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Ammo→Re!!のようです
815
:
名も無きAAのようです
:2017/10/01(日) 19:08:18 ID:UYTFpBow0
リi、゚ー ゚イ`!「人が変わったってことは、何かがあったってことだ。
まぁいい。 ブーン、練習を続けるぞ。
残り五分間、全力で打ち込んで来い」
(∪´ω`)「はい、ししょー!」
耳付きの少年はブーン、耳付きの女性はロウガ・ウォルフスキンと言う名前を持つ師弟関係の二人だった。
ロウガの言葉を受け、ブーンは一歩踏み出すと同時に無数のジャブを放つ。
その速度は大人から見ても中々のもので、手数の多さは同年齢の子供では太刀打ちできない程だ。
今のブーンは長時間に及ぶ練習で疲労していたが、疲労し切った時こそがベストコンディションなのだと、ロウガはブーンに言った。
戦いとは常に万全の状態で始まるものではない。
そのため、疲れ切っていたり負傷している時に行う練習こそが、最も本番に活かされる。
故に、今のブーンはベストコンディションだった。
(∪;´ω`)「ふっ!」
右ストレート。
左フック。
コンビネーションを見舞った直後、足元に向けて放つローキック。
それをロウガはミットで払落し、短く評価を口にする。
リi、゚ー ゚イ`!「あまい」
パンチの間に挟んだキックに対して、ロウガはそれを咎めるようなことは言わなかった
これはボクシングではなく、蹴りから噛み付きまで、あらゆる技の使用が容認されている実践的な稽古だ。
全ての技が許可されているブーンに対して、ロウガは左手のミットだけの使用を宣言していた。
ロウガの体に触れればブーンの勝ちというルールだったが、ブーンがロウガのミット以外に触れることは未だに敵っていない。
彼女の動きは正確極まりなく、容赦なかった。
子供相手だからと言って手を抜く様な人間ではない。
彼女は武人の都イルトリアの出身であり、その実力は生身で強化外骨格との戦闘でも後れを取る事はない。
前イルトリア市長の護衛を担当する唯一の人間であることから、その実力が如何に信頼されているのか推測するのは易い。
もっとも、ブーンはそのような情報を知らないため、ロウガについては強い女性である、という認識しかないのだが。
リi、゚ー ゚イ`!「……ふむふむ。 そうだ」
一発ずつ攻撃を払落しては評価をするが、彼女の右手は腰の後ろに回したままだった。
両手を使う必要すらないという絶対の自信に基づく構えだが、片手だけの使用でも手加減が一切ない事をブーンは良く知っている。
ブーンの攻撃が一つもロウガの体に掠りもしないのが、そのいい証拠だ。
今の自分の技だけでは太刀打ち出来ないと理解せざるを得なかった。
戦術を変えて攻めるしかない。
フットワークを使ってブーンが立ち位置を変えると、ロウガはいつの間にか相対する位置に立っており、まるで隙を見せなかった。
いつの間に移動したのか、ブーンの目で追う事は敵わなかった。
速度でもロウガに勝てるはずがなく、奇策は意味がない。
ならば、策ではなく技で挑む。
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