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Ammo→Re!!のようです

632名も無きAAのようです:2017/03/28(火) 21:36:43 ID:2nMT7N0s0
誰かが汚れなければならないのならば、自分が喜んで汚れる。
それが、口には出さないがジョルジュの信念だった。
汚れることを恐れて何もしない警察官が横行している中、ジョルジュの姿勢は好ましい物だった。
風の噂でジョルジュが警官を辞めたという事を耳に挟んだ時、デレシアは落胆した。

彼の行動に対してではなく、彼を繋ぎ留めなかった警察に対しての落胆だった。
  _
( ゚∀゚)「あぁ、そうだ」

当の本人は辞めたことに対して後悔の念はなさそうだ。
本人の意志、才能、そして職が食い違う事は稀にあるが、ジョルジュの場合はそういった相性の問題で辞めたわけではないのだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「退職金は出たの?」
  _
( ゚∀゚)「まぁな、だが、手前も知ってるだろうが俺は一言多い人間なんでな。
    大分減っちまったよ」

ζ(゚ー゚*ζ「貴方らしいわね。
      辞めたのは方向性の不一致?」
  _
( ゚∀゚)「へっ、知ってるだろうが。
    ……手前を追うためだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

知っている。
ジョルジュは現役時代、デレシアを執拗に追ってきた。
何度も追いかけ、何度も逮捕しようと試みた。
その努力は認めるが、その努力が実った事は今日まで一度もない。

二人が出会ったきっかけは些細なことだった。
旅の途中でデレシアが撃ち殺した犯罪者が偶然にもジョルジュが狙っていた犯罪者であり、獲物を横取りされたジョルジュが事情を聴くためにデレシアを追ってきたのが始まりだ。
無論、デレシアは旅を続ける人間であり、どこか一か所に長い間滞在することもせず、ましてや刑務所に行く趣味はなかった。
故に、デレシアは半ば楽しみながらジョルジュの追跡を振り払い続けた。

必死に追いかけてくるジョルジュは、次第に気づいてしまったことだろう。
デレシアの名を追いかければ自ずと入ってくる情報と、それが生み出す多くの謎に。
  _
( ゚∀゚)「デレシアって名前は、ジュスティアの歴史では偉人にも匹敵する存在だ。
    同時に、イルトリアの歴史にも出てくる。
    それだけじゃねぇ。
    セントラス、オアシズ、ティンカーベル、エライジャクレグ、ヴィンス、ストーンウォール、恐らくは世界中の歴史のどこかに手前がいやがる。

    ま る で 手 前 が 一 人 じ ゃ ね ぇ み た い に な」

ζ(゚ー゚*ζ「……それで?」


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