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( ^ω^)千年の夢のようです
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まだ若きモナーが開発したアイテムは、他にも数知れない。
単なる装飾品から…
素人にも扱え、かつ生活水準の向上をめざしての日常雑貨…
逆に専門性の高い、注文する当人以外にとってはなんの価値も見出だせない物すら造り上げた。
個人作業のため生産ペースに限界はあれど、依頼人たちは待ち続け、完成を喜んでくれた。
彼もそれで充分だと思っていた。
受け継いだ技術が他人に認められることは、
一族の生きた証明を認められることと同義だった。
『次戦に投入されるらしい新兵器は、半永久的に敵を燃やし尽くす火石だそうだ』
――だが大陸戦争は、そんな発明者の意に反し、彼と彼の発明品を利用していく。
交換不要なカンテラも、もはや悪魔の獄炎扱い。
今回使われた火炎ボトルもそうだ。
指向性をもたせ、日陰に強い木ばかりが育たぬように開発した森木の間引き用アイテム。
念入りに調整し、発火後の空気に触れれば約20秒以内に消化されるようにしていたはずだった。
【フレアラー】などの魔導力を意図的に加えでもしない限り、
いま森で起きているような大惨事にはなり得ない。
使い方次第でこんなにもなってしまうのかと…モナーは落胆している。
人殺しは、人が生み出す歪みの象徴。
戦争は……歪みの頂点なのかもしれない。
(´・ω・`) 「モナー、…モナー?」
「――あ、…」
(´・ω・`) 「落ち着け。 大丈夫か?」
ハッとして顔を上げた。
優しく声をかけてくれていたのは、祖父の故郷の恩人であるショボン。
――そう、ショボンだけは。
モナーにとって彼だけは、これまで信頼を裏切るような真似をしたことがなかった。
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