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Ammo→Re!!のようです

543名も無きAAのようです:2017/01/01(日) 20:52:38 ID:zxzwj6ZI0
ノハ<、:::|::,》「お前は、絶対、殺す!!」

川[、:::|::,]『……』

石畳の地面を踏み砕く勢いで、ヒートは一気に疾駆した。
踵のローラーが加速を促し、黒い棺桶に肉薄する。
恐らく、髪の毛のように後頭部から垂れたケーブルはあの棺桶の特徴とも言えるものだろう。
そしてそれは、武器ではなく補助装置のような役割を果たしているはずだ。

仮に武器であれば、初手で蹴りを放つ必要はなかった。
ならば問題はない。
左手の雷電を浴びせかければ、耐性の無い棺桶は一撃で機能を停止する。
そこを杭で貫き殺せば終わりだ。

ノハ<、:::|::,》『うるぁっ!!』

急接近したヒートは左手を袈裟懸けに振り下ろした。
クールはそれを腕で防ぐ。
これを狙っていた。
左手が相手に触れる、その時を。

川[、:::|::,]『……っ』

青白い電流が放たれ、棺桶の機能を一時的に停止させる。
過電流により、棺桶から黒い煙が立ち上った。

ノハ<、:::|::,》「あぁぁっ!!」

ヒートは獣の叫び声をあげ、杭打機で棺桶の胸を貫いた。
確かな手ごたえ。
装甲を容易く貫通した杭は背中から突き出し、いくつもの機械部品と黒い液体を地面にまき散らした。
膝を突いた棺桶は、だがしかし、その両手でヒートの杭打機を掴んだ。

ノハ<、:::|::,》『なっ!?』

即死のはずだ。
心臓を確かに穿ったのに、どうして動けるのか。
執念が棺桶を動かすはずなどない。
あくまでも運動の補助であり、戦闘の手助けをするだけであって使用者の心を読み取って動く鎧ではない。

なのに、どうして。

川[、:::|::,]「デミ……タス……今……だ」


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