、純粋な戦闘能力で他を圧倒する姿は、ワタナベにとってはある意味で理想の境地だ。
最小限の道具で最大の殺戮を行う姿は、快楽殺人者にとっては究極の姿だ。

絶対に勝てる状況でなければ、まずこちらの意図した通りには行かないだろう。
それが分かっていない人間が組織にいることが、ワタナベにとって不満な点だった。
無知は全体の危機につながる。
組織が潰れたとしてもワタナベは何とも思わないが、自分が困るのだけは断じて看過できない。

しかしながら、これから先、彼女達の旅がどうなっていくのか実に気になる。
世界を変えようとする秘密結社と敵対する、五指にも満たない旅人たち。
絡み合い、歪んだ作品は今新たな布へと仕上がった。
デレシアはほぼ単独で編み直し――reknit――を成し遂げたというわけだ。

从'ー'从「楽しくなりそうねぇ」

ワタナベの呟きを聞いて同意した人間は、その場に一人もいなかった――

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                       Ammo→Re!!のようです
                     Ammo for Reknit!!編 The End
                               ・
                               ・
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                               ・

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901 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:37:00 ID:v4yXdykE0
「ふーんふふふふふーん、ふーんふふふーん」

背の高い男だった。
肉付きがよく、引き締まった体は彫刻を思わせる美しささえあった。
だが陰鬱気な気配を漂わせる顔と剣呑な表情は、まるで堅気の人間には見えない。
しかし彼は堅気の人間だった。

上機嫌に鼻歌を歌い、不器用な笑顔を浮かべてリラックスしていた。
不審者そのものの姿だった。

「ふーふふふふふふーん、ふふふーふふん?」

時折途切れる鼻歌は、昔から伝えられる列車の歌だった。
男は列車のチケットを手に、喫茶店の窓から見える大型の列車を見つめていた。
白い巨体。
まるで白い大蛇のような姿でありながら、禍々しさは一切感じられない。

その列車の名前は“スノー・ピアサー”。
男の手元に置かれているパンフレットによれば、世界で初めて強化外骨格を使用した列車との事だった。
詳細はまだ非公開との事で、明日の始発式で公表されるらしい。
字面を見ても男にはその列車の凄さが分からない。

男には強化外骨格の意味は分かっていたが、その姿や実際の使われ方がよく想像できなかった。
それだけではなく、彼には過去の記憶がまるで残っていないため、これから乗ろうとする列車の背景についてもまるで分かっていない。
彼はオセアンと言う街で彼は大きな事件に巻き込まれ、生存が絶望的な状況下から意識を取り戻した人間だった。
ビルの高所から落ちた彼は病院で目覚め、ほとんどの記憶を失っていた。

彼の名前はサイレントマン。
病院でもらった仮の名前だったが、彼はその名前が気に入っていた。
退院の際に受け取ったのは何とかやりくりできる金額の金貨と最低限の衣類。
多くを望まなければどこかの街で働き、住めるように配慮された結果だった。

彼はこの街を去ることにしていた。
ジュスティアは、彼にとって育ての親のような街だが、今、彼にはある衝動があった。
意識を取り戻してからずっと脳内で蘇る女性に会い、自分の正体を尋ねたかった。

( ゙゚_ゞ゚)「らららー」

               R e r a i l
そして、人生のレールに乗りなおすのだ――
           ___________|\
          [|[||  To Be Continued....!    >
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

902 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 21:42:15 ID:v4yXdykE0
これにてReknit!!編は終了となります

質問、指摘、感想などあれば幸いです

903 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 22:51:33 ID:Soo8s5oA0
>>870

互いに会話をすることも出来ない上に、周囲の状況も分からない状態にされてもまだトラギコは護衛を付けるべきだと抗議した。
彼の講義は却下された。


抗議

904 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 23:00:05 ID:Soo8s5oA0
>>878

防御しなければ捜査の精度は格段に下がり、最悪の場合は動かすことすらできなくなってしまう

操作

905 名も無きAAのようです :2017/12/04(月) 23:07:29 ID:Soo8s5oA0
>>888

そしてトラギコはスモークガラス使用の白いワゴン車と白いSUVの前で立ち止まる。

仕様?

906 名も無きAAのようです :2017/12/05(火) 10:07:24 ID:N4yYdoF20
投下乙
ギルドの都、ラヴニカとかギルドパクトがいたり迷路で競争してそう

907 名も無きAAのようです :2017/12/05(火) 19:26:04 ID:FyOS55eg0
>>903-905
うわぉ……
ご指摘ありがとうございます!!

