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Ammo→Re!!のようです
555
:
名も無きAAのようです
:2017/01/01(日) 21:32:10 ID:zxzwj6ZI0
立ち上がり、アタッシュケース型のコンテナを持ち上げる。
気持ちは決まった。
行動も決まった。
後はトラギコが駒として動き、デレシアに手を貸すしかない。
そのためにはあと二人、巻き込まなければならない。
アサピーは簡単だが、もう一人。
石頭のライダル・ヅーを説得して味方に引き込む必要がある。
ζ(゚ー゚*ζ「そうね。多分だけど、この森に向かっていると思うわよ。
貴方がここに落ちたの知ってるはずだから」
(=゚д゚)「ありがとよ。 じゃあな」
ζ(゚ー゚*ζ「えぇ、じゃあまた明日」
トラギコは焚火を背に、その場から逃げるようにして早足で歩き去った。
広大な森の中は暗く、足元も良く見えない。
星空と月明りだけがトラギコを照らしている。
今頃、この森のどこかでトラギコを探している新聞記者を探さなければならない。
彼に少しでも考える脳味噌があれば、大声でトラギコを探すような真似はしないはずだ。
夜の森を歩き、まずは舗装路を目指すことにした。
そこを歩いていれば街まで戻ることが出来るし、運が良ければアサピーと会うことも出来るだろう。
出来る限り早めに合流したいが、現実的には時間がかかるのは必至。
慌てることなく確実にアサピーを見つけるため、トラギコは深く溜息を一つ吐いた。
落ち着きを失ってはならない。
全ては明日。
時間が来るまでの間にどこまで積み上げ、どこまで備えられるかが肝心だ。
勿論、トラギコにとってこの事件がどう終わるのかが最大の関心事だが、もう一つの関心事があった。
それはデレシアの正体よりも気になることで、どうにも頭から離れない。
果たして。
数多の障害を乗り越えた末に、果たして、あの耳付きの少年。
――ブーンは、どのような人間になるのだろうか。
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