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Ammo→Re!!のようです

551名も無きAAのようです:2017/01/01(日) 21:22:00 ID:zxzwj6ZI0
裏をかくならばもっと念入りに準備をしてからでなければ対抗は出来ない。
一眠りして冷静になった思考が導き出した結論に、変更はない。
気持ちが固まった時、調理をしていたブーンが振り返って言った。

(∪´ω`)「できましたおー」

鍋からスープを皿に取り分け、軽く炙ったパンとベーコンが別の皿に乗せてトラギコに手渡された。
狐色の焦げ目の付いたベーコンの香りが食欲をそそる。
よく見ればベーコンは厚みがあり、食べ応えがありそうだった。

(=゚д゚)「どれ、じゃあ早速」

フォークをベーコンに突き刺し、一口で食べる。
塩味が食欲を喚起させ、パンを口に運び、その相性の良さに舌鼓を打つ。
続けてスープを食器から直接飲むと、濃厚なトマトのスープの中にある酸味と甘みの虜になった。
小さな豆が絶妙な食感となり、蕩けたトマトの残骸と合わさって官能的な旨みを演出した。

(=゚д゚)「……うめぇ」

(∪*´ω`)「お……!」

食事の感想を述べ、それ以降、トラギコは無言でスープとパンを胃袋に収めた。
皿をパンで拭い取り、そうして、デレシアを見た。
トラギコの視線と意図に気づいたデレシアは、だがしかし、食事をするブーンを慈母のような眼差しで見つめていた。

(=゚д゚)「よし、話を――」

ζ(゚ー゚*ζ「今は食事中よ、刑事さん。
      ゆっくりしましょ」

(=゚д゚)「……」

手綱を握っているのはデレシアだ。
トラギコはほうじ茶を飲みながら、その時が来るのを黙って待つことにした。
食事を終えたのは、それから二十分後の事だった。

ζ(゚ー゚*ζ「さ、お話をしましょうか」

(=゚д゚)「あぁ、さっき状況が変わったとか言ってたが、何があったラギ?」

ζ(゚ー゚*ζ「アサピー・ポストマンがオアシズに保護されたわ」

(=゚д゚)「何でオアシズが?
    っていうか、あいつ何やってるラギ……」

ζ(゚ー゚*ζ「ショボン・パドローネに狙われて、散々な目に合ったみたいね。
       で、彼も狙撃手の場所がグレート・ベルだってことに気付いたみたい。
       またこの島に戻ってきて、刑事さんと協力して事件を解決したいって言ってるわ。
       というか、もうこの島に来て刑事さんを探しているんだけどね」


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