>>906
(Z→)90°-(E- N2 W)90°=1

908 名も無きAAのようです :2017/12/05(火) 20:13:58 ID:m.6EcyJA0

オサム再登場は意外だった

909 名も無きAAのようです :2017/12/10(日) 16:22:57 ID:PTv.d11I0
一先ず、reknit編乙。今回も戦闘続きで面白かったけどブーンが出て来た瞬間和む雰囲気も大好き…。この時代無理だろうけどブーン大好き組合の皆で海水浴とか行って欲しくなるね…。 エピローグでは懐かしいキャラが現れたし、初めから読み直しつつ次編も楽しみに待ってるよ。

910 名も無きAAのようです :2018/01/13(土) 18:06:11 ID:LubOinKI0
まさかの葬儀屋仲間フラグ!?
でもデレシア様にはぼろくその評価いただいちゃったからなぁ・・・(身内以外には辛辣だからしゃーないが)
restart編見直して好きになったから活躍に期待

911 名も無きAAのようです :2018/01/18(木) 09:48:23 ID:Nbwydewo0
最初から読み直して解ったわ
オサムは葬儀屋か
最初の方に出てきてたがっかりさん(デレシア目線)

912 名も無きAAのようです :2018/02/02(金) 16:34:51 ID:MpKQRFpM0
俺的お気に入り棺桶一覧(起動コード含めて)
マン・オン・ファイヤ…火力モリモリ男のロマン
ラスト・エアベンダー…飛行型強化外骨格。正直使ってて楽しそう
マハトマ…腕用強化外骨格。使い方次第で脅威になる点が好き
アバター…戦い方がゾクゾクする・・・


他にもあるけど割愛。いちいち中二心くすぐられてたまらんぜ
まだまだ続きは先だろうけど楽しみにまってるぞ

913 名も無きAAのようです :2018/02/02(金) 19:36:42 ID:cch2m9qc0
>>912
その一言で、私はとても救われました……
ありがとうございます

続きは今しばらくお待ちください

914 名も無きAAのようです :2018/03/02(金) 13:49:05 ID:hCPC5V.U0
最近読み始めてやっと追いついた
歯車はリアルタイムで読んでて、こっちはある程度溜まったら……と思いつつ読まずにいたら、キリの良いところで終わっててラッキー

相変わらず登場人物がみんなかっこいい
これからは追いかけるぜ!

915 名も無きAAのようです :2018/03/04(日) 08:06:00 ID:anLzR0HQ0
ショボンさんの警察時代は香りを見抜いたり根城を突き止めてたりしたんですか?

916 名も無きAAのようです :2018/03/04(日) 17:35:54 ID:wmcYoMNg0
新作についてはもうしばらくお待ちください

その間と言っては何ですが、本編に出てきた('、`*川の昔話を描いた

('、`*川魔女の指先のようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1513341134/

をお読みいただいてお待ちいただければ幸いです。

>>914
追いかけていただけるよう、これから必死に書き進めてまいる所存です

>>915
小ネタにお気づきいただけて光栄の極みです

917 名も無きAAのようです :2018/03/20(火) 11:43:01 ID:MeItrJ7o0
ワクテカ支援
  _
( ゚∀゚)ジョルジュ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2512.jpg
文字付
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2513.jpg

918 名も無きAAのようです :2018/03/20(火) 17:14:15 ID:AxyQdoRU0
>>917
うひょおおおお!!
ありがとうございますうう!!
イメージにピッタリなイラストありがとうございます!!

919 名も無きAAのようです :2018/03/20(火) 20:27:33 ID:dN8fF8RQ0
渋みグッド

920 名も無きAAのようです :2018/04/15(日) 23:54:45 ID:myDcEJm20
川 ゚ -゚)バツイチ()奥様

ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2518.jpg

921 名も無きAAのようです :2018/04/16(月) 19:39:02 ID:Lni1d/FI0
>>920

あああああ、ありがとうございます!!
正にこのイメージです!
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  / o゚((●)) ((●))゚o \  ほんとはすぐにでも投下したいんだお…
  |     (__人__)'    | でも書き溜めがなかなか終わらないんだお……
  \     `⌒´     /

922 名も無きAAのようです :2018/04/16(月) 20:47:50 ID:YhMXv.0w0
待つさ いくらでもな
支援絵みて思ったけど
そういえばクールってどうやって棺桶操作してたんでしょう?

川 ゚ -゚)=つ≡つ           川[、:::|::,] =つ≡つ
 (っ ≡つ=つ            (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ           /   ) ババババ
 ( / ̄∪                ( / ̄∪

こんな感じで動きがリンクしてたのかな?

923 名も無きAAのようです :2018/04/16(月) 21:22:42 ID:Lni1d/FI0
>>922
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2519.jpg
イメージとしてはこんな風に棺桶内でセンサーを取り付け、
脳波などの信号を利用して遠隔操作をする形になります。
使用者はこういう風に動かしたい、と思うだけで動かせる医療技術の応用です。

924 名も無きAAのようです :2018/04/17(火) 23:00:37 ID:/krqGYHA0
つまりGガン方式とみてよろしいですね?
棺桶ファイト、レディ……ゴー!!

925 名も無きAAのようです :2018/04/18(水) 22:19:02 ID:uaLR5v.k0
あんたなら安心して待っていられる
体に気をつけて頑張ってー


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