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Ammo→Re!!のようです

250名も無きAAのようです:2015/06/27(土) 21:43:10 ID:m/DZJGrM0
その正確な場所を知るのはライダーを追いかけていたSUVの乗員、つまり現在尋問の真っただ中にあるケイティ・グラハムという男がそのカギを握っている。
書類の山に埋もれていた無線機を取り、尋問室に繋ぐ。
捜査本部として選ばれたこのカナリア・ホテルには内線電話があったが、盗聴を恐れてヅーは軍から暗号無線機を借りていた。

瓜//-゚)「ケイティを私の部屋に連れてきてください。 今すぐに」

無線に応じた男は少し狼狽えたが、三分以内に連れてくると返答した。
机上を整理しようとはせず、ヅーはケイティを待った。
訊くべきことは二つ。
何を依頼されたのか、そしてどこにいたのか、だ。

規則正しいリズムでノックがあり、扉に向かってヅーは入るよう短く言葉を投げかけた。
開いた扉から現れたのは、彼の生みの親でも判別がつかない程に顔が変わったケイティと手錠につながる縄を握った私服警官だった。
包帯などの手当てがされていることから、恐らく話すことの出来る全ての情報を出したのだろう。
もっと早い段階で話していれば暴力は使用せずに済んだというのに。

瓜//-゚)「……単刀直入に訊きます、いいですか」

万年筆のキャンプを外し、メモ用紙の上で構える。
これから男が話す全ての情報はヅーが書き記し、活用するという表明だ。
それを見て、ケイティを連れてきた警官は縄を握ったまま、部屋の端に移動した。

(::#:-:#::)「……ふぁい」

見るも無残な姿には、初めの頃のような威勢の良さは微塵も残っていない。
プライドを持つのであれば、それに相応しい実力が備わっていなければ意味がないことをよく理解できたことだろう。
口の中に脱脂綿が詰められているような声の男に、ヅーは二つの質問をした。


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