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Ammo→Re!!のようです
897
:
名も無きAAのようです
:2017/12/04(月) 21:30:43 ID:v4yXdykE0
(=゚д゚)「……」
島が遠ざかる。
一直線に続く橋の先に待つのは何か、今は、まるで予想が出来ない。
トラギコは街につき次第、すぐに軍から尋問を受けることになるだろう。
ティンバーランドという組織を認知するかどうかは、白いジョン・ドゥの残骸次第だ。
助手席に置かれた小型無線機に手を伸ばし、その向こうに声をかける。
(=゚д゚)「おい、カメラマン」
無線を使い、後方を走るアサピーに連絡を入れる。
(-@∀@)『はい?』
(=゚д゚)「ジュスティアに着いたら、フィルムはお前に渡す。
後は任せるラギ」
(-@∀@)『え?! いいんですかい?!』
(=゚д゚)「俺が持ってるってことになれば、連中は俺を狙うだろう。
そうなった時に、保険としてお前が持っていてほしいラギ。
到着して俺から連絡が三日以上取れなかったら、そのフィルムを世間に公表するラギ。
いいな?」
すでにジュスティア内にティンバーランドの細胞が紛れ込んでいることは確実だ。
ベルベット・オールスター程の立場の人間であれば、街の中にいる人間を買収してトラギコを殺させることが出来るだろう。
警察署内には出世を邪魔され、狙っていた事件の手柄を先に取られただけでトラギコを目の敵にしている人間が大勢いる。
彼等なら飲食物に毒を盛ることも、トラギコを尋問の過程で殺すことも出来る。
そうなってしまえば、せっかく手に入れた証拠も意味がなくなる。
ならば、一度トラギコの手にあると見せた証拠品を別の人間の手に渡し、最悪の場合に備えておくのは当然のことと言えた。
(=゚д゚)「面倒をかけるが、頼んだぞ」
何かアサピーが言っていたが、トラギコは無線機の主電源を切った。
当然のことだが、フィルムを全て渡すというのは嘘である。
実際にアサピーに手渡すのは、狙撃の瞬間を捉えたフィルムとダミーのフィルムであり、ジョルジュが狼を撃ち殺す物については彼自身が管理する。
これが無ければトラギコの行動はただの暴走となるが、そうでなければ、ジョルジュが犯罪者である証拠として残すことが出来る。
嘘を吐いた理由は二つある。
アサピーを欺くことで、万が一に備える事が出来るという点。
そして、この車に盗聴器が仕掛けられている場合に備えてという点だ。
この二点を考慮して、トラギコは半分の嘘を吐くことにした。
これから先、事態がどのように変化していくのかは今しばらく静観が必要になる。
準備を整え、次にまた同じような事態が起きたとしたら今度は自力で解決出来なければならない。
デレシアは気まぐれでトラギコに手を貸しただけにすぎず、もしもその助力が無かったら今頃島は修復が出来ない程の混沌に包まれていた事だろう。
混沌の中でいくつもの主導権が奪われ、いくつもの細菌がジュスティア内に潜り込んで、内部からジュスティアを崩壊させる原因に繋がったかもしれない。
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