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Ammo→Re!!のようです

417名も無きAAのようです:2016/08/30(火) 20:30:53 ID:t6mV4x2M0
バイクから降り、三人は温泉へと近寄る。
澄んだ色をした湯を眺めて、ブーンが尾を振る。

(∪*´ω`)「いいにおいですおー」

ノパー゚)「硫黄っぽくないのはありがたいな」

湯の下には簀子が敷かれていた。
温泉を見つけた人間が手を加えた唯一の物だった。

ζ(゚ー゚*ζ「気に入ってもらえればなにより。
      さ、体を洗って入りましょう」

デレシアの提案に二人は同意し、すぐに一糸纏わぬ姿となった。
ブーンは以前に二人と風呂に入ったこともあり、特に抵抗なく服を脱いだ。
ヒートは僅かだが上着を脱ぐ際に躊躇しかけたが、それはほんの一瞬の事だった。
裸になったデレシアの体を見て、ヒートが目を丸くする。

ノハ;゚⊿゚)「……すげぇ」

主にその視線はデレシアの胸に注がれ、次いで均整の取れたシミや傷の無い全身に向けられる。
自然の中に溶け込みつつも、異常なまでの美しさは明らかに浮き出ている。
悠久の時間を経て形成された究極的な美は同性ですら魅了し、自然と調和をすることを、ヒートは改めて理解した。
衣類を手ごろな岩に乗せ、ブーンの背中を押した。

ノパ⊿゚)「じゃあ体を洗うぞ、ブーン」

(∪´ω`)「おっ」

ヒートはその背中に大きな火傷の跡を残していた。
一生消えることも、消すこともない傷。
その傷は彼女の人生を変えた傷。
彼女が“レオン”として生きることになった理由は、その傷が無くても一日たりとも忘れたことはない。

湯で体を濡らしてから、タオルで汚れを落とす。
すでに一度朝方に体を洗っているため、そこまで神経質にならなくてもいいだろう。
ヒートはブーンの体温が高く、汗をよくかく事を知っていたため、彼が体を洗う様子を注意深く見ていた。

ノパ⊿゚)「どうだ、背中に手は届くか?」

(∪´ω`)「はい、とどきますお」

ノパ⊿゚)「……洗い方がぬるいぞ。
    あたしが洗ってやるから、こっちに背中を向けろ」

(∪´ω`)「おっ」


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