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( ^ω^)千年の夢のようです
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ブーンもツンも、短い河を渡る時くらいにしか舟を動かしたことがない。
だから大海で舟を操るのは弟者の生業であり、得意分野だ。
細かな流氷を退かしつつ、
大きな流氷に行く手を遮えられぬよう、
器用にオールと舟頭を左右に操る。
( ^ω^)「うーん、さすがだお。
やっぱりお願いして良かったお」
ξ゚⊿゚)ξ 「実は誰に頼んでも断られていたのよ。
陸地経由も考えていたけれど、今日は少しでも退路を増やしておきたかったから……」
(´<_` )「退路…アイスキャニオンにはそんな危険なものがあるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ 「一部の人にとってはね。
麓にいる分には何もないんだけど…私たちにはあそこが故郷だから」
弟者は内心驚きながらも「へえ…」と適当な相槌を打ち、
後ろにいる二人の表情を窺おうとした。
今はリラックスした様子のブーンとツン…。
しかしよく見れば、その額にはうっすらと汗が滲んでいる。
あのアイスキャニオンにいたにも拘わらず。
…走ってきた疲れとは明らかに異なる発汗の跡。
――なによりも。
今は遠くに見える、
彼らの背後の空に見えるのは――
